« 辺見庸さんの、2011年4月22日放送「こころの時代 瓦礫の中から言葉を」が4日真夜中再放送されたのでpodcastします。 | トップページ | (ビデオニュース・コム)遠隔操作ウイルス事件続報・見えてきた検察の作戦と裁判所がそれに取り込まれる危険性 3事故調の元委員長が揃って政府の原発政策を批判 »

2014年3月 6日 (木)

(ビデオ・ニュースコム) 【遠隔操作ウイルス事件】片山祐輔被告保釈会見「自由の眩しさをあらためて感じている」

 検察のデッチ上げ国策逮捕とマスゴミ使っての大本営発表報道で冤罪を捏造しようとした、5人目の「誤認逮捕」の完全敗北(笑)

 この事件での最大の成果は、片山氏が録音・録画の可視化しなければ取り調べ捜査には応じないと言う前例を作った

近代司法の原則:立証責任のある国家権力、つまり検察の挙証に疑わしい点がある場合には、被告人の利益に

 

【遠隔操作ウイルス事件】片山祐輔被告保釈会見「自由の眩しさをあらためて感じている」
videonewscom
http://youtu.be/U3GLREATQCY

公開日: 2014/03/05

2分35秒から、フジTVの質問。
まず釈放された印象を、。

片山氏:正直に申し上げると、ストロボが眩しいです。拘置所を出る所から目が痛いです。そう言った意味でも、気持の意味でも自由とは眩しい物だなあと、そう思います。
(その後、希望と絶望とのジェットコースター状態については動画で)

4分40秒から、無罪を訴える気持を、。

片山氏:昨年の2月10日に寝耳に水の家宅捜査。3月5日に逮捕され拘束389日。日数は毎日ノートにメモ。

7分57秒から、江川紹子さんの質問。
一つ目、マスゴミのデタラメ報道への感想。二つめ、これからやりたい事。

片山氏:一つ目はマスコミの大本営発表報道。二つめは、暫くは執筆するなり講演するなりで食べて行けたらいいなと、。

江川さん:そこまで長い期間じゃなくてもここ数日、1週間くらいで何かしたい事など、。

佐藤弁護士:捕まった時には丁度桜の時で「桜を見る事が出来ますか」と言ったけれど、今度は桜を見れるのではないかと、。

10分51秒から、神保哲生さんの質問。
二回の公判に出て検察側が色々主張した事への反応とか思いは、。

片山氏:江ノ島の猫の首から出て来たDNAは別人の物だったりとか、。矛盾点がそこかしこにあるにもかかわらず屁理屈で誤魔化している。

14分10秒から、神保哲生さんの質問。
犯人に関する心当たりは何かありますか。

14分15秒から、女性の質問。

15分17秒から、神保さんの質問。
その時は遠隔操作されているとは夢にも思わなかった?

15分30秒から、TBSの質問。
検察側はファイルスラックスペースとかに、通して痕跡とかを残さないので遠隔操作はないと言う主張をされているが、。片山さんは遠隔操作をされてる、あり得ない事はないと、。

片山氏:ファイルスラックと言う言葉自体今日初めて知った。原理を聞いた限り、上書きされて残ったスペースな訳で遠隔操作されてファイルを置かれて他のファイルが上書きされて残ったスペースにデータが残るって言うのは充分あり得る事だと、。遠隔操作ではファイルスラックスペースは残せないと言う主張が良く分からない、、、と言うのが正直な所。(この後の佐藤弁護士のisysの説明と片山さんのやり取りはややこしくてよく分からないので略)

佐藤弁護士:ファイルスラックについては(拘置所から出た後の)車の中での話しでも(片山さんは)分からないと。

参考:
ファイルスラック(File Slack)
http://www.ji2.co.jp/forensics/ForensicsAQ/artifact/GA_F006.html

不正抑止の最終手段 日経コンピュータ
(後編) “虫食い状態”でも復元
2006/08/28
小原 忍,福田 崇男,岡本 藍=日経コンピュータ (筆者執筆記事一覧)
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/tousei/20060824/246304/

19分4秒から、報知新聞の質問。
真犯人は片山さんと面識がある可能性はあると思いますか。

20分32秒から、時事通信。
公判の時にご自身で冒頭陳述をされましたが、なぜ自分でやろうと思ったのか、。

21分20秒から、神保哲生さんの質問。
これから公判をやって行きますが、これまで公判前(手続き)などを通じて検察が言っているのを見て、もし自分が犯人だったら絶対これは無いなと、決定的にこれは間違っているというのがあったら教えて下さい。

片山氏:雲取山です。埋められなかった。スコップなんて持ってなかった。山頂には複数の人がいた。山頂でそれなりの交流もあった。絶対に埋められなかった。

22分37秒から、
検察から保釈への特別抗告の手続きをふまれた事について。

片山氏:最後の悪あがきと言う風にしか思えなかった。何が何でも私を外へだすまいとする姿勢が感じられた。

23分3秒から、江川紹子さんの質問。
今迄非常に拘束が長くて、こんなに長い拘束になるのであれば嘘でもいいから認めておけば良かったとか気持が折れそうになった事って言うのは今迄なかったですか。

片山氏:ないですね。やはり早い段階で佐藤弁護士と知り合えた事も大きかったので、とにかく取り調べを拒否しなさいと、(可視化としての)録音・録画がされないなら(拒否しなさい)。そう言う事で検察の取調官と人間関係を形成する前に弁護人と仲良くなっておけたのでその点についてはいい方向に来たのかなあと思ってます。

佐藤弁護士:本当に感謝しなければいけないのは(当番弁護士で最初に接見に行った)竹田弁護士ですからね。

24分43秒から、神保哲生さんの質問。
検察がどうしても片山さんを(保釈で)外に出したくないというのは、それはなぜだと思われますか。

25分43秒から、
パスワードの保管は。

26分44秒から、
保釈保証金について。

27分10秒から、
長い間拘束されて、検察官に追及されて、全面的に否認しているが、法廷に立たれている時の心境というのは。

片山氏:(取り調べ拒否したので)本格的に追及はされていないが、捜査段階では早い段階で取り調べを拒否してしまっていたので、検察官からの追及という点で今迄この人言ってる事おかしいと感じたのは去年の3月5日、まさに(1年前の)今日、ミズクラ検事の取り調べの時だけです。

佐藤弁護士:当時を思い出すと相当言いたい放題言われたようだ。

片山氏:(ミズクラ検事が)「証拠の評価から言うと君は有罪だ、君はどうするのが得か考えてみな、やっているけれど認めないか、やっていないから認めないか、いくつか選択肢はあるけれど君はどうするのが得か考えてみな」みたいな所から始まって、。その前、検事の自己紹介の時点で「私は特捜部所属だ。今は刑事部に応援に来ている」と言うような事を言われた。例えばC♯に関するスキルとかも、僕はそんなウイルスなど作る能力はないと言っても「こっそり勉強してたかも知れない」のように言われ、そんなの悪魔の証明ですよと言い返してやったんですけど、。雲取山に関しても、そもそもミズクラ検事は雲取山の事を知らないみたいで、あまりメジャーでない山に登ったと、犯人と同じ山に偶然登ったと、おかしいじゃないか的なことを言って来たので、私は「雲取山を知らないんですか。東京都最高峰ですよ」と言い返してやりました。

30分から、神保哲生さんの質問。
お母様に最初にあってどんな言葉を掛けられますか。

30分50秒から、
今回の事件の事ですけど、過去の冤罪について勉強されたりってされました?

