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2011年9月26日 (月)

「第2回市民シンポジューム・検察の深い闇」UStream(最初三井さんの陸山会判決へのコメントあります)

 シンポジウムでは「検察の深い闇」となっていますが、今日の陸山会の判決を見ると、「推定有罪」まるで「裁判所・司法の深い闇」と言いたいような事態。後ろで記事などを採録しておきます

「第2回市民シンポジューム・検察の深い闇」
http://www.ustream.tv/recorded/17517907
         
Video streaming by Ustream

 

山路徹さんのAPF通信のUStreamです。

ゲストは、三井環氏(大阪高検元公安部長・市民連帯の会代表)と小沢遼子氏(評論家)

 

※APF(Asia Press Front ):
有限会社APF通信社。日本の独立系ニュースプロダクション。1992年12月設立。東京都港区赤坂に本局があり、大阪とタイのバンコクに支局がある。ミャンマーのヤンゴンで取材中に軍事政権の兵士に射殺された長井健司さんが所属していた戦争・紛争地帯専門の映像取材会社。

 間違えやすいが、フランス通信社(L’Agence France-Presse、略称: AFP)とは別。

APF(Asia Press Front )は、あの記念すべき2010年10月24日のデモを同じくU Streamで中継してくれました。
関連⇒24日の検察・検察審査会を糾弾するデモ、参加でなく取材をしてきました。写真でデモの長さを実感して下さい。

(以下転載始め)

9月26日「第二回市民シンポジューム・検察の深い闇」を開催 ~ 「ネットメデイアと主権在民を考える会」世話人代表 山崎康彦
http://kochi53.blog.ocn.ne.jp/blog/2011/09/926_4597.html

「ネットメデイアと主権在民を考える会」世話人代表の山崎です。

今年6月15日開催の「第1回市民シンポジューム・コンピューター監視法案」に続いて、来週月曜日(9月26日)午後4時ー5時半に「第二回市民シンポジューム・検察の深い闇」を開催いたします。

ゲストは三井環氏(大阪高検元公安部長・市民連帯の会代表)小沢遼子氏(評論家)です。スタジオ内とガラス越しのカフェで傍聴が可能ですので皆様のご参加をお願いいたします。

以下にご案内をお送りさせていただきますのでよろしくご参照ください。

             記

■【第2回市民シンポジューム・検察の深い闇」のご案内  

1)日時:2011年9月26日(月)午後4時ー5時半

2)テーマ:検察の深い闇

3)出演者:ゲスト 三井環氏(大阪高検元公安部長・市民連帯の会代表)

      ゲスト 小沢遼子氏(評論家)
 
      司会  山崎康彦(「ネットメデイアと主権在民を考える会」世話人代表・ネットジャーナリスト)

4)主催:ネットメデイアと主権在民を考える会

5)運営協力:APF通信社

6)会場:日本橋クエスト

     中央区日本橋人形町1-5-10

     電話3665-7007

     http://www.cafest.net/

     日比谷線・都営浅草線人形町駅A5出口徒歩3分です。
   
7)傍聴:スタジオが狭くスタジオ内に5名様が入っていただき傍聴及び質疑応答できます。ガラス越しにカフェがありますので約20名様まではガラス越しに傍聴できます。

*傍聴希望者は事務局山崎あてyampr7@mx3.alpha-web.ne.jにメールにてお知らせください。

**スタジオのレンタル料など費用が掛かりますので、誠に恐縮ですが傍聴される方には参加費用@¥600(カフェ傍聴)、¥1500(スタジオ傍聴)のご負担をお願いいたします。

***傍聴希望者は当日午後3時に都営浅草線人形町駅A5出口に集合していただければお迎えにまいります。

8)Ust配信:APF通信社の「APFLive」でライブ中継されます

        http://www.apfnews.com/apf_visible/apf_live/ 

またブロガーに呼び掛けてブログで情報拡散していただきます。

以上よろしくお願いいたします。

「ネットメデイアと主権在民を考える会」
 世話人代表 山崎康彦
 yampr7@mx3.alpha-web.ne.j

(以上転載終り)

