« 2014年11月の小出裕章ジャーナルなど。 | トップページ | (・コム)古賀茂明氏:この選挙で原発政策を問わないでどうする 田中三彦氏:福島第一原発は今どうなっているのか »

2014年12月 5日 (金)

白川勝彦さんの「これはもうファッショじゃないかい。(永田町徒然草)」と、天木直人の「勝負あった今度の解散・総選挙」の駄文

 以下、現時点(2014/12/05 12:43)での白川勝彦さんと、天木直人のエントリーです※。片や白川勝彦さんのエントリー(その頁内ジャンプ、以下同じ)が政治評論なら、天木直人の『勝負あった今度の解散・総選挙』の方は、表題からして御用マスゴミに洗脳された、床屋政談レベルの駄文。例えば、

※(2014/12/05 17:46『“自民党300議席超え”という幽霊』を追加

 自公圧勝の調査結果を報じる昨日の各紙の報道を見て、野党が衝撃を受けたと、朝日と読売がそろって一面トップで書いたことに、私は驚いたのだ。

 と、書いてます。僕などは、朝日と読売の一面報道など、「いよいよ臆面もなく“見て来たような嘘を言い”で、なりふり構わぬ大本営発表モードでやり始めたな」と思いましたが、天木にはそれにわを掛け「おいおい、知り合いの与野党の政治家から街宣での感触を聞いたのかな。回りのおじさん、おばさんの話しを聞いたのかい。ネット世論を調べたのか、などなど。それもせず、大本営マスコミの書いてる事をただ垂れ流すのかよ?」と言うのが率直な感想。

 大本営マスゴミの情報操作をそのまま垂れ流しているだけで、とうとう似非リベラルの化けの皮が剥がれたと思いました。天木直人の2014年11月19日『安倍解散・総選挙に対する最強の反撃は選挙のボイコットだ』で感じた違和感、2014年12月03日『「安倍自民党勝利が日本のためになる」という逆説』で感じた疑惑が、今日の天木のエントリーで確信に変わりました。「あっち側の人間だな」と。

 

“自民党300議席超え”という幽霊 
14年12月05日
No.1715
http://www.liberal-shirakawa.net/tsurezuregusa/index.php?itemid=1653

昨日の永田町徒然草「これはもうファッショじゃないかい。」が、いろいろなところで反響を呼んでいるようだ。タイトルが刺激的だったようだ。戦いになると、発言はどうしても激しくなる。それはやむを得ない。政治は言論を武器とする戦いなのであるから。しかし、私は理性的な人間でありたいと思って生きてきたつもりである。だから向う受けだけを狙っての発言は、極力慎んできた。その私が「これはもうファッショじゃないかい。」と言わなければならない程、事態は深刻なのである。

今回の総選挙で、仮に自民党が単独で300議席を獲ったとしても私は驚かない。いかなる事実も、事実は現実として受け止めなければならないからである。その上で、どう戦うかを考えていくしかない。私が驚き怒っているのは、事実でないことを事実のように喧伝(けんでん)し、そうすることによりそのような事実を作ろうとしている行為なのだ。

私は40年近く衆議院選挙をはじめ多くの選挙戦を闘い、またいろいろな選挙を見てきた。平成8年初めて行われた小選挙区制の下の総選挙を、自民党総務局長として指揮をとり、それを体験した。選挙については、その辺の評論家よりも知っているつもりである。これまで私の勘や予測が大きく間違ったことはなかった。

ただ1回だけ私の勘と予測が大きくが外れたことがある。平成10年の参議院通常選挙であった。私の予測とは大きく違い、自民党は歴史的惨敗を喫した。橋本総理大臣と加藤紘一幹事長が責任をとって辞任した。その大きな理由は、投票日1週間前の日曜定番のテレビ番組で、橋下首相が不用意な発言をしたことであった。選挙応援で全国を飛び回っていて、不覚にも私はそのテレビを見ていなかった。

このような経験と勘から言って、今回の総選挙で自民党・公明党が大勝できる筈はないと私は思っていた。選挙というものを知っている何人かの識者とも話し合ったが、同じような考えであった。そのような者から見たら、“自民党単独で300議席超え”というのは、明らかにおかしいのである。それは“自民党単独で300議席超え”という結果を狙って、誰かが仕掛けたのであるからだ。それを実際にやっているのはマスコミであるが、他にも犯人はいる。

マスコミが第四権力と言われるようにすでに久しい。長い間政府与党の中にいて、マスコミが大きな影響力を持っていることは否定しないが、日々の政治を行う上で第四権力と言われる程、大きな存在と感じることは少なかった。しかし、第一の政治権力は、選挙を通じて作られるのだ。選挙に勝たなければ権力を握ることはできないのだ。だから政治権力は、第四権力と呼ばれるマスコミに非常に弱いのである。

お互いに牽制し合う権力が競合していることが、自由主義政治の理念である。ところが第一権力たる政治と第四権力たるマスコミが結託し、一体となったらどうだろうか。それはもう自由主義政治が理念としている権力構造ではない。わが国では、第一権力と第四権力が癒着・結合しているのだ。これは安倍首相になって生じた顕著な現象である。安倍首相ほどマスコミを取り込もうと熱心に動いた者はいないし、安倍内閣になってから恥も外聞もなくマスコミが政府と公然と癒着したことは、戦後わが国ではなかった。

ファッショと呼ばれることは、自由主義者にとって最大の侮辱であり、屈辱である。自由主義者でない安倍首相や自公“合体”政権の議員たちにとっては、ファショといわれてもあまり痛痒を感じないのかもしれない。しかし、私がファッシズムをチャンと知った上で、「こらはもうファッショじゃないかい。」と言ったことを理解してもらいたいので、ファシズムについて念のため貼り付けておく。ご参考に。ただ非常に長いので、選挙の後でいいとは思うが…(笑)。

