雑談日記に遅れること3か月、ためしてガッテンが巻き爪について取り上げます。「総力を挙げて研究に乗り出している」って(笑)
2008/03/27のエントリー「今、巻爪の治療をしてます。一番の原因は間違ったツメの切り方か、、、この年になるまで知らなかった。(汗)」では、正しいツメの切り方から、ツメの構造・各部分の名称、最新の治療法・料金、ツメの水虫薬の正しい塗り方、日本の職人さんのいい爪ヤスリの紹介(関連投稿)、はたまた巻き爪についての啓蒙バナーまで制作してご紹介しました。
雑談日記の初訪問者がよく見るプロフィールにはその啓蒙バナーを3連発ではってもいます。
最初にご紹介したエントリー中、
※
巻き爪予防啓蒙バナー、「巻き爪の最大の原因は深爪・爪の切り過ぎ、間違えた爪の切り方です」の、巻き爪予防でも治療の過程でも正しい爪の切り方をやりま
しょうバナーです。本当はNHKの「ためしてガッテン」でしたっけ、そう言う番組で啓蒙すべきです。驚いたことにHPで検索しても『「巻き爪」の検索結
果 該当0件』です。
と書きました。今回、雑談日記に遅れること3カ月とはいえ「ためしてガッテン」が取りあげることを素直に喜びたいと思います。(笑)
放送後の追記:キーワードは足の親指の裏にある「メカノレセプター」。
足の裏にかかる圧力の強さを敏感に察知し、バランスを崩さないよう、体の姿勢や傾きを制御しているセンサーのことです。
もう一つのキーワードと言うか、キーセンテンスは、
「爪が巻く最大の原因は「圧力不足」」
つまり、「間違った爪切り→巻き爪→歩けなくなる→寝たきり」もあるし、「寝たきり→歩かなくなる→指への圧力不足→巻き爪」の両方ともあると言うことです。
「間違った爪切り→巻き爪→歩けなくなる→寝たきり」だけが強調されると、「寝たきりは自己管理が悪かったから→自業自得」みたいな暴論が出てこないとも限りません。
今、転倒などのトラブルの元凶として、医学界や行政が総力を挙げて研究に乗り出している体の部分がある。それは何と「足の爪(つめ)」!
の部分を読んで「ん?」と言うことで警戒・注意すべきと感じました。
7月2日「激痛・転倒の真犯人!足のツメ変形の恐怖
http://www.nhk.or.jp/gatten/schedule/index.html
→Internet Archive(その時の放送予定頁です)
今、転倒などのトラブルの元凶として、医学界や行政が総力を挙げて研究に乗り出している体の部分がある。それは何と「足の爪(つめ)」!
爪の両端が丸まる「巻き爪」や、肉に食い込む「陥入爪」が起こると、歩行の姿勢が大きく崩れ、転倒や寝たきりの原因になるのだ。
「たかが爪」が歩行を支える驚きのメカニズムと、つら~い爪のトラブルを未然に防ぐ対策を徹底解明!
* まさか!「爪」で寝たきりに!?
* 意外!あなたの爪の切り方は間違っていた
* 靴の「サイズ表記」の超意外な落とし穴!
ゲスト:
木の実ナナ、山本寛斎、山瀬まみ
本放送 総合テレビ
7月2日(水)
午後8時00分~8時43分
再放送 総合テレビ
7月9日(水)
午前3時30分~4時13分
再放送 総合テレビ
7月9日(水)
午後4時05分~4時48分
再放送 衛星第2テレビ
※BS2での再放送は休止です。
以下、資料として採録(「番組内容を印刷する」←と、pdfも案内してます。(雑談日記でも保存)
(以下転載始め)
「どうして? 爪の異変で「指」が消える!」【ためしてガッテン】
http://www9.nhk.or.jp/gatten/archives/P20080702.html
→Internet Archive
街ゆく人々の足ヅメの形を大調査。すると、爪に「カーブ」がある人たちは、バランス感覚が良くないことがわかりました。足の裏にかかる圧力を見ると、指をほとんど使っていません。爪に問題がない人たちと比べると、片足立ちの平均記録に倍以上の差が出たのです。
爪の「カーブ」とは、爪の「両はじが丸まっている状態」のことで、一般的には「巻き爪」とよばれる症状です。一見痛そうですが、調査に参加した人の多くに痛みの自覚はありませんでした。
研究者の調査によると、爪にトラブルをもつ人々は、転倒の危険が2.3倍にあがります。痛みがないのにバランスを崩す原因は、足の親指に集中して存在する「メカノレセプター」の働きによるものだと考えられます。
メカノレセプターとは、足の裏にかかる圧力の強さを敏感に察知し、バランスを崩さないよう、体の姿勢や傾きを制御しているセンサーのことです。
爪のカーブによって食い込みができると、親指は圧力をかけ過ぎている状態になります。その結果、メカノレセプターは「すでに圧力はかかっている」と判断。無意識的に踏み込みを避けようとする働きをすると考えられます。
「それはたった1回の爪切りから始まった!」
ある女性のケースを紹介します。Aさんはある日、「爪のフチが切りにくい」と感じたのですが、普段どおり爪を切りました。
しかしその後、爪を切ると巻く、痛みが出たので切ると再び巻く……という繰り返しになってしまいました。ついには満足に歩くこともできなくなり、6回もの転倒事故に見舞われたのです。
この「爪切り→巻く→痛む→爪切り→巻く→痛む……」という巻き爪の悪循環。実は「爪切り」と「巻く」の間に、巻く原因となる「決定的な要素」が隠されていました。
「爪が巻く最大の原因は「圧力不足」」
毎日のように重い物を運ぶ人や、ボーリング歴50年の人、ロッククライマーの人の爪を調べると、「平ら」であることが判明しました。その一方、裁縫歴40年の女性はもともと平らな爪だったものの、指を針で傷つけ使えなくなってから「巻き爪」になってしまったといいます。
実は爪には、もともと指のカーブに沿って巻こうとする性質があり、指のお腹に圧力が加わることで、その形を平らにキープしていたのです。
なぜ爪切りで巻き爪になるの?
