« 年6千円の党費、年2千円の会費払っていて3人に1人棄権なんてあり得ない。大阪地検特捜前田騒ぎは民主党代表選疑惑隠しだ。 | トップページ | 【動画】9月23日鈴木宗男氏収監前の最後の演説(大地塾9月例会) »

2010年9月23日 (木)

郵便割引制度をめぐる偽の証明書発行事件で、大阪地検特捜の証拠改ざん、朝日の第一報から今日までの記事を採録。

 小沢さんの事で、推定無罪の原則もかなぐり捨て、検察の提灯持ち、リーク垂れ流し出鱈目記事を書きまくった朝日新聞です。今回のスクープ騒ぎも、既存利権サークル内悪徳ペンタゴンの二本柱、マスゴミ朝日新聞と検察による阿吽の呼吸、許容範囲の騒ぎではと思います。

(クリックで拡大)

20100923←今日の朝日の特集「地検改ざん疑惑」の記事一覧です。9月14日の民主党代表選の後のタイミングが実に意味深w(笑)


 

※以下、14日のエントリーでご紹介した朝日新聞社の2010年版会社案内です。今に至るも村木さん逮捕関連をスクープとして自慢げに紹介しています。リンクはまだ生きていますが、消す可能性があるので、証拠画像の採録です。当初、クリックすると拡大して見られたのですがその機能は姑息にもこっそりとオフにしています。でも大丈夫です。僕の方でその拡大した状態をキャプチャ保存しておきました。

2010←1、朝日新聞社の2010年版会社案内の見開きページ。左側です。(スクロールして見るなら)


 以下、拡大したキャプチャです。Firefoxの様なタブ閲覧出来るブラウザなら、並べて開いておいて切れたところで切り替えれば普通に読むことが出来ます。(画面を切った所は、見やすいように1行だけダブルようにしておきました)

2010_2←2、左側頁の上半分。(スクロールして見るなら←鮮明です)


2010_3←3、左側頁の下半分。(スクロールして見るなら←鮮明です)


追記(2012/05/06):上下半分ずつだと読み辛いので、以下のようにキャプチャを貼り合わせました。この当時は全頁キャプチャの方法を知らず半分ずつキャプチャし、保存していたのでやむを得ません。

2010←4、カラムが上下に分かれていると読み辛いのでキャプチャ画像を貼り合わせました。(スクロールして見るなら


2010_2←5、エントリーアップ翌日の今日(24日)左側頁の上半分です。(スクロールして見るなら←鮮明です)

クリックで拡大するのは元に戻していますが、2と比べて下さい。な、なんと、真ん中にあった村木さんの写真入りの記事を入れ替えてます。会社案内の改ざんですか(笑)偶然だろうけれど雑談日記を見ているようで可笑しい。

 しかし、笑ってばかりもいられません。朝日がやるべきことは、村木さんの記事を姑息にも入れ替えて頰被りする事ではなくて、自らの報道姿勢を点検・総括し謝罪する事だと思います。そして真のジャーナリズム精神を取り戻す事です

追記(2012/05/06):このエントリーアップ当時は、「画像入れ替え」に気を取られていて気がつかなかったのですが、以下の部分をチャッカリ挿入しています。「大阪地裁で2010年9月、無罪判決が出されました。朝日新聞は、逮捕の前後から局長の主張を丹念に紙面化すると同時に、特捜部の捜査の問題点を明ら(かにして来ました。←と続くのかな?)」。この部分は、画像入れ替え前の「1」「4」の元頁にはありませんでした。検察リークを垂れ流していただけなのに反省もせず、謝罪もせず、画像を入れ替えたり、文章を入れ替えて頰被りですか。これが責任あるジャーナリストなんですか。朝日新聞の姿なんですか。

 

 以下、朝日の第一報。その下に、今日から遡り順に記事を採録しておきました。地味な作業ですが、こう言うのって後で貴重となります。

 

検事、押収資料改ざんか 捜査見立て通りに 郵便不正【朝日】
http://www.asahi.com/special/kaizangiwaku/OSK201009200135.html
2010年9月21日3時31分

20100921osk201009200137  郵便割引制度をめぐる偽の証明書発行事件で、大阪地検特捜部が証拠品として押収したフロッピーディスク(FD)が改ざんされた疑いがあることが朝日新聞 の取材でわかった。取材を受けた地検側が事件の捜査現場を指揮した主任検事(43)から事情を聴いたところ、「誤って書き換えてしまった」と説明したとい う。しかし、検察関係者は取材に対し「主任検事が一部同僚に『捜査の見立てに合うようにデータを変えた』と話した」としている。検察当局は21日以降、本 格調査に乗り出す。

 朝日新聞が入手した特捜部の捜査報告書などによると、FDは昨年5月26日、厚生労働省元局長の村木厚子氏(54)=一審・無罪判決=の元部下の上村 (かみむら)勉被告(41)=虚偽有印公文書作成・同行使罪で公判中=の自宅から押収された。FD内には、実体のない障害者団体が郵便割引制度の適用を受 けるため、上村被告が2004年6月に発行したとされる偽の証明書や文書の作成日時などに関するデータが入っていた。特捜部は証明書の文書の最終的な更新 日時を「04年6月1日午前1時20分06秒」とする捜査報告書を作成。FDは押収の約2カ月後にあたる7月16日付で上村被告側に返却され、村木氏らの 公判には証拠提出されなかった。

 朝日新聞が今夏、上村被告の弁護団の承諾を得てFDの記録を確認したところ、証明書の文書の最終的な更新日時が「04年6月8日午後9時10分56秒」で、特捜部が捜査報告書に記した最終更新日時と食い違うことが分かった。

 このため、朝日新聞が大手情報セキュリティー会社(東京)にFDの解析を依頼。本来は「6月1日」であるべき最終更新日時が「6月8日」と書き換えられていた。その書き換えは昨年7月13日午後だったことも判明。この日はFDを上村被告側に返す3日前だった。

 また、他のデータについては上村被告が厚労省の管理するパソコンで操作したことを示していたが、最終更新日時だけが別のパソコンと専用ソフトを使って変 えられた疑いがあることも確認された。検察幹部の聴取に対し、主任検事は「上村被告によるFDデータの改ざんの有無を確認するために専用ソフトを使った」 と説明したとされるが、同社の担当者によると、このソフトはデータを書き換える際に使われるもので、改ざんの有無をチェックする機能はないという。

 特捜部は捜査の過程で、上村被告の捜査段階の供述などを根拠に「村木氏による上村被告への証明書発行の指示は『6月上旬』」とみていた。だが、証明書の 文書データが入ったFD内の最終更新日時が6月1日未明と判明。村木氏の指示が5月31日以前でなければ同氏の関与が裏付けられず、最終更新日時が6月8 日であれば上村被告の供述とつじつまが合う状況だった。

 朝日新聞の取材に応じた検察関係者は「主任検事から今年2月ごろ、『村木から上村への指示が6月上旬との見立てに合うよう、インターネット上から専用の ソフトをダウンロードして最終更新日時を改ざんした』と聞いた」と説明。FDの解析結果とほぼ一致する証言をしている。(板橋洋佳)

■主任検事が大阪地検側の聴取に対して説明した主な内容は次の通り。

 上村被告宅から押収したフロッピーディスク(FD)を返す直前、被告がデータを改ざんしていないか確認した。その際、私用のパソコンでダウンロードした ソフトを使った。改ざんは見あたらなかったため、そのソフトを使ってFDの更新日時データを書き換えて遊んでいた。USBメモリーにコピーして操作してい たつもりだったが、FD本体のデータが変わってしまった可能性がある。FDはそのまま返却した。

    ◇

 厚労省元局長の村木厚子氏の話 なぜこんなことが起きてしまったのか理解できない。私にとって無罪証明のよりどころとなる「2004年6月1日」の更新 日時データを書き換えた行為はあまりに悪質で、心の底から怖さを感じる。書き換えが個人の責任なのかどうか、今は根の深さが見えていない。検事の職業倫理 を内部で徹底し、その能力と倫理が「一級」のものになってほしい。


