安倍が統一協会へ祝電を送った事実を再度確認しておこう。(サブタイトル:検索のお勉強)
安倍にとって統一協会への祝電問題がアキレス腱になりつつある。その事実自体をどんな手段を使ってでも、あるいは印象操作、場外乱闘、かく乱工作ででも印象をうすめたい勢力があるようだ。で、ここはひとつ検索のお勉強をかねて再度確認し記録として残しておくことにしましょう。
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「もう日本は駄目かも分からんね、ズボズボにやられてしまっているのだろうか。」
まず「統一協会 安倍 祝電 事務所 肩書 私人の立場」でアンド検索です。「統一協会 安倍 祝電」くらいだと、たくさん出てきそうなんで。(笑)
※本当は、そんなことをしなくても「薫のハムニダ日記」あたりに行けばすぐに探している情報に行き着きますが、。(笑)
使ったのはブログ特化検索エンジンの「Technorati JAPAN」です。
ヒットは「25件」。で、3番目の
2006年07月01日
安倍氏あべし
を見ると、6月20日の朝日記事が紹介されています。
安倍氏の事務所は「私人としての立場で地元事務所から『官房長官』の肩書で祝電を送付したとの報告を受けている。誤解を招きかねない対応であるので,担当者にはよく注意した」とのコメントを出した。
で、今度は文中の「私人としての立場で地元事務所から『官房長官』の肩書で祝電を送付した」で検索。普通は単語のアンド検索よりも(まして「統一協会 安倍 祝電 事務所 肩書 私人の立場」の6個である)こんなに長い文字列での検索だとヒット数は少なくなるのだが、ヒットは逆に増えて「66件」。(笑)
※なお、この「安倍氏あべし」を書いた、「梁山泊ご一行さま」さんには僕が作成のバナーが張られていました。(最後のしめが小泉顔×点の旧バナーでしたが、)下記です。(笑)「梁山泊ご一行さま」さん作成のホリエモンくるくる回りのアニメもあって思わず笑ってしまいました。早速「梁山泊ご一行さま」さんを「お勧めサイト&ブログ」に加えました。
で、ざっと見てみると14個目に下記のエントリーがあります。この「依存症の独り言」と言うのはズブズブの小泉・安倍ベッタリブログのようですが、各新聞の引用紹介がまとまっているので拾っておきました。かえって安倍マンセーネットウヨにはインパクトが強いでしょうからね。(笑)
以下転載。
2006/06/23
認識が甘い安倍晋三と、その取り巻き
一部のブログで、安倍官房長官の地元事務所が、「カルト教団・統一教会」系の集会に「官房長官」名で祝電を送っていたことが問題視されています。
ところで、主要メディアが報じた内容は、次のとおりです。
↓
安倍官房長官の事務所は19日、世界基督教統一神霊協会(統一教会)系の団体が
5月に福岡市内で開催した集会に安倍氏の名で祝電を送っていたことを明らかにした。
同事務所は「私人としての立場で地元事務所から官房長官の肩書で祝電を送付したとの報告を受けている。誤解を招きかねない対応であるので、担当者にはよく注意した」とのコメントを発表した。
安倍官房長官、統一教会系団体集会に祝電
(2006年6月20日 読売新聞)
讀賣は、事実関係を淡々と、手短に報じているだけ。
一方、次に紹介する朝日の報道には、「霊感商法」で世間を騒がせた「カルト教団」の集会に祝電を送ったことを問題視する視点が盛り込まれています。
↓
福岡市で5月に開かれた世界基督教統一神霊協会(統一教会)の関連団体の会合に、安倍晋三官房長官や自民党の保岡興治・元法相名で祝電が送られていたとして、
法対策弁護士連絡会は19日、「統一教会の内外の宣伝に利用されかねず、遺憾だ」として、両氏に対して公開質問状を郵送した。
この団体は、天宙平和連合(UDF)。統一教会創始者の文鮮明氏とその妻が代表を
務め、05年9月に創設された。5月13日に大会を開き、統一教会とかかわりの深い韓国
メディア「世界日報」(電子版)が、安倍、保岡両氏ら国会議員計7人が祝電を送ったと
14日付で報じた。
霊感商法などの被害対策に取り組んできた連絡会は、「祝電を送ることは統一教会の活動に賛同し推奨していると宣伝されかねない」として、祝電を送った経緯の説明などを求めている。
連絡会によると、87年から05年にかけての強引な信者勧誘や資金集めに対する相談件数は約2万6000件、被害総額は約943億円に上るという。
安倍氏の事務所は「私人としての立場で地元事務所から『官房長官』の肩書で祝電を送付したとの報告を受けている。誤解を招きかねない対応であるので、担当者にはよく注意した」とのコメントを出した。
(後略)
統一教会系の集会に安倍氏の祝電 弁護士が公開質問状
(2006年06月20日 朝日新聞)
毎日新聞も報じています。内容は朝日より簡略ですが、視点は朝日とほぼ同じです。
やはり、「霊感商法の被害救済活動をしている全国霊感商法対策弁護士連絡会などは同日、安倍長官と保岡元法相に対し、事実関係の説明を求める公開質問状を出した」ことを取りあげています。そして、安倍長官の事務所は 「私人としての立場で地元事務所から『官房長官』の肩書で祝電を送付したと報告を受けた。誤解を招きかねない対応で、担当者に注意した」という安倍氏側の釈明も同様に付け加えています。
