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2011年5月 7日 (土)

浜岡原発の全景と1号機から5号機までをグーグル・アースと写真で確認。

 最初に浜岡原発の全景と1号機から5号機までをグーグル・アースで確認した後で、以下3件について書きました。

(↓以下3件、すべてクリックすると頁内ジャンプします)

 後ろで、まずYouTube「小出裕章氏に聞く、MBS毎日放送ラジオ」(浜岡原発の全原子炉の運転停止を要請)をアップ。

 次ぎに、浜岡原発に限らず日本の原発が地質学的に見てもいかに立地条件が危険な場所にあるか地震学者石橋克彦さんの話し(←必読です)。

 さらに関連で、風知草【毎日】山田孝男氏のコラム記事を3本採録。浜岡原発がいかに危険で、浜岡に原発を持つことがどんなに馬鹿馬鹿しいかについてのコラムです。

関連:
浜岡原発が事故なら首都圏など壊滅。浜岡原発とチェルノブイリ原発事故汚染地図を重ねて唖然、茫然。

ニュースで実感する為に、福島第一(1号機〜6号機、爆発で漏れたりしてる方)と福島第二(1号機〜4号機)の位置を確認。

関連必見動画のまとめ:その1その2その3

 

 まず浜岡原発の位置です

Hamaoka800px_2スクロールして見るなら。浜岡原発は、ユーラシアプレートの崖っぷちの所にあります。その下にフィリピン海プレートが潜り込んでます。歴史地震と、(プレート)地震テクトニクスを研究する学者が警告している南海トラフ震源域の端、駿河湾トラフの直近にあり、浜岡で原発事故があったら日本は東西に分断されます。具体的には東名高速を始めとした日本の大動脈が断たれ、経済活動も何もあったものではない。日本は終わります。(Fukushima NPP Hamaoka NPP & Monju NPP, 100km 300km 600km from Hamaoka NPP, Nankai trough & Suruga trough)


(↓クリックで拡大します)スクロールして見るなら
Hamaokachernobyl800px←浜岡原発を中心にして、チェルノブイリホット・スポッツ地図を日本地図にマッピングしました。浜岡にチェルノブイリが位置するとした場合の、100km、300km、600km圏までのホット・スポッツエリアです。(Fukushima NPP Hamaoka NPP & Chernobyl Hot Spots map)


 浜岡原発の全景と1号機から5号機まで

グーグル・アースで確認してみました。(参考:【毎日】撮影の写真

(↓クリックすると拡大)
Photo ア、Google earthで高度1km。左上から1号機と2号機、3号機と4号機、少し離れて右下に5号機。(スクロールしてみるなら
The Hamaoka nuclear power station in Omaezaki, Shizuoka Prefecture.From upper left to lower right: Unit 1, Unit 2, Unit 3, Unit 4, and Unit 5.


Photo_2 イ、高度500m、以下同じ。1号機と2号機、右下に3号機。(スクロールしてみるなら)Unit 1, Unit 2, lower right: Unit 3.


Photo_3 ウ、3号機と4号機。(スクロールしてみるなら)Unit 3, Unit 4.


Photo_4 エ、5号機。(スクロールしてみるなら)Unit 5.


 

参考:【写真で見る】中部電力浜岡原発【毎日】
http://mainichi.jp/select/jiken/graph/hamaoka/
Internet Archive

8 1、浜岡原発(手前から)1号機、2号機、3号機、4号機、5号機=静岡県御前崎市で2010年6月16日、本社ヘリから梅田麻衣子撮影
クリックすると次の写真が見られます↑(の表示があり、クリックすると8までの写真が見られる様になっていた)

The Hamaoka nuclear power station.From front to back: Unit 1, Unit 2, Unit 3, Unit 4, and Unit 5.


1 2、浜岡原発。(手前から)5号機、4号機、3号機=静岡県御前崎市で2011年2月23日、本社ヘリから西本勝撮影 From front to back: Unit 5, Unit 4, Unit 3.


2 3、浜岡原発5号機。手前右は3号機放水口、手前左は4号機放水口=静岡県御前崎市で2011年2月23日、本社ヘリから西本勝撮影 Unit 5. Front right side: Unit 3 drainage port, front left side: Unit 4 drainage port.


3 4、浜岡原発4号機=静岡県御前崎市で2011年2月23日、本社ヘリから西本勝撮影 Unit 4.


4 5、浜岡原発の3号機(左)と4号機=静岡県御前崎市で2011年2月23日、本社ヘリから西本勝撮影 Left to right: Unit 3, and Unit 4.


5 6、浜岡原発の3号機(左)と4号機=静岡県御前崎市で2011年2月23日、本社ヘリから西本勝撮影 Left to right: Unit 3, and Unit 4.


6 7、浜岡原発(左から)3、4号機=静岡県御前崎市で2010年6月16日、本社ヘリから梅田麻衣子撮影 Left to right: Unit 3, and Unit 4.


7 8、浜岡原発(左から)3号機、4号機=静岡県御前崎市で2010年6月16日、本社ヘリから梅田麻衣子撮影 Left to right: Unit 3, and Unit 4.