では、巻き爪を招いた元凶となった爪の切り方とは、どういうものなのでしょうか? Aさんの当時の爪の切り方は、爪の先の肉の部分が見える程度に、白い部分を残すというものでした。
しかし、このように爪を切ると、歩行時に踏み込む圧力で、爪の両端に見えている肉の部分が盛り上がってきます。これは、圧力がかかって肉に爪が食い込んだのと同じ状態です。
すると、親指に集中して存在するメカノレセプターが食い込みに反応し、「すでに圧力はかかっている」と判断してしまい、踏み込みを避けようとします。その結果、指に圧力不足が起きて、爪が巻いていくのです。
正しい爪の切り方
「深爪」というと、爪のピンクの部分まで切ってしまうイメージがありますが、実は爪の先の肉の部分が見えていたら深爪なのです。正しくは、白い部分で肉を隠しておく必要があります。指の形に沿って爪を切ることに注意してください。
「フツーに買ったのに… クツがクツー(苦痛)なワケ」
巻き爪のもう1つの原因は、靴が足に合っていないことです。
日本の靴のサイズは、長さだけでなく「足回り」までが日本工業規格(JIS)で厳密に定められています。ところが、サイズ表記には知られざる落とし穴があったのです。
靴作りに欠かせないのが「靴型」ですが、靴型の寸法とできあがった靴のサイズ表記を比べると全然違います。ためしに「23EE」の靴型をいくつか測ってみると、寸法はバラバラでした。
実は日本の靴のサイズ表記は、「実際の靴の寸法」を表しているのではなく、そこに入る足のゆとりを考慮して各メーカーが独自に設定しています。だから、同じサイズ表記でも実は自分に合っていないということが起きるのです。
巻き爪を招くのは「小さすぎる靴」と「大きすぎる靴」
小さすぎる靴を履いていると、爪や指を圧迫します。傷ついてしまうと、次第に痛みをかばうようになります。すると圧力不足で爪が巻くようになるのです。
大きすぎる靴は足が中で前すべりしてしまうので、小さすぎる靴と同じように、爪や指を圧迫してしまいます。
理想の靴は「カカトぴったり、指ゆったり」
靴を選ぶときは、前すべりしないように、カカトをしっかり固定できるものを選んでください。指先には1センチ程度のゆとりがあると理想的です。
よく「かかとに指が一本入る程度のゆとり」とよく言われますが、実はそうした靴では、足が前すべりしてしまうのでよくありません。
「発想の転換!ツメを広げつつ伸ばす」
患者のAさんが選んだ治療法は、ワイヤーを使って爪の形を矯正するというものです。治療爪に穴を開け、形状記憶合金でできたワイヤーを通します。元に戻ろうとする形状記憶合金の力を利用して、丸まった爪を本来の形に戻してゆくのです。
ワイヤーを通す穴は爪の白い部分にあけるので、痛くありません。爪の形が元に戻っていく過程で軽い痛みや違和感がでる場合がありますが、治療前の痛みに比べるとずいぶん楽になったとおっしゃる患者さんが多いようです。
症状が軽い場合は、自分で治せる可能性もあります。痛みがなければ、指の肉が爪で隠れるぐらいまで爪を伸ばしてください。
なお、爪を伸ばすのに痛みを伴う場合は、肉に食い込んだ爪の角に脱脂綿などをつめると、楽に伸ばすことができます。
(以上転載終り)
※爪ヤスリなら日本の職人さんのいいのをお勧めします。(関連投稿)
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