片山氏:かなり、弁護人から足利事件だったり、河野義行さんの松本サリン事件(※)だったりの本を差し入れてもらったり、国策捜査関連、鈴木宗夫さんの事件、佐藤優さんのや、。この1年で読んだ本は500冊を超えている。江川紹子さんが書かれた村木厚子さんの事件の本も熟読しました。漫画も多かったですけど、竹田先生から差し入れてもらいました。(※2)

※2005年6月24日(金)東京新聞夕刊文化欄、松本サリン第一通報者で冤罪の濡れ衣を着せられそうになった河野義行さんへのインタビュー記事「あの人に迫る 冤罪被害者生む惰性の取り調べ(pdf)」

※2:
訊問の罠 ――足利事件の真実[新書] 菅家 利和 (著), 佐藤 博史 (著)

足利事件 松本サリン事件 [単行本] 菅家 利和 (著), 河野 義行 (著)

汚名 国家に人生を奪われた男の告白 [単行本] 鈴木 宗男 (著)

国家の罠―外務省のラスプーチンと呼ばれて (新潮文庫) [文庫] 佐藤 優 (著)

私は負けない 「郵便不正事件」はこうして起きた [単行本] 村木 厚子 (著)

31分51秒から、江川紹子さん。
体調はどうですか。

片山氏:悪くはないですけれど、ちょっと歯の治療が必要な所があるけれど、(拘置所内では)申し込んで3か月待ちなので、。今、歯に大きな穴があいた状態で早く歯医者に行きたいなと、。

32分30秒から、
逮捕されてから1年、被告人になられて、今も裁判継続中で被告人ですので、世の中的には犯人何じゃないかと疑いの目があったりすると思うんですけれども、一番今誰に対して何を言いたいか。

片山氏:やはり家族に対して、今まで、今も信じてくれていて有難うと言いたいです。

 

概要:
http://www.videonews.com/
プレスクラブ (2014年03月05日)
遠隔操作ウイルス事件 片山祐輔被告保釈会見 「自由の眩しさをあらためて感じている」

 遠隔操作ウイルス事件で逮捕・起訴され、昨年2月以来身柄を拘束されていた片山祐輔氏が3月5日、保釈された。
 「正直に申し上げるとストロボが眩しいです。そういった意味でも、気持ち的な意味でも自由っていうのは眩しい、そんなふうに思います。」東京拘置所から保釈された直後に記者会見に臨んだ片山氏はこう語り、自由の身をなった喜びを露わにした。
 また、一貫して無実を主張してきた片山氏は会見で、「(真犯人に対して)できれば出てきて自首してほしいが、それが無理なら、片山さんは犯人ではないというアクションをしてくれることを1%くらい期待している。」と語り、今後は自らも積極的に自身の潔白を訴えていく意向を明らかにした。
 他人のパソコンを遠隔操作して企業や自治体などに脅迫メールなどを送りつけた、いわゆる遠隔操作ウイルス事件の真犯人として、昨年2月10日に逮捕された片山氏は、逮捕後も一貫して無実を主張し保釈を求めていた。しかし、東京地検は証拠隠滅の恐れがあることを理由に保釈に反対し、裁判所もこれまで保釈を認めてこなかった。
 検察は片山氏の逮捕後、犯人から報道機関などに送られてきたメールが止まっていることを重視。片山氏を保釈することで犯人からのメールが再開し、捜査に影響が出ると主張していた。近親者に片山氏が犯人のメールアカウントのパスワードを教える恐れがあるとの理由から、片山氏は母親や弟との接見も一度も認められていない
 弁護人からの度重なる保釈申請を受けて、昨日、東京高裁が一旦は片山氏の保釈を認める決定を下した。ところがこれを不満とする東京地検が特別抗告を行ったために、直前になって保釈は停止となっていた。しかし、この日東京高裁が正式に保釈を認める決定を下したために、1年1か月ぶりの保釈が実現した。これと相前後して、最高裁も保釈を認める決定を下し、弁護人にその意思を伝えていた。保釈補償金は1000万円で、片山氏の弁護人の佐藤博史弁護士によると、片山氏の母親が用意したという。
 遠隔操作ウイルス事件の裁判は、2月12日に公判が始まっている。保釈日となった3月12日には第2回公判が開かれ、検察側は片山氏が派遣先の会社で遠隔操作ウイルスを作成していたことを裏付ける証拠などを主張した。片山氏は遠隔操作ウイルスによって自分のパソコンが何者かに乗っ取られていたと主張している。

 

関連:
【PC遠隔操作事件】保釈決定は出たが… 江川 紹子 | ジャーナリスト
2014年3月4日 20時11分
http://bylines.news.yahoo.co.jp/egawashoko/20140304-00033228/

 

関連:
「絶望の裁判所」※ 元判事が司法の腐敗を告発する(田中龍作ジャーナル)
2014年2月27日 19:42
http://tanakaryusaku.jp/2014/02/0008840

絶望の裁判所 (講談社現代新書) [新書] 瀬木 比呂志 (著)

 

絶望の裁判所」著者 瀬木比呂志元東京地裁裁判官記者会見
日本外国特派員協会(FCCJ)
http://youtu.be/NQd7dD7DJrQ

The Foreign Correspondents' Club of Japan

Hiroshi Segi: Former presiding judge of the Tokyo District Court & Author of "The Court of Despair"
FCCJchannel

始めに戻る


 以下、資料として採録。

PC遠隔操作事件「片山被告人の身柄拘束は懲役刑よりひどい」 江川紹子さんが批判
http://blogos.com/article/81812/

パソコン遠隔操作事件で威力業務妨害罪などで起訴され、東京拘置所に勾留されていた片山祐輔被告人が3月5日、保釈された。逮捕されたのは昨年の2月だから、身柄の拘束期間は1年以上に及んだことになる。

片山被告人の裁判は、地裁の第2回公判が終わったばかりで、本格的な審理はこれからだ。片山被告人は「私は遠隔操作の被害者だ」と主張し、無罪を訴えている。保釈直後に開かれた記者会見でも「私はやってない」と述べ、自らの主張の根拠をしっかりした口調で語った。

その会見には、弁護人経由で片山被告人にインタビューした記事を公開するなど、この事件に関するレポートを精力的に発表しているジャーナリストの江川紹子さんも参加していた。会見が終わった後、1年以上にもわたった片山被告人の勾留について聞いた。

●「裁判所の保釈許可の判断は遅すぎた」

――1年以上となった片山被告人の勾留について、どうお考えでしょうか?