※関連YouTube:小出裕章氏に聞く、MBS毎日放送ラジオです。

【福島原発】5/6/金★「浜岡原発の全原子炉の運転停止を要請」を聞いて。
by nyugankenshin
http://www.youtube.com/watch?v=qoQkV4wQEQc

追記(2013/09/17):12分の所から必聴。小出さん「浜岡を始め、全原発が止まったとしても電気が足りなくなる事はない」。「真夏でさえも足りなくなることはない。政府統計データから実証できる」。そう言えば、3・11直後から盛んに言われた「電力が足りなくなるから計画停電」の話しは、その後足りなくなることはなくて、原発マフィアの嘘、デタラメだった事が分かりましたっけ。

 

【福島原発】5/5/木★悪化は食い止めてるが改善はしていない
http://www.youtube.com/watch?v=OjHz2X65jTw

 

 以下、は「2011年05月23日 177回参議院 行政監視委員会」での石橋克彦さんのプレゼン中、日本列島が原発に不適なことを指摘している部分。

(以下引用始め)

 それから四番目、そもそも日本列島は、地球上で最も原発建設に適さない場所です。資料五というのに一枚紙で地図がありますけれども、これ、世界中の地震をプロットしますと、地球上では地震というのは線状ないしはベルト状に起こっているわけですけれども、非常に活発な地震活動のベルトの中に日本列島は全域がすっぽり入ってしまうわけです。これが、面積でいいますと、日本の国土とそれから領海等の排他的経済水域の一部を合計した場合、地球の表面積の〇・三%弱ですけれども、その範囲内に実に地球の全地震の約一〇%が集中しています
 こういうところには、そもそも原発は造るべきではないのです。それはもう欧米では常識なことです。ドイツやアメリカの原子炉の規制の条件、それから、現実に日本だったらごみみたいな活断層が問題になって原発が閉鎖されたというような実例を見ても、もしフランス人やドイツ人が日本列島に住んでいれば、彼らは絶対にこんなところに原発は造らないであろうと。もう常識的なことです。日本が異常なんだと思います。

(以上引用終り)

↓click, enlarge 震央分布図(気象庁HPからです)(Epicenter distribution map)
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関連:火山や地震の震央分布図、プレートテクトニクス図などで説明した基礎知識情報

 石橋克彦さんの部分の英文テキスト

(以下引用始め)

The fourth point is that the Japanese Islands are most unsuitable on earth to build nuclear power plants.  Earthquake plots of the world show that earthquakes occur either on lines or belts.  Therefore, the whole Japan is completely covered with belts of earthquake activities.  The total area of Japanese territories, territorial waters and exclusive economic zone add up to a little less than 0.3% of the surface of the earth.  And about 10% of the total earthquakes concentrate within the same area.  Nuclear power plants should not be built on such places.  It is a common sense in Europe and the United States of America, as you can see in conditions to restrict nuclear reactors in Germany and the USA and the fact that certain nuclear power plants were shut down due to small active faults which might be treated like a trash in Japan.  It is so common that French and German people in Japan would never build nuclear power plants in such places like Japan.  I think Japan is not normal. 

(以上引用終り)

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 以下、資料として採録。

20110716112736e58aa0e5b7a5370x339 風知草:Feel wind grass(Hakonechloa macra)


英訳:English
風知草:再び「浜岡原発」を問う=山田孝男【毎日】
毎日新聞 2011年05月02日 東京朝刊
http://mainichi.jp/select/seiji/fuchisou/news/20110502ddm012070108000c.html
Internet Archive

 4月28日朝、首相と関係閣僚が顔をそろえる「経済情勢に関する検討会合」で、出席者の一人が「浜岡原発(中部電力)は止めるべきだ」と発言した。電気事業を所管する経済産業相は反論を避けた。その他の出席者も、不意の問題提起に応答をためらい、沈黙をまもった。議論は回避されたが、政府要人による浜岡原発停止要求は、この問題に敏感な霞が関と電力業界に強い衝撃を与えた。

 いま、政府は、福島以外の原発の制御は考えていないように見えるが、実情は違う。楽屋裏では、散発的に次のような会話が交わされている。

 「浜岡はあぶない」「そうは言っても、他の原発と区別して止める(法令上の)根拠がないでしょう」「予見しうる危険を防ぐのが政治では」「不用意に踏み込めば自治体を刺激し、全原発に波及して収拾がつかなくなりますぞ」--。

 政府内でも、ついに浜岡原発停止論が広がるか、そうは問屋が卸さぬか、まさしく微妙な段階にさしかかった。

 浜岡原発は静岡県御前崎市にある。何が問題か。まず、東海地震の予想震源域の真上に建っている。地震学者の石橋克彦神戸大名誉教授(66)に聞けば、揺れを生む断層面が真下の浅い所にあり、地盤が軟弱。巨大地震がくれば激しい地盤隆起が避けられず、立地条件の悪さという点で突出している。

 一方、政府の地震調査研究推進本部は「今後30年間にマグニチュード(M)8クラスの東海地震が起きる確率は87%」と予測(08年)、東海を最重点に地震防災を進めてきた。

 それでも浜岡原発は動き、増設され、運転差し止め請求訴訟でも原発行政が勝った。「M8に見合う耐震安全性は十分」という司法判断だが、3・11並みのM9ならどうか。

 浜岡は、制御設備の「外部電源の信頼性が福島より格段に高い」から、福島と同じにはならないと元科学技術庁原子力局長が主張している(東京新聞4月29日朝刊)。この人は「潜在的リスクがあるから停止」は短絡という意見である。

