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2006年3月18日 (土)

【必読記事です】小泉首相は直ちに辞職せよ!/小泉構造改革は日本社会を崩壊させる

2006.3.1
2006年森田実政治日誌[115]

小泉首相は直ちに辞職せよ!/小泉構造改革は日本社会を崩壊させる

【『月刊日本』3月号インタビュー記事】

 万死に値する小泉・竹中コンビ

 ―― 小泉政権の推し進めてきた「構造改革」でインターネット社会が急速に進展しましたが、そのアダ花ともいうべきライブドアの堀江貴文容疑者が証券取引法違反容疑で逮捕されました。ホリエモン逮捕で、小泉改革の陰の部分が一気に噴出した感があります。
 森田 ホリエモンを生み出したのは、実は小泉「構造改革」です。小泉政権が推進してきた構造改革路線は、今回のホリエモンの逮捕によって正当性を失った、ということです。
 小泉純一郎首相、竹中平蔵経済財政・郵政民営化担当大臣、武部勤幹事長らが、逮捕されたライブドアの堀江容疑者を昨年の総選挙に立候補させ、応援しましたが、これが小泉政権の本質を象徴的にあらわしています。
 東京地検特捜部が堀江容疑者を逮捕しましたが、この容疑者を小泉首相と竹中大臣、さらに与党の幹事長が積極的に構造改革の旗手として推薦・応援していた。この責任は大変重く、内閣総辞職に値することだと思います。

 ―― 小泉首相ら政府与党幹部は、「ライブドアの実態がわからなかった」などと弁解しています。 森田 証券取引法違反という容疑は総選挙の1年前のことですから、あらゆる情報を収集分析できる立場にある官邸が何も知らなかったということはあり得ません。ホリエモンのやっていることは怪しいと、匂いでわかったはずです。
 ライブドアが市場原理主義を振りかざして、ニッポン放送やフジテレビの買収を仕掛けていた頃から、私はこの人物はおかしいと睨んで、株価を意図的につり上げて違法なことをやっているのではないかと、マスコミを通じて何度も警告してきました。この問題は私だけではなく、多くの評論家も指摘していました。
 そんな人物を政府与党の幹部がこぞって応援し、国会議員にしようとした責任は非常に重大です。
 しかも重要なことは、ニッポン放送株の買い占めが時間外に行われたことで、これは証券取引法に照らして明白な違法行為です。百歩譲っても、道義的に許されざる行為です。その張本人を小泉首相、竹中経済財政政策担当大臣らが擁護し、選挙の応援をしたのです。違法行為、百歩譲っても、道義的に許されざる行為を最高権力者が擁護したということは、許されざることだと思う。
 小泉首相は「事件と選挙応援は別問題だ」と言い逃れをし、さらには「メディアがホリエモンを持ち上げた。逮捕されると、手のひらを返すのはどうか」と、逆にメディア批判を展開しました。国家指導者として、あまりに姑息な対応であり、情けないほどの卑しさだと思いますす。
 こうして儲けるためには法を曲げ、時には法に違反してもいいという無責任な風潮や論理が蔓延していますが、このままでは日本の秩序は崩壊してしまいます。この一点で、小泉内閣は総辞職に値すると私は考えます。
 ―― 自民党はホリエモンを亀井静香さんの選挙区へ刺客として送り込みました。この時、森田さんは「堀江のような男を国会議員にしてはならない」と演説されましたが、このホリエモンを精力的に応援したのが竹中大臣だった。彼は「小泉首相とホリエモン、そして竹中のコンビが、小泉改革を実現する」と叫んでいたにもかかわらず、マスコミの竹中批判の声は小さい。
 森田 おっしゃるとおり、竹中大臣の責任が最も重いと思います。彼は5年間弱の小泉政権で、むしろ小泉首相を引っ張る形で、一貫して金融自由化を推進してきた人物です。ライブドアの主たる業務は金融です。政府の金融問題に関する最高責任者が、ライブドアの支援者という存在ですから、ライブドアはいわば政府が国家保証したようなのです。
 竹中大臣の果たした役割は大変悪質です。彼は政府保証をして株価をつり上げ、大儲したあげく、食い逃げするのを黙認した。竹中大臣の罪は万死に値します。これは、武部幹事長と同等に扱うべきではない。もっとずっと深刻な問題なのです。

平成版大政翼賛体制を可能にした電通の巨大な影響力

(以下略)


 また、(以下略)からのアメリカと電通について論じたところは圧巻で注目です。是非リンクをたどって元記事を読んでください。

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