始めに戻る


 以下、資料として採録。

東京地方裁判所(刑事部)担当裁判官一覧
(平成23年7月1日現在)
http://www.courts.go.jp/tokyo/saiban/tanto/keiji_tanto.html

↑より↓

刑事第17部  登石郁朗,市川太志,蛭田円香,志田健太郎 毎週火・水・木・金曜日 710
  登石郁朗,市川太志,蛭田円香 毎週火・水・木・金曜日 711
  登石郁朗,市川太志,蛭田円香 毎週水・金曜日 404

 

首相、小沢氏の証人喚問を否定 元秘書3人の有罪判決で【東京新聞】
2011年9月27日 11時40分
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2011092701000206.html

 衆院予算委で答弁する野田首相=27日午前
写真

 野田佳彦首相は27日午前の衆院予算委員会で、小沢一郎民主党元代表の元秘書3人が有罪判決を受けたことをめぐり、野党が求める小沢氏の証人喚問に否定的な見解を示した。小沢氏の公判が10月6日に始まることを挙げ「司法への影響を考えると、よく検討しなければならない」と述べた。

 一方、自民党は小沢氏喚問とともに、政治とカネ問題に関する衆院予算委集中審議を要求。谷垣禎一総裁は党役員会で「秘書3人が有罪になっても責任を取らなかった政治家を思い出すことができない。この問題を追及し、政権を追い詰めていきたい」と述べた。
(共同)

 

首相、小沢氏喚問に慎重=「司法への影響」指摘-衆院予算委【時事】
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol&k=2011092700145

 野田佳彦首相は27日午前の衆院予算委員会で、野党が小沢一郎民主党元代表の証人喚問を求めていることについて「来月、小沢氏の裁判が始まる。司法への影響を考えると、よく検討しなければならない」と述べ、慎重な姿勢を示した。小沢氏の資金管理団体の政治資金規正法違反事件で、元秘書3人に有罪判決が出たことに関し、自民党の石破茂政調会長の質問に答えた。
 石破氏は「民主党代表である首相が、小沢氏に国会に出て説明するように言うべきだ」と要求。これに対し、首相は「小沢氏は記者会見などを通じ説明をしてきた。喚問を行うかどうかは各党各会派で決めていただく」とした上で、小沢氏本人の裁判への影響に言及した。
 首相は「判決の概要は読んだ」としながらも、「行政のトップである私が司法の判断の中身に逐一コメントすることは差し控えたい」とも語った。 
 一方、南スーダンへの陸上自衛隊施設部隊の派遣について、首相は「法の枠内の武器使用で可能かどうかの観点から考えている。現地調査を踏まえた対応をしたい」と述べ、現行の武器使用基準で対処できることが前提との考えを示した。
 また、東日本大震災からの復興に関し「被災市町村が主体的に計画を作り、現地に復興庁を置いて後押しをしっかりやっていく」と、復興庁の拠点を被災地に設置する方針を表明。平野達男復興担当相は同庁設置法案について「できれば年内に国会に提出し、成立させたい」と述べた。自民党の斎藤健氏への答弁。(2011/09/27-12:15)

 

石川被告の議員辞職勧告決議案を検討 自民幹事長【朝日】
http://www.asahi.com/politics/update/0927/TKY201109270214.html

 自民党の石原伸晃幹事長は27日の記者会見で、民主党の小沢一郎元代表の資金管理団体をめぐる土地取引事件で有罪判決を受けた元秘書の石川知裕衆院議員について「議員辞職勧告決議案の提出を他党と協議する」と述べ、今国会中の提出を目指す考えを示した。公明党も石川氏への決議案提出に積極的で、野党内で対応を協議する方向だ。石川議員への議員辞職勧告決議案は2月にも自民、公明、たちあがれ日本の3党から提出されたが、採決に至らずに廃案になった。