 筆者は先週、霞が関の技術系官僚2人(いずれも専門は原子力以外)に取材したが、うち1人は、こちらが驚くほど強い調子で原子力官僚の経済優先・安全軽視を批判した。

 「彼らは外部電源としか言わないですね。福島も『電源さえつながれば』と言って50日たつけど、何も変わらない。結局プラント(機械設備)の中しか見ていない。自然によってガードを崩されるという想像力、安全思想が欠けている」

 2人とも要職を占めるベテラン。政権の司令塔不在を嘆いたあたりは予想通りだが、「浜岡は止めるべきです」と異口同音に語った点が意外だった。

 環太平洋地域では過去50年にM9クラスの巨大地震が5回起き、うち3回は最近7年間に集中している。浜岡の海岸には高さ10メートルの砂丘があるとか、12メートルの防波壁を新設するとかいうけれども、福島原発は十数メートルの津波に洗われている。

 折も折、中部電力は、点検休止中の浜岡原発3号機を7月に再開したいと言い出した。真夏の電力不足による混乱回避へ布石を打ったのだろうが、民間企業に大局判断は無理というなら、政府が出るしかない。安全を守る国家意思を明確にして政治をリセットするためにも、日本の技術に対する国際的不信をぬぐうためにも、まず浜岡原発を止めてもらいたい。(毎週月曜日掲載)

    浜岡原発3号機:7月に再開…中電計画「地元の同意前提」
    中部電力:浜岡原発 防波壁15メートル超に引き上げ
    反原発デモ:東京で行われる 市民ら1000人が参加
    浜岡原発:6号機先送り 中部電、大震災で新設計画見直し
    地震:静岡の震度6強で負傷者40人 浜岡原発は異常なし

毎日新聞 2011年5月2日 東京朝刊

 

英訳
Gov't intervention necessary if Hamaoka nuke plant can't make decision to shut down
http://mdn.mainichi.jp/perspectives/column/news/20110505p2a00m0na001000c.html
Internet Archive

20110506p2a00m0na012000p_size5 The Hamaoka nuclear power station in Omaezaki, Shizuoka Prefecture, is pictured in this aerial photo taken from a Mainichi helicopter on Feb. 23, 2011. (Mainichi)

"The Hamaoka Nuclear Power Plant should be stopped," said a participant in a meeting on the state of the economy, where Prime Minister Naoto Kan and Cabinet members were among those present. Banri Kaieda, head of the Ministry of Economy, Trade and Industry (METI) that oversees the power industry, refrained from making a rebuttal. Taken aback by the sudden introduction of the issue, others at the meeting maintained their silence. While debate was avoided, the fact that a government official called for the shutdown of the Hamaoka Nuclear Power Plant sent shockwaves through the various ministries and the power industry.

While it may appear as though the government is not considering the possibility of closing down any nuclear power plant besides the one in Fukushima, that is not the case. Behind the scenes, there have been sporadic discussions along the following lines:

"The Hamaoka plant is dangerous."

"But there's no legal basis on which to differentiate the Hamaoka plant from the others and stop just that one while others keep running."

"Isn't it politicians' job to prevent foreseeable danger?"

"If we make any ill-planned moves, we'll provoke local governments, the call to stop the plant will extend to all nuclear power plants, and things will get out of control."

We've finally reached a tricky state of affairs where we may see the push to stop the Hamaoka plant spread throughout the administration -- or not.

So what exactly is the problem with the Hamaoka Nuclear Power Plant?

First, it is located in the Shizuoka Prefecture city of Omaezaki, right atop the predicted epicenter of a great Tokai earthquake that experts have been warning for years will strike. According to Katsuhiko Ishibashi, a seismologist and professor emeritus at Kobe University, the surface of the fault where the quake is predicted to originate is located close to the surface of the ground, where the soil is soft, so if a major quake were to occur, severe ground upheaval cannot be avoided. This makes the site of the Hamaoka plant an unusually bad one for a nuclear power station.

In 2008, the government's Headquarters for Earthquake Research Promotion predicted that there was an 87-percent chance that a magnitude-8 range Tokai earthquake will occur in the next 30 years, and stepped up anti-disaster measures particularly in the Tokai region.

And yet, the Hamaoka plant has continued to run and has even been expanded, coming out victorious in lawsuits that sought to stop its operation, with the judge accepting the argument that the plant is capable of withstanding a magnitude-8 temblor. What about a magnitude-9 quake, then, like the one that struck on March 11?

A former chief of the Science and Technology Agency's Atomic Energy Bureau is of the opinion that stopping the Hamaoka plant because of "potential risks" is a shortsighted response. He was quoted in the April 29 issue of the Tokyo Shimbun newspaper as saying that the external power source that controls operations at the Hamaoka plant is far more reliable than the system at the Fukushima No. 1 plant.

Meanwhile, one of two bureaucrats with technical expertise -- not in atomic energy -- interviewed last week criticized the economics-first, safety-second mentality of atomic energy bureaucrats in a surprisingly harsh tone: "All they talk about is the external power source. It's been 50 days since they said that things would improve at Fukushima, too, once external power was restored, but nothing has changed. They're only looking at the facility itself. They lack the imagination and the focus on safety crucial in considering the possibility of nature destroying their systems.

Both bureaucrats hold high positions, and while their lamentation of the current administration's lack of leadership was not at all shocking, the fact that both called for the Hamaoka plant to be stopped was surprising indeed.