歴史上問題となったファシズムは、ほとんど凶暴かつ残酷な独裁(その大部分は軍事独裁)であった。粗暴かつ残忍であったが、単純なので国民の非難の対象になり易かった。四つの権力の三つが一緒になっている現在の安倍・自公“合体”体制と戦うことは、難しいし知恵がいる。理論武装もチャンとしなければ、この戦いは勝てない。

いま安倍・自公“合体”体制が喧伝している“自民党300議席超え”は、彼らが作った世論調査上の“数字”に過ぎない。爆弾でも弾丸でもない。ただマスコミが喧伝する“自民党300議席超え”は、戦争に例えるならば毒ガスのようなものである。いろいろな論調を見ていると、安倍・自公“合体”体制と闘おうとしている闘士・戦士さえ殺されそうになっていることを、私はいちばん危惧している。

闘士・戦士諸君。まずこの毒ガスの正体に気付くことである。この毒ガスを吸わないことである。そしてこの毒ガスを恐れている国民に、毒ガスの正体を知らせることである。マスコミはいまや敵の手に渡っているが、私たちにも“武器”がある。生身の体と肉声である。またSNSとかいう新兵器もあるではないか。こういう時に使わなければ、SNSなどタダのゲーム機ということになる。この永田町徒然草が闘士・戦士諸君の武器の一素材となれば、これに優る喜びはない。

今日はこのくらいにしておこう。それでは、また。

 

これはもうファッショじゃないかい。 
14年12月04日
No.1714
http://www.liberal-shirakawa.net/tsurezuregusa/index.php?itemid=1652

私は、午前3時から始まるBS日本テレビの、『日テレNEWS24』を見てから眠ることが多い。午前1時30分から始まるNHKBSの『プレミアム アーカイブス』を見ていたので、日テレニュースを眠い眼で見ていた。そこで、「自民党、単独で300議席超えの勢い」という声が聞こえ、びっくりして目が覚めた。これまで、“スットプ the 安倍”ということで、精力的に永田町徒然草を書いてきた。私は、自公“合体”政権は苦戦すると思っていた。

一昨日に続き、昨晩はテレビ朝日の『報道ステーション』で、党首による討論番組があった。それらを見ていると、何とも歯がゆく、「もっとシッカリせよ」と言いたくなる。それにしても、“自民党単独で300超え”はないだろうというのが、率直な私の第一印象だった。いろいろな思いが錯綜したが、さすがに眠くなって、寝てしまった。

午前8時頃には起床した私は、いろいろなことをしながら、あれこれと考えた。そして「これは、もうファッショじゃないのか」と、思うようになった。いや、これは間違いなく、もうファッショである。その理由は、以下のようなものである。まず、マスコミが総選挙のこの段階で、世論調査という形で“自民党300議席超え”と、大々的に報道しまくることである。マスコミの前身である新聞社は、かつて大本営発表の“連戦大勝利”を大々的に宣伝した ─ それが、自然と思い浮かんだ。

選挙期間中は、世論調査を禁止している国さえある。世論調査の結果をマスコミが大々的に報道することによって、選挙に大きな影響があるからだ。私は、世論調査そのものがいけない、と言うつもりはない。問題は、そのやり方と扱い方なのである。なにしろ、総選挙は3日前に公示されたばかりではないか。本格的に選挙運動が始まって、まだ3日だ。今日報道している新聞社等は、一体、その世論調査を何時やったというのか。

私は自民党で総務局長をやったので、選挙についてかなり詳しい方である。昔は、選挙期間がもっと長かった。新聞社等は、投票日1週間前の土日に世論調査を行い、その週の水曜日か木曜日に紙面で記事にした。いまの衆議院議員総選挙は、12日間である。選挙期間中の週末は、2回しかない。それだけに、世論調査を行う場合は、投票日1週間前の週末に行うのが当たり前なのである。

しかも、今回の選挙は、野党から見れば不意打ちの解散である。だから、選挙態勢も準備もできていない。野党同士が選挙区調整や選挙協力をしている最中に世論調査を行うこと自体、極めて意図的である。報道機関が報道のために様々な時点で世論調査を行うのは自由だが、それは、報道のために許されることであり、世論調査の結果を外部に漏らすのには、非常に慎重でなければならない。

今回の世論調査が、報道をするために必要な世論調査であるとしたならば、そのサンプル数は余りにも多い。こんなサンプル数の世論調査など、費用と人員の関係で2回もやれる筈がない。報道を行うために必要な世論調査だというのならば、サンプル数はもっと少なくてもいい筈だ。また、そんな世論調査を記事にしては、絶対にならないのだ。

いま私が知っている限りでは、“世論調査”に基づいて“自民党 300議席超え”の記事を書いているのは、『読売新聞』と『朝日新聞』であるが、早晩各新聞社が同じような記事を書くであろう。そして、各新聞社系列のテレビ局がまた大々的に放送する。「自民党大勝利。安倍政権圧勝」のオンパレード・花吹雪だ。そうやって、自公“合体”政権を圧勝させようとしているのだ。

だから私は、「これはもうファッショじゃないか」と言っているのだ。本稿で私が抱いたのと、似た思いをされた方が多いと思う。これと、どう戦えばよいのか ─ それは、稿を改めて論じていくつもりである。友よ、ひどい世の中になったもんだぜ。しかし、ダメだと分かるまで、闘いを止めてはならないし、国民を見限ってはならない。野党の候補者たちには、力の限り闘ってほしい。まず、14日の投票日まで、全力で戦うことだ。後のことは、それから考えれば良い。

今日は、このくらいにしておこう。それでは、また。

 

2014年12月05日
 勝負あった今度の解散・総選挙 
http://www.amakiblog.com/archives/2014/12/05/#003026