 

陸山会事件:元秘書3人に有罪 知事、小沢元代表擁護 批判強める県議会野党 /岩手【毎日】
http://mainichi.jp/area/iwate/news/20110927ddlk03010012000c.html

 小沢一郎・民主党元代表の資金管理団体「陸山会」の土地購入を巡り、東京地裁が26日、元秘書3人に政治資金規正法違反(虚偽記載)で有罪判決を下したことを受け、県内では関係者から擁護と批判の声が上がった。

 民主党籍を持つ達増拓也知事は県庁で記者団の取材に応じ、今回の判決について「無罪になると思っていたので驚いた。客観的事実に基づいて(審理されれば)有罪にはならないケースと思っている」と述べた。民主党県連の佐々木順一幹事長も「(元秘書の)控訴審での無罪を信じて県連としての活動を行っていきたい」と話した。

 小沢元代表は、元秘書と同じ事件で強制起訴され、10月6日に初公判を迎える。達増知事は「政治の中で非常に重要な役割を果たしてきた人を巡る裁判で、司法関係者はしっかりした根拠に基づいて事実関係を認定してほしい」と擁護した。

 一方、県議会の野党会派は批判を強める。自民党県連の千葉伝幹事長は「県民の小沢元代表に向ける目は厳しくなった」と話し、地域政党いわての飯沢匡代表も「国民の政治不信を強める結果になった」と批判した。

 小沢元代表の地元後援会は、平静を装いながらも動揺の様子は隠せなかった。ある後援会関係者は「裁判所が(共謀を認めていた)被告の供述調書を却下したので、(無罪を)期待したのだが。厳しい判決だ」と戸惑いの表情を浮かべた。そのうえで、「我々は小沢先生を信じている。(小沢元代表の)公判に影響が出るかもしれないが、ずっと支えていくつもりだ」と話した。【宮崎隆、湯浅聖一】

    社説:陸山会事件有罪 小沢元代表の責任重い
    陸山会事件:元秘書有罪 小沢元代表復権に大きな打撃
    陸山会事件:地裁判決に被告側強く反発 検察側は安堵の声
    陸山会事件:元秘書3人有罪 裏献金受領を認定
    陸山会事件:小沢元代表の元秘書3人に有罪判決

毎日新聞 2011年9月27日 地方版

 

陸山会事件:石川被告に1審有罪判決 “失職”にらみ地元混とん /北海道【毎日】
http://mainichi.jp/hokkaido/seikei/news/20110927ddlk01010290000c.html

 ◇本人、徹底抗戦の構え

 小沢一郎・民主党元代表の資金管理団体をめぐる政治資金規正法違反事件で、元秘書で道11区選出の衆院議員、石川知裕被告(38)に26日、1審有罪の判決が出された。判決が確定すれば議員失職を余儀なくされるが、石川議員は地元の民主党幹部や新党大地からの支援をバックに徹底抗戦の構えだ。だが、次期衆院選に向け、自民党が故中川昭一議員の「弔い合戦」と攻勢を強める中で、民主党内には後継を模索する動きもあり、地元の情勢は混とんとしてきている。【田中裕之】
 ◇民主党内は後継模索も

 「厳しい判決だったが、控訴して身の潔白を証明する。迷惑をかけるが、(支援を)よろしく頼む」。判決後、石川議員は帯広市の地元秘書に直接電話を入れ、「判決は極めて不当」との声明を支援者に配布するよう指示。次期衆院選に向け、議員活動を続ける強気の構えを崩さなかった。

 地元の民主党道11区総支部は、あくまでも石川議員の支援を継続する考えだ。石川議員は道11区に強固な地盤を持つ鈴木宗男・新党大地代表=あっせん収賄罪などで収監中=と同じ足寄町出身。東京地検特捜部に逮捕され、無罪主張した経験も共有しており、地元幹部は「これほど新党大地の協力を得やすい人材は他にいない」と説明する。判決前の8月初旬には石川議員自らが収監中の鈴木代表と面会。鈴木代表からは「厳しい判決が出ても(政治活動を)頑張れ」と激励されたといい、両者の関係は極めて固い。

