今更ながらあの時の小泉、想定内の想定外?(笑)⇒首相 堀江氏無所属は“想定外”【スポニチ】08月20日
最重要課題の1つだった亀井静香氏への対抗馬役を19日、ライブドアの堀江貴文社長に託した自民党。小泉純一郎首相にとっては至上命題である“亀討ち” へ動きだしたわけだが、公認での出馬を要請してきただけに最高権力者がIT寵児(ちょうじ)に蹴られた形となった。反対派一掃へ自ら陣頭指揮を執る小泉首相の表情には複雑さがにじみ出ていた。
午前中、公邸にこもりっきりだった首相が、昼食後真っ先に向かったのが自民党本部。“意中の人”堀江氏に会うためだった。1時11分から約20分間の会談。公認か無所属か「首相に会ってから決めたい」と主導権を握る堀江氏。首相は武部勤幹事長、衆院選を仕切る二階俊博総務局長、安倍晋三幹事長代理まで同席させ、プレッシャーをかけたが、出された結論は「広島6区からの無所属での出馬」。亀井氏への対抗馬という点では利害が一致したものの、社長辞任と引き換えの自民党公認という条件を堀江氏は一蹴。首相にとっては、痛み分けの結果となった。
会談を終えて記者団の前に顔を見せた武部幹事長の笑顔は、やや引きつっていた。「若者が1人で船出していこうという思いを尊重した」と、無所属出馬となった理由を説明。その言葉は歯切れが悪く、亀井氏の刺客は引き受けたものの、首相が望んでいた公認出馬の説得が不調に終わったことを物語っていた。幹事長によると、首相は「父親のようなまなざしで(堀江氏の)話を聞いていた」という。
亀井氏への刺客、選挙での看板候補者、比例での自民票の上積み…。堀江氏に期待するところは大だったが、結局刺客役だけしか引き受けてもらえなかった首相。それでもほれた方の弱みか、究極の落下傘候補に対する気持ちの入れようはかなりのものだ。
19日午後、官邸で記者団に「堀江氏は著書で1度も投票に行ったことがないと述べるなど、政治家としての資質を疑う向きもあるが」と問われると、「そういう方が政界に進出するのは時代の変革期。いいと思いませんか」とかわして擁護。さらに政治に興味はないとしていた堀江氏が「国のために力を注ぐと思うか」とたたみかけられると「それを変えて政界に出ようという意気は買いたい」と、どんな質問が出ても堀江氏をかばい続けた。
[ 2005年08月20日 ]
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コメント
スポニチの記事だけで貴方の小泉批判が無いのは
残念の一言。
小泉容認派ですら「なんでホリエモンを刺客によこしたんだ?」と言う声が
少なくありませんので。首相は容認派から見ても時々
「変な事をしますから」
投稿: abusan | 2006年1月20日 (金) 10時59分
あらためて、このスポニチの記事で、経過を振り返ると、
自民党は、堀江の党公認立候補を一貫して求めていたようだ。
ライブドア犯罪が、明らかになったいま、堀江は自民党公認ではなかったから関係ない、などとよく言えるものだ。
投稿: | 2006年2月 3日 (金) 10時37分