竹中平蔵いわく⇒「フリーターは、『夢』以外に失うものを持たない。彼らが獲得するものは『成功』である。」だって。(笑)
「大津留公彦のブログ」さんの「フリーターは今のままでよい。私たちは手を打たない」エントリーを見たら、下記のようなエントリーが紹介されていた。あまりの無責任さに唖然としたが、竹中平蔵なら言いかねないと思いやつのブログに行ってみたらやはりその通りだった。少なくとも現内閣府特命担当大臣(金融・経済財政政策)、次期総理のダークホースとも目されている御仁のブログとも思えない。
(クリックすると拡大。元の画面に戻るには写真右上の×。ココログの仕様変更(苦笑))
スタッフコーナーとあらかじめ逃げをうっているが、ご本人が目を通していないとは言わせない。知っていて放置していると言うのは本人が言っているのと同じようなものだ。少なくとも自分の写真を掲げ、公式サイトをうたっているのだから知らないはないだろう。
※これからこの話題をマスコミが取上げるか注目してみます。もし取上げないなら問題である。
子供がフリーターで心を痛めている老親も多い。もし、マスゴミがなにも取上げず無視を決め込むなら、はっきりと断言しよう、日本にはジャーナリズムと呼べるものはもはやないと、。
↓click⇒enlarge&move
見ましたか、朝日の~
竹中平蔵公式ウェブサイト、「とてもマニア~なコーナー スタッフコーナー2」
2005年10月30日 (日)
◆政局マニア系◆ フリーターと新しい自民党との革命的可能性(2)
※SOBA(2009-02-27):その後、ログインしなければ見られなくしたようなので、ウェイバックのURLも書いておきます。
http://web.archive.org/web/20060118042343/http://takenakaheizo.cocolog-nifty.com/mania/2005/10/post_c9e1.html
フリーター=「負け組」ではないとらえ方のヒントになりそうなのが、パソナ代表の南部靖之さんの日経新聞10月21日「ご異見拝聴」インタビューでの以下の発言。
「正社員が安定した雇用で一番常識的な働き方という考え方は、20年後にはひょっとしたら非常識になっているかもしれない」
「フリーターのような立場なら本当の意味で一生涯の終身雇用が可能だ。だから今は不安定といわれるフリーターが安定した働き方になる」
「働く者から見た豊かさは、お金以上に自分の夢の達成や自由な環境で仕事することにある」
「人がいるところに会社や仕事がやって来る。突き詰めていえば雇用という概念がなくなる」
「映画を制作するときのように、決まった期間だけ人やお金が集まり、終わったらぱっと解散する。僕はそれを『オーディション型雇用』と呼んでいる」
フリーターこそ終身雇用!!雇用概念の消滅!!
これこそ、一般常識を180度ひっくりかえす革命的発想といえるでしょう。これなら確かに、フリーターが自民党を支持してもおかしくない。
マルクス・エンゲルス「共産党宣言」の「ルンペン・プロレタリアート階級」観的偏見の遺伝子を引継いだ「フリーター=負け組」論で思考停止に陥りつつ、自らは規制やみえざる障壁で身分を守られ実力以上の生活水準を謳歌している「労働貴族」は、「雇用概念の消滅」という表現におののくことでしょう!
近い将来、新しい自民党は以下のような「宣言」(DAS MANIFEST)を出す日が来るかもしれません。
「フリーターは、『夢』以外に失うものを持たない。彼らが獲得するものは『成功』である。全国のフリーターよ、自由民主党のもとに結集しよう!」
2005 10 30 [政局マニア系] | 詳細ページ
※ウェイバックしたついでに、(1)の方も採録しておきます。URLはウェイバックのURL。
2005年10月29日 (土)
◆政局マニア系◆ フリーターと新しい自民党との革命的可能性(1)
http://web.archive.org/web/20060910151030/takenakaheizo.cocolog-nifty.com/mania/2005/10/post_6c27.html
9.11総選挙で、もっとも驚いたことは「茶髪・20代・フリーター」が自民党を応援してくれた、といわれること。
この現象について、マスコミに出るリベラル左派は、フリーターを「負け組」と位置づけた上で、そのフリーターが「勝ち組」政治の小泉自民党を支持したことについて説明不能・思考停止状態に。
そして、「フリーターが小泉劇場の催眠術に騙されているだけだ」「民主党もPR戦略の失敗だった」といった選挙戦術論にばかり焦点を当てているように見えます。
そうした中で、核心に迫ってきたかな、というのが、10月25日東京新聞政治特集4面の、文芸評論家・川本三郎さんと記者さんの対談です(以下、対談からの抜粋)。
(記 者)「市場原理優先の小泉改革は、勝ち組、負け組の社会を加速させた。その小泉改革で正規雇用は大きく減ったため、若い人はフリーターや派遣社員など不安定で低賃金の仕事につかざるを得なくなった。いわば、小泉改革の犠牲者なのに支持しています」
(川本氏)「・・・若い世代にとって敵というのは、彼らをずっと押さえつけてきた大人で、それは団塊の世代であり、中産階級だった。それが彼らの親の世代で、若い人たちの反抗の対象になっている」