In the past 50 years, five magnitude-9 quakes have rattled the Pacific Rim, of which three have taken place in the past seven years. People try to quell concerns over the Hamaoka plant by pointing out the 10-meter sand dunes on the coast nearby and referring to talk of constructing a new 12-meter breakwater. But the Fukushima plant was overcome by waves between 10 and 20 meters high.

It is under such a state of affairs that Chubu Electric Power Co., which runs the Hamaoka plant, announced that it wanted to resume operations of the No. 3 reactor at Hamaoka in July. This is likely a desperate attempt to avoid a possible energy shortage in the summer, which could lead to chaos. Regardless, if private corporations can't look at the big picture, there is no choice but for the government to step in. To prove the nation's commitment to safety and renew its politics, and to wipe away international distrust of Japanese technology, first of all the Hamaoka Nuclear Power Plant must be stopped. (By Takao Yamada, Expert Senior Writer)

Click here for the original Japanese story

(Mainichi Japan) May 5, 2011

 

英訳:English
風知草:「原発への警鐘」再び=山田孝男
毎日新聞 2011年04月25日 東京朝刊
http://mainichi.jp/select/seiji/fuchisou/news/20110425ddm012070041000c.html
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 先週、浜岡原発を止めてもらいたいと書いたが、止まる気配はない。あらためて警鐘を鳴らさなければならない。そう考えていた折、30年来、原発への警鐘を打ち鳴らし続けてきた経済評論家、内橋克人(かつと)(78)の話を聞く機会を得た。

 神戸新聞の経済記者からフリーに転じて44年。モノづくりの現場を歩いた豊富な取材経験に基づき、経済技術大国・日本の過信と、現代資本主義の人間疎外を鋭く問う評論活動に定評がある。NHKテレビ「クローズアップ現代」で登場回数最多の常連解説者と言ったほうが通りがいいだろうか。

 この人は米スリーマイル島原発事故(79年)後の84年、週刊現代の連載ルポをベースに講談社から「日本エネルギー戦争の現場」を出版した。どのくらい読まれたか記録がないが、旧ソ連のチェルノブイリ原発事故(86年)直後に「原発への警鐘」と改題して文庫化。これは5万3000部売れた。

 やがて地球温暖化防止と原発ルネサンスの20年が訪れ、労作は忘れられる。が、3・11を経て先週、一部復刻版「日本の原発、どこで間違えたのか」(朝日新聞出版)が出た。福島第1原発ルポに始まり、このままでは亡国に至ると結ぶ原著には予言書の趣がある。

 内橋はこう言っている。原発安全神話には根拠がない。原発推進の是非が国会やメディアを通じ、文字通り国民的議論に付されたためしがない。あくなき利益追求という経済構造に支配されているのが実態だ。その危うさを問うべき学者も、メディアも、利益構造の中に埋没している。その現実が、地震と津波であらわになったというのが内橋の確信である。

 原発は維持拡大か、縮小廃止か。世論は割れている。毎日新聞の調査(18日朝刊)では「原発依存は、やむを得ない」が40%。「原発は減らすべきだ」が41%で「全廃すべきだ」は13%だった。「原発は今後どうしたらよいか」と聞いた朝日新聞の調査(同)では、「増やす」5%、「現状程度」51%、「減らす」30%、「やめる」11%という分布になった。

 日本は二つの領域に分断された。引き続き原発依存型の経済成長と繁栄を求める人々の日本と、今度という今度はそこから脱却しなければならないと考える人々の日本に。

 この亀裂を埋め、まとめるのは政府の役割のはずだが、国策の根幹に斬り込む議論を寡聞にして知らない。福島の制御と三陸の復興に忙殺されているのは分かるが、首都圏や東海地方に第2撃の巨大地震が来ないと言えるか。来てもマグニチュード7程度という中央防災会議の想定内と言えるか。

 内橋は、「原発への警鐘」の終盤で、第二次大戦の敗因を分析した戦争史家の文章から以下を引用している。

 「有利な情報に耳を傾け、不利な情報は無視する(日本政府固有の)悪癖に由来するが、日本的な意思決定方式の欠陥を暴露したものであろう。会して議せず、議して決せず……。意思決定が遅く、一度決定すると容易に変更できない。変化の激しい戦争には最悪の方式で、常に手遅れを繰り返し、ついに命取りになった……」

 日本には現在、54基の原発があり、総電力供給量の3割を賄っている。2030年までに14基増やし、原発依存率を5割にあげるという政府のエネルギー基本計画は妥当か。大胆な議論に期待する。(敬称略)(毎週月曜日掲載)

    中部電力:浜岡原発 防波壁15メートル超に引き上げ
    浜岡原発:6号機先送り 中部電、大震災で新設計画見直し

毎日新聞 2011年4月25日 東京朝刊

 

英訳
Public split on nuclear energy, but long-time warning deserves serious debate
http://mdn.mainichi.jp/perspectives/column/archive/news/2011/04/20110426p2a00m0na001000c.html
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20110408p2g00m0dm005000p_size5 In this March 20, 2011 aerial file photo taken by a small unmanned drone and released by Air Photo Service, the crippled Fukushima No. 1 Nuclear Power Plant is seen in Okumamachi, Fukushima prefecture. From top to bottom: Unit 1, Unit 2, Unit 3 and Unit 4. (AP Photo/Air Photo Service)

I wrote that Chubu Electric Power Co. should shut down its Hamaoka Nuclear Power Plant in my column on April 18. With no sign that such a thing was about to happen, however, I'd been feeling the need to issue another wake-up call. I then stumbled upon the opportunity to learn a few things from Katsuto Uchihashi, an economic expert who has long been blowing the whistle on nuclear energy.