 きょうの朝日と読売が、まるで調子を合わせたかのように自公圧勝について書いた。

 それを見た私は衝撃を受けた。

 自公圧勝の世論調査の結果を報じたことに驚いたのではない。

 自公圧勝の調査結果を報じる昨日の各紙の報道を見て、野党が衝撃を受けたと、朝日と読売がそろって一面トップで書いたことに、私は驚いたのだ。

 これは朝日と読売の連携プレーではない。

 朝日はこれを落胆して報じ、読売は喜んで報じたのだ。

 なんという野党の体たらくだ。

 今度の解散・総選挙は、はじまったとたんに勝負がついた。

 いまから振り返ってみれば報道が正しかったのだ。

 権力を握った安倍自民党はあらゆる調査を尽くして今度の選挙は勝てると読んだ。

 だから解散・総選挙に打って出たのだ。

 それに対して野党はあまりにも甘かった。

 世論調査の情報不足はもとより、安倍首相の仕掛けた解散・総選挙に危機感を持って迎え撃つ準備も覚悟も能力もなかったということだ。

 世論調査の結果を見て衝撃を受けたという。

 今頃になって戦略を練り直して巻き返すという。

 あきれ果てる野党の現状だ。

 見てるがいい。

 今度の選挙で共産党を除いた野党は雲散霧消する。

 しかし私は決して悲観しない。

 いくら安倍自公政権が一強支配を強めようと、これまでの政策を根本的に改めないとすべての面で行き詰まる。

 その後に本物の政局が始まる。

 それは、誤った安倍自公政権に対する国民の戦いだ。

 その時こそ、安倍自公政権の暴走を止める事のできる本物の野党が生まれる時である(了)


 以下、白川勝彦さんの最近のエントリーです。

 

薄気味が悪いコラボ 
14年12月03日
No.1713
http://www.liberal-shirakawa.net/tsurezuregusa/index.php?itemid=1650

「(公明党が)自民党と連立政権を組んだ時、ちょうどナチス・ヒットラーが出た時の形態と非常によく似て、自民党という政党の中にある右翼ファシズム的要素、公明党の中における狂信的要素、この両者の間に奇妙な癒着関係ができ、保守独裁を安定化する機能を果たしながら、同時にこれをファッショ的傾向にもっていく起爆剤的役割として働く可能性を非常に多く持っている。そうなった時には日本の議会政治、民主政治もまさにアウトになる。そうなってからでは遅い、ということを私は現在の段階において敢えていう。」

少し難解な文章であるが、ぜひ3回くらい読んで欲しい。これは、昭和44年10月に出版された藤原弘達著『創価学会を斬る』からの抜粋である。言うまでもなく藤原弘達氏は、政治学者(明治大学教授)・政治評論家である。年配の人は、藤原弘達氏といえば、ガラガラ声で喋る毒舌を吐く政治評論家のイメージが強いだろうが、上記の文章は、間違いなく一級の政治学者としての論説である。

総選挙が始まり、毎日のように、党首演説や党首討論で安倍首相と山口公明党代表がテレビに映し出されるが、これを見ていると私には、藤原弘達氏の上記論説が思い出されるのだ。“自民党という政党の中にある右翼ファシズム的要素”と、“公明党の中における狂信的要素”の、実に見事なコラボレーションではないか。まさに、藤原弘達氏が40数年前に喝破していた通りである。

特定秘密保護法・集団的自衛権行使容認の閣議決定等は、その内容が極めて右翼反動的であり、進め方は、極めてファッショ的であった。そして、右翼反動的かつファッショ的体制をさらに4年間続けるために、自公“合体”政権はまさに、ファッショな選挙を行っているのだ。ナチスは、選挙であの独裁体制を作った。日本国民も、右翼反動の独裁体制作りに加担する怖れが、十分にあるのだ。

ナチス・ドイツがヨーロッパ全域に及ぼした惨禍は、甚大であった。わが国の軍国主義的独裁体制がアジア全域に及ぼした惨禍も、同じように甚大であった。その中で、多くの日本国民も、言語に尽くせない犠牲となった。覚醒した日本国民は、このことを肝に銘じ、今度の総選挙は、命懸けで戦わなくてはならないのだ。とにかく“スットプ the 安倍”なのだ。

今日の永田町徒然草は、最近では少し難しかったと思う。しかし、戦いの中で政治や社会の現実と本質が見えてくる。また戦いに勝つためには、現実と本質を見究めなければならないのだ。時間のある方は、本稿の理解を深めるために、言論出版妨害事件をぜひ読んで頂きたい。創価学会の問題は、実に根が深いのである。

今日は、このくらいにしておこう。それでは、また。

 

ストップ the 安倍 
14年12月02日
No.1712
http://www.liberal-shirakawa.net/tsurezuregusa/index.php?itemid=1648

衆議院議員総選挙が、今日、公示された。「伝家の宝刀だ。文句あるか」と言って、安倍首相は、大義も理由もない解散・総選挙の挙に出た。刀を抜いて斬り掛かられたら、諍いが嫌いな日本国民も、安倍首相と戦わなければならない。何のために? もちろん、右翼反動の安倍首相から権力を取り戻すためだ。安倍首相から権力を取り上げなければ、誇るべき美しい日本が滅ぼされてしまうからである。

これまで私は、安倍首相の危険性を、多岐に亘って批判してきた。公示の今日、いまさらこれを繰り返す必要はなかろう。アベノミクスの是非を問う選挙などではない。そもそもアベノミクスなど、如何なる実体もないモノである。実体のない幽霊みたいなモノの是非を問うこと自体が、無意味ではないか。問われなければならないのは、安倍晋三という総理大臣の存在そのものなのだ。

この2年間に安倍首相が現実にやってきたことと言えば、特定秘密保護法の制定、集団的自衛権行使の閣議決定、原子力発電の積極的推進政策、日中・日韓の友好親善関係の毀損など、挙げれば切りがない。地球儀俯瞰外交などと本人は悦に入っているが、わが国の国際的地位と国際的信頼は、近年でいちばん最悪である。一利を興すは、一害を除くに若かず。安倍首相こそ、まさにその一害なのだ。

マスコミを総動員しているにもかかわらす、「今回の解散・総選挙は、大義と理由がない」という意見が、国民の7割強である。安倍首相になってからの自公"合体"政権は、国民の6~7割が反対することでも、平気でやってのける。それを、これから4年も続けるために、信任して欲しいと言っているのだ。冗談は止せと、多くの国民が結集しつつある。覚醒した日本国民は、いま、結集しなければならないのだ。安倍首相という“一害”を除くために !