 以下、資料として採録。上が新しく下が古い。

 最初に社説から。

大阪地検—なぜ声を上げなかったか【朝日、社説】
http://www.asahi.com/paper/editorial20100923.html#Edit1

 大阪地検特捜部で起きた押収品のデータ改ざん事件で、「書き換えの可能性」が、地検トップの検事正にまで報告されていたことが明らかになった。

 検事正自身は「覚えていない」と話している。詳細はわからない。

 しかし、データを操作した前田恒彦検事ひとりがその事実を知り、村木厚子元局長の裁判が進む間、ただ抱え込んでいたわけではないようだ。

 同僚や公判を担当する検事にも同様の話が伝わり、「問題ではないか」との意見が一部にあった。それなのに、検事正への報告後も組織として向き合わず、うやむやにされたという。

 検察捜査と組織の根幹を揺るがす重大な指摘である。楽しい話ではない。だからこそ「ひょっとしたら」「事実としたら大変だ」と立ち止まり、不愉快な解明作業を直ちに始めるよう指示する幹部はいなかったのか。

 それが上に立つ人間の責務であり、求められる資質ではないか。

 不思議な点はまだある。

 元局長が郵便割引制度を悪用した証明書の発行を指示したとされる時期の食い違いだ。6月上旬とする検察側主張に対し、当の検察が改ざん前の押収品に基づいて作った捜査報告書には、証明書が作成されたのは6月1日未明である旨の記載があった。

 上旬に指示があったのなら、文書が先に出来ていたことになり、つじつまがあわない。捜査や公判準備にかかわった検事や事務官はどう考えたのか。

 証拠が相反する方向を示すことはままある。だが、村木さんの無罪の決め手になった矛盾だ。見落としたとすれば捜査のプロ集団としてお粗末だし、気がついていたのなら「自分たちが間違っているのではないか」という冷静な声がなぜ上がらなかったのか。

 不都合なことを見ない。黙る。

 それは、組織とそこに属する人間がしばしば陥る落とし穴である。日々の社会生活の中で私たちの多くが経験しているといっても過言ではない。

 しかし、人間の弱さで片づけていい問題ではない。強大な力を託された捜査機関はなおさらだ。皆が知らないふりをしたことによって、熱心に働いていた公務員が人生の貴重な時間を法廷闘争に費やさざるを得なかった。

 きのう復職した村木さんは、あしざまに言ってもおかしくない検察に対し「抱える問題が修正されるきっかけになればいい。検証を厳しく、温かく見守る役割を果たしたい」と述べた。人間の真の強さを感じさせる。

 今回の捜査と公判に何らかの形でかかわった検察関係者は、この言葉をかみしめながら、改めて自らの行動を振り返り、最高検による今後の捜査と検証にのぞまなければならない。

 それが村木さんへのせめてもの償いであり、国民に対する責任である。

 

2010年9月23日(木)付【天声人語】

 名探偵「ブラウン神父」のシリーズは味わいが深い。宗教者らしく、神父は謎解きの合間に含蓄のある言葉を吐く。「人間というものは、善良さの水準を保つことはできるが、悪の水準を一定に保つことはできない。悪の道はただ下る一方だ」。そう言って大泥棒をさとす▼大泥棒も人間なら、検察官も人間だった。あらかじめ描いた事件の構図に沿って自白を迫る。ときには調書も作文する。かねて指摘されてきた特捜検察の「悪」、でなければ「暗部」の水準が落ちるべくして落ちた。それが今回の押収資料改ざん事件だろう▼前代未聞の不祥事を生んだのは、厚労省の元局長、村木厚子さんが被告になった郵便不正事件である。明快な無罪判決のあと、〈特捜が特高になる恐ろしさ〉と川柳欄に載った。だが、さすがの作者も、ここまでの怖さは想定外だったろう▼たとえば、否認している容疑者の毛髪を1本拾って犯行現場に置いてくる。やや極端なたとえだが、今回の件はそんな荒っぽさにも通じる。権力は私たちに、どんな濡(ぬ)れ衣(ぎぬ)も着せることができる▼改ざんで逮捕された主任検事は特捜の敏腕だった。所属する大阪地検の幹部らは不正の疑いを把握していたようだ。禍々(まがまが)しい花は、組織に深く根を張って咲いたと見るのが自然だろう▼ブラウン神父に戻れば、その説教に感じた大泥棒は、盗んだダイヤを神父の足元に返して改心を誓う。検察も「秋霜烈日」のバッジを返上したつもりで背水の出直しを図るしかない。大泥棒は立派に更生するのだが、検察はどうなる。

 

証拠改ざん—司法揺るがす検事の犯罪【朝日、社説】
http://www.asahi.com/paper/editorial20100922.html#Edit1

 前代未聞の不祥事である。検察への信頼は根底から揺らいでいる。

 厚生労働省の元局長が無罪判決を受けた郵便不正事件で、大阪地検特捜部で捜査を指揮した主任の前田恒彦検事が、押収品のフロッピーディスクのデータを検察に有利なように改ざんした疑惑が明らかになった。最高検は証拠隠滅容疑で前田検事を逮捕した。

 物証などの偽造や改ざんは、ふつう容疑者の側が罪を逃れるためにする犯罪だ。捜査する側が客観的な証拠を捏造(ねつぞう)すれば、どんな犯罪もでっちあげることができる。戦前の思想犯事件を思い起こし、背筋が寒くなる。

 事件の「痕跡」が物や書類などに残されている客観証拠は、刑事裁判では揺るぎない事実として扱われる。有罪か無罪かを判断するための重要な材料であり、それを検察が改ざんするようなことがあれば裁判の根幹が崩れる。

 問題のディスクは元局長の共犯として起訴された元係長の自宅から押収された。その中には、実態のない障害者団体に発行したとされる偽の証明書などの作成データが入っていた。

 偽証明書の最終的な更新日時は「2004年6月1日」。ところが前田検事は、ディスクを保管中の昨年7月13日、専用ソフトで「2004年6月8日」に書き換えていた。

 特捜部は証明書の偽造を元局長が指示したという構図を描き、その指示が04年6月上旬だったという元係長の供述調書などを作成していた。「6月1日」では偽造の後に元局長が指示したことになり、つじつまが合わない。前田検事が供述調書に合わせるように改ざんした疑いが強い。

 最高検の検事が自ら捜査にあたるのは異例のことだ。身内だからといって決して手心を加えるようなことがあってはならない。徹底的に解明し、その結果を詳しく公表するべきだ。

 前田検事は東京地検特捜部に勤務していたときにも重要事件を担当し、事件の筋立てに合った供述を引き出す優秀な検事と評価されていた。

 ところが、元公安調査庁長官らによる詐欺事件の公判では、強引な取り調べが問題になった。別の事件では、調べた被告が起訴後に否認に転じたこともある。前田検事が過去に担当した事件で不正はなかったのか。それも明らかにしなければ疑念は晴れない。

 最高検は1人の検事が引き起こした不祥事と考えるべきではない。

 裁判員裁判が始まり、供述中心の捜査から客観証拠を重視する流れが強まっている。そうした中で、密室での関係者の供述をもとに事件を組み立てていく、特捜検察の捜査のあり方そのものが問われている。

 特捜検察を解体し、出直すつもりで取り組まねばならない。そこまでの覚悟があるか、国民は注視している。

 