A former Kobe Shimbun economics reporter who has been a freelance journalist for the past 44 years, 78-year-old Uchihashi has a reputation for his razor-sharp critique of Japan's misplaced sense of confidence as an economic and technological power, and the alienation spawned by contemporary capitalism. He is virtually a regular on the NHK current affairs TV program, "Close-up Gendai," having been on the show more often than any other commentator.

In 1984, five years after the Three Mile Island accident in the U.S., Uchihashi published the book "Nihon enerugi senso no genba" (At the scene of the Japanese energy war), based on a series he'd written in the weekly magazine Shukan Gendai. There is no record available on how widely the book was read, but it was published again in paperback under the title "Genpatsu e no keisho" (A warning on nuclear power) in 1986, soon after the Chernobyl nuclear disaster in the Soviet Union. It sold 53,000 copies.

In the subsequent 20-year period, however, during which society's focus turned to stopping global warming and hopes for a nuclear-industry revival -- dubbed "the nuclear renaissance" -- Uchihashi's efforts were all but forgotten.

Then last week, just over a month after the massive earthquake and tsunami that struck northeastern Japan crippled a nuclear power plant in Fukushima Prefecture, a partially reprinted edition of the book, renamed "Nihon no genpatsu, doko de machigaetanoka" (Where did Japanese nuclear energy policy go wrong?), was released. Starting with coverage of the crisis in Fukushima and closing with the argument that the nation is headed to ruin if things continue to go on as they have, the book has the ring of a prophetic text.

20110330p2g00m0dm100000p_size5 This March 24, 2011 aerial photo taken by a small unmanned drone and released by AIR PHOTO SERVICE shows damaged Unit 4 of the crippled Fukushima Dai-ichi nuclear power plant in Okumamachi, Fukushima prefecture, northern Japan. (AP Photo/AIR PHOTO SERVICE )

Uchihashi says that the "safety myth" of nuclear energy that the Japanese public has been fed for years has no basis. The pros and cons of nuclear energy have never been put up to nationwide public debate via the Diet or the media. The issue has been governed by an economic structure whose purpose is the relentless pursuit of profit, and the very parties who should be challenging questionable claims -- including academics and the media -- are knee deep in this web of interests and profit. It is this reality, Uchihashi declares, that was exposed by the March 11 disaster.

The public is divided on whether nuclear power plants should be preserved and expanded, or scaled back and abolished. According to a Mainichi public opinion poll published in the April 18 morning issue, 40 percent of respondents said that the nation's dependence on nuclear power was unavoidable, while 41 percent said the number of nuclear power plants should cut back, and 13 percent said such plants should be abolished altogether. According to an Asahi Shimbun poll published on the same day, which asked respondents what they think should be done with nuclear power plants, 5 percent said that their numbers should increase, 51 percent said the current number should be maintained, 30 percent said they should be scaled back, and 11 percent said they should be eliminated entirely.

Japan has been split in two, into a Japan whose people seek continued economic growth and prosperity grounded in nuclear dependence, and another Japan whose people are convinced of the need to depart from that model once and for all.

It is the government's role to bridge that divide and coordinate diverging views, but it lacks the knowledge and wisdom needed for a debate that cuts to the crux of national policy. Understandably, the government is currently overwhelmed by the pressing task of bringing the Fukushima plant under control and rebuilding the country's quake- and tsunami-ravaged northeast, but that doesn't mean we can ignore the possibility that another massive earthquake will hit Japan, in the Tokyo metropolitan area or the Tokai region. Plus, is there any guarantee that such a temblor will be a magnitude-7 or thereabouts, as the Central Disaster Prevention Council has predicted?

In the final pages of "Genpatsu e no keisho," Uchihashi quotes a war historian's analysis of the reason for Japan's defeat in World War II.

"It originated in the bad habit -- unique to the Japanese government -- of lending its ears only to favorable information while ignoring the bad, but it also exposed the flaws of the Japanese decision-making process in which people gather but do not debate, debate but do not decide ... It takes a long time to make a decision, but once one is reached, it is not easily changed. Japan went about war -- which by nature entails constantly changing circumstances -- in this way, the worst way possible, and found itself lagging behind time and time again, which ultimately led to its demise ..."

20110324p2a00m0na017000p_size5 In this photo from a footage of a live camera released by Tokyo Electric Power Co. (TEPCO), black smoke billows from the crippled Fukushima No. 1 Nuclear Power Plant in Okumamachi, northeastern Japan, on March 22, 2011. (AP)

Today, there are 54 nuclear reactors in Japan, accounting for 30 percent of the country's total energy supply. Is the government's plan to boost the nation's dependence on nuclear energy to 50 percent by adding 14 more reactors by 2030 a sound one? Let us hope for some bold debate. (By Takao Yamada, Expert Senior Writer)

Click here for the original Japanese story

(Mainichi Japan) April 26, 2011

 

英訳:English
風知草:浜岡原発を止めよ=山田孝男
毎日新聞 2011年04月18日 東京朝刊
http://mainichi.jp/select/seiji/fuchisou/news/20110418ddm012070049000c.html
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 中部電力の浜岡原子力発電所を止めてもらいたい。安全基準の前提が崩れた以上、予見される危機を着実に制御する日本であるために。急ぎ足ながら三陸と福島を回り、帰京後、政府関係者に取材を試みて、筆者はそう考えるに至った。