今日は、このくらいにしておこう。それでは、また。

 

鬼が笑ってらぁ。 
14年12月01日
No.1712
http://www.liberal-shirakawa.net/tsurezuregusa/index.php?itemid=1647

今年も、師走となった。昔から、商売人にとって師走は稼ぎ時だが、今年の師走は、明日から総選挙だ。選挙はごく一部の業界を除き、商売の足を確実に引っ張るものである。今回の解散・総選挙が、日本経済に悪い影響を与えることだけは確かだ。そうは言っても、明日から総選挙だ。昨日も、テレビで党首討論などが行われていた。安倍首相が、喋り捲っていた。

安倍首相の言を聞いて感じることだが、まず「巧言令色 鮮(すくな)し仁。」という孔子の言である。私は、日本の政治を長く見てきたが、安倍首相ほど景気を良くするといった総理大臣を見たことがない。そもそも、自由主義経済の下では、政府の力で景気を良くすることなど、あまりできないのだ。経済が極端に落ち込んでいる場合に、財政支出を増やしてこれを下支えすることはあるが、これは、あくまで例外的措置と捉えられている。

次に感じるのが、「来年のことを云うと鬼が笑う」という諺だ。経済など、明日のことも分からないのが実情だ。しかし、安倍首相は「景気はこれから必ず良くなります。だから、2年半後から、何がなんでも消費税を10%にします。それでいいですね」と言っている。再来年のことを好き勝手に予測して、消費税は確実に10%に増税すると宣言する。鬼が笑っているいるぞ、と私は思う。しかし、財務省という鬼が大笑いしていることだけは、確かだ。

 

塊を作る。 
14年11月29日
No.1711
http://www.liberal-shirakawa.net/tsurezuregusa/index.php?itemid=1646

今回の解散・総選挙で、週末は、この週末を含めてあと3回しかない。3回目の日曜日は、投票日である。いつも、総選挙は週末を挟んで、情勢がガラリと変わる。今回の解散・総選挙は特にそうなる、と私は思っている。先走った週刊誌などでは、既に当落予想が出ているが、そんなものはあまり当てにならない。これから2回の週末を跨ぐ度に、情勢はガラッと変わるからである。

それでは、今回の週末の始まりである現時点で、情勢はどうなのであろうか。安倍首相が「こんな筈ではなかった」と、臍(ほぞ)を噛むほど、自公"合体"政権側には具合が悪い。それは、多くの国民が、「今回の解散・総選挙を“何でいま”と感じている」ことに、最大の原因がある。自公“合体”政権は、いろいろな屁理屈を並べたてているが、そんなのは所詮“まやかし”に過ぎない。この忙しい年末に解散・総選挙をやるなんて、“国民を舐めている”と、多くの国民が思い始めた ─ いや、怒り始めたのだ。

世の中、安倍首相が消費税10%の実施を見送らなければならないほど、景気は、非常に悪い。商売をしている人たちは、せめてこの年末に少しでも挽回をしておこうと考えていたのだが、大事な12月前半が、選挙で潰されるのだ。いつも、年末になると私が言っているように、平成になってから、年末の経済活動は12月20日くらいで終わりになってしまった。自民党は、絶対に商工業者を敵に回してはダメなのだが、その商売人が、安倍首相に怒っているのだ。

自公“合体”政権は、「アベノミクスで景気が良くなった。賃金も上がった。失業率は下がった」などと数字を挙げ、「だから、アベノミクスをぜひ続けさせて欲しい」と演説している。ところが、これを聞くほとんどの有権者自身は、そうなっていないのだ。こういう演説をする度に、自公“合体”政権側は、票を減らすことになる。選挙では、最悪の構図なのだ。

前回の総選挙では、“日本維新の会”と“みんなの党”が、驚くほど多くの得票をした。ところが、“みんなの党”はなくなってしまった。“日本維新の会”も、“維新の党”と“次世代の党”に分裂した。“次世代の党”の本性は暴露されて、もう勢いはない。前回の総選挙で“日本維新の会”と“みんなの党”に投票した人々の多くは、“維新の党”に収束していくであろう。

いま、その維新の党と民主党と生活の党が、一つの塊になりつつある。社民党も、この塊に入りたいようである。共産党はいつもの通り独立独歩だが、沖縄1区では、この塊に入るという。民主党と維新の党と生活の党と社民党の塊なのだから、そこに矛盾があるなど当たり前だ。そもそも、現実の社会が矛盾に満ちている。その矛盾と戦う主体に矛盾があるからといって、目くじらを立てていたのでは、戦いなどできない。

これからの2週間余りで、一つの塊ができていく。いや、塊を作らなければならないのだ。その旗印(はたじるし)は、「興一利不若除一害」、すなわち「一利を興すは、一害を除くに若かず」だ。実に、深遠な言葉ではないか。さらには、深遠なだけでなく、政治 ― 特に、自由主義政治の要諦でもあるのだ。友よ、ここは大事な戦いである。私は、全力を尽くす。共に戦おうではないか。

今日は、このくらいにしておこう。それでは、また。

 

