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2006年7月27日 (木)

ムカつくな~ぁ。「AbEndが総裁選まで」とか、。終わりの始まりだろうよ。

 「総裁選まで」とか言ってバナーをはっている人がいる。これじゃ、小泉・安倍一派の思う壺じゃないのか。安倍壷三内閣の出現はまさに終わりの始まり、壷三引き摺り下ろし運動のスタートじゃないか。

 「総裁選まで」とか言ってバナーをはるくらいなら最初から僕のバナーは使わないでくれ。

※今日のお勧めブログエントリーは「ヘタレ福田康夫の不出馬を歓迎する @安倍時代に決まりっ! は終わりの始まり

※「AbEnd」は、別に自民党の中の反安倍勢力の応援ではない。まず第一義は壷三の糾弾にあると僕自身は理解している。何でも冷ややかに斜めから見る人がいるが、頭でっかちな人の悪い癖である。オーソドックスに正面からぶつかるのはすべての基本だ。そうすることによって自らの力を蓄え戦列を整えることもできる。相撲だって、最初からケタグリばかり練習しているような奴は強くはならない。あくまでも基本はぶちかましだ。変化技は「ここぞ」と言うときに、つまり稀に使ってこそ効果がある。(笑)


2006.7.26(その1)
森田実の言わねばならぬ[242]

政治家・安倍晋三氏批判第2部【2】福田康夫氏の総裁選不出馬表明で、小泉・安倍ラインの勝利は確実な情勢になった/経験不足で能力的に心配のある安倍晋三氏を首相にして本当にいいのか、国民全体で真剣に考えてみなければならぬ。

「悪貨は良貨を駆逐する」(グレシャム。「グレシャムの法則」として有名なこの言葉は、「転じて、悪人のはびこる世の中では、善人は不遇である」[岩波『広辞苑』より引用])

 7月21日夕刻、毎日新聞社発行の『サンデー毎日』編集部の記者から、安倍晋三著『美しい国へ』の内容について電話取材を受けた。質問は、(1)靖国参拝問題、(2)北朝鮮ミサイル問題、(3)憲法と集団的自衛権、(4)日中関係、の4点だった。
 電話取材を受ける直前、近くの書店で『美しい国へ』を買い、急いで読んだ。そして約30分、質問に答えた。電話取材を終えたあとも『美しい国へ』を読みつづけた。

 夜7時、ニュースを見るためにテレビをつけると、NHKが「福田康夫氏、総裁選出馬せず」のニュースを流していた。福田氏自身が記者団に語ったとのことで、今度の「福田氏不出馬」は本当だろうと思った。これにより安倍氏の優位は固まった。小泉・安倍ラインの勝利は確定的になった。

 それにしても、一角の人物が表舞台に上る寸前で去っていくのは自民党にとって惜しまれることではないか、と思う。福田氏は、現在の自民党のなかでは、人物として最もすぐれた政治家である、と私は思う。バランス感覚のない破壊型の小泉首相のあとはバランス感覚のある福田氏が政権を担当するのが、自民党にとっても国民にとっても、よい選択だと思っていたが、小泉氏以上に突進・紛争型の安倍氏の次の首相への就任が確定的である。これは、日本の政治にとっても、自民党にとっても、憂慮すべきことである。
 「感情型・若さ・人気」の安倍氏が、「理性型・バランス・実力」の福田氏に先んじたことは、日本の政治にも、自民党にも、大きな傷を残すことになろう。
 残念なことだが、この世の中、「悪貨が良貨を駆逐する」のが常である。選挙のたびに「なりたい人より、なってほしい人を」という言葉がマスコミで飛び交うが、政界の現実はその逆だ。「なりたい人」タイプが勝つことが多い。
 安倍晋三氏は、なにがなんでも総理・総裁になりたいのであろう。その背景には、「安倍一族の悲願」もあろう。それ以上に、小泉首相が福田氏の首相就任を恐れ、是が非でも安倍氏を後継者にしたいのだろう。安倍政権においては小泉院政が実現するおそれがある。
 その上、現代社会において最も力のあるオールマスコミ連合が安倍氏の味方になったことの悪影響も大きい。中国政府首脳の信頼の厚い福田氏は、ブッシュ・小泉・安倍・オールマスコミ大連合による平成版大政翼賛体制から疎んじられたのであろう。
 福田氏が2006年総裁選の表舞台から去ったことにより、日本は、安倍政権のもとで、小泉時代と同じくアメリカ一辺倒の道を進むことになる。重ねて言う。いまや自民党は、「悪貨」が勝ち「良貨」が排除される政党に堕落した。


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コメント

AbEndが総裁選まで、とか、ましてや自民党の反安倍勢力の応援とか、めちゃくちゃ言ってくれる人もいるもんなんですね。誤解もいいところだと、あきれてしまいます。
AbEndは安倍晋三の政治生命を終わらせるまで、ひいては安倍晋三的なものを終わらせるまで続くものだと思っています。
「サンデー毎日」の最新号にも、森田さんのコメントが出てますが、21日ということはそれ以降にも取材を受けておられるということですね。
もしかしたら、今後しばしば「サンデー毎日」に森田さんが登場されるのかもしれません。
「美しい国へ」は、ちょっとだけ立ち読みしましたが、批判の対象としてさえ買う価値のない本だと思いました。

投稿: kojitaken | 2006年7月27日 (木) 12時20分

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