(記 者)「自分の親たちの価値観を否定してくれるのはホリエモンを代表とする六本木ヒルズ族であり、小泉さんだということですか」
(川本氏)「・・・今まで教えられたことの逆を小泉さんはやっている。それは若者にとって、自分の親の世代の価値観を否定することになって気持ちいいんですよ」
(記 者)「それは単なるうっぷん晴らしですね」
(川本氏)「・・・経済的にみれば豊かでないかもしれないが精神的には、上流階級という人たちがいるんですよ。私はその層にものすごく期待しています」
ここには、小泉総理と若い層が「真ん中」の層をサンドイッチにして「文化大革命」をしかけている、という新鮮な構図が。
これは「勝ち組」VS「負け組」では読み取れない対立構図。
こうみると、フリーター=「負け組」論がそもそも間違っているとしか思えません。
あえていうならば、「真ん中」の層が「若者=勝ち組予備軍」の台頭に歯止めをかけ、それを突破しようとし、小泉総理がその先頭に立っている。
20代自身の「9.11総選挙総括」が期待されるところです。
2005 10 29 [政局マニア系] | 詳細ページ
※↓その後追加(2009-02-27)。
↓クリックで特捜佐久間よ国策逮捕だけ?(笑)
サンプロで亀井氏に「告発しますよ」で竹中動揺↓
ポスターバナー第50作目と第51作目。
↓自Endポスターバナーの第49作目、幅370px、縦370pxです。さらに大きい幅550px、縦550pxもあります。クリックで、雑談日記の植草一秀さんと保坂展人さんの関連記事リンク集エントリー。
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コメント
ものは言いようとはこのことですね
「フリーターは、『夢』以外に失うものを持たない。」って、
まるで、カッコよさげなもの言いだけど、
どん底生活、もう落ちるとこはないって状態を、
耳ざわりよくすりかえただけでしょ。
病気とか、老齢とかでもう夢まで失ったら、まあ死にな、ってことですね。
新自由主義者は平気で言いますね。それが彼らの本質。
投稿: 通行人daigo | 2005年11月12日 (土) 06時01分
はじめまして、nariです。
人頭税、賛成はしないけど、否定しない派です。トラックバックしました。問題があるようでしたら、削除してください。
人頭税は、最終的に誰が政権をとったとしても、実施せざるを得ない状況になると思います。弱者を切り捨てない形での人頭税について、今から論議する必要があるのではないでしょうか。
個人の収入形態が多様化し、すでに個人の総収入を国家が把握することが難しくなる一方です。この状況を打開する税制を考える必要があるのではないでしょうか。人頭税は、名称ややり方は問題ですが、その解答のひとつではあります。
投稿: nari | 2005年12月 3日 (土) 19時47分
厚生労働省の人材派遣会社に対する資産要件変更は雇用破壊へ
◆“偽装特定派遣”を懸念
平成21年10月に実施予定されている派遣業の資産要件の変更は、80%以上の派遣会社を縮小か廃業に追い込みます。それは何を意味するでしょう。次の雇用先があれば問題も最小限に止どまりますが、今は“100年に1度”と言われる雇用危機です。この雇用危機に、更に追い討ちをかけるのが厚生労働省の資産要件の変更です。今後、一般派遣(登録型)は新規登録や更新ができず、特定派遣(常用型)に切り替えてきます。なぜなら、常時雇用型は資産要件が無いためです。しかし、果たしてそれでいいのでしょうか。特定派遣の許可の下、一般派遣を行う行為が横行するのが目に見えています。一般派遣会社が減り、偽装特定派遣会社が横行することが懸念されます。厚生労働省は今回の介護基準切替えについてシミュレーションもせず、厚労省の論理で物事を運んでいます。労働者の為になる行政を期待したいものです。
詳細は下記のブログをご覧下さい
◆人事総務部ブログ&リンク集
http://www.xn--3kq4dp1l5y0dq7t.jp/
ア
投稿: 人事総務部-ブログ&リンク集- | 2009年5月10日 (日) 11時15分
非正規雇用の論議より“最低賃金”の論議が格差社会を是正する
◆問題は「賃金格差」
非正規雇用対策に注目が集まってしまい、“格差”の論議の影が薄くなっています。しかし、一番重要な問題は“賃金格差”なのです。同じように仕事をして、賃金に格差があること、これ自体が最大の問題なのです。わが国ではこれまでの終身雇用制と年功序列が、「同一作業、同一賃金」の問題を複雑にしました。この道は、先が長く険しい道のりです。
◆今こそ「最低賃金見直し」論議を
しかし、正規社員も非正規社員も同様に仕事をして格差が是正されて行けば、雇用の流動化はスムーズに行え、そして日本の新しい雇用形態となっていくものと考えます。そこで、この不況時にこそ「最低賃金の見直し」の論議と実施をすべきです。パートタイムやアルバイトの多い業界からの反発が予想されますが、それこそ雇用対策の助成金を活用し、3年~5年をかけて補助金額を逓減していけばソフトランディングも可能です。そして、これらが曳いては、わが国の内需拡大を早める最適な方策と考えます。
詳細は下記をご覧下さい
◆人事総務部ブログ&リンク集
http://www.xn--3kq4dp1l5y0dq7t.jp/
ア
投稿: 人事総務部-ブログ&リンク集- | 2009年6月 7日 (日) 23時32分