とにかく一害を除く。 
14年11月26日
No.1710
http://www.liberal-shirakawa.net/tsurezuregusa/index.php?itemid=1645

多弱団子状況が、思いのほか順調に出来つつある。誰かが主導してそうなっている訳ではないのだが、あまりにも多弱なのが幸いしているのだ。それで良い。あまり七面倒くさいことを言う必要は、ないのである。ここで確認しておいた方が良いことが、一つだけある。“多弱団子党”の目標は、一害を除くということである。一害とは、もちろん安倍首相その人である。

「それじゃ、また、民主党政権を作った時と同じことになるのではないか」と心配される向きが、相当におられると思う。しかし、今回はこれで良いのだ。「興一利不若除一害」……「一利を興すは、一害を除くに若かず」。何事においても、一つの利益あることを始めるよりは、一つの害を除くほうに用いるべきだ(諸橋轍次著・中国古典名言事典)。安倍首相こそ、まさに、日本国と日本国民に災いをもたらす最悪の権力者そのものなのだ。

興一利不若除一害は、中国の歴史の中で名宰相と言われる耶律楚材(やりつそざい)の言葉である。耶律楚材は契丹の人であったが、モンゴル軍に侵略され、、その捕虜となった。その後、ジンギス・カーンの目にとまり、ジンギス・ハーンに仕えた、モンゴル帝国の基礎を作ったといわれる大宰相である。いろいろ言いたいことはあろうが、ここは耶律楚材の教えに従い、安倍首相その人を取り除くことに専念すべきなのだ。

興一利不若除一害の信念をもって戦えば、今回の戦いは必ず勝てる。多弱の政党の一部にはいまだ不心得な者がいるが、安倍首相を取り除きたいというのは、いまや国民の声、民意なのだ。295小選挙区のそれぞれで、誰が自公“合体”政権と対峙する候補者なのかを有権者が見極め、有権者が自然と票を集中する ─ こうした流れが出来つつあるのだ。この選挙、面白くなるぞ。

今日は、このくらいにしておこう。それでは、また。

 

日本国民はサルか ? 
14年11月24日
No.1709
http://www.liberal-shirakawa.net/tsurezuregusa/index.php?itemid=1644

今回の解散の直接的な切っ掛けは、消費税10%を延期することだった。税制の重要な変更であるから、国民の信を問うことにしたと安倍首相は説明し、「代表なくして課税なし」とか「民主党は、国民の信を問うことなく消費税を上げたから敗北したのだ」などと、一人前に能書きをたれている。この能書きを聞いて、私は“朝三暮四”という懐かしい故事を思い出した。安倍首相は、日本国民などサルだと思っているのだろう。国民も舐められたものだ。さぁ、どうする。国民の皆さん?

今年の4月から実施された8%の消費税は、自民党・公明党・民主党の談合によるものだった。談合に参加した自民党・公明党・民主党は、先の総選挙で過半数をはるかに超えたので、消費税8%は法律に定めた通り実施された。しかし、その影響は、談合した3党が考えたほど甘くはなかった。平成27年10月から消費税を10%に増税できるような状況では、到底ないことがハッキリした。談合で作った増税法案には、景気弾力条項があり、これに基づいて延期するというのだ。

景気弾力条項に基づいて、消費税を10%にする実施時期を延ばす場合、それは法律上、当然に定まるものではない。“当面の間、延期する”と定め、消費税を事実上8%に凍結することだってできるのだ。それを安倍首相は、“何があっても、平成29年4月から消費税を10%にする”と言っているのだ。「消費税を10%にするのは1年半延ばしますが、その代わり今度は絶対に10%にしますからね。それで良いですよね」といっているのである。

自公“合体”政権は、「平成29年4月から、絶対に10%にする。その際に、軽減税率を導入する。その詳細は、自民党と公明党でこれから決める。」ともいっている。ところで、食料品などの生活必需品にかかる消費税の税率をどのくらい軽減するのかと問えば、「それは、8%に決まっているでしょう」だ。“たった2%しか軽減”しないのに、弱者にやさしい消費税にしてやると、恩を売ろうというのだ。その根性が嫌らしい。

私は、消費税の導入に賛成した国会議員のひとりだ。3%の消費税を導入するのに、私たちは10年間、侃々諤々の議論を積み重ねて、漸く導入に踏み切った。これを実施したのは、平成元年4月からだった。この間、いくつも選挙があり、自民党は多くの犠牲を払ってきた。。平成2年の総選挙では、私は落選した。平成6年11月に消費税を5%にすると決めたのは、村山内閣の時であった。それが実施されたのは、平成9年4月橋本内閣の時でだ。平成8年に行われた小選挙区制で初めての総選挙では、新進党などは消費税3%凍結を公約に掲げたが、結果は、自民党の勝利であった。

消費税導入までに、約10年。消費税3%を5%にするのには、8年を要しているのだ。消費税を絶対に上げるなとは言わないが、5%の消費税を10%にすること自体が、政治的にはそもそも無茶なのである。政治的なセンスがある者ならば、5%からまず7%と考えるであろう。それだって、多くの犠牲を払わずには実現できない。8%から10%にするためには、これまた10年近くが必要であろう。自民党・公明党・民主党は、2年前の平成24年6月に、“平成27年10月までに消費税を10%”にしようと考え、談合でこれを決めた。民主党などは、そのために吹っ飛んでしまった。政治的には、馬鹿としか言いようがない。

平成26年4月に実施した8%の消費税を10%にするには、最低でも10年近くの年月が必要なのである。それを、安倍首相は平成29年4月から実施するというのだ。これまでの消費税の歴史から見ても、それは早過ぎる。何が何でも税金を取りたい財務省から見たら、1年半10%の消費税を延ばしてみても、5年以上のおつりがくるのだ。“たった2%の軽減税率”など、公明党対策と思えば、安いものである。