SOBA:↓法治国家なんたらのキーワードがあるので、一応w。

2010年9月22日(水)付【天声人語】

 「粛々」という表現を使ってよく知られているのは、江戸時代の儒学者、頼山陽の漢詩だろう。「鞭声(べんせい)粛々 夜河を過(わた)る……」。武田軍とまみえる上杉軍が、馬に鞭打(むちう)つ音もひそやかに川を渡る。静かでおごそかな様を表す言葉である▼だが、近年は政治家や役人に軽く乱用されてきた。本来の重みを失ったと嘆く声も聞くが、さて、前原外相はどうか。尖閣諸島沖での海上保安庁巡視船と中国漁船の衝突をめぐって、「国内法に基づいて粛々と処理をする」と述べた▼軽い形容ではなく、この粛々は「毅然(きぜん)」と読みたい。法治国家の重みをのせた一言だろう。そして、その「粛々と処理」に中国側の反応が激しい。官民が入り乱れての対抗措置は居丈高だ。これでは理性的な日本人にも反感のガスがたまりかねない▼中国側は閣僚級の政府間交流の停止を決めた。東シナ海ガス田開発の条約交渉の延期や、上海万博への青年訪問団の受け入れ延期などを一方的に通告してきた。あれやこれや、「互恵」をうたう衣の下から大国主義が見え隠れする▼かつて小泉政権下で日中関係は凍りついた。その後、温家宝首相の「氷を溶かす旅」と、胡錦濤主席の「暖かい春の旅」の訪日で関係は改善した。とはいえ日中は、歯車が狂えばたちまち厳冬に戻る不安定を抱えている▼たしか老子だったと記憶する。相手に負けを意識させない勝ち方というのを説いていた。固有の領土に毅然はむろんだが、そうした収め方を探れるか否かで、菅内閣の器も問われよう。試金石にして、正念場である。

 

大阪地検前特捜部長らを聴取 証拠改ざん事件で最高検【朝日】
http://www.asahi.com/special/kaizangiwaku/TKY201009230149.html
2010年9月23日13時59分

 郵便不正事件をめぐり証拠品のフロッピーディスク(FD)のデータが改ざんされた疑いのある事件で、最高検は23日午後、大阪地検特捜部前部長の大坪弘道・京都地検次席検事と、同部前副部長の佐賀元明・神戸地検特別刑事部長から事情聴取を始めた。

 2人の部下だった大阪地検特捜部検事・前田恒彦容疑者(43)が証拠隠滅容疑で逮捕されたことを受けた検証の一環。これまでの大阪地検の調査によると、前田検事は今年1月末に佐賀前副部長と同僚検事に電話で「FDのデータを書き換えた可能性がある」と打ち明けたとされる。その後、佐賀前副部長から2月上旬に、大坪前部長へと伝えられたとされる。

 

「FDに時限爆弾仕掛けた」 改ざん容疑の検事、同僚に【朝日】
http://www.asahi.com/special/kaizangiwaku/OSK201009220173.html
2010年9月23日4時30分

20100923osk201009220184  大阪地検特捜部が押収したフロッピーディスク(FD)のデータが改ざんされた疑いのある事件で、証拠隠滅容疑で逮捕された主任検事の前田恒彦容疑者(43)が同僚検事に「FDに時限爆弾を仕掛けた」と伝えていたことが朝日新聞の取材でわかった。データを書き換えた動機を示唆する発言とも受け取れるが、前田検事は逮捕後の調べに「誤って書き換えてしまった」と意図的な改ざんを否定している。

 最高検によると、前田検事は昨年7月、厚生労働省元係長の上村(かみむら)勉被告(41)=公判中=が作成した偽の証明書の最終更新日時を「04年6月1日」から「04年6月8日」に改ざんしたとされる。朝日新聞の取材に対し、昨年7月のFD返却後にデータを見た上村被告の弁護人は、最終更新日時が「6月1日」と記された捜査報告書と異なることに驚き、単独犯を主張する上村被告にとって不利になる証拠ととらえて表に出すことをためらったという。

 検察関係者によると、今年1月に大阪地裁で開かれた村木氏の初公判で、FDに記録された最終更新日時内容が問題になった。このため、同僚検事の一人が東京地検特捜部に応援に行っていた前田検事に電話をかけ、「FDは重要な証拠なのに、なぜ返却したのか」と聞いた。これに対し、前田検事は「FDに時限爆弾を仕掛けた。プロパティ(最終更新日時)を変えた」と明かしたという。

 さらに同僚検事が、最終更新日時が「6月1日」と書かれた捜査報告書が特捜部の手元を離れ、厚労省元局長の村木厚子氏(54)=無罪確定=の裁判を担当する公判部に引き継がれたことを伝えると、驚いた声で「それは知らなかった」と語ったという。

 こうしたことから、前田検事はデータを書き換えることで上村被告側を混乱させるほか、捜査報告書が公判に出なければ捜査段階の供述調書の補強になると考えた可能性がある。これらの仕掛けを「時限爆弾」と表現した疑いがある。

 検察側は村木氏の公判で、同氏が上村被告に偽の証明書を発行するよう指示した時期について6月上旬と主張していた。一方で弁護側は、証拠開示された捜査報告書の日付を根拠に検察側の主張は矛盾していると反論。今月10日の地裁判決も「検察側の主張と符合しない」と指摘した。

 前田検事がFDの最終更新日時を6月8日と改ざんしたとされることについて、検察関係者の一人は朝日新聞の取材に「検察側ストーリーに合う日時だ。だが、返却したFDがどんな形で表に出たら検察側に有利に働くと前田検事が想定していたのか分からない」と話す。(板橋洋佳、野上英文)

 

石川議員「検事に誘導された」 虚偽記載否認の方針【朝日】
http://www.asahi.com/special/kaizangiwaku/TKY201009220622.html
2010年9月23日3時6分

 小沢一郎・元民主党代表の資金管理団体「陸山会」の土地取引事件で、政治資金規正法違反罪で起訴された元秘書の衆院議員・石川知裕被告(37)側が、「収支報告書に虚偽の記載はしていない」と公判で否認する方針を固めた。会計責任者だった大久保隆規被告(49)と池田光智被告(33)も否認の構えで、元秘書3人がいずれも検察側と対決する構図となった。

 24日から東京地裁で始まる公判前整理手続きを前に、検察側は公判で主張する予定の内容を示し、弁護側は争うポイントを決めた。

 陸山会の2004年分の政治資金収支報告書には、借入金の欄に「小沢一郎 4億円」という記載があった。検察側はこの4億円について、東京都世田谷区の土地購入に際して小沢氏から同会に渡った「借入金」ではなく、実際は銀行から小沢氏への「融資金」だったとみている。

 石川議員は捜査段階で、「小沢先生が大きな金を持っていると思われたくなかったので、融資金を組み込むことで借入金を隠そうとした」という内容の供述調書に署名したとされる。しかし、石川議員の弁護側は「あいまいな記憶のなかで、検事に誘導された」と調書の信用性に疑問を投げかけ、「収支報告書記載の4億円は小沢氏からの借入金のことで、虚偽記載をした事実はない」と主張する。

 また、銀行から融資を受けるための担保として、二つの関連政治団体から陸山会に集めた寄付金計1億4500万円を収支報告書に記載していなかったとされる起訴内容についても、「石川議員は関連政治団体の通帳を一括して管理しており、資金移動が寄付にあたるとの認識はなかった」と否認するという。

 一方、検察側は、石川議員らによる虚偽記載を裏付ける背景事情があったとして、ゼネコンから陸山会に多額の不透明な資金が提供されていた実態の立証を目指す。中堅ゼネコン「水谷建設」(三重県桑名市)の元幹部の供述調書などをもとに、同社側から陸山会側へ04、05年に各5千万円ずつ計1億円の裏金の提供があったと主張する予定だ。これに対して弁護側は「起訴内容と関係がない」と立証対象から除くよう求める方針だ。

 この事件の捜査には、郵便不正事件をめぐる証拠隠滅容疑で21日に逮捕された大阪地検特捜部検事・前田恒彦容疑者(43)も応援検事として大久保元秘書の取り調べを担当。虚偽記載への関与を認める供述調書をまとめたが、起訴後に否認に転じた経緯がある。元秘書側は現時点では静観の構えだが、今後の展開では調書の信用性をめぐる判断に影響が出る可能性はある。

 

村木元局長、内閣府政策統括官に起用へ 9月中にも発令【朝日】
http://www.asahi.com/special/kaizangiwaku/TKY201009220637.html
2010年9月23日0時50分