 だが、民主党内には水面下で石川議員の後継候補を模索しようという動きも出てきている。「有罪なら息子に選挙区を譲ってもらえないか」。8月の盆明けには、山岡賢次国家公安委員長の側近から、三男の山岡達丸衆院議員(32)=比例道ブロック=を後釜にとの意向が石川議員側に伝えられた。

 達丸議員は04年4月~08年7月にNHK記者として帯広市で勤務した地縁もある。しかし、地元道議は「あまりにも知名度不足。中央が押しつけても、よそ者は(支援を)やらない」と反発する。

 一方、自民党は前回衆院選で石川議員に敗れた元財務相の故中川議員の妻郁子(ゆうこ)氏(52)を次期衆院選の後継候補として擁立し、選挙への準備を本格化。このため、民主党にとっては「新人では勝つのは厳しい」との事情もある。ある地元幹部は「裁判を抱えた石川議員では不利になるが、最高裁まで戦うしかない」と話している。
 ◇民主道連、次期衆院選で支援へ 自民や公明は批判強める

 石川知裕衆院議員の1審有罪判決を受け、石川議員がかつて所属していた民主党道連は26日、「今後も連携する」とし、次期衆院選で支援する方針を示した。一方、自民党道連や公明党道本部は「道民の政治不信を深めた責任は重い」と批判を強めた。

 民主党道連の岡田篤幹事長は「司法の判断は重く受け止めなければならないが、有罪は残念」とコメント。次期衆院選については「地元の意向を尊重しながら連携したい」とし、石川議員の支援を決めた同党道11区総支部の判断を容認する考えを示した。新党大地の浅野貴博・代表代行も「無理な取り調べが指摘される中、判決は検察の主張を全面的に認めて問題だ。協力関係は変わらない」と強調した。

 これに対し、自民党道連の岩本剛人幹事長は「判決は政治的な責任につながる。進退については、自らけじめをつけなければならない」と議員辞職を要求。公明党道本部の佐藤英道幹事長は「ゼネコンからの裏金を地裁が認定した意味は大きい。うそをついていたなら、明快な説明責任を果たすべきだ」と指摘した。【片平知宏、田中裕之】

==============

 ◆石川知裕衆院議員の陸山会事件判決までの経緯

 【05年】

 9月11日 民主党公認で衆院選道11区に出馬。自民党公認の中川昭一氏に敗れ落選

 【07年】

 3月27日 知事選に出馬する民主党の荒井聡氏の辞職に伴い、衆院比例道ブロックで繰り上げ初当選

 【09年】

 3月12日 西松建設の違法献金事件で、東京地検特捜部が参考人聴取

 8月30日 民主党公認で出馬した衆院選道11区で、9選を目指す中川氏を破り当選

 【10年】

 1月15日 東京地検特捜部が政治資金規正法違反(虚偽記載)容疑で逮捕

 2月 4日 東京地検特捜部が同違反の罪で起訴。小沢一郎・民主党元代表は不起訴処分

   11日 民主党に離党届を提出

 4月18日 帯広市長選で支援した民主党系新人が、自民党系新人を138票の小差で破り当選

10月 4日 東京第5検察審査会が小沢元代表を強制起訴すべきだとする「起訴議決」を公表

 【11年】

 1月31日 指定弁護士が小沢元代表を強制起訴

 2月 7日 東京地裁の初公判で無罪主張

 4月10日 道議選帯広市区で支援した民主党現職と新党大地系新人が当選。自民党現職が落選

 9月26日 東京地裁が禁固2年・執行猶予3年の有罪判決

    社説:陸山会事件有罪 小沢元代表の責任重い
    陸山会事件:元秘書有罪 小沢元代表復権に大きな打撃
    陸山会事件:地裁判決に被告側強く反発 検察側は安堵の声
    陸山会事件:元秘書3人有罪 裏献金受領を認定
    陸山会事件:小沢元代表の元秘書3人に有罪判決