少し細かくなったが、私が“朝三暮四”というのが、分かって頂けたであろうか。朝三暮四というのも、久しぶりに聞いた方がいるかもしれないので、念のため末尾に紹介しておく。要するに、バカな者をだます手口をいうのだ。自公“合体”政権のやり口はいつもこういうものが多い。日本国民を猿扱いしているのだ。ここで騙されちゃあいけない。いつも問題にしている、“文化”の問題である。

※ 朝三暮四(ちょうさんぼし)

狙公が猿を飼っていた。トチの実を猿たちに与えてやるのに、けさは三つの実をやる。そのかわり晩には四つだ、といったところ、猿たちはみなおこった。そこで、それでは朝に四つやる。かわりに晩には三つにするぞといったところ、猿はみな喜んだという。
 朝三暮四、つまり結局は同じことであるのに、それがわからない。このように目の前の多寡で考えるのが猿知恵であるが、人間の愚かさもこれに似ている。

諸橋轍次著 『中国古典名言事典』

今日は、このくらいにしておこう。それでは、また。

 

晋三、破れたり。 
14年11月21日
No.1708
http://www.liberal-shirakawa.net/tsurezuregusa/index.php?itemid=1643

一年納めの九州場所が、盛り上がっている。私は今日も、テレビ桟敷で手に汗を握って観戦した。鶴竜が日馬富士に敗れ2敗となり、白鵬が大鵬の32回優勝の大記録に、一歩一歩近づいている。午後6時に相撲中継が終わり、1分も経たない内に安倍首相が大写しになった。安倍首相の顔を見るのはもういいよと思っているのに、安倍首相がまた、記者会見をするというのだ。約25分の会見を見て、 「晋三、破れたり。」というのが、私の率直な直感だった。

私がそう感じたのは、安倍首相自らが“アベノミクス解散”と名付けたことである。“アベノミクスってなぁに?”と問われても、私は一言で答えることができない。“アベノミクス”なるものが何を指しているのか、いかなる内実をもった概念なのか、私は、今もって分からないのだ。それは私だけではなく、多くの国民の認識だと思うが、どうであろうか。アベノミクスなどといって喜んでいるのは、安倍首相と周りのおベンチャラ達だけなのだ。

今回の解散に“大義名分”を付けられない最大の理由が、実はここにあるのではないか。大義名分がないからと言っても、解散はできる。それは事実だが、大義名分のない解散は、国民の理解が得られない。だから、解散を仕掛けた自公“合体”政権の与党は、言い訳から演説を始めなければならない。言い訳をしなければならない戦いは、大概(たいがい)負けと決まっている。

“晋三、破れたり。”と私が思ったもうひとつの理由は、アベノミクス解散と名付けたことにより、今回の審判の対象が、安倍首相自身となってしまったことである。安倍首相は、自分が国民から好印象を持たれていると思っているようだ。内閣支持率を彼はそのように思っているのだろうが、これは、権力者が最も陥りやすい錯覚なのである。この2年の間に、安倍首相は特定秘密保護法や集団自衛権行使容認閣議決定、あるいは原発問題などで、国民の6割以上が反対することを平気でやってのけた。「安倍首相、Yes or No ?」と問われれば、あの時の記憶がよみがえり、多くの国民は“安倍ノー”と応えることになる。

“安倍ノー”の動きが、全国の各選挙区で具体的な現実となり始めた。沖縄県の4小選挙区では、翁長知事選の構図で各党が選挙共闘を行うという。たぶん沖縄県では、自民党はゼロになるだろう。“多弱団子党”などと失礼なことを言ったが、“安倍ノー”と叫びたい国民は、多弱が一つになって自民党・公明党候補に対決する候補者を求めているのだ。そのような構図を作れば、全国どこの小選挙区でも、その候補者が勝つであろう。さぁ、今度の選挙は面白くなるぞ。

今日は、このくらいにしておこう。それでは、また。

 

たじゃくだんごとう 
14年11月21日
No.1707
http://www.liberal-shirakawa.net/tsurezuregusa/index.php?itemid=1642

Img_3095_

今日午後に、衆議院は解散されるという。今回の解散・総選挙が話題になり始めてからの永田町徒然草で、私が問題にしていたのは、“野党はどうする”ということであった。永田町徒然草No.1704で述べたように、今回の解散など、そもそも“〇〇▲刃物"解散である。論理的に反駁すること自体、そもそも虚しいのだ。しかし、実際に解散となれば、野党も国民も、これと戦わなければならない。当然のことながら、野党は力を合わせて闘わなければ、安倍首相の暴挙を許してしまうことになる。数日前から“たじゃくだんごとう”という言葉が、呪文のように私の心の中を去来している。

みんなの党は、解党することになった。みんなの党は、“おれの党”となってしまった。与党だか野党だか分からなくなったこんな党は、きれいに消えてしまった方が良いのだ。既に、数人は民主党から立候補するという。それで良いのだ。しかし、自公“合体”政権と戦おうとしてしている政党は、外にもまだある。前回の総選挙のようにバラバラに闘ったのでは、結果は明らかであろう。一強多弱と見くびられて、解散を打ってきたのが自公“合体”政権である。だったら多弱と舐められた政党は、ここは、集まるしか仕方がなかろう。そこで必要なのが、“たじゃくだんご党”なのだ。漢字で書ければ、“多弱団子党”である。

自公“合体”政権と戦おうという政党が全部集まって新しい政党を作るのが、いちばん良いに決まっている。しかし、それは口で言うほど簡単ではない。重要なのは、野党が力を合わせて自公“合体”政権と闘うことなのだ。多弱と見くびられた政党が、団子状態となって闘い、自公“合体”政権を、破る ─ “多弱団子党”なのであるから、いろいろなものが混じっていて良いのだ。いろいろなものが混じっているから、団子なのだ。