 政府は22日、厚生労働省に職場復帰した村木厚子元局長(54)について、内閣府の政策統括官(共生社会政策担当)に起用し、月内に発令する方向で最終調整に入った。政策統括官は局長級ポストで、少子化対策や青少年育成政策などを担う。

 村木さんは21日付で厚労省の大臣官房付で復職。昨年6月に逮捕される前は、雇用均等・児童家庭局長として、育児・介護休業法改正に向けた国会審議などを担当していた。

 今回、大阪地裁での無罪判決を踏まえて、官邸と厚労省は村木さんを以前と同じ局長級で処遇するため、協議を続けていた。

 

「検察体質の抜本改革を」 冤罪事件支援団体が要望書【朝日】
http://www.asahi.com/special/kaizangiwaku/TKY201009220168.html
2010年9月23日0時3分

 大阪地検特捜部の主任検事が証拠を改ざんしたとされる事件をめぐり、冤罪事件などを支援してきた市民団体「日本国民救援会」(鈴木亜英=つぐひで=会長)は22日、「有罪のために何でもやるという体質が事件発生の根本にある」として、大林宏検事総長あてに事件の徹底検証と検察の体質の改革を求める要請書を出した。

 要請書は「検察は公益の代表者の立場を放棄し、起訴したら何としても有罪にする姿勢がある。その最たるものが都合の悪い証拠や無罪に影響する証拠を隠すことだ」と指摘。検察官が持つ証拠を全面的に開示することや、取り調べの全面可視化を求めた。

 

資料書き換え疑惑、地検トップに報告 特捜部幹部ら【朝日】
http://www.asahi.com/special/kaizangiwaku/OSK201009220065.html
2010年9月22日15時1分

20100922osk201009220084  郵便不正事件をめぐって大阪地検特捜部が押収したフロッピーディスク(FD)のデータが改ざんされた疑いのある事件で、証拠隠滅容疑で逮捕された特捜部 主任検事の前田恒彦容疑者(43)からデータ書き換えの可能性があると知らされた特捜部幹部らが、小林敬(たかし)検事正に「書き換えのうわさがあるが問 題ない」と報告していたことが地検の調査でわかった。

 小林検事正は22日までの朝日新聞の取材に対して「書き換えられた疑いがあると報告を受けたのであれば覚えているはずだが、そういう言葉は覚えていない」と説明している。

 最高検によると、前田検事は昨年7月、同5月26日に厚生労働省元係長の上村(かみむら)勉被告(41)=虚偽有印公文書作成・同行使罪で公判中=の自宅から押収されたFDの文書の更新日時が「04年6月1日」だったのを「04年6月8日」に改ざんした疑いがある。

 検察関係者によると、前田検事は地検の調査に対し、今年1〜2月に特捜部副部長と同僚検事に電話で「(上村被告側へのFD返却直前に)データを書き換え た可能性がある」と打ち明けたという。前田検事は、1月に始まった同省元局長の村木厚子氏(54)=無罪確定=の公判でFDの最終更新日時が問題になった ことを同僚検事から知らされ、当時応援に行っていた東京地検特捜部から電話で伝えたという。

 地検の調査によると、前田検事の説明は、副部長から大坪弘道・特捜部長(現・京都地検次席検事)、同僚検事から村木氏の公判担当の検事2人に知らされ た。その後、大坪部長らは地検トップの小林検事正と当時の玉井英章・次席検事(現・大阪高検次席検事)に「前田検事がFDのデータを書き換えたといううわ さがあるが、意図的に変更した事実は考えられず問題ない」などと報告したという。

 データが書き換えられたとのうわさは特捜部内に広まったが公表されず、FDの返却を受けた上村被告側にも伝えられなかった。公判担当の検事2人も、そのまま村木氏の裁判の審理に立ち会っていたという。

 玉井前次席検事は22日までの朝日新聞の取材に「報告は受けていない」と説明している。(板橋洋佳、野上英文)

 

朝鮮総連巡る事件で「虚偽証言」、前田検事を刑事告発へ【朝日】
http://www.asahi.com/special/kaizangiwaku/TKY201009220253.html
2010年9月22日13時15分

 郵便不正事件での証拠隠滅の疑いで逮捕された大阪地検特捜部検事・前田恒彦容疑者(43)について、在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)中央本部をめぐる詐欺事件の被告の弁護側が、「東京地裁の一審公判で虚偽の証言をした」として、来月にも前田検事を偽証容疑で最高検に刑事告発することがわかった。

 弁護側は前田検事のほかに、当時の捜査を指揮した東京地検特捜部副部長も告発の対象に含めるという。

 前田検事は東京地検特捜部に在籍していた2007年、緒方重威(しげたけ)元公安調査庁長官(76)=懲役2年10カ月執行猶予5年の判決を受けて控訴中=の共犯に問われた元不動産会社長=懲役3年執行猶予5年の判決を受けて控訴中=の取り調べを担当した。

 一審公判では、前田検事が作成した捜査段階の供述調書が信用できるかが争点となった。前田検事は証人として出廷した際、取り調べの状況をめぐる弁護側からの質問に「趣旨が分からない」「記憶にない」などと証言していた。昨年7月に言い渡された2被告への判決で東京地裁は、こうした証言について「証言の信用性を肯定することは困難というほかない」などと指摘。弁護側は偽証の疑いがあるとみている。

 

最高検、主任検事を証拠隠滅容疑で逮捕 郵便不正事件【朝日】
http://www.asahi.com/special/kaizangiwaku/TKY201009210362.html
2010年9月22日3時3分

10日、村木厚子氏の判決公判のため、大阪地裁に入る大阪地検特捜部の前田恒彦・主任検事=矢木隆晴撮影

 郵便割引制度を悪用した偽の証明書発行事件で、押収品のフロッピーディスク(FD)のデータを改ざんしたとして、最高検は21日夜、この事件の主任を務めた大阪地検特捜部検事の前田恒彦容疑者(43)を証拠隠滅の疑いで逮捕したと発表した。また、地検が入る庁舎17階の前田検事の執務室や大阪府枚方市内の自宅を捜索した。関係者によると、前田検事は調べに対して「弁護士と相談する」と供述し、認否を明らかにしていないという。

 押収資料の改ざん容疑で現職検事が逮捕されるという日本の検察史上前例のない不祥事となった。捜査のあり方が根底から問われるのは必至だ。最高検が直接容疑者の逮捕に踏み切るのは初めてで、今後、上司や同僚が改ざんを把握していなかったかどうかも含めて厳しく調べる方針。捜査の問題点を洗い出す検証チームもつくり、年内に結果を公表するという。

 改ざんされた疑いがあるのは、厚生労働省元局長の村木厚子氏(54)=無罪判決が確定=の元部下の上村(かみ・むら)勉被告(41)=虚偽有印公文書作成・同行使罪で公判中=の自宅から昨年5月に押収されたFD。最高検の調べでは、前田検事は昨年7月中旬に大阪地検内のパソコンで専用のソフトを使い、FDの最終更新日時が「04年6月1日」だったのを「04年6月8日」に改ざんし、他人の刑事事件の証拠を変造した疑いがある。

 最高検は「証拠隠滅は故意犯。過失ではないと考えている」と説明。上司の関与や認識については「今のところ他人の関与はまったく把握していないが、今後徹底捜査する」とした。また、前田検事が過去に担当した事件についても、今後の捜査の中で問題点が出てきた場合は調べるという。

 このFDには、自称障害者団体が郵便割引制度の適用を受けるため、上村被告が2004年6月に発行したとされる偽の証明書の作成日時データなどが入っていた。

 大阪地検特捜部は、証明書の文書の最終更新日時を「04年6月1日午前1時20分06秒」とする捜査報告書を作成。一方、朝日新聞がFDの記録を確認したところ、最終更新日時が「04年6月8日午後9時10分56秒」になっていた。