江川紹子さん(以下、江川): 本当に長かったなと思います。それと、やっぱり検察側が少し異常じゃないか、という感じがしますね。

――保釈が決まったあとに検察が特別抗告し、いったん保釈の執行が止められたものの、検察側の手続きミスが判明し、結局、東京高裁によって保釈が許可されました。

江川: それは慣れないことをやるからでしょう。つまり、異常なことをやるから、こういうミスもするんじゃないでしょうか。ふだん、高裁が保釈決定を出しているのに、そんな特別抗告をするなんてことはあまり聞いたことがないですよね。弁護人が特別抗告するのは聞いたことがあるけど。そういう異常なことをやろうとするから、こういうミスをするんじゃないですかね。

南アフリカで、殺人罪で起訴されているオスカー・ピストリウス選手なんかは、たしか昨年2月14日に逮捕されて、22日に保釈されているんですよね。8日間くらいで保釈されているんですよ。

――片山被告人の逮捕(昨年2月10日)と同じ時期でした。

江川: そうなんですよ。だから、あのケースとの差があまりにも大きい。やはり日本では、まだまだ「身柄拘束」を、検察が自分たちの有利に運ぶように使っている気がします。彼(片山被告人)なんかは接見禁止もついていましたから、弁護人以外、誰とも会えない、しかも新聞も読めないと。これって、懲役刑よりひどいですよ。

やはり日本の「人質司法」というか、長期間の「身柄拘束」って罰だと思うんですよね。だから、裁判をやる前から罰を加えるということを、もうちょっと改めるべきだと思うんですよね。

今回、ようやく高裁が(保釈許可について)まともな判断をしたけれども、やっぱり遅すぎた気がしますよね。今回の高裁の決定は非常に筋が通っていて、まっとうだと思うので、こういう判断をもう少し早くできるように、裁判所にやってもらいたいと思います。

 

PC遠隔操作事件の片山被告は保釈へ、メンツ重視の警察・検察が失態か?
2014年03月05日
http://n-knuckles.com/case/society/news001293.html

Katayamahikokuthumb500x3532870

 PC遠隔操作事件の犯人とされ、一年以上も勾留され現在公判中の片山祐輔被告に対し、3月4日に高裁が保釈を許可し、片山被告側は保釈金1000万円を納付した。

 ところが検察側の特別抗告により、一転して最高裁によって判断されることとなり、保釈処分が停止された。今後は最高裁の決定を待つこととなる。

 ちなみに抗告とは、裁判所の下した決定や命令に不服がある場合、それより上級の裁判所(地裁の決定に不服なら高裁、高裁に不服なら最高裁) に対して申し立てを行うこと。今回は特別抗告なので、高裁の決定に対して最高裁に不服申し立てを行ったということだ。通常は憲法判断を行う必要がある場合に限られるため、特別抗告は "違憲抗告" と呼ばれることもある。

 次に保釈についても説明をしておこう。そもそも事件の容疑者や被告がなぜ身柄を拘束されるかというと、証拠の隠滅や逃亡などの可能性があるからだ。 逆に言えば、その危険がないのであれば身柄を拘束する理由はない。あくまで「裁判を滞りなく進めるための処置」である。保釈とは、証拠隠滅や逃亡のおそれのない人間を釈放し、自宅などから裁判所に通うことを認めるものだ。

 保釈金とは、保釈されるにあたって納付しなければならないお金で、これは実は裁判が終わったら返って来る。言い方は悪いが、その人間に対して「失うには充分に重い金額」を設定し、それを人質に取るという考え方で概ね間違いないだろう。

 この辺りを勘違いしている方が多いのではないかと思うのだが、裁判の最中であっても「粛々と裁きを受ける」のであれば、判決が確定するまで自宅で生活できるし、もし可能ならば仕事だってしていい。被告の立場であっても認められる正当な権利だといえよう。

 身元引受人を立て、裁判所に保釈請求書を出し、保釈の許可と同時に設定される保釈金を納付すれば、保釈されるのが当たり前だと考えるべきである。何故なら保釈は「逃げない」「証拠隠滅しない」「裁判の進行を妨げない」などが前提になるのだから、上でも述べたように "であれば身柄を拘束し続ける意味がない"のだ。

 では保釈金とはどのように設定されるのだろうか? 普通は1~300万円辺りが相場だと思うのだが、事件の重要性や被告の資産などによって増額される。 大金持ち相手に300万円なんてはした金は人質にならないので、そういう場合は億単位の保釈金を設定される可能性もある。

 余談だが、保釈金の最高額はハンナン事件=牛肉偽装事件の浅田会長の20億円で、弘道会の高山組長が15億円、山口組6代目の司忍が10億円、イトマン事件の許永中が6億円、ホリエモンは3億円とも5億円とも言われている。

 こうした例に沿って考えると、今回の片山被告に対する "保釈金1000万円" というのはいかがなものだろうか? 保釈金には立て替え制度があるのだが、その上限は数百万円程度である。ということは、片山容疑者側は少なくとも500万円は自力で用意しなければならない。彼や彼の家族などはそこまで大金持ちなのだろうか? あくまで個人的な意見ではあるが、まず保釈金の設定からして嫌がらせを感じてしまう。

 そして保釈金を納付した後にまさかの特別抗告である。このニュースを受けて過去に特別抗告を喰らった人間のリストが出回っているが、「片山被告は山口組の5代目渡辺組長や、6代目の司組長と並んだ」 という情報はデマだと思う。司忍(当時若頭補佐) は10億の保釈金を積んで保釈されたはずだし、渡辺芳則についても特別抗告を受けたなどという話は聞いたことがない。(私が不勉強なだけかもしれないが)

 この事件は明らかに警察・検察に落ち度があり過ぎ、メンツの問題で引くに引けなくなっている様子が素人目にもよくわかる。おそらく保釈金1000万円という妥当性があるのかないのか微妙すぎる設定をやすやすと乗り越えられてしまったがために、最後の手として特別抗告に及んだのではないかと勘ぐってしまう。