参照:安倍官房長官:統一教会関連団体の集会に祝電「地元が」
(2006年6月19日 毎日新聞)
産経新聞は、この種の記事はどうやら無視したようです。探したけれど見当たらない。
まあ、このニュースの報道姿勢に、4大紙の安倍官房長官に対する姿勢が如実に表れていますね。讀賣は「事実を報道する」だけで、旗幟を鮮明にしていない。一方の朝日と毎日は「反安倍」、そして産経は、「安倍氏に不利なニュース」を報じないことで「安倍氏擁護」。
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統一教会は正式には「世界基督教統一神霊協会」といい、1954年5月1日に韓国ソウルで誕生しました。創設者の文鮮明(ムン・ソンミョン は強姦の前歴がある極めて胡散臭い人物です。
この統一教会は、反共産主義を前面に掲げ、「国際勝共連合」(「勝共」というのは共産主義に勝つという意味)という政治組織を結成し東西冷戦では西側に貢献しました。
そして、主として韓国や日本、米国の保守政治家と親交を深めてきました。
米国はロナルド・レーガン元米大統領、ジョージ・H.W.ブッシュ元米大統領(父の方)、日本は岸信介元首相、福田赳夫元首相、中曽根康弘元首相、安倍晋太郎元外相、
韓国は朴正煕元大統領、金大中前大統領など。
岸信介氏は、日本の統一教会を初期の頃から熱心に支援しており、文鮮明が米国で脱税により投獄されたとき、その裁判が、「宗教の自由」を侵害した不当なものであるとの意見書を提出したほどです。
これらの政治家と統一教会との関係を支えたのは、「反共」という共通の政治理念が
第一にあります。が、裏においてカネで繋がっていたのも間違いありません。
そして、そのカネは、人造大理石の壷や多宝塔などを法外な値段で売りつける「霊感商法」=詐欺商法によって集められたダーティな資金でした。
なお、統一教会系の団体が5月に福岡市内で開催した集会に祝電を打ったのは、安倍晋三、岸信夫(安倍氏の弟)、保岡興治、石原宏高、山谷えり子、高市早苗、山本一太、松浪健太の各議員です。
公式の肩書付きで打ったのは官房長の官安倍氏だけ。また、この面々は、安倍氏の
唱える「再チャレンジ推進委員会」議員連盟の会員でもあります。
今回の安倍氏らの行動は、軽率のそしりをまぬがれないでしょう。おそらく安倍氏は、岸信介、安倍晋太郎という祖父・父の代から続いている統一教会との関係から、統一教会に関して不感症になっていたものと思われます。
統一教会と金銭的な関係があるのかどうかは分かりません。が、そのあたりを明らかにすることが早急に求められます。そうしないと、スキャンダルに発展し、取り返しのつかない火傷を負う可能性があります。
とくに、冷戦体制の崩壊で存在価値が大幅に低下した統一教会は、今度は北朝鮮に接近しています。1991年の文鮮明の訪朝後は、北朝鮮の国営ホテルの経営を任されるなど、金将軍様との関係が深まる一方です。
この点でも細心の注意を払わないと、「北朝鮮に原則的な態度を取る安倍晋三が、
実は金将軍様と親しい統一教会と密接だった」いうスキャンダルに仕立て上げられる
危険性もあります。
確かに政治家の地元事務所は、現場レベルでしか物を考えない。選挙のためになると思えば、花輪でも祝電でも送る。現に私の結婚式には、当時の中曽根内閣の田中六助幹事長から生花と祝電が届きました。
しかし今回は、「私人としての立場で地元事務所から官房長官の肩書で祝電を送付したとの報告を受けている。誤解を招きかねない対応であるので、担当者にはよく注意した」という釈明だけでは済まされない可能性が強い。
なぜなら、相手が「カルト・統一教会」であること。そして、安倍氏の取り巻き連中も、
足並みを揃えて祝電を打っているという事実があるからです。
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過去のエントリーで、私の先輩である自民党の衆院議員が、「安倍氏の取り巻きは
経験不足で軽すぎる。それが難点だ」と指摘していたと書きました。
まさに今回がそうだと思います。皆んなで祝電を打つなんて考えられない。
そのとき私は、安倍氏には、小泉首相における飯嶋秘書のような、清濁併せ呑む海千山千の側近が必要だとも書きました。飯嶋秘書は、確かに毀誉褒貶の激しい人物ですが、小泉首相を支える一方の軸になっているのは間違いありません。
政治家が政策に強い必要なんかありません。確固たる信念とリーダーシップ、決断力と実行力があればよいのです。
小泉首相も政策に弱く、理念に欠ける面もありましたが、トップとして必要な資質は備わっていました。要は、優秀なブレーンをどれだけそろえるかです。
安倍さんには、小泉首相に比べてブレーンが欠けています。そして、飯嶋秘書のような豪腕の側近もいない。
早急に周囲を固めるべきだと思います。そして、今回の件に関しては、「地元事務所」に責任を被せるのではなく、自らの責任として金銭面も含めて事実関係を明らかにする
べきです。
今回の1件が「宰相」としての器を試される第一歩になる可能性もあります。
頑張れ!安倍晋三!逃げてはならない!!!
以上、転載終わり。
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