私の乏しい情報の範囲でも、今回はかなり、いろいろな動きが現にある。一つの動きが、次の動きを生む。多弱が団子状態で進むのだから、無様(ぶざま)なことも、いろいろとあると思う。あまり、細かいことに拘(こだわ)らない方が良い。いや、拘っていたのでは、多弱団子党は成功しない。私に言わせれば、一強と驕り高ぶっている自民党は、相容れないものが団子でいるだけの政党なのだ。自民党と公明党の連立=自公“合体”政権など、まさに矛盾そのものなのだ。こんなモノは、気にしなくてよろしい。私は、野党の動きに期待している。さぁ、面白くなるぞ。

今日は、このくらいにしておこう。それでは、また。

 

安倍首相、初戦は失敗。 
14年11月18日
No.1706
http://www.liberal-shirakawa.net/tsurezuregusa/index.php?itemid=1641

今日で10日目を過ぎた大相撲九州場所は、実に盛り上がっている。力士にとっては、一番一番が命懸けの勝負である。勝負の結果で、すべてが決まっていく。今晩は解散に関する安倍首相の会見があるというので、午後5時に自宅に帰った。まず大相撲を見たが、こちらの方はそれなりに見応えがあった。さぁ、これから安倍首相の会見だと思っていたら、午後7時10分頃だという。

会見が始まる前に演壇を見ていたら、左右にシッカリとプロンプターがセットされていた。最近、安倍首相はずいぶん話が上手くなったなぁ、と思っていたが、たぶん、プロンプターに慣れてきたからなのだろう。しかし、一世一代の大勝負にプロンプターはないよ、と思ったが、案の定まずかった。普段は、手慣れた役人が書いているのだろうが、さすがに今回の草稿は、役人が遠慮したのだろう。

誰が書いたのか知らないが、年号の言い方が平成と西暦のゴッチャになっていた。今回の説明は、あと1年後なのか、あと2年半後なのかが肝心なのである。これを分かりやすく言わなければならないのだから、初歩的なミスである。致命的欠陥は、解散の日が“11月21日”ということである。解散は、決断したら間髪を入れずにやらなければならない。これでは間延びも間延びだ。

それに、表情が良くなかった。外遊で疲れていたのであろうが、彼らは好んで解散を“伝家の宝刀”という。段平(だんびら)を振りかざして立ち上がる時は、緊迫感が命なのだ。今日死去が報じられた高倉健の映画では、そのシーンが実に見事だった。大将の顔は、陣営の士気に直結する。今回の総選挙、面白くなるぞ。さぁ、野党よ頑張れ。勝機はあるぞ。

今日は、このくらいにしておこう。それでは、また。


 以下、天木直人の第47回衆議院議員総選挙(2014年12月2日に公示、12月14日に施行=投票)に関するエントリー(白川勝彦さんと違い、短文エントリーが多いので関連のを拾いました)。

 

2014年12月03日
「総選挙-緊急提言集会」(11月30日)の動画紹介 
http://www.amakiblog.com/archives/2014/12/03/#003022

 

2014年12月03日
「安倍自民党勝利が日本のためになる」という逆説 
http://www.amakiblog.com/archives/2014/12/03/#003021

 安倍嫌いの者たちは今度の選挙で安倍自民党に勝たせたら大変な事になると大騒ぎする。

 安倍嫌いにおいては誰にも負けない私だが、私はそうは思わない。

 下手に安倍自民党が議席を減らした方がむしろ危険だ。

 何でもかんでも安倍を倒せばいいと考える連中は別として、日本全体の事を考えれば安倍首相が勝って、余裕を持ち、長期政権を狙うために方向転換をして、より正しい政策を進めるようになったほうがいいのだ。

 そんな考えを示す者が韓国にもいたことを私はきょう12月3日の東京新聞で知った。

 「海外発 日本に直言! 12・14衆院選」という連載コラムで、韓国・世宗研究所日本研究センターの陳昌ス(サンズイに朱)氏が書いていた。

 韓国にとっては、安倍晋三氏以外の人が日本の首相になればいいが、現実的には難しい。それならむしろ安倍政権が安定し、余裕を持って外交にあたるほうが良いと思う、と。

 過半数ぎりぎりで政権が不安定になれば、安倍氏は支持層の右派を固めなければならないので、外交問題で配慮したり、譲歩することは難しくなる、と。

 逆に過半数を大きく超えて政権が安定すれば、さらに長期政権にするため、日韓外交で成果を上げることも考えるはずだ、と。

 歴史認識の問題でも、安倍氏の考え自体が変わることはないと思うが、米国や中国との関係を重視するようになるから、慰安婦問題などである程度、韓国に妥協しなければならないと考えるだろう、と。

 来秋の自民党総裁選と再来年の参院選に勝てば長期政権になるため、来年は自分の信念は抑え気味にし、中国や韓国との外交をある程度正常化させて成果を得ようとするのではないか、と。

 その通りだと思う。

 少なくとも私が安倍首相だったらそうする。

 そしてそうすることは結果的に多くの国民にとってもいいことなのだ。

  最近著「アマル それは希望」(12月初旬刊行 元就出版社)で、私が安倍首相に贈ったメッセージはまさしくそれである。

 もっとも、それが理解できるほど安倍首相の頭は良くない、だから安倍首相に勝たせてはいけない、と危惧する者たちがやっぱり正しかったという事になるのかもしれない。

 いずれにしても、すべては選挙後にわかる。

 これ以上無駄な時間を空費するより、はやく選挙を終わらせろということである(了) 

 註 「アマルそれは希望」は以下のサイト参照

http://www.koishikawaunit.net/gnavi+index.lid+11+cid+9.htm

 

2014年12月02日
「大義なき解散・総選挙」の本当の意味 
http://www.amakiblog.com/archives/2014/12/02/#003018

