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2005年5月 1日 (日)

スピード化、余裕なし 運転士OBら苦渋【神戸新聞】

 それにしても、「JR脱線事故死者70人超 暴走運転手の素顔」と書いたゴロツキ週刊誌週刊文春は糞だな


スピード化、余裕なし 運転士OBら苦渋
http://www.kobe-np.co.jp/kobenews/sougou05/0430ke92740.html

2005/04/30

クレーンでつり上げ、下り車線に移される6両目車両=30日午前8時52分、尼崎市久々知3
 「鉄道の安全神話が崩れてしまった」。百六人の死者を出した尼崎JR脱線事故を、元・鉄道マンたちが無念の思いで見つめている。「運転士の誇り」を胸に働いてきた。しかし、採算が偏重され、ベテランたちは追いやられるように職場を去ったという。委縮して働く若い後輩たちが気がかりだった。「心配していたことが現実になった」と漏らす元運転士たちに聞いた。(宮沢之祐、松本茂祥)

 JR宝塚線で運転経験がある男性(60)は「スピード化とともに駅での停車が難しくなった」と証言する。かつてはブレーキを早めにかけ、ゆっくり駅に入り、静かに止めた。しかし、電車のブレーキ機能も向上し「今はぽんと一度のブレーキで止める」。その分、作動が少しでも遅れると、オーバーランしてしまう。

 運転士のミスを補うため、車掌がブレーキを引くにしても、もともと入駅速度が速いから、タイミングを計りにくい。「入駅速度が遅かった昔なら車掌が対応できたが、今は難しい」。それでも車掌もオーバーランでの処罰の対象になる。

 ミスをした運転士に課される「日勤教育」を批判するOBは多い。

 ある男性(63)は「所属する組合によって差別された。とくに年配の者は、嫌がらせのような罰則で肩たたきされた」と語る。別の元運転士(55)もてん末書や反省文、「愛社精神とは何か」などのリポートを毎日書いた。期限が分からないから精神的負担が大きい。「見せしめと感じた」という。ともに定年を待たず辞めた。

 ベテランの運転士が減った。民営化後の数年は新規採用をしなかったといい、いよいよ若い運転士の占める割合が増えた。「びくびくしながら運転し、運転士の誇りを持ちにくいのではないか」

 事故を起こした快速を運転していた故高見隆二郎運転士(23)が、事故直前のオーバーランを虚偽報告したことに、皆が同じ感想を漏らした。「それぐらい余裕のない職場になったのだろう」と。

 「事故の原因は分からないが、精神的なプレッシャーが悪影響を及ぼしたことは否めない」

 高見運転士の姿を覚えているOBもいた。「詰め所の休憩所で、これから運行する区間の注意点や信号の位置を自分で書いた手帳に見入っていた。まじめな子でしたよ」

・特集「尼崎JR脱線事故」

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