 そもそもPC遠隔操作事件は片山被告以外に数名の逮捕者を出し、その内2人が起訴されている。しかし片山被告以外の全員が誤認逮捕だったことが発覚した一大不祥事だ。まずこの前提を忘れてはならない。

 また片山被告にしても警察発表ではさんざん証拠がある、決定打があると言い触らしていたが、現段階で表に出た情報はすべて疑わしいもので、そもそも「片山被告の能力で自作トロイが作れるの? C#書けるの?」という点から確証がない。

 これは重箱の隅をつつくような内容になるが、当初警察はこの事件を「コンピューターウィルスで遠隔操作して~」などと言っていたが、この時点で日本の警察のIT知識(笑)のなさがハッキリしてしまった。この事件で用いられたプログラムはウィルスとは呼ばない。ウィルスはあちこちに感染していくからウィルスと呼ぶのであって、この事件に使われたものには感染力がないのだ。従って自作のトロイの木馬、悪意のあるプログラムなどと呼称すべきである。現時点で日本の警察はIT犯罪に対して "このザマ" と言うよりほかなく、そんな連中が強権を振りかざして魔女狩りをしているのだ。

 片山被告以外にすでに数名の罪なき日本人が被害に遭っているが、警察は彼らに対してどのようなフォローをしたのだろう? これで片山被告まで......となれば、警察権力の失墜どころか、過去に例を見ない大不祥事として歴史に記録されるだろう。

 警察は明らかに退き時を間違え、また自分達の能力・知識のなさを知らなすぎた。非を認めるべきところで認められず、ウソにウソを重ねたがために、片山被告は「古今稀に見る大物」と化してしまった。これは後の世で落語かなにかのネタにされてもおかしくない笑い話である。

 これは書くべきか伏せるべきか悩んだのだが、二日酔いで頭がぐわんぐわんするので勢いで書いてしまおう。知人の警察関係者が以前ふと漏らしたこんな台詞が頭から離れない。

「片山君ってしぶといらしいね。捜査関係者がボヤいてたよ。彼らはこう願ってるんじゃない? ゆうちゃん○○でくれないかなって」

 特別抗告は憲法問題が絡むという前提から違憲抗告とも呼ばれているが、警察・検察のメンツ優先で暴走している無様な姿こそ、片山被告の基本的人権を全否定するも同然の憲法違反である。

■3月5日16時 追記

 この原稿の寄稿後に片山被告の保釈を認める決定が下された。理由は、本来ならば権限のない地検検事が抗告してしまったため、最初の保釈停止が無効と判断され、改めて高検検事が特別抗告と保釈執行の停止を申し立てしたものの、そちらも「保釈に問題なし」と判断されたため。

 この無様な慌てぶりを見て解る通り、この事件はもはや真相の究明などそっちのけになっている。すべては警察・検事のメンツを守るためで、「誰か生贄を置かないと上げた拳が下げられない」のであろう。この国は本当に21世紀の法治国家なのだろうか?

Written by 荒井禎雄

Photo by Kazutaka Sawa Portfolio

 

2014年03月06日 00時03分
「自由というのはまぶしい」 遠隔操作事件・片山被告人が保釈会見(全文・前半)
http://www.bengo4.com/topics/1258/

パソコン遠隔操作事件について威力業務妨害罪などで起訴され、東京拘置所に勾留されていた片山祐輔被告人が3月5日、保釈された。片山被告人は、東京・霞が関の司法記者クラブで記者会見を開き、「私はやってない。なんの身に覚えもない」と述べ、法廷と同じように無実だと主張した。

●「夜なのにまぶしいです」

片山: この一年間、緊張といろんなことの連続で、本当に疲れ果てました。まだまだ戦いは長いですけど、がんばって戦っていきたいと思います。無罪を取るところがゴールということで、現時点はまだ道半ばだと思います。

――まず保釈された今の印象をお願いします。

片山: 印象ですか。やっぱり、正直に申し上げると、ストロボがまぶしいです。ちょっと、拘置所を出るところから、目が痛いです。そういった意味で、気持ち的な意味でも、自由というのはまぶしいものだなと。そんなふうに思います。夜なのにまぶしいです。

昨日、午後2時ぐらいに小池弁護士の面会がありまして、高裁が保釈を認めたと。そういうことを聞いて、今日中に出られると思っていたところ、呼び出しが来ない、来ない、来ない。もう夕食も抜いてもんもんとしていたところ、午後7時すぎぐらいに、刑務官からの告知がきて、高検の検事が最高裁に特別抗告したので、いったん保釈が止まっちゃったと。その告知だけを受けました。それでガクッときてしまって。まあ、昨日午後から今まで、情動の上下が激しいというか、とにかく出てくることができて、良かったです。

(今日は)まず朝、裁判所に着いて、弁護人と面会して、特別抗告されて(保釈の)執行が停止になった経緯の説明は受けました。それで、お昼を食べて、(第2回公判に)出廷したあとにOKが出たということで、良かったという感じですね。

――あらためて、無罪を訴える気持ちを聞かせていただきたいのですが。

片山: 私はやってない。なんの身に覚えもない。本当に1年と20日ぐらい前、今日で389日目ですね。毎日、ノートに日数を書いていたわけなんですけれど。まさに、寝耳に水の家宅捜索と逮捕でした、昨年の2月10日は。警察とマスコミから尾行を受けていたことすら、まったく気づいていなくて、前日に行った猫カフェで、正面から写真を撮られていることにすら、気づかなかった。そんな状態で、寝耳に水の逮捕でした。

●「身に覚えのないアクセス記録」が

――裁判ではほかに真犯人がいて、むしろ遠隔操作されたという主張をしていたと思いますが、そのへんのことについて、ご自身の口からもう一度、説明いただけますか。

片山: そうですね。やはり、身に覚えのないアクセス履歴のようなものが多すぎると。たとえば、事件に関する報道をものすごく多く見ている。検察主張では「多数」とか「頻繁に」とか、そういう使われ方をしているんですけど・・・。たしかに、遠隔操作事件というものが騒がれ始めた初期から、ヤフーニュースのヘッドラインをクリックして見る程度には、見ていたのは事実ですが、「多数」とか「頻繁」とか言われるほど、見ていない。それで、その記録を精査してもらったところ、何万回という回数、もう人力では不可能な回数、報道記事をアクセスして見ていたりとか。あと、落合(洋司)弁護士のブログを見たとか、部落解放同盟のサイトを見たとか、そういう事実も全然覚えがないので、そういった身に覚えのないアクセス記録があることから、遠隔操作されていた可能性が高い。それしか考えられないと思います。

――片山さんとしては真犯人が別にいるということですか?

片山: はい。別にいます。

――真犯人に対して、何か言いたいことは?