 朝日新聞がFDを独自に解析した結果、本来は「6月1日」であるべき最終更新日時が、FDを上村被告側に返却する3日前の昨年7月13日午後に、「6月8日」と書き換えられていた。

 特捜部は捜査過程で、村木氏から上村被告への証明書発行の指示は「6月上旬」とみていた。だが、証明書のデータが入ったFD内の最終更新日時は6月1日未明。これでは村木氏の指示が5月31日以前にあったことになり、そうなれば捜査の見立てが崩れてしまう状況だった。

 最高検は、前田検事が特捜部の描いていた事件の構図に沿うように、FDを書き換えて日付をずらした可能性があるとみて調べを進める。

 前田検事は20日、大阪地検に対して「誤って書き換えた」と説明していた。しかし、朝日新聞の取材に応じた検察関係者によると、前田検事は今年2月ごろ、村木氏の部下に対する指示が「6月上旬」という見立てに沿うように専用ソフトを使ってFDの最終更新日時を書き換えた、と話していたという。

 

改ざん「上司に報告」 前田容疑者、村木氏初公判の直後【朝日】
http://www.asahi.com/special/kaizangiwaku/OSK201009210156.html
2010年9月22日3時0分

 証拠隠滅容疑で逮捕された大阪地検特捜部検事の前田恒彦容疑者(43)が地検の内部調査に対し、「今年1〜2月に当時の特捜部幹部や同僚に押収したFDのデータを書き換えてしまったかもしれないと伝えた」と説明していることがわかった。検察関係者が朝日新聞の取材に対して明らかにした。

 前田検事の地検側への説明によると、東京地検特捜部に応援に行っていた1月下旬、同僚検事に電話で「(上村被告側へのFD返却直前の昨年7月に)データを変えてしまった可能性がある」と打ち明けたという。この時期は、郵便割引制度をめぐる偽の証明書発行事件で起訴された厚生労働省の元局長村木厚子氏(54)の初公判の直後だった。

 当時の特捜部幹部に対しても、電話で同じ内容を報告したという。

 前田検事はその後、この幹部から「地検幹部らに報告した」と聞いたが、どのように報告されたかについては知らないと地検の調査に答えたという。

 一方、検察関係者によると、当時、特捜部内では前田検事がデータを書き換えたとのうわさが広まっていた。地検幹部は朝日新聞の取材に対し「書き換えという報告は聞いていない」と答えている。

 

組織的関与の有無、焦点に 地検改ざん事件【朝日】
http://www.asahi.com/special/kaizangiwaku/OSK201009210151.html
2010年9月22日1時2分

 最高検が異例の早さで大阪地検特捜部の前田恒彦・主任検事(43)の逮捕に踏み切った。現職検事が刑事裁判の根幹となる客観証拠を改ざんしたとされる前代未聞の事件。今後は組織的な関与の有無の解明が焦点となる。

 前田検事が改ざんしたとされるFDのデータは、厚労省元局長の村木厚子氏(54)が事件に関与したのかどうかを見極めるために必要な証拠だった。朝日新聞の取材に応じた検察関係者が「前田検事から『村木(元局長)による部下への指示が6月上旬との見立てに合うようにデータを書き換えた』と聞いた」と話すなど、地検内部では改ざんに関するうわさが一部で広がっていた。

 こうした改ざんが前田検事だけで行われたのか、地検幹部や同僚が改ざん疑惑をいつ把握し、どう対応したのか——などの疑問に対し、最高検が応えることができなければ検察組織への信頼回復はあり得ない。

 検察への不信が募る中、「最高検が『身内』の捜査にあたることで真実が解明できるのか」「中立的な立場の弁護士など第三者の目で捜査をチェックすることも必要だ」との見方も出ている。組織のウミを出す機会を逃さず、誰もが納得する捜査を遂げることが求められている。(板橋洋佳)

 

発覚当日スピード逮捕 検察、にじむ危機感 改ざん疑惑【朝日】
http://www.asahi.com/special/kaizangiwaku/TKY201009210418.html
2010年9月22日0時54分

 郵便不正事件で大阪地検が証拠として押収したフロッピーディスク(FD)が改ざんされた前代未聞の検察不祥事。朝日新聞の報道で疑惑が発覚した21日、最高検による主任検事の逮捕という初めての事態まで一気に進んだ。展開の速さに、問題の深刻さと検察組織の危機感がにじむ。この日2度目の会見に臨んだ最高検幹部は「事実関係を徹底的に捜査し、早急かつ厳正に対処する」と苦渋の表情で説明した。失墜した信頼回復への道は険しい。

 最高検による緊急の記者会見は21日午後9時すぎ、東京・霞が関の法務・検察が入る合同庁舎の20階で始まった。検事総長に次ぐナンバー2の伊藤鉄男次長検事のほか、池上政幸刑事部長と刑事部の八木宏幸検事が前に並んだ。最高検幹部らが居並ぶ会見は異例だ。

 「最高検は先ほど、大阪地方検察庁検事・前田恒彦を証拠隠滅罪で逮捕した」。伊藤次長は冒頭、緊張した面持ちで逮捕容疑を読み上げた。詰めかけた記者やカメラマンは約50人。無数のフラッシュを浴びる中、「重大、深刻に受け止め、事実関係を徹底的に捜査し、早急かつ厳正に対処する」と続けた。

 無罪判決を受けた村木厚子・厚生労働省元局長に対する控訴断念も発表。「上訴権を放棄する。基本に忠実な捜査が不徹底だった。村木元局長にご負担をおかけしたことを申し訳なく思う」とわびた。

 最も質問が集中したのは、大阪地検の幹部や同僚、部下らがデータ改ざんを承知していたのかという点。伊藤次長は「やってみないと分からない。予断や先入観を持たずに徹底的にやる」。約40分の会見で「徹底捜査」という言葉を何度も繰り返した。

 前田検事は逮捕前日の20日、大阪地検の聴取に「遊んでいて、誤って書き換えてしまった」と答えたとされる。この点について伊藤次長は「証拠隠滅罪は故意犯。我々は過失ではないと考えている」と明確に否定。データ改ざんの動機については「現時点ではよく分からない」と述べるにとどめた。

 最高検は21日、朝日新聞の朝刊の報道で問題が発覚するとすぐに、7人の検事からなる捜査チームを編成。捜査に情が絡まないよう、特捜部の検事や、前田検事と懇意の検事はメンバーから外した。

 大阪入りした捜査チームは、21日午後8時40分に大阪地検内で前田検事の逮捕状を執行。スピード逮捕の理由については「とにかく早急の着手が一番誠実な対応だ」と力を込めた。

 

村木氏「最高検の動きの早さに正直驚いている」【朝日】
http://www.asahi.com/special/kaizangiwaku/OSK201009210094.html
2010年9月21日23時44分

 厚生労働省元局長、村木厚子氏(54)は21日夜、朝日新聞の取材に、「最高検の動きの早さに正直驚いている。検察組織の中にも危機感を持った人がおり、早急に事件化した、と思いたい」と語った。

 さらに、「彼はお金をもらう目的でこんなことをしてしまったわけではない。検察という組織全体で、背景を含めて検証してほしい」「一連の捜査や公判で明らかになった、裏付け捜査や取り調べメモの廃棄など様々な問題が、今回の逮捕で隠れてしまってはいけない」とも述べた。

 無罪確定については、「ほっとしたし、解放されたと思っている。約1年3カ月ぶりに自由になれた気持ち。まだ実感がわいてこない」と弾んだ声。復職したことには、「厚生労働省と相談しながら、リスタートを切りたい」と語った。

 村木氏の代理人、弘中惇一郎弁護士は「早急な逮捕は、検察への逆風を感じ取った結果だろう。特捜部の功名心、ストーリーに合わせた証拠集めなどの土壌が、今回の改ざんを生み出したと考える」と語った。そのうえで、「早い逮捕で一番危惧(きぐ)するのは、捜査手法など組織の問題が忘れ去られ、個人犯罪と認定されることだ」と指摘した。