 福島に入った私の目を浜岡へ向かわせたのは佐藤栄佐久・前福島県知事(71)だった。郡山に佐藤を訪ねて「首都圏の繁栄の犠牲になったと思うか」と聞いたとき、前知事はそれには答えず、こう反問した。

 「それよりネ、私どもが心配しているのは浜岡ですから。東海地方も、東京も、まだ地震が来てないでしょ?」

 5期18年(5期目半ばで辞任後、収賄で逮捕・起訴。1、2審とも有罪で上告中)。国・東京電力との蜜月を経て原発批判に転じた佐藤が、恨み節を語る代わりに首都圏の油断を指摘してみせたのである。

 浜岡原発は静岡県御前崎市にある。その危うさは反原発派の間では常識に属する。運転中の3基のうち二つは福島と同じ沸騰水型で海岸低地に立つ。それより何より、東海地震の予想震源域の真上にある。

 「原発震災」なる言葉を生み出し、かねて警鐘を鳴らしてきた地震学者の石橋克彦神戸大名誉教授(66)は、月刊誌の最新号で、浜岡震災の帰結についてこう予測している

 「最悪の場合、(中略)放射能雲が首都圏に流れ、一千万人以上が避難しなければならない。日本は首都を喪失する」「在日米軍の横田・横須賀・厚木・座間などの基地も機能を失い、国際的に大きな軍事的不均衡が生じる……」(「世界」と「中央公論」の各5月号)

 これが反原発派知識人の懸念にとどまらないことを筆者は先週、思い知った。旧知の政府関係者から「浜岡は止めなくちゃダメだ。新聞で書いてくれませんか」と声をかけられたのである。原発輸出を含む新成長戦略を打ち出した内閣のブレーンのひとりが、浜岡に限っては反原発派と不安を共有し、「原発を維持するためにこそ止めるべきなのに、聞く耳をもつ人間が少ない」と慨嘆した。

 福島のあおりで中部電力は浜岡原発の新炉増設の着工延期を発表したが、稼働中の原子炉は止まらない。代替供給源確保のコストを案じる中電の視野に休止はない。ならば国が、企業の損得や経済の一時的混乱を度外視し、現実の脅威となった浜岡原発を止めてコントロールしなければならないはずだが、政府主導の原発安全点検は表層的でおざなりである。

 なるほど民主党政権は無残だが、自民党ならみごと制御できたとも思わない。空前の大災害であり、しかもなお収束のめどが立っていない。

 向こう1000年、3・11ほどの大地震や津波がこないとは言えないだろう。列島周辺の地殻変動はますます活発化しているように見える。そういうなかでGDP(国内総生産)至上主義のエネルギー多消費型経済社会を維持できるかと言えば、まず不可能だろう。

 いま、首相官邸にはあまたの知識人が参集し、「文明が問われている」というようなことが議論されている。ずいぶんのんきな話だと思う。

 危機は去っていない。福島の制御は当然として、もはやだれが見ても危険な浜岡原発を止めなければならない。原発社会全体をコントロールするという国家意思を明確にすることが先ではないか。(敬称略)(毎週月曜日掲載)

    中部電力:浜岡原発 防波壁15メートル超に引き上げ
    反原発デモ:東京で行われる 市民ら1000人が参加

毎日新聞 2011年4月18日 東京朝刊

 

英訳
Hamaoka Nuclear Power Plant must be shut down
http://mdn.mainichi.jp/perspectives/column/archive/news/2011/04/20110418p2a00m0na007000c.html
Internet Archive

Chubu Electric Power Co. should shut down its Hamaoka Nuclear Power Plant. Its security standards no longer hold water, and I want Japan to become a country that can steadily overcome anticipated crises. This is the conclusion I reached after speaking with government officials in Tokyo following a brief tour of the Sanriku and Fukushima districts.

It was former Fukushima Gov. Eisaku Sato, 71, who first turned my attention toward the Hamaoka plant. When I met Sato in the Fukushima Prefecture city of Koriyama, I inquired about the nuclear crisis.

"Do you think this region is paying the price for the prosperity of the Tokyo metropolitan area?" I asked.

Without answering the question, he replied, "Rather than all that, it's Hamaoka we're worried about. The earthquakes anticipated in the Tokai region and Tokyo still haven't come, right?"

Sato served as governor for 18 years, stepping down during his fifth term before being arrested and charged in a bribery case that he is still battling. Initially, he was on good terms with the central government and Tokyo Electric Power Co., but he later emerged as an opponent of nuclear power plants. Nevertheless, instead of focusing on grudges during our meeting, he pointed the finger at the inattentiveness of the capital region.

The Hamaoka Nuclear Power Plant is located in Omaezaki, Shizuoka Prefecture. The dangers associated with the plant are common knowledge among nuclear power plant opponents. Two of the three reactors in operation are boiling-water reactors -- the same type as those at the crippled Fukushima No. 1 Nuclear Power Plant. But the real point of concern is the fact that they sit right above the spot where a massive Tokai region earthquake is predicted to strike.

Katsuhiko Ishibashi, 66, an emeritus professor at Kobe University who coined the phrase "genpatsu shinsai," which describes a combined earthquake and nuclear power plant disaster, has previously pointed out the plant's precarious standing. In the May 2011 editions of the monthly magazines "Sekai" and "Chuokoron," he warned there would be severe consequences if a major earthquake were to strike the Hamaoka plant.