片山: そうですね。できれば、出てきてほしい。自首してほしいです。それが無理なら、「片山さんは犯人ではないですよ」的なアクションをしてくれることを、1%ぐらい期待していなくはないです。ただ、1年待っても、結局、何もしてくれないわけで。ラストメッセージでも言っているとおり、犯人はもう、何が起こっても静観するつもりなのかなとか、そんなふうに思ったりもしています。

――質問が2つあります。1つは、いままでメディアにも、ずいぶんいろんなことを書かれてきたと思います。たとえば、首輪をつけるところの決定的な場面があるとか、あるいは、片山さんのスマホから写真が再現されたとか。そういう今までの報道について、思うことを1つ。もう1つは、これからやりたいこと。それからメディアの人たちに言いたいことがあれば、お願いします。

片山: 1つ目は、メディアの方に対しても、ちょっと、正直な気持ち、怒りたい気持ちはありますけど。やはり警察発表ですね。「嘘の大本営発表」って、私は呼んでますけど、まさに大本営発表ですよ。ありもしないものが出た。そうやって、メディアの人をだました警察が一番悪いのではないかと。もちろん一番悪いのは、真犯人だと思いますけど。

2つ目のやりたいこと。これまで私はIT業界で仕事をしてきて、私のできることといえば、やはりITぐらいしかないので、この先、どうやって生きていこうかと。ちょっとIT業界に戻るのは難しいのではないかと思っていますが、しばらく執筆なり、講演するなり、そういったことで、食べていけたらいいなとか、ちょっと思ったりしています。

●今年は「外でお花見」を

――そこまで長い期間のことではなくても、数日単位ではどうでしょうか?

片山: ここ数日としては、まず、おいしいものを食べて、ちゃんとして、ゆっくりお風呂に入って、自由を満喫したいです。

佐藤博史弁護士: 昨年、捕まったときは、2月10日でした。「桜の花見は外でできますか」と言ったけど、今度は本当にお花見ができそうで・・・

片山: そうですね。3月22日に起訴されてしまって、お花見ができないと確定してしまって、ガクッときてたところを、佐藤先生が・・・

佐藤: 私、家の庭にある桜の枝を折ってきまして、「今年の花見はこれだよ」と言って、接見室で桜を見たんですけど、今年は外で見れそうだと。良かった。

片山: はい、はい。そうですね。

――2回の公判に出て、検察側がまず主張したのをご覧になって、何か反応や思いはありますか?

片山: そうですね。これまで、公判前整理手続が、多数回おこなわれてきて、証明予定事実というものがいくつも出てきているので、もうすでに検察主張は見ていて、「特に新しいことは言っていないな」と。なので、公判が始まったから、何か検察の言っていることに対して、印象が変わったとか、そういったことはないという感じですね。

――公判前も含めてどうですか。検察が言っていることを聞いていて、ああいうことで犯人にされてしまうのかなと不安になるようなことがあるとか、そういうのはどうでしょう?

片山: やはり、そうですね。いろいろな面で、証拠上、矛盾しているところがある。たとえば、江の島の猫の首輪から出てきたDNAは別人のものだったりとか。その、さまざまな面の矛盾点が、そこかしこにあるにもかかわらず、屁理屈でごまかしていると。DNAに関していえば、他人のDNAが混入しただけだとか。そもそも、私のDNAが出ないことが重要なわけで、他人のDNAなんかどうでもいい。そういった論調で、屁理屈で証拠の矛盾をごまかしている。そういった印象を受けます。

――今後、そういったことをご自身も積極的に発信したり、主張していったりする予定ですか。メディアなんかに対して。

片山: できればしたいです。

佐藤: 今後のこととして、極めて重要なことで、私たちが保釈を求めていたのもそうなのですが、データの解析を、特別弁護人と一緒にやらなければいけないんです。その作業があります。今日、(検察側が)ずっと立証していた片山さんのパソコンの中から出たものというのは、全部、データベースの形で私たちも持っているので、その解析の作業がとりあえず、すごく大事なことです。今日、(第2回公判の)法廷で出てきたイコマ証人ですが、そのことを破るもの、自分が遠隔操作されていたという根拠を見つけていくということを、車の中でも言っていました。

片山: そうですね。自分もあまりウイルスとかセキュリティに関してのスキルは正直ないですけれど、自分のできるかぎり、自分の使っていたパソコンのことですし、何かおかしいことがあれば、特別弁護人ではなく、まず自分で気付くべきだと。何かおかしいところを少しでも探していきたいと思っています。

――片山さん自身は、犯人に対して、まったく心当たりのようなものはないんですか?

片山: ないですね。はい。

――その点に関連して、検察側はパソコンにウイルスを作成した途中のファイルが残っているなど、そういう形跡があると主張しているようですが、その点については、どうお考えですか?

片山: やはり、私のパソコンが遠隔操作されていた以上、何があってもおかしくないわけです。犯人はファイルを置くのも、盗むのも、消すのも、自在だったわけですから。犯人が使った遠隔操作ウイルスは、iesys.exe(アイシス)だけとは限らないと思います。そこらへんにある、ネットで拾ったウイルスなんかの亜種みたいな形にして使っていたのかもしれないですし。その辺は、結局、今後、解析してみないとわからないですけど。なんらかの形で、iesys.exe、または、iesys.exe以外の方法で、私のパソコンが操られていた可能性が100%だろうと思います。

●遠隔操作されているとは「思わなかった」

――そのときは、ご自分はまさか自分のコンピュータが遠隔操作されているとは、夢にも思わなかったんですか?

片山: 思わなかったです。わからなかったです。

――検察側としては、そのうえで、ファイル・スラック・スペースに意図して痕跡とかを残せないので、遠隔操作はないという主張もしています。片山さん自身としては、遠隔操作はそもそもされている、ありえないことはないということですか?

