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2005年4月 2日 (土)

北朝鮮サッカー関連でナルホド。

 今日の東京新聞朝刊、本音のコラムです。色々な見方があっていい。作家らしい感じ方でなるほど読ませます。

 たかがサッカー、されどサッカーで色々な人間模様が読み取れ、また勉強になりますね。

以下ご紹介。

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「本来の姿」

大崎 善生(おおさき よしお)

 今週の水曜日に行われた、サッカーワールドカップ最終予選は何ともいえない深い余韻を与えて終わった。日本戦が始まる少し前に、イラン――北朝鮮戦が中継されていた。

 リーグで最強と目されるイランを相手に北朝鮮はよく戦っていた。しかし、地力に勝るイランに先制され、カウンターを決められると劣勢を余儀なくされた後半。事件は起こった。相手のペナルティエリア内で倒された選手が、自分にPKが与えられないことを不満に審判に体をぶつけて詰め寄っていったのである。何人もの赤いユニフォームの選手たちがそれに続き詰め寄る。不満は全選手に伝染し、スタンドを埋め尽くした黒い服を着たサポーターたちに伝わっていく。

 騒ぎは収まらず、暴動寸前に――。審判や関係者が乗るバスをそれこそ群れとなって、何重にも取り囲む群衆。鎮圧しようとする警官に激しい怒りをむき出しにする人。

 なぜだか胸が一杯になった。暴政によって抑圧されているといわれる人民の、普段は見ることができない本当の感情に触れることができたような気がしたからだ。不利は許せないし、負けは悔しい。そこに映し出されているのは、本当に世界中に共通のサポーターたちの感情であり姿だった。

 咆哮のように響き渡ったやり場のない怒り。そこにこそ人々の生き生きとした本来の姿を垣間見る思いがした。
(作家)

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