毎日新聞 2011年9月27日 地方版

 

陸山会事件、西松建設事件裁判の判決要旨(1/4ページ)【日経】
    2011/9/26 19:31
http://www.nikkei.com/news/headline/related-article/g=96958A9C93819695E0E4E2E6E08DE0E4E2EBE0E2E3E3E2E2E2E2E2E2;bm=96958A9C93819695E0E4E2E0E08DE0E4E2EBE0E2E3E3E2E2E2E2E2E2

 陸山会事件、西松建設事件の判決要旨は次の通り。

【西松建設事件】

 新政治問題研究会と未来産業研究会は西松建設が社名を表に出さずに政治献金を行うために設立した政治団体であり、西松建設の隠れみのにすぎず、政治団体としての実体もなかった。献金は西松建設が自ら決定し、両研究会を通じて実行。寄付の主体はまさに西松建設だった。

 岩手県や秋田県では、公共工事の談合で小沢事務所の了解がなければ本命業者にはなれない状況。小沢事務所の秘書から発せられる本命業者とすることの了解はゼネコン各社にとって「天の声」と受け止められていた。元公設第1秘書の大久保隆規被告は2002~03年ごろから天の声を発出する役割を担うようになった。

 西松建設は公共工事の談合による受注獲得のために寄付しているのだから、同社としては西松建設による献金と小沢事務所に理解してもらわなければ意味がない。献金の受け入れ窓口だった大久保被告が理解していなかったとは到底考えられない。

 加えて、献金総額や献金元、割り振りなどの重要事項は、大久保被告が西松建設経営企画部長とのみ打ち合わせ、献金の減額・終了交渉でも大久保被告は「まあお宅が厳しいのはそうでしょう」と述べた。大久保被告も捜査段階で、両研究会が西松建設の隠れみのと思っていたとの趣旨を供述している。

 大久保被告は、両研究会からの献金について、衆院議員の石川知裕被告、元秘書の池田光智被告が収支報告書に両研究会からの寄付だと虚偽の記載をすることを承知していた。大久保被告の故意は優に認められる。

 両研究会からの寄付とする外形は装っているが、実体は西松建設から。他人名義による寄付や企業献金を禁止した政治資金規正法の趣旨から外れ、是認されない。

(2/4ページ)
【陸山会事件】

 04年分収支報告書の「借入先・小沢一郎 4億円、備考・04年10月29日」との記載は、体裁から陸山会が小沢一郎民主党元代表から4億円を借り入れた日とみるのが自然かつ合理的。被告側が主張する「同年10月初め~同月27日ごろまでに小沢から陸山会が借りた合計4億円」を書いたものとすると、それを担保にする形をとって小沢元代表名義で銀行融資を受け、転貸された4億円を記載しなかったことになり、不自然。

 加えて、石川被告が4億円を同年10月13日から28日まで前後12回にわたり5銀行6支店に分散入金したことなどは、4億円を目立たないようにする工作とみるのが合理的。4億円を原資とする土地取得も04年分報告書に載ることを回避しようと隠蔽工作をしたとも推認される。

 ■背景事情

 4億円の原資は石川被告らに加え、用立てた小沢元代表自身ですら明快な説明ができていない。原資の説明は困難。

 当時の水谷建設社長は胆沢ダム建設工事の受注に絡み、大久保被告の要求に応じて、04年10月に5千万円を石川被告に、05年4月に同額を大久保被告に手渡したと証言したが、ほかの関係者証言や客観的証拠と符合し、信用できる。一切受け取っていないという両被告の供述は信用できない。