片山: そうですね。そもそも、ファイル・スラックという言葉自体、今日初めて知ったんです。原理を聞いたかぎり、上書きされて残ったスペースということなので、遠隔操作されてファイルを置かれて、消されて、ほかのファイルが上書きされて、残ったスペースにデータが残るということは、十分ありうることだと思うんです。「遠隔操作では、ファイル・スラック・スペースは自由に残せない」という主張がよくわからないというのが、正直なところです。

佐藤: さきほどの質問で、iesys.exeを作る途中のファイルが見つかったとおっしゃったと思いますが、私たちの理解が正しければ、実はiesys.exeのソースコードというのが送られてきたために、iesys.exe自体のソースコードはわかっているわけですね。その保存のフォルダというのが、「F」というフォルダということはわかっている。それで、片山さんの派遣先を見つけたら、本来あるフォルダと違う「F」というものがあったという説明がありました。これは極めて特殊なフォルダだと言っていたと思いますが、これは片山さんの目からみると、まったく見えないフォルダです。そこに、いま彼が言うように、上書きをすると、ファイル・スラックというところに残るだけの話なので、「F」がいかにもなにか意味がありそうで、iesys.exeと結びつくんですが、片山さんサイドからみると、まったく見えないフォルダですからね。そこへ犯人がアクセスして、何度かそれを上書きしていれば、ファイル・スラックに痕跡が残ると。その痕跡というのは、要するに、iesys.exeにたどり着く文字列が共通していたから、そのiesys.exe関連のものだということを言っているだけですよ。

片山: その「F」に心当たりがないわけではないんです。一応、自前で持ち込んでいたポータブルアプリケーションを起動するのに、トゥルー・クリプト・ボリュームを使ったり、subst コマンドを実行したりして、仮想ドライブという形で使うことはしていたんです、事実。その際に、Fドライブというものは、心当たりがないわけではないです。ただ、Vプロジェ・フォルダとかは、おそらく隠しフォルダになっていたので、自分では見えなかった。ちょっと、佐藤先生の主張を訂正させていただきたいです。

佐藤: いまのそこが、どうやら検察の主張のキーだということは、今日の証人でわかったと思います。ファイル・スラックのことは、さっきの車の中でも、まったくわからないと。原理的にいって、上書きをして、断片みたいなものが残っているという説明なんですけど。それは犯人がそういうことをすれば、とにかく残るというだけの話ですね。

片山: そうですね。

(片山祐輔被告人の保釈会見・前半おわり)

(弁護士ドットコム トピックス)

 

2014年03月06日 00時14分
「家族にありがとうと言いたい」 遠隔操作事件・片山被告人が保釈会見(全文・後半)
http://www.bengo4.com/topics/1259/

1年以上にわたる勾留を解かれ、保釈されたパソコン遠隔操作事件の片山祐輔被告人が3月5日、東京・霞が関の司法記者クラブで記者会見を開いた。約30分間の会見の最後、片山被告人は「家族に対して、信じてくれてありがとうと言いたい」と、家族への感謝の言葉を口にした。

●「犯人に仕立て上げられた」

――今後、ご自身でパソコンのデータなどを解析していって、無罪を取る自信はおありですか?

片山: もちろん、それ以外のことは考えていません。

――真犯人については、想像するしかないと思うんですが、片山さんと面識のある人物の可能性っていうのはあると思いますか?

片山: うーん。ないのではないかなと。

――まったく知らないということですか?

片山: おそらくそうです。

――それは?

片山: 私が想像しているのは、たぶんiesys.exeではないウイルスを何十人にもばらまいていて、その何十人のパソコンをくまなく調べていたところ、たまたま前科のある私を犯人が見い出した。「じゃあ、こいつをスケープゴートにしよう」ということで、犯人に仕立て上げられていったのではないかと、私は推測しています。

――単純な疑問として、江ノ島と雲取山に行かれていると思うんですが、その辺はどのようにご説明されるんでしょうか?

片山: まあ、ただ普通に行っただけなんです。冒頭陳述でも言ったのですが、どちらについても、行く何日も前から、雲取山については1カ月以上前から、ネットで下調べしてルートを調べたりしていたので、犯人が私の画面を監視していたりすれば、当然私がそこに行こうとしていることを掴むことは可能だったと思います。

――初公判のとき、ご自身で1時間、冒頭陳述をされていましたが、あれはなぜ自分でやろうと思ったのですか?

片山: 弁護人のすすめで。

――ぜひ、やりたかった?

片山: たしかに言われてみれば、自分で言いたいこともいくらでもありましたし、今になってみてもやって良かったなと思っています。前例のないことだと弁護人から説明はされていて……。

佐藤博史弁護士: 相当、努力してくれたんですね。テーマを与えて、少しずつ、少しずつ作っていって、面会をして最終的に仕上げたということだったんですけど。それは彼にとっても、すごく良い経験だったと。

片山: そうですね。

――これから公判をやっていくわけですが、片山さんがこれまで公判前などを通じて、検察の証拠などをみて、もし自分が犯人だったら絶対これはないな、これは決定的に間違っているというように、なにか言えるようなものが、もしあったら教えてください。

片山: 雲取山ですね。埋められなかった。スコップなんか持ってなかった。山頂に複数の人がいた。山頂でそれなりに交流もあった。人が見ている横で、鍋を出して何か調理している人がいるところで、ザックザックと掘っているようなことをしていたら、絶対に目立ちますよ。私が滞在していた30~40分の間に、少ないときで3人、多いときで6、7人にはなっていて、山頂で1人になったことはない。

――鍋?

片山: 何か火をたいて調理していた。

――山頂でですか?

片山: 山頂で。はい。(そういう)人もいたということですね。私は、コンビニおにぎりで食事を済ませたんですけど。

●「佐藤弁護士と知り合えたのが大きかった」

――検察から特別抗告という手続きが踏まれたことについて、どのようにお考えですか?

片山: 保釈の特別抗告ですか? やはり、最後の悪あがき、というふうにしか思えません。何が何でも私を外に出すまいとする、そういう姿勢が感じられます。

――いままで、非常に拘束が長くて、こんなに長い拘束になるのであれば、「ウソでも良いから認めておけばよかった」とか、気持ちが折れそうになったというのは、なかったですか?

片山: ないですね。やはり、早い段階で佐藤弁護士と知り合えたことも大きかった。とにかく取り調べを拒否しなさい、録音・録画されないなら、と。そういうことで警察の取調官と人間関係を形成する前に、弁護人と仲良くなっておけたので、そのへんについては良かった。良い方向だったのかなと思っています。

佐藤: 私のことだけ言ったのですが、本当に感謝しなければいけないのは、隣の竹田弁護士ですからね(笑)。

片山: たまたま当番弁護士として来て・・・。

佐藤: 私よりはるかに責任を感じて、回数もたくさん、接見をずっとしてくれたので。

片山: 最初の2カ月ほどはもう、完全に毎日、一日も休まず面会に来てくれました。土日も休まずに。

佐藤: ちょっと厳しいお父さんみたいな私ですけど、甘えられるのは竹田さんなので。竹田さんのサポートがあったんだね(笑)

――毎日?

片山: はい。休日というものがないぐらい、毎日、警察に来てくれました。

佐藤: そのころはけっこう、私も毎日行ってたんですよ(笑)。東京拘置所に行ってからはちょっとだけ頻度が落ちましたけど。

●「保釈金はお母さんが用意してくれた」

――検察が片山さんをどうしても外に出したくなかったのは、ご自身としては、なぜだと思いますか?

