度し難いノー天気お笑い日本共産党、思わず笑ってしまった「れんだいこのカンテラ時評322:日共の羨ましい性格考」
今回の参院選で惨敗したのは、自民党と日本共産党でした。ちなみに自民党の議席減少率は42%で、日本共産党は議席が5から3へ40%の減少率。(笑)
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「「安倍晋三も嗤うであろう共産党の参議院選総括--これでは終わりが近い--」なかなか読みごたえがありました。」
以下、面白いので採録。
226 返信 Re:れんだいこのカンテラ時評322 れんだいこ 2007/08/18 07:09
【日共の羨ましい性格考】
2007・8・17日付け赤旗は、「自民の参院選総括 『構造改革』路線への批判相次ぐ」なる記事を掲載している。自民党は先の参院選に衝撃を受け、参院選総括委員会(委員長・谷津義男選対総局長)を設置し、党所属国会議員や地方県連幹部などから意見の聴取を進めているが、これを日共が揶揄するのはおこがましい。
参院選総括委員会で真剣に議論する自民党と相変わらずお手盛りの「党中央の云うことはその通り」で糊塗する共産党という鮮やかな対比が見られるが、お手盛り側の日共が、真剣に選挙総括する自民党の様子を伝え、その際の安倍政権の対応を批判的に報道する神経が信じられない。戦争魔のブッシュが世界平和を唱える構図に匹敵しよう。
傑作は次のように述べているくだりであろう。「身内からもこうした声があがっているにもかかわらず、安倍晋三首相は『基本路線は多くの国民に理解されている』という認識を示しています」云々。
この赤旗記事は、ひょっとして巧妙に党中央を批判しているのかも知れない。なぜなら、安倍首相の居直りと不破のそれがまったく同じ論法であるからである。共に「方針は間違っていなかった、一喜一憂するには及ばない」で概括することができるが、赤旗記事の執筆者は、まさかそのことに気づかぬまま書いた訳ではなかろうに。ひょっとすると、日共内に党中央の対応問題で批判が渦巻き始めたのかも知れない。この記事はその代弁であり、党内闘争開始の予兆かも知れない。
実際にはなんとも云えない。単にいつもの日共流得手勝手さで脳天気に書かれているだけのことかも知れない。この場合には、この記事は後々の語られ草になるだろう。それほど大げさなものでなくても、日共特有の「自分は免責、相手には万年批判」の特徴がさらけ出されていることには間違いない。記者に多少の良心があれば恥かしくて書けない内容であるのに、それを平然と書いている神経が信じられない。
次のくだりも滑稽である。「小野次郎氏、猪口邦子氏ら当選一回の議員有志四人が十日、『改革の歩みを止めることなく、安倍総理に引き続き継続・実行して頂きたい』などとする『緊急アピール』を安倍首相に提出。首相は『さらに改革にまい進していく』と述べたといいます」。
れんだいこには、これも当てこすりのような気がする。いつでもどこでも党中央を提灯する同輩お茶坊主の動きを皮肉っているのではなかろうか。
最後のくだりはどうだ。「『改革か、逆行か』と叫んだ選挙で大敗北を喫しながら『構造改革』路線に固執し、『人心一新』をいいながら自らは対象としない安倍首相。有権者はもとより、党内でも『安倍総裁のもとで党の再生再建が本当にできるのかどうか』(逢沢一郎衆院議員)などの声がくすぶり続けるもようです」。
これなどもまさに手前の党内事情そのものではなかろうか。れんだいこが言い換えると次のように云っていることになる。「『党勢維持か、後退か』で臨んだ選挙で又もや後退を喫しながら相変わらず『確かな野党』路線に固執し、『方針は正しい』といい張り決して責任を取ろうとしない志位委員長。党外はもとより、党員からも『志位委員長のもとで党の再生再建が本当にできるのかどうか』などの声がくすぶり続ける模様です」。
何とそのまま使えるではないか。これって党内への当てこすり無しに書ける記事だろうか。
2007.8・18日 れんだいこ拝
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コメント
この記事を複雑な思いで読みました。
嘆息すると同時に、苦笑せざるをえませんね。
総選挙で惨敗すれば、普通ならばトップの責任が問われてしかるべきなのですが。
以前にもカミングアウトしましたが、学生時代の私は、熱心な共産党支持者でした。
つまり、共産党は私にとって古巣のようなものですが……。
「嗚呼、共産党の人はあの時と全然変わってないなあ」
それが私の率直な感想です。
「70年代あたりには、全国にいくつもの革新自治体ができるほど、共産党は大きな勢力を持っていた。
にもかかわらず、それから後退・停滞を繰り返し、長期的には党勢は落ちる一方だ。
にもかかわらず、トップ……例えば、宮本顕治や不破哲三の責任が、党内で厳しく追及されたという話は、聞いたことがない。
これはどういうことか?」
これは学生時代に、知り合いの学生党員にした質問です。
そしたら、帰ってきた答えが以下のようなものでした。
「-ん。いや……それは……。
んー。何も、トップだけが悪かったわけではないんやし……。
それに、結果が悪かったとしても、一人の責任を追及するよりも、皆でまた頑張ればいいんやから」
「参加することに意義がある」というアマチュア・スポーツの世界と間違えているんじゃないか?
政治学の講義では、「政治の世界は結果責任」と習ったはずだが?
そんな理屈なら、どんな失敗をした組織のトップも、責任をとらなくてもいいことになってしまうのではないか?
そう思ったのですが……。
それからもう長い年月が経ちました。
どうやら、その「結果責任軽視」というか、「トップの責任を問えない」、「自らの置かれた現状をまともに認識できない」などの体質は、学生党員の彼一人の問題ではなかったようですね。
今回の参議院選挙総括等を見ていると、共産党という組織全体の問題である。そう思わざるをえません。
今後も、展望なき独自路線を続ける、ということでしょうか。
残念ながら、そんなことでは、今後も自民党などの新自由主義(+対米売国)勢力の有力な対抗勢力とはなりえないでしょう。
市民の要望に応えられる組織とはなりえないでしょう。
民医連や、赤旗など、市民運動の組織体としては、市民生活に根付き、そこそこ力のあるものを持っているだけに残念です。
せっかくいいものを持ってはいても、指導層とそれに従う人たちが、そんなのでは……。
左派や、リベラル派の意思を代表する新たな勢力・組織の登場を望みます。
投稿: komichi | 2007年8月21日 (火) 23時13分
komichiさん今晩は。
アンチ巨人、実は隠れ巨人ファンなんてのがありますが、時々自分は隠れ共産党ファンではないかと思うことがあります。(笑)
れんだいこさんにしろ絶望的に批判しながら、反面「こうなって欲しい、こうなっていれば」の思いがにじみ出ていて、この人こそ共産党を愛している人なんじゃないかと思うことがあります。
Blog ○ruceなんて日共甘やかしのやつ等は正にまったくの欺瞞でしかないと考えています。最低のクズです。
投稿: SOBA | 2007年8月21日 (火) 23時37分