 一方、村木氏の共犯として逮捕された厚労省元係長、上村勉被告(41)=虚偽有印公文書作成・同行使罪で公判中=は、代理人の弁護士を通じ、「公的証明書を偽造した私の立場からは何も言えることはありません」とのコメントを出した。

 上村被告の代理人の弁護士は「郵便不正事件では、検察ストーリーに沿うような調書の取り方が問題となったが、現場で指揮をした前田検事の指示だったのではないか、とも疑ってしまう。物証や鑑定結果といった客観証拠の信用を検察自らがおとしめた。弁護士らは今後も、証拠の信用性の吟味を十分にしなければならない」と話した。

 

村木氏の無罪確定、厚労省に復職 地検が上訴権放棄【朝日】
http://www.asahi.com/special/kaizangiwaku/TKY201009210417.html
2010年9月21日23時24分

会見する大阪地検の大島忠郁次席検事=21日午後9時34分、大阪市福島区、小玉重隆撮

 最高検と大阪地検は21日夜、厚生労働省元局長、村木厚子氏(54)=一審・無罪判決=について上訴権放棄の手続きをとり、無罪判決が確定したことを明らかにした。最高検、大阪地検とも村木氏に対し、「ご負担をおかけしたことを申し訳なく思います」と謝罪した。

 大阪地裁で10日にあった判決公判では、横田信之裁判長が、検察側が描いた事件の構図の大半を否定。客観証拠と関係者の供述調書の内容が符合しないことなどを指摘し、「村木氏が証明書の発行を部下に指示したとは認められない」と無罪(求刑懲役1年6カ月)を言い渡した。

 大阪地検の大島忠郁次席検事は21日夜の記者会見で、「判決で客観証拠と供述内容との不整合について指摘を受け、検討の結果、判決を受け入れるべきだとの判断に至った」などと述べた。

 無罪判決の確定を受けて、厚生労働省は大臣官房付で起訴休職中だった元局長の村木厚子氏を21日付で復職させた。

 

大阪地検資料改ざん「由々しきこと」と批判 厚労相【朝日】
http://www.asahi.com/special/kaizangiwaku/TKY201009210420.html
2010年9月21日21時39分

 細川律夫厚生労働相は、主任検事の逮捕前に行われた21日の記者会見で、大阪地検特捜部が押収したFDのデータを改ざんした疑いがあることについて「遺憾に思う」と述べた。そのうえで「私も以前は弁護士の仕事をしていた。捜査段階で、もしあのようなことがされていたならば、本当に由々しきことだ」と批判した。

 また、村木厚子元局長については「早急に復帰の手続きを取りたい」と明言。復職後の処遇は本人の意向も踏まえて決める方針だ。

 

証拠書き換え「想定外」 改ざん疑惑、法曹関係者に驚き【朝日】
http://www.asahi.com/special/kaizangiwaku/OSK201009210054.html
2010年9月21日16時58分

 郵便不正事件で主任検事が証拠として押収したフロッピーディスク(FD)を改ざんした疑惑は、刑事裁判にたずさわる法曹関係者らも、重大に受け止めている。

 元最高検検事の土本武司・筑波大名誉教授(刑法)は「事件の真相解明を目指す捜査機関が捜査資料に手を加えることは前代未聞で、信じられない思いだ」と話す。

 土本氏によると、検察は、押収した資料について名刺1枚に至るまでリストを作り、厳格に検察庁内の倉庫などで管理しているという。検事の取り調べに証拠品が必要な場合は、検察事務官が帳簿に持ち出しや返却の記録を残す。「だが、今回のようにフロッピーディスクの中身を書き換えられるようなことが起きたのであれば、点検のしようがない。想定外の事態で、ルール以前の問題だ」と述べた。

 元東京地検特捜部副部長の若狭勝弁護士は「捜査における証拠品の重要さへの認識が全く欠如している。捜査の基本ができていないと言わざるを得ない。最高検を含めて徹底的な内部調査が求められる」と話した。

 「開いた口がふさがらないというのが実感だ」。40年の裁判官生活のうち35年を刑事裁判官として過ごした元松山家裁所長の安原浩弁護士(67)=兵庫県弁護士会=もそう感想を話す。「裁判官としては、供述調書は信用性を慎重に吟味するが、物証や鑑定結果などの客観的証拠は基本的に信用できるというのが前提。その客観的証拠に手が加えられる事態は想定を超えている」と驚きを語る。「こうしたことが起きると、客観証拠自体の信用性も慎重に吟味していく姿勢が裁判所には求められるだろう」

 刑事弁護経験の長い小坂井久弁護士=大阪弁護士会=は「客観証拠の収集過程は完全なブラックボックスであり、そこに不正があると弁護側が見抜くのは非常に困難を伴う」と指摘。今回の問題に関しては「相互監視の仕組みがないことで、検事の暴走が見逃されたということではないか。個人の問題というよりシステムの問題という印象を持った」と述べた。

 

主任検事「大阪地検のエース」 公判で取り調べに批判も【朝日】
http://www.asahi.com/special/kaizangiwaku/TKY201009210156.html
2010年9月21日15時7分

 郵便不正事件で証拠として押収したフロッピーディスク(FD)を改ざんした疑いが浮上した前田恒彦・主任検事(43)は、「大阪地検特捜部のエース」と呼ばれてきた。2006〜08年には東京地検特捜部にも在籍したほか、応援でも大阪から呼ばれるなど、著名な事件を担当してきた。

 前田検事は93年に司法試験に合格、96年に任官した。広島、水戸地検や神戸地検姫路支部などで勤務した。

 東京地検特捜部が07年、緒方重威(しげたけ)・元公安調査庁長官=一審で懲役2年10カ月執行猶予5年の判決、控訴中=を起訴した在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)中央本部をめぐる詐欺事件では、共犯とされた不動産会社元社長=懲役3年執行猶予5年、控訴中=の取り調べを担当。2人の一審判決では、前田検事の取り調べについて、裁判長が「事実を否認する容疑者に『否認すると保釈されない』など、不利になると働きかけた」と批判。公判で証人として出廷した際の証言も「誇張が交じっている疑いが否定できない」と指摘した。

 同じ07年の防衛装備品の調達をめぐる汚職事件の捜査でも、贈賄などの罪に問われた軍需専門商社「山田洋行」の元専務=二審で懲役1年6カ月の実刑、上告中=の取り調べを担当。元専務から、守屋武昌元防衛事務次官=懲役2年6カ月の実刑が確定=へのわいろ提供を認める供述を引き出したとされる。

 また、大阪地検に異動後の今年1〜2月には、小沢一郎・元民主党代表の資金管理団体「陸山会」をめぐる政治資金規正法違反事件の東京地検特捜部の捜査に、応援として呼ばれた。逮捕された小沢氏の3人の元秘書のうちの1人、大久保隆規元秘書=同罪で起訴=の取り調べを担当。大久保元秘書の関与を認める内容の供述調書をまとめたが、起訴後に大久保元秘書は否認に転じた。

 東京の検察関係者の間では「優秀で重要な供述を引き出してくる『割り屋』のタイプ」との評価の一方で、「勢いで取り調べてしまう面もある」との見方もある。

 ある在京の検察幹部は「FDの更新日時は事件の肝。大事な証拠を軽々に扱うことは、普通はしない。もし上司も報告を受けて知っていたとしたら、本人だけの問題では済まされない」。別の幹部も「事実だとすれば、内部の処罰だけでは済まないだろう。厳正に刑事事件として立件すべきではないか」と語った。

 法務省のある幹部も「事件を左右する証拠を改ざんするなんてとんでもない話だ。特捜だけではなく、証拠を支配できる捜査機関すべてにかかわってくる問題だ」と懸念を示した。

 

前特捜部長らを一斉聴取へ 大阪地検、FD改ざん疑惑で【朝日】
http://www.asahi.com/special/kaizangiwaku/OSK201009210052.html
2010年9月21日15時0分