"In a worst-case scenario ... a radiation cloud would drift over the Tokyo metropolitan area, and over 10 million people would have to evacuate. Japan would lose its capital." "The U.S. military bases at Yokota, Yokosuka, Atsugi and Zama would not be able to function, producing a large global military imbalance," he reportedly told the magazines.

Last week I realized that such views were not restricted to educated nuclear power plant opponents. One of my old acquaintances, a government official who has hammered out new growth strategies for the Cabinet including the building of nuclear power plants overseas, shares concerns about the Hamaoka plant.

"We have to stop Hamaoka. Could you write about this in the paper?" my acquaintance asked. "This plant must be stopped for the very sake of retaining our other nuclear power plants -- but not too many people lend their ears to such ideas."

In the wake of the nuclear disaster in Fukushima, Chubu Electric Power Co. announced that it would delay the construction of new reactors at the Hamaoka plant, but the reactors now in operation have been kept running. The power company, which worries about the cost of securing an alternative source of power, does not consider stopping the reactors an option.

If this is the case, then the central government should step in to bring the situation under control by halting the operation of the Hamaoka plant, which has become a realistic threat. The government shouldn't be concerned about companies' gains or losses or temporary economic confusion. But this hasn't happened: Nuclear power plant safety checks performed under the government's supervision are superficial and perfunctory.

It seems the administration of the ruling Democratic Party of Japan has performed miserably in its handling of the current crisis. But I doubt that the opposition Liberal Democratic Party could have brought the situation under control either. This was an unprecedented disaster, and there is no telling when the situation will settle.

There is no assurance that a massive earthquake and tsunami on the scale of the March 11 disaster will not occur again sometime within the next 1,000 years. Activity producing changes in the earth's crust seems to be becoming more active around the Japanese archipelago. At the same time, Japan's task of maintaining its energy-intensive economic society, which places top priority on gross domestic product, will likely prove impossible.

Now at the Prime Minister's Office, experts are assembling for discussion stemming from comments like, "Civilization is facing questions." To me, this seems a rather carefree approach.

The danger has not passed. Naturally the crisis at the Fukushima plant must be brought under control, but the Hamaoka Nuclear Power Plant, which is dangerous by anyone's reckoning, must also be shut down.

Surely the first step is to clarify the nation's resolve to bring its nuclear power plant-driven society under full control. (By Takao Yamada, Expert Senior Writer)

Click here for the original Japanese story

(Mainichi Japan) April 18, 2011

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 まず、気象庁のHPから「地震と火山」の転載。特に注目して欲しいのは世界の震央分布図です。いかに日本が原発立地に不適当か分かります。こんな危険で狭い所に人口が密集している国土に原発が54基なんてキチガイ沙汰と思います。次ぎにプレートテクトニクスについてのメモ

地震と火山(気象庁)
Earthquake and Volcano(Japan Meteorological Agency)
http://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/whitep/2-1.html
Internet Archive

 地球は中心の部分を除いて岩石で構成されていますが、内 部に行くに従って温度が高くなっているため、非常に長い時 間の物さしで見ると、動いています。

(↓クリックすると拡大します)
Earth_2  地震波は光のように反射・屈折する。震源から直接届く波(P)もあれば、 核の表面で反射してから届く波(PCP)や核内に屈折して届く波(PKP)も あります。

右図:地球の内部構造及び地震波の経路

 

 内部の高温の物質が海底の海嶺(海底の山脈など)で地 球の表面にわき出し、厚さ数10km~100kmの板状(プレートと いいます)となり、1年間に数cmの速さで両側に広がっていきます。  これが海底を形づくっている「海のプレート」です。
 陸地を形づくっている陸のプレートと衝突すると海の プレートの方が密度が大きいため、陸のプレートの下に沈み込んでいきます。 沈み込むところ海溝になります。
 地球の表面は、いくつかのプレートでおおわれており、それぞれのプレートの 境目が、海嶺や海溝などに相当します。  海のプレートの沈み込みの地域(海溝沿いの地域)では巨大地震が起こります

Plate

 

 地震の多くは、細長く帯状あるいは線上に分布して発生しています。 そしてその多くは、海溝沿いの地域に起こっています
 大西洋の中央をほぼ南北に走っているのは、プレートのわき出し口で、大西洋中央海嶺です。 (下図:1990年から2000年までの世界の地震の震央分布、マグニチュード4.0以上、深さ50kmより浅い地震)。
Epicenter distribution map
W

 これらの分布と世界のプレートの分布(下図)を比較すると、 地震の震源や火山の集中しているところにはプレートとプレート の境界があることがわかります。

Worldpr

日本付近の地震活動(Seismic activity near Japan)
 日本付近では、海溝から陸地まで地震がたくさん起こっています。(下図:1990年から2000年にかけての 日本付近で発生した地震の震央分布図) この震源分布図をみると大きく2つに分かれて起こっています。  1つは、海溝軸から内陸にかけて広く分布する浅い地震(陸域の浅い地震)、 もう1つは海溝の軸から遠ざかるにつれて地震の起こる深さが次第に深くなるものです。 後者の分布は、プレートの沈み込みに伴って起きていることで説明されます。

Japan

 日本付近においてもプレートの境界があります(下図)。(Boundary of the plate near Japan
Platejp

 このプレートの運動と地震、火山の関係を模式的にあらわしたのが下図です。 図中、陸域の浅い地震は、活断層と呼ばれるプレート内部の傷で、活断層は日本中いたるところに存在します。 平成7年1月の兵庫県南部地震は、このタイプの地震が都市の直下で発生し、甚大な被害を発生させたも のです