 陸山会は04年10月ごろ、原資が明らかでない4億円もの巨額の金員を借り入れ、さらに石川被告自ら、水谷建設から5千万円を受領した。小沢事務所は常にマスコミのターゲットになっており、これらのことが明るみに出る可能性があったため、4億円借り入れの事実を隠蔽しようとしたと推認できる。

 ■石川、池田両被告の故意

 4億円や土地取得費用など合計3億5261万6788円の不記載について石川被告の故意は明らかに認められる。

 石川被告は「司法書士から『本登記を行った時が正式な所有権の移転』と聞いたので本登記の日を支出日にすることが正しいと思った」と述べるが、契約の経緯や内容を前提にすると、司法書士が述べたということ自体甚だ疑わしい。仮に事実でも故意を阻却しない。

 池田被告は4億円について「小沢元代表の純然たる個人資産で陸山会を含む関連5団体が預かっており、返済は『借入金返済』に当たらない。寄付合計1億5千万円も4億円の一部で陸山会資産でなく『寄付』には当たらない」と述べ、弁護人も故意がないという。

 しかし預かり金と言いながら「預かった理由や返済時期、5団体が分けて預かる理由や金額も分からなかった」などと述べ、著しく不自然、不合理で到底信用できない。

 「石川被告から『小沢代議士から4億円を借りている』と聞いた」と述べ、元代表が巨額な個人資産を預ける理由もないことを勘案すると、池田被告は4億円を借入金と認識しながら返済を報告書に記載しなかったと認められる。1億5千万円についての主張も信用できず、故意があった。

(3/4ページ)
 ■大久保被告の故意、共謀

 土地の本登記を05年に繰り延べるため、仲介業者との交渉をした際、大久保被告らは購入原資を既に確保し、当初の契約内容通り04年10月29日に残代金を完済し、所有権移転登記を受けることができた。完済後も仮登記にとどめるのは契約の経緯として極めて異例。

 当時の大久保被告は小沢事務所の資金確保を図る立場だった。大久保被告も石川被告と同様、4億円借り入れがマスコミの関心の対象になることを危惧していた。

 明示的にせよ黙示的にせよ、石川、大久保両被告が意思を通じていたことが強く推認され、そうでなくても石川被告が大久保被告に登記の繰り延べ交渉を依頼した際、隠蔽の一環として、その必要性と対応を説明し、認識を共有したとみるのが自然かつ合理的。大久保被告が異例の交渉をしていることが証左。

 池田被告も石川被告から引き継ぎを受けるなどし、4億円を報告書に記載しないこと、仮装のため設定した定期預金担保融資にかかる借入金4億円や転貸金4億円は返済も含め記載しても構わないことなど、隠蔽について石川被告の意図と方法の説明を受け、認識を共通にしたことが認められる。大久保被告は池田被告との間でも意思を通じ合ったといえる。

 大久保被告が報告書の提出に関し、法的義務を負う会計責任者だったこと、小沢事務所での役割や立場を考えれば、大久保被告は4億円借り入れを隠蔽する多大な利害関係があった。石川、池田両被告による報告書の虚偽記入や不記載は大久保被告にとっても自らの犯罪と評価されるべきものといえる。大久保被告に概括的な故意が認められ、共同正犯としての責任も肯定できる。

 04年分報告書の4億円や土地取得費用などの不記載、05年分報告書における土地取得費用などの虚偽記入、07年分報告書の4億円返済の不記載、これに関わるつじつま合わせのための虚偽記入や不記載も大久保被告の故意、石川、池田両被告との共謀が認められる。

 07年分報告書の架空寄付合計7千万円については池田被告が前記認識に基づき計上したと認めるに足る証拠はなく、池田被告から大久保被告に報告があったとも認められない。大久保被告の故意や共謀を認定するにはなお合理的な疑いが残る。

