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2008/05/24

映画『実録・連合赤軍』は若松の遺言であり、左翼への「総括」・鎮魂歌かな。宮台真司がチョイ役で出てて一瞬「オッ」(笑)

 昔、黒澤明の「七人の侍」を見ていた時に、若き日の仲代達矢が通行中の浪人姿でほんの数秒出ているのを見つけたことがあります。少しのシーンでも観客に分からせるのだから仲代達矢と言うのは大したものだと思いました。
※場面は、島田勘兵衛(志村喬)と片山五郎兵衛(稲葉義男)が町に出て手伝ってくれそうな浪人を物色しているシーンでした。

 宮台真司氏は俳優じゃないので、「オッ、たぶんそうかな?いや間違いなく宮台かも」だった。最後の字幕に名前が出ていたので間違いないだろう。重信と遠山(だったかな?)に活動資金を渡すチョイ役場面だった。サングラスの横顔姿がほんの一瞬で、次のシーンは封筒から万札の束がチラッとアップで、。(笑)

※昔、ヒチコックのシリーズものをよく見た。必ずワンカットヒチコックが劇中に出てきた。何とも言えずとぼけた味が好きでした。

 映画の方は、よく知られているエピソードなどが忠実に出ていて「実録」なのかな、と。でも、塩見孝也役が二枚目過ぎて、見ているこちらが恥ずかしくなるような場面もあったり、重信と遠山がスナックで話す場面とか感じが浮いちゃっているところなどもありフィクションがちりばめられてるところとのつながりがしっくりきてないのかなと思いました。

 総括と言う名のリンチ・殺人シーン、遠山美枝子の自己殴打総括シーン、日本語になってない馬鹿な左巻き言葉を投げかけての総括シーンはまさにこの映画の重要な見せ場とも言えるところで、別に長く感じたりはしなかったです。逆に言うとこの見せ場がなければワサビのきいてない寿司のようなもので実につまらない映画になってしまうのじゃないだろうか。

 前の段落で書いた「日本語」がまさにこの映画のキーワードじゃないかと僕自身は思いましたね。加藤能敬(22)と一緒に殺される小嶋和子(22)が、夜の闇の中でおびえながら、「永田君や赤軍派の森さんの言っていることがちっとも分らない」と言うシーンがあります。その後縛られて結局総括殺人の犠牲になるわけです。

 昔校庭などで聞いたアジ演説とか思い出しながら、「左巻き連中の日本語は日本語になってねえなぁ、」と言うのがその当時の正直な感想で、「日本語もしゃべれないお前らガキに"革命"なんてやられてたまるかよ。なめるんじゃねえぞ。」が私がこの映画、若松が徹頭徹尾連合赤軍に寄り添うようにして描いたこの映画、を見た感想です。

※昔、主演アラン・ラッド、ブランドン・デ・ワイルドのジョーイ坊やの「シェーン」を見た。「シェーン!!カムバック!!」のラストシーンが印象的で耳に残っています。映画にはこう言う見せ場がなけりゃいけません。

 若松の映画でもラスト近く、人質・牟田泰子さんがむすんだお握りを、食べながら5人が話す場面があります。加藤末弟の叫びがまさにこの映画の見せ場ラストシーンかなと思います。腹から絞り出すような叫びは日本語になっていたと思います。でも、このシーンはフィクション臭い。(笑)でもいいんですよ。所詮は映画、実録と言う名のフィクション(娯楽)映画として見ればいいんですから、。若松孝二、なかなかいい監督じゃないか。

そのシーンをmp3しときます

※その「勇気」の僕なりの考え。左巻きは「勇気」を持って日本語で話せるようになること。もし「勇気」のある奴がいたなら、惨殺総括の初期の段階で、まともな日本語も話せない森・永田を棒っ切れでもなんでも使って頭をぶち割ってでも殺さなければならなかった。暴力を止めるのは暴力しかないと言うのもこれはこれでなんともはやだが、。

※若松の映画を見るのは今回が初めてでした。テーマがどうもって感じで今までは見る気も起きなかった。
 しかし、雑談日記からのトラックバックやコメントを最近受け付けなくなったヘタレな根性無し糞ブログ反米嫌日戦線「狼」(腹破裂)あたりに映画の感想をまかせるだけではこの映画がかわいそうだ。雑談日記あたりが取り上げてやらなければ、。(笑)

※見たのは昨日23日(金)、東中野のポレポレ(polepole)地図、上映最終日で平日の2回目3時半からでした。観客席は100席位の感じでしたが、空席も目立っていて楽に見ることができました。以降の他の映画館での上映予定は、『実録・連合赤軍』HPで。

 東中野ポレポレ(polepole)の上映予定では「蟻の兵隊」 池谷薫『人間を撮る』出版記念 一週間限定公開中!が良さそうです。「蟻の兵隊」はA Tree at Ease(旧ブログの名称は「とりあえず」)Luxemburgさんのところで長いこと写真が紹介されていた映画です。5月24日から5月30日までです。

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