片山: 仮に私が犯人だとして、冒頭陳述でも書いたことですが、「鬼殺銃蔵」のメールアカウントはまだ生きている。僕が犯人だとしたら、そのメールアドレスを知っている。それを使って、「私が真犯人ですよ」メールを出すような工作をするのではないか。検察はたぶんそこを恐れているのだろうなと思っています。当然、私は犯人ではないですし、何の手出しもできないです。

佐藤: いま言ったのは、(鬼殺銃蔵の)パスワードを知っているはずだって話だよね?

片山: もし犯人なら、(鬼殺銃蔵の)パスワードを知っていて、検察の言葉でいうなら「虚偽の真犯人を作りだす行為をする恐れ」ですね。そこに集約されると思います。

――今の点ですが、パスワードを盗まれていたかもしれないとなると、どこかのパソコンとかにそのパスワードを保管していたということを・・・

片山: はい。自分のパソコンには各種アカウントのパスワードをメモして、テキストにして置いてあったので、それを盗まれていたのなら、なんでもやりたい放題ですね。例えば、iesys.exeのテストに使われた、「したらば」の「auto/6682」に関してもそうですね。あれは、たしかに私が開設したものです。6682という番号自体は、システムから割り振られる通し番号ですが……。

佐藤: 鬼殺銃蔵のパスワードは、犯人は知ってるけど、片山さんは知らないわけで。自分のパスワードは盗まれていた可能性があるということですよね。

――保釈保証金1000万円の原資は?

佐藤: それはお母さんが出してくださいました。昨日、連絡を受けて、「すぐ用意してください」と。事前にどのぐらい用意できるんですかと聞いてはありましたが、裁判所から言われたのが1000万円で、ちょっと私たちとしては大変だったんですけど、お母さんがすぐ準備していただいて・・・。午前中ぐらいだったかな、私のところに振り込まれて、それですぐ済んだのです。

――全面的に否認していますが、長い間拘束されて、法廷では検察官に追及されて、いま法廷に立たれている際のご心境というのは?

片山: まだ本格的に追及はされていないといいますか、今後、被告人質問かなにかでの追及は心にダメージを受けそうな気がしますけれど・・・。捜査段階では、早い段階で取り調べを拒否してしまっていたので。検察官からの追及という点で、いままで、「この人、言ってることおかしい」と感じたのは去年の3月5日、まさに今日ですね、水庫(みずくら)検事の取り調べのときだけですね。今後、検察官が私と対面して、どう言ってくるか、それにどう対応するか、ちゃんと心構えをしなければと思っています。

佐藤: 今ので思い出したけれど、3月5日の取り調べがあった後、警察に行ったら、「ものすごく疲れました」と彼が言ったので、相当厳しい追及にあってダメージを受けたのかなと思って、よく聞いてみたら、ずいぶん反論をしていたんですけど、すごくいろいろなことを言われたんですよね?

片山: はい。

佐藤: 言いたい放題、言われちゃって。

片山: はい。

佐藤: そういうダメージを受けていたことは、ホント、思い出しました。

――言いたい放題というのはどういう?

片山: もう、「証拠の評価からすると、君は有罪だ」とか、「やっているけれど認めないか、やっていないから認めないか、いくつか選択肢はあるけれど、君はどうするのが得か考えてみな」みたいなところから始まって・・・。その前、検事の自己紹介の時点で、「私は特捜部所属だ。今は刑事部に応援に来ている」というようなことを言われました。それ自体は威圧的ではなく、ただの自己紹介だったのかもしれないんですが、その後もいろいろと・・・。たとえばC#に関するスキルとかも、「僕はそんなウイルスなんか作る能力はない」と言っても、「こっそり勉強していたかもしれない」のように言われ・・・。私は「そんなの悪魔の証明ですよ」と返してやったんですけど。あと、そうですね、雲取山に関しては、そもそも水庫検事は、雲取山のことを知らないみたいで、「あまりメジャーでない山に登った。犯人と同じ山に偶然登った。おかしいじゃないか」的なことを言ってきたので、私は「いや雲取山、知らないんですか? 東京都最高峰ですよ」と言い返してやりました。まあ、そんな感じで言い合いの連続で非常に疲れました。

――お母さまには会えたのですか?

片山: まだ会ってないです。

――最初に会って、どんな言葉を?

片山: まあ、「ただいま」と。

佐藤: 実は、車の中に弟さんがいて、一緒に迎えに行ったんです。で、乗り込んで「やあ」って、助手席と後部座席で握手したわけですけれど、身内で最初に会ったのは、弟さんですね。

――弟さんとは、どんな話をしましたか?

片山: まあ、世間話程度です(笑)。

――今回の事件以降ですが、えん罪について勉強されたりされましたか?

片山: はい、かなり。弁護人から、たとえば足利事件だったり、松本サリン事件だったり、そういった本を差し入れてもらったりとか・・・。

佐藤: 河野義行さんの本ですね。

片山: あと、国策捜査関連ですね。鈴木宗男さんの事件とか……。

佐藤: 佐藤優さんの。

――本はどれぐらい読まれたのですか。

片山: この1年で500冊は超えていますね。

佐藤: 江川さんが書かれた村木(厚子)さんの本も……。

片山: あれも熟読しました。本の差し入れは竹田先生から。

佐藤: マンガも読みましたけどね、たくさん。

――体調はどうですか。

片山: まあ、悪くはないですが、やっぱ歯の治療が必要なところ・・・あそこは申し込んで3カ月待ちなので、いま歯に大きい穴が空いた状態で、早く歯医者に行きたいですね。

佐藤: そうそう。健康保険もね、切れちゃって。

片山: 会社の健康保険はもう使えないので、早く国民健康保険に入って、必要な診察を受けたいと思います。

――去年逮捕されてから1年、いまも裁判は継続中で、被告人という立場で、世の中的には犯人なんじゃないかという見方も今まではあったと思うんですけども、いま一番、誰に対して何を言いたいですか?