Genri

 日本の火山は、上図のように海のプレートが陸のプレートの下に沈み込むことに関係しています。 このため、日本の火山はプレートの境界に平行な帯状の地域に密集しています。

 

 経済産業省資源エネルギー庁で見つけた資料です。なかなか良い資料と思うのですが、最後の部分で、「プレートシステムの変化は(略)、仮に今後変化するとしても、少なくとも百万年以上かかって変化するものと考えられています。」と書いています。楽観論に誘導するみたいな書き方で気になります。これを真に受けて、「大きな地震などそれほど起きるものではないのだ」などと考えると危ない。

(以下転載始め)
解説「プレートテクトニクスについて」
http://www.enecho.meti.go.jp/rw/hlw/qa/pdf/sanko03.pdf

Photo ←【地球の内部構造】

 地球の表層部は十数枚の硬い板(プレート、厚さ~数十km)で覆われ、それぞれのプレートがほとんど変形することなく、お互いに水平方向に動いているという考え方に基づく理論を、プレートテクトニクスといいます。この考え方は、1960年代後半に生まれ、当初は仮説として提唱されましたが、近年例えば、大陸間の距離の精密な測定結果等に基づき、事実として認知されています。

 わが国では、地層処分に影響を与える可能性のある自然現象のうち、火山・火成活動、地震・断層活動や隆起・沈降については、地球の表層部を構成するプレートの配置やその運動(プレートテクトニクス)と関連して起こるものと考えられています。そして、このプレート運動の安定性が、これらの自然現象について将来の動向を推定できることと深く関わってきます。

日本列島とその周辺のプレートについて

Photo_2 ←【日本列島とその周辺のプレート】

 日本列島とその周辺海域は、4枚のプレートの境界部になっています。このうち、太平洋プレート、フィリピン海プレートは北米プレート、ユーラシアプレートの下に沈み込んでいます。プレートの運動様式は、仮に今後変化するとしても、少なくとも百万年以上かかって変化するものと考えられています。

 日本列島とその周辺海域は、太平洋プレート、フィリピン海プレート、ユーラシアプレート、北米プレートの境界部に位置します。

 このうち、太平洋プレートは北海道、東北日本、伊豆-小笠原の東方に位置し、千島海溝~日本海溝~伊豆-小笠原海溝から、それらの下に沈み込んでいます。千島海溝~日本海溝での北米プレートに対する太平洋プレートの速度は、年間約8~9cmとされています。

 また、フィリピン海プレートは関東~西南日本の南方に位置し、相模トラフ~南海トラフから、それらの下に沈み込んでいます。ユーラシアプレートに対するフィリピン海プレートの速度は、年間約4~5cmとされています。

 一方、陸側のプレートについては、糸魚川-静岡構造線~日本海東縁を境界として東側の北米プレートと西側のユーラシアプレートに分かれています。北米プレートに対するユーラシアプレートの速度は、年間約1cmとされています。

 プレートの移動方向や速度は、地球のプレートシステムに変化が起きない限り、ほぼ一定に保たれます。プレートシステムの変化は日本列島周辺においても過去に何度もおきていますが、非常にゆっくりと生じる現象であって、仮に今後変化するとしても、少なくとも百万年以上かかって変化するものと考えられています

(以上転載終り)

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コメント

浜岡原発は稼動停止でも大爆発する

 脱原発は原発存続の肯定に基づくクリーン・エネルギー助成の改良主義だ。
 体制内化した共産党がそうだ。
 反原発運動が目指す全原発廃止でも、福島原発-1の緊急停止後の大爆発が示したように、大地震+大津波による炉心溶融の進行、核分裂反応、再臨界から大爆発に至る。3号炉の使用済み核燃料プールの2011.3.14核爆発が示した。
 欧州放射線危機委員会のBusby(バズビー)教授の指摘と警告:「福島原発-1の爆発は水素爆発ではなくて、核爆発だった。日本人は既にチェルノブ
イリ事故以上の放射線被曝を受けている」
映像:http://www.youtube.com/watch?v=5PFRQ4jDUE4

 炉心が露出したら5分で溶融開始、2時間で圧力容器の底へ落ちる。福島原発-1での炉心露出は1号で55%、2号で35%、3号で30%と言っていたが、今は遥かに進展している。
だから1,2,3号炉の新たな核爆発が切迫している。

 東海大地震の震源に近く、活断層上の浜岡原発を稼働停止しても、差迫った東海・東南海・南海・日向灘連動の「西日本大地震」と大津波の発生で大爆発は避けられない。
 今度はこの「西日本大地震」+大津波+活断層真上の浜岡原発・MOX燃料の愛媛県伊方原発3号炉・同佐賀県玄海原発3号炉、活断層上の鹿児島県川内原発の大爆発が切迫している。宇宙情報だ。
 浜岡原発などが大爆発すれば、福島原発-1との二重の被曝で1都6県首都圏の4240万人の避難が余儀なくされるが、避難先は国内にない。菅亡国内閣は、無為無策で何もしていない。これは、驚くほどの背任だ。
 大至急菅内閣退陣、救国内閣樹立のため数十万・数百万の国会デモを!!

投稿: 前田 進 | 2011年5月 7日 (土) 22時07分

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