 郵便割引制度を悪用した偽の証明書発行事件をめぐり、大阪地検特捜部の主任検事が押収品のフロッピーディスク(FD)のデータを改ざんした疑いがある問題で、最高検は21日、証拠隠滅容疑で捜査を始めたことを明らかにした。最高検の検事を主任として数人のチームをつくったという。最高検が自ら捜査に乗り出すのは極めて異例。大阪地検も事件の捜査を指揮した前特捜部長の大坪弘道・京都地検次席検事らから一斉に事情を聴き、FDのデータが書き換えられた経緯や押収品の当時の管理状況を把握する方針。

 朝日新聞の取材などによると、主任検事は前田恒彦検事(43)。FD内には、厚生労働省元係長の上村(かみむら)勉被告(41)=虚偽有印公文書作成・同行使罪で公判中=が2004年6月に自称障害者団体に発行したとされる偽の証明書や文書の作成データなどが入っていた。「04年6月1日」とされていた証明書の文書の最終的な更新日時が、特捜部がFD保管中の昨年7月13日に専用ソフトで「04年6月8日」に書き換えられていた。

 現場の捜査を取り仕切った主任検事は地検の聴取に「上村被告によるデータの改ざんの有無を確認する際にインターネットで(専用の)ソフトをダウンロードした。データを書き換えて遊んでいるうちに更新日時が変わった可能性があったが、そのままFDを(被告側に)返却した」と説明。しかし、朝日新聞が上村被告の弁護団の承諾を得てFDの解析を依頼した大手情報セキュリティー会社の担当者によると、このソフトはデータを書き換える際に使われるもので、改ざんの有無をチェックする機能はない。

 地検はこうした主任検事の説明が事実かどうかを確認するため、主任検事の上司だった大坪前部長ら当時の特捜部の検事や検察事務官から事情を聴く必要があると判断。特捜部の検事11人のうち主任検事を除く10人が今春の人事異動で他の部署に移っており、21日から地検に呼び出すなどして説明を求める。

 主任検事は1月以降、厚労省元局長の村木厚子氏(54)=一審・無罪判決=の公判に専従で立ち会っており、特捜部の捜査に実質的に携わっていない。(板橋洋佳、野上英文)

 

村木元局長「恐ろしい」「一部のせいにせず検証を」【朝日】
http://www.asahi.com/special/kaizangiwaku/TKY201009210069.html
2010年9月21日13時5分

大阪地検の押収資料改ざん疑惑で会見する村木厚子元局長=21日午後0時3分、東京都千代田区、西畑志朗撮影

 郵便不正事件で被告となった厚生労働省の村木厚子元局長(54)は21日、東京・霞が関の司法記者クラブで記者会見した。「こんなことまであり得るのかと恐ろしい気持ちがした」と語ったうえで、「一部に変な人がいたんだという話にせず、事件全体について何があって、なぜこうなったのか検証してもらい、検察のあり方に生かしてほしい」と、検察に事件全体の検証を求めた。

 村木元局長は今回のFD改ざん疑惑の内容を新聞報道でしか知らないとしたうえで、「(供述を裏付ける際に)頼りになる客観的な証拠にこういうことをされたら、何を頼りにしていいかわからない」と語った。最高検が捜査に着手したことについては「検察の信用がかかった問題だ。何があったのか真相解明して欲しい」と望んだ。

 これに先立ち、村木元局長の主任弁護人を務める弘中惇一郎弁護士も同日午前、会見を開き、「検察の根幹を揺るがす大きな問題だ」と厳しく批判。今後、証拠隠滅容疑などで主任検事を刑事告発することも視野に対応を検討することを明らかにした。

 弘中弁護士は「検察側からの説明は一切ない」としたうえで、朝日新聞が報じた内容を前提に会見を進めた。「主任検事として事件をコントロールする立場の人がこういうことをしたのなら前代未聞だ」と指摘した。

 公判前整理手続きの段階で、検察側が問題のFDを証拠請求しなかったことについては「(起訴内容を裏付ける)一番重要な証拠なのに、なぜ証拠請求しないのかと不審に思っていた」と述べた。

 

証拠隠滅容疑で最高検が捜査 改ざん疑惑「疑い濃い」【朝日】
http://www.asahi.com/special/kaizangiwaku/TKY201009210099.html
2010年9月21日12時44分

 郵便不正事件で主任検事が証拠として押収したフロッピーディスク(FD)を改ざんした疑惑をめぐり、最高検の伊藤鉄男次長検事は21日午前11時から緊急の記者会見を開き、「報道を素直に見れば、何らかの犯罪になる疑いが濃い。もはや捜査せざるを得ない」と述べた。

 最高検刑事部の検事らを21日に大阪に派遣し、証拠隠滅容疑で捜査を始めたという。最高検が自ら捜査に乗り出すのは極めて異例だ。

 伊藤次長は、改ざんした疑いのある主任検事を逮捕する可能性については明言を避けたが「ありとあらゆる事実解明をする。何ら特別扱いはしない」と語気を強めた。

 主任検事の言い分については「供述内容は言えない」と明かさなかった。改ざんに対する上司らの組織的関与については「そういうことを含めて調べる」と述べた。

 伊藤次長によると、最高検には20日に大阪高検から連絡があったという。伊藤次長は、大阪地検の聴取は「調査」、最高検は「捜査」と言葉を使い分け、「疑惑自体を非常に深刻に受け止めている。だからこそ、最高検主体で徹底的にやる」と約15分間の会見を結んだ。

 

仙谷官房長官「事実なら厳正に対処」 資料改ざん疑惑【朝日】
http://www.asahi.com/special/kaizangiwaku/TKY201009210087.html
2010年9月21日11時16分

 仙谷由人官房長官は21日午前の閣議後の記者会見で、大阪地検特捜部が証拠として押収した資料を改ざんした疑いがあることについて「捜査手法として到底許されない。検察当局で事実かどうか調べた上でそのような事実が存在すれば、検察の捜査の信頼性にも大きく及ぶものだから、厳正に対処する」と語った。

 仙谷長官は今後の対応について「事実なら刑事事件になる。そこから先は私がくちばしを入れることではない」と述べ、検察当局の調査に委ねる考えを示した。柳田稔法相も同日の会見で「最高検が直接捜査すると報告があったので、捜査の行方を見守り、結果をふまえて判断したい」と述べた。

 また、鹿野道彦農林水産相も同日の会見で「事実関係がきちっと確認されなければいけないが、もしそうであるならば絶対あってはならないことだと思う」と語った。

 

フロッピーの日付、検察に都合よく 押収資料改ざん疑惑【朝日】
http://www.asahi.com/special/kaizangiwaku/OSK201009200138.html
2010年9月21日5時40分

 厚生労働省の偽の証明書発行事件をめぐり、大阪地検特捜部の主任検事が証拠のフロッピーディスク(FD)を改ざんした疑いが明らかになった。「遊んでい るうちに書き換えてしまった」という検事の弁解に、弁護人は「ありえない」と不信感を募らす。検事はなぜ有罪無罪を左右しかねない行為をしたのか。

 検察捜査への信頼を揺るがす証拠の書き換えを行ったのは、今回の捜査を現場で指揮した主任検事(43)だった。厚生労働省元係長の上村(かみむら)勉被 告(41)=虚偽有印公文書作成・同行使罪で公判中=のフロッピーディスク(FD)をいじった理由について地検の聴取に、上村被告がデータ改ざんをしてい ないか確認するためだったと説明している。

 しかし、上村被告の弁護人は20日、朝日新聞の取材に、「改ざんの有無を調べるのであれば、専門機関に鑑定を出すはずで、検察官個人が調べるなどあり得 ない」と指摘する。さらに、正確なデータが書かれた特捜部の捜査報告書が公判で証拠採用されていなければ、同省元局長の村木厚子氏(54)=一審無罪=が 「冤罪になった可能性が高い」と述べた。上村被告も弁護人を通じ「検察に対して恐怖心を覚える。こんなことが当たり前になると、誰でも逮捕されてしまうの ではないでしょうか」とコメントした。