片山: やはり家族に対して、「いままでも、いまも、信じてくれていてありがとう」と言いたいです。

(片山祐輔被告人の保釈会見・後半おわり)

(弁護士ドットコム トピックス)

 

2014年02月14日 18時07分
激しい攻防が予想されるパソコン遠隔操作事件 「無罪判決」が出るためのポイントは?
http://www.bengo4.com/topics/1193/

パソコン遠隔操作事件で、威力業務妨害罪などに問われている片山祐輔被告人の初公判が2月13日、東京地方裁判所で開かれた。片山被告人は法廷で「事実無根です」と述べ、無罪を主張した。

報道によると、検察側は、片山被告人が勤めていたIT関連会社のパソコンから遠隔操作するプログラムの痕跡が発見されたことや、防犯カメラの映像などをもとに、有罪を主張。一方、弁護側は「被告人のPCや携帯電話も遠隔操作されていた」として、無実を主張している。

検察側と弁護側の主張は真っ向から対立しており、法廷では激しい攻防が予想される。

この事件で「真犯人」を名乗る人物から犯行声明のメールを送られた一人であり、元検事として刑事事件の捜査の内情をよく知る落合洋司弁護士は、この裁判についてどう見ているのだろうか。公判のポイントについて聞いた。

●検察側の「証拠構造」には脆弱性がある

「弁護人側は今後、(1)検察官側の証拠では犯人性が立証できないという点と、(2)犯人性を否定したり、合理的な疑いを抱かせる証拠が存在するという点を、主張していくことになると思います」

落合弁護士はこのように切り出した。一つ目の点は、検察側が出した証拠のほころびを突く、という話だろうが、うまくいく可能性はあるのだろうか?

「検察官側の証拠として伝えられている内容をみると、犯行と被告人を結びつける決定的な『直接証拠』は存在しません。

今回、検察側が狙っているのは、多数の状況証拠(間接証拠)によって、被告人の犯人性を推認させようとするものです。

状況証拠は多数あり、それぞれ濃淡もありますが、どれも決め手に欠けるだけに、検察側が示した証拠構造は、脆弱さを抱えていると言えるでしょう」

どうやら現時点では、検察側が決定的な証拠を用意している、という情報はないようだ。落合弁護士も次のように話す。

「たとえば、江の島の猫に首輪を付けたのは被告人であるという立証も、他に首輪を付けた者がおよそあり得ないのかというと、そこまでの断定はできないのではないかと推測されます。

検察側は今後、『犯人性を推認できるだけの証拠とは言えないのではないか』という、弁護人の厳しい追及にさらされることになるでしょう」

●犯人性が否定されれば「無罪」へ直結する

2点目の「犯人性を否定する証拠」というのは、どんなものだろうか?

「弁護人側は、被告人自身が遠隔操作の被害に遭っていた、アリバイがある、猫の首輪の付着物から別人のDNA型が検出されたとして、被告人の犯人性を否定する立証を展開しようとしています。

もし、これらの1つでも奏功すれば、無罪へと直結することになります」

弁護側としては、こうした証拠によって、「犯人ではない」あるいは「犯人であることに合理的な疑いがある」という裁判所の判断を導き出そうとしているわけだ。

いずれにしても裁判は、検察側と弁護側が、正面からそれぞれの主張をぶつけあう展開となりそうだ。落合弁護士も「今後の公判の推移を慎重に見守る必要があるでしょう」と話していた。

(弁護士ドットコム トピックス)

始めに戻る


 キャンペーンバナー。

「汚染水ダダ漏れ日本の五輪召致馬鹿騒ぎ糾弾」バナー、Oh No OSENSUI. Tokyo is Unworthy of 2020 Olympic.
↓click, popup & enlarge anime
「汚染水ダダ漏れ日本のオリンピック召致馬鹿騒ぎは世界の恥さらし」バナー


 気象庁の震央分布図(→頁アーカイブ)、こんな所で原発なんて危険きわまりない(石橋克彦氏、地震学)。汚染水ダダ漏れだからオリンピック開催もふさわしくない。( Japan is situated in a volcanic zone on the Pacific Ring of Fire. It's also located near major tectonic plate boundaries, where's an un-wise place for 54 reactors. and now Osensui is not under control. So Japan and Tokyo is Unworthy of 2020 Olympic Games. )。震央分布図がある新頁

(Epicenter distribution map)
W

 

↓「カルト宗教 統一協会のお友だち こんな奴らが改憲?笑わせるな」バナー。

 クリックすると拡大します。ブログに貼れる370pxのサイズです。微修正の可能性有り、反映させますので直リンクが使用条件です。
「カルト宗教 統一協会に応援され(笑) こんな奴らが改憲?笑わせるな」バナー


2006/06 Japanese Chief Cabinet Secretary Shinzo Abe(2005/10/31 - 2006/9/26 ; Prime Minister 2006/9/26 - 2007/9/26, 2012/12/26 - )sent a message to Moonie's mass wedding blessing ceremony. Abe have appeared on cover page of cult Unification Church's monthly magazine "SEKAI SHISO". Moonie also support Shinzo Abe.

 

 「3経済団体代表者によるごり押し圧力と、元々原発推し進めた自民党の僕たちは原発やめないもん」糾弾バナー。
「3経済団体代表者によるごり押し圧力と自民党の僕たちは原発やめないもん」糾弾バナー


 クリックで拡大するバナーのタグを拾うには、範囲選択し、右クリックで「選択した部分のソースを表示」で拾います。ブラウザがFirefoxなら、その取得したタグを「HTMLの編集」画面に貼りつけます。

始めに戻る

 

雑談日記は良質な情報への中継点
と、人気blogランキングバナー に参戦中。

(↓クリックすると拡大)
自民党は自Endバナー 自民党は自Endバナー の猫ちゃんつながりブログを倭国大乱を記録するブログの数々として見つける毎に適宜追加。但し結構忘れてます(汗)

 ココログ利用で、即行で以下のTBPライブリンクをサイドエリアへはりたければ⇒一輪のバラをクリック。

 以下、登録・スタートさせたトラックバック・ピープルです。
主権者国民連合主権者は私たち国民自民党政治民主党政治社民党や共産党にトラックバックしてます。

 

※原発関連で3冊:

知事抹殺 つくられた福島県汚職事件 佐藤 栄佐久 (著)

原子炉時限爆弾 広瀬 隆 (著)

隠される原子力・核の真実―原子力の専門家が原発に反対するわけ 小出 裕章 (著)

 

|

« 辺見庸さんの、2011年4月22日放送「こころの時代 瓦礫の中から言葉を」が4日真夜中再放送されたのでpodcastします。 | トップページ | (ビデオニュース・コム)遠隔操作ウイルス事件続報・見えてきた検察の作戦と裁判所がそれに取り込まれる危険性 3事故調の元委員長が揃って政府の原発政策を批判 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/91038/59246872

この記事へのトラックバック一覧です: (ビデオ・ニュースコム) 【遠隔操作ウイルス事件】片山祐輔被告保釈会見「自由の眩しさをあらためて感じている」:

« 辺見庸さんの、2011年4月22日放送「こころの時代 瓦礫の中から言葉を」が4日真夜中再放送されたのでpodcastします。 | トップページ | (ビデオニュース・コム)遠隔操作ウイルス事件続報・見えてきた検察の作戦と裁判所がそれに取り込まれる危険性 3事故調の元委員長が揃って政府の原発政策を批判 »