(4/4ページ)
【量刑理由】

 西松建設事件での報告書の虚偽記入は、03~06年までの4年分、額は陸山会の報告書では計2100万円、民主党岩手県第4区総支部については計1400万円に上る。

 小沢事務所は談合を前提とする公共工事の本命業者の選定に強い影響力があり、影響力を背景に公共工事の受注を希望する企業に多額の献金を行わせていた。規正法の規制の下で、引き続き企業からの多額の献金を得るため、他人名義の寄付を受け、報告書上、明らかにならないよう虚偽記入した。

 陸山会事件では、04年分報告書の不記載総額は8億9700万円余り、05年分と07年分では5億5千万円、虚偽記入の総額は3億7千万円(大久保被告については3億円)に上っている。

 陸山会は原資を明快に説明するのが難しい4億円を小沢元代表から借りて本件土地を購入。取得時期が、談合を前提とした公共工事の本命業者の選定に対する影響力を背景に、小沢事務所が胆沢ダム建設工事の下請け受注に関し、水谷建設から5千万円を受領した時期と重なっていた。

 そのような時期に原資不明な4億円もの資金を使って高額な不動産を取得したことが明るみに出れば、社会の注目を集め、報道機関に追及され、5千万円の授受や、小沢事務所が長年にわたり企業との癒着の下に資金を集めていた実態が明るみに出る可能性があった。本件は、これを避けようと敢行された。

 規正法は、政治団体による政治活動が国民の不断の監視と批判の下に公明かつ公正に行われるようにするため、政治資金の収支の公開制度を設けている。

 それなのに本件は、現職衆院議員が代表者を務める政治団体に関し、数年間にわたり、企業が隠れみのとしてつくった政治団体の名義による多額の寄付を受け、あるいは4億円の存在が発覚しないように種々画策し、報告書に多額の不記載や虚偽記入をしたものである。規正法の趣旨にもとる悪質な犯行だ。

 しかも、いずれの事件も長年にわたる公共工事をめぐる小沢事務所と企業との癒着を背景とするもので、法の規制を免れて引き続き多額の企業献金を得るため、あるいは、癒着の発覚を免れるため、国民による政治活動の批判と監視のよりどころとなる報告書に意図的に数多くの虚偽記入などをした。

 法の趣旨を踏みにじり、政治活動や政治資金の流れに対する国民の不信感を増大させ、社会的影響を見過ごすことはできない。被告らは不合理な弁解を弄して責任をかたくなに否認し、反省の姿勢を全く示していない。

 大久保被告は、自らいわゆる天の声を発する役を担当し、企業との癒着に基づいた小沢事務所の資金集めに深く関わっていた。犯情は他の被告に比べて相当に重い。石川被告が果たした役割は非常に重要で責任は大きい。池田被告が果たした役割も重要である。

 他方、小沢事務所と企業との癒着は、被告らが事務所に入る前から存在し、被告らがつくり出したのではないなどの事情も認められ、刑の執行を猶予するのが相当だ。〔共同〕

 

小沢事務所の「天の声」認定 東京地裁判決【日経】
東北地方の公共工事談合で
   2011/9/26 15:11
http://www.nikkei.com/news/headline/related-article/g=96958A9C93819695E0E4E2E0E38DE0E4E2EBE0E2E3E3E2E2E2E2E2E2;bm=96958A9C93819695E0E4E2E0E08DE0E4E2EBE0E2E3E3E2E2E2E2E2E2

 小沢一郎・民主党元代表の資金管理団体「陸山会」を巡る政治資金規正法違反事件で元秘書3人を有罪とした26日の判決で、東京地裁の登石郁朗裁判長は「東北地方の公共工事を巡る談合では、小沢元代表の事務所が本命業者の選定に決定的影響力を持っていた」と指摘。小沢事務所の秘書の意向はゼネコン各社には「天の声」と受け止められていたと認定した。

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知事抹殺 つくられた福島県汚職事件 佐藤 栄佐久 (著)

原子炉時限爆弾 広瀬 隆 (著)

隠される原子力・核の真実―原子力の専門家が原発に反対するわけ 小出 裕章 (著)

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