 記録改ざんの疑いが浮上しているFDの文書データは、上村被告が自称障害者団体「凛(りん)の会」(のちの白山会、東京)向けに作成した偽の証明書を FDに最終保存した日時だ。村木氏の公判に影響を与える重要な証拠で、FDは昨年5月26日、上村被告の自宅から押収された。FDの押収後に調べた特捜部 の捜査報告書などによると、初めは「04年6月1日午前1時20分06秒」と記録されていた。

 検察側は、上村被告が村木氏から証明書の不正発行を指示されたのは6月上旬であり、上村被告が証明書を作成したのはその後という構図で関係者の供述を集めていた。証明書が6月1日未明に保存されていたという証拠は、検察側にとって都合の悪いものだった。

 FD内に記録された証明書の最終更新日時が書き換えられたのは昨年7月13日。検察側の構図と合う「04年6月8日」とされ、FDは3日後の昨年7月16日、上村被告側に返却された。

 しかし、FDはその後、公判で証拠としては採用されず、代わりに、証明書の最終更新日時を「6月1日」と正しく記載した特捜部の捜査報告書が証拠採用さ れた。捜査報告書は村木氏側に証拠として開示され、村木氏側から公判に証拠請求されたためだった。主任検事は、裁判を担当する地検公判部に捜査報告書が引 き継がれたことを知らず、報告書はそのまま村木氏側に開示されたとみられる。

 捜査報告書の存在の重要性に気づいたのは、大阪拘置所での勾留(こうりゅう)中に開示証拠をチェックしていた村木氏本人だった。検察が描いた構図と、上 村被告が文書を保存した日時がずれていると、弁護団に連絡した。弁護団は今年1月の初公判の弁護側冒頭陳述でこの証拠を生かして、「検察側の主張は破綻 (はたん)している」と訴えた。

 この結果、村木氏の指示について「04年6月上旬」とする検察側の主張と証明書の作成時期が合わなくなり、今月10日の村木氏の判決公判で裁判長は「検察側の主張と符合しない」と指摘した。

 朝日新聞の取材に応じた検察関係者は、「主任検事が同僚に『見立てに合うようにデータを書き換えた』と打ち明けた」と証言した。書き換えの理由を「FD を弁護側が公判に証拠として提出してきたら、公判が検察側に有利に進むと考えたのかもしれない」とみている。(板橋洋佳、野上英文)

 

※ここでエントリー最初でご紹介した以下の第一報記事です

検事、押収資料改ざんか 捜査見立て通りに 郵便不正【朝日】
http://www.asahi.com/special/kaizangiwaku/OSK201009200135.html
2010年9月21日3時31分

20100921osk201009200137  郵便割引制度をめぐる偽の証明書発行事件で、大阪地検特捜部が証拠品として押収したフロッピーディスク(FD)が改ざんされた疑いがあることが朝日新聞 の取材でわかった。取材を受けた地検側が事件の捜査現場を指揮した主任検事(43)から事情を聴いたところ、「誤って書き換えてしまった」と説明したとい う。しかし、検察関係者は取材に対し「主任検事が一部同僚に『捜査の見立てに合うようにデータを変えた』と話した」としている。検察当局は21日以降、本 格調査に乗り出す。

 朝日新聞が入手した特捜部の捜査報告書などによると、FDは昨年5月26日、厚生労働省元局長の村木厚子氏(54)=一審・無罪判決=の元部下の上村 (かみむら)勉被告(41)=虚偽有印公文書作成・同行使罪で公判中=の自宅から押収された。FD内には、実体のない障害者団体が郵便割引制度の適用を受 けるため、上村被告が2004年6月に発行したとされる偽の証明書や文書の作成日時などに関するデータが入っていた。特捜部は証明書の文書の最終的な更新 日時を「04年6月1日午前1時20分06秒」とする捜査報告書を作成。FDは押収の約2カ月後にあたる7月16日付で上村被告側に返却され、村木氏らの 公判には証拠提出されなかった。

 朝日新聞が今夏、上村被告の弁護団の承諾を得てFDの記録を確認したところ、証明書の文書の最終的な更新日時が「04年6月8日午後9時10分56秒」で、特捜部が捜査報告書に記した最終更新日時と食い違うことが分かった。

 このため、朝日新聞が大手情報セキュリティー会社(東京)にFDの解析を依頼。本来は「6月1日」であるべき最終更新日時が「6月8日」と書き換えられていた。その書き換えは昨年7月13日午後だったことも判明。この日はFDを上村被告側に返す3日前だった。

 また、他のデータについては上村被告が厚労省の管理するパソコンで操作したことを示していたが、最終更新日時だけが別のパソコンと専用ソフトを使って変 えられた疑いがあることも確認された。検察幹部の聴取に対し、主任検事は「上村被告によるFDデータの改ざんの有無を確認するために専用ソフトを使った」 と説明したとされるが、同社の担当者によると、このソフトはデータを書き換える際に使われるもので、改ざんの有無をチェックする機能はないという。

 特捜部は捜査の過程で、上村被告の捜査段階の供述などを根拠に「村木氏による上村被告への証明書発行の指示は『6月上旬』」とみていた。だが、証明書の 文書データが入ったFD内の最終更新日時が6月1日未明と判明。村木氏の指示が5月31日以前でなければ同氏の関与が裏付けられず、最終更新日時が6月8 日であれば上村被告の供述とつじつまが合う状況だった。

 朝日新聞の取材に応じた検察関係者は「主任検事から今年2月ごろ、『村木から上村への指示が6月上旬との見立てに合うよう、インターネット上から専用の ソフトをダウンロードして最終更新日時を改ざんした』と聞いた」と説明。FDの解析結果とほぼ一致する証言をしている。(板橋洋佳)

■主任検事が大阪地検側の聴取に対して説明した主な内容は次の通り。

 上村被告宅から押収したフロッピーディスク(FD)を返す直前、被告がデータを改ざんしていないか確認した。その際、私用のパソコンでダウンロードした ソフトを使った。改ざんは見あたらなかったため、そのソフトを使ってFDの更新日時データを書き換えて遊んでいた。USBメモリーにコピーして操作してい たつもりだったが、FD本体のデータが変わってしまった可能性がある。FDはそのまま返却した。

    ◇

 厚労省元局長の村木厚子氏の話 なぜこんなことが起きてしまったのか理解できない。私にとって無罪証明のよりどころとなる「2004年6月1日」の更新 日時データを書き換えた行為はあまりに悪質で、心の底から怖さを感じる。書き換えが個人の責任なのかどうか、今は根の深さが見えていない。検事の職業倫理 を内部で徹底し、その能力と倫理が「一級」のものになってほしい。

始めに戻る


 

雑談日記は良質な情報への中継点
と、人気blogランキングバナー に参戦中。

(↓クリックすると拡大)
自民党は自Endバナー 自民党は自Endバナー の猫ちゃんつながりブログを倭国大乱を記録するブログの数々として見つける毎に適宜追加。但し結構忘れてます(汗)

 ココログ利用で、即行で以下のTBPライブリンクをサイドエリアへはりたければ⇒一輪のバラをクリック。

 以下、登録・スタートさせたトラックバック・ピープルです。
主権者は私たち国民自民党政治民主党政治社民党や共産党にトラックバックしてます。

 

|

« 年6千円の党費、年2千円の会費払っていて3人に1人棄権なんてあり得ない。大阪地検特捜前田騒ぎは民主党代表選疑惑隠しだ。 | トップページ | 【動画】9月23日鈴木宗男氏収監前の最後の演説(大地塾9月例会) »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 郵便割引制度をめぐる偽の証明書発行事件で、大阪地検特捜の証拠改ざん、朝日の第一報から今日までの記事を採録。:

« 年6千円の党費、年2千円の会費払っていて3人に1人棄権なんてあり得ない。大阪地検特捜前田騒ぎは民主党代表選疑惑隠しだ。 | トップページ | 【動画】9月23日鈴木宗男氏収監前の最後の演説(大地塾9月例会) »