 もう聞き飽きるほど聞いた。

 それは、今度の解散・総選挙には大義がないという言葉だ。

 アベノミクスの失敗や、そのほかの行き詰まった政策を隠すための解散など大義はない、というわけだ。

 私もそう繰り返してきた。

 しかし今度の選挙に大義がないという本当の意味は別のところにある。

 それをきょう12月2日の日経新聞「経済教室」で早稲田大学の河野勝という教授が書いている。

 それは今度の総選挙では政権交代の可能性がまったくない事だ、と。

 彼は言う。2009年といい、2012年といい、直近の解散・総選挙はいずれも政権交代が起きた。

 しかし、今度はその可能性が皆無だ。

 有権者に選択の余地が与えられていない。

 有権者には自公政権に替わる政権の枠組みを思い描く事さえ出来ない。

 そんな選挙こそ大義がないのだと。

 確かにその通りだ。

 そういえば野党第一党の民主党の枝野幹事長などは、明言している。

 今度の選挙で政権を取り返すことなど、はじめから考えていないと。

 こんな選挙が盛り上がるはずがない。

 負け比べの選挙など、誰が関心を持つというのか(了)

 

2014年12月01日
なんだ、まだ選挙は始まっていなかったのか 
http://www.amakiblog.com/archives/2014/12/01/#003017

 きょう12月1日の各紙は公示日を明日に控えて選挙特集で紙面を埋めつくしている。

 なんだ、まだ選挙は始まっていなかったのか。

 これから選挙の記事が毎日続くのか。

 もう十分だ。

 マニフェストの解説も、党首討論も、選挙結果予想も、もう十分に報道された。

 これからも同じようなニュースが続くと思うとうんざりだ。

 報道すべきもっと重要な事は山ほどある。

 選挙は、ただでさえ情報にうとい国民を、さらに無知・蒙昧にするためにある。

 選挙は政治家になりたい連中の私利、私欲を露呈するバカ騒ぎだ。

 仕事に追われるまともな国民を巻き込む税金の無駄遣いだ。

 何が、あなたの一票で日本が変わる、だ。

 まともな国民なら怒らなければウソだ(了)

 

2014年11月29日
「テレビ報道に文句をつけた安倍自民党」の暴露が意味するもの(続) 
http://www.amakiblog.com/archives/2014/11/29/#003013

 これはとても深刻な事だと思うので、再度書きとどめておきたい。

 昨日11月28日の東京新聞と朝日新聞の記事で私は知った。

 安倍自民党政権が衆院解散を正式に発表する前日の11月20日に、在京のテレビキー局各社に対し、衆院選の報道にあたって、「公平中立、公正の確保」を求める文書を送っていたという事を。

 これほど露骨な権力のメディア介入はない。

 しかし、介入されたテレビ各局は、怒るどころか、一切その事を報じなかった。

 そして、そのような介入の文書が発出されて一週間ほどたって、事もあろうに自民党筋からのリークによって新聞が知ることになり、11月28日の東京新聞や朝日新聞が書いた。

 だから私はその事実を知ってメルマガで書いた。

 安倍政権のメディア介入はあってはならないことだ、と。

 しかし、それにもまして思ったのは、これほどメディアが安倍政権支持にの偏向報道してきたというのに、まだ足りないというのか、少しでも批判的な報道をすると目くじらを立てるとは、なんと臆病な政権であるか、と。

 そして私は書いた。

 そんな脆弱な安倍政権を倒せない野党は、なんと不甲斐ない野党であるかと。

 こんなあからさまな安倍政権の介入であるのに、なぜメディアは騒がないのか、そんなメディア野党以上にもっと不甲斐ない、と。

 そう書いてから一日がたった。

 そして私は今回の安倍政権のテレビ各局へに政治介入の根深さを、あらためて知った。

 そして、空恐ろしさを覚えた。

 どうやら本件に対する私の認識は甘かったようだ。

 これだけあからさまなメディアに対する政治介入が明らかになったというのに、なんと、それを問題視するのは、東京新聞と朝日新聞だけだったのだ。

 私はきのうから今朝にかけてのテレビ局の反応を見ていたが、本件を報じるテレビ局は皆無だ。

 それは当然だろう。

 政府に口止めされて隠していたわけだからそれがばれて恥をかいた。

 恥の上塗りをするはずがない。

 しかし新聞はそれを知った。

 だから新聞はメディアの矜持として各紙が書きたてるだろうと思っていた。

 ところが、どこも後追い報道をしない。

 それどころか、この問題をきょう11月29日の社説で取り上げたのもまた東京新聞と毎日新聞だけだった。

 そしてハタと気づいた。

 安倍政権のテレビ介入を報道しているのは東京新聞と朝日新聞だけなのだ。

 安倍政権ヨイショの読売、産経はもとより、毎日も日経も、このあからさまな安倍政権のテレビ報道介入の事実を知りながら、書かないのだ。

 もしこの権力介入をメディアが一斉に取り上げ批判すれば、間違いなく安倍政権は選挙で窮地に追い込まれる。

 しかし、テレビが沈黙を守り、それを問題視する大手新聞が東京新聞と朝日新聞だけであれば、国民の大部分は知らないままだ。

 何事もなかったかのように安倍政権に有利な選挙宣伝が進んでいくことになる。

 メディアぐるみの安倍政権への選挙応援ということになる。

 この国のメディアの劣化は我々が思っている以上に深刻である(了)

 

2014年11月28日
「テレビ報道に文句をつけた安倍自民党」の暴露が意味するもの 
http://www.amakiblog.com/archives/2014/11/28/#003012

 安倍自民党が衆院解散を正式に発表する前日11月20日に、在京のテレビキー局各社に対し、衆院選の報道にあたって、「公平中立、公正の確保」を求める文書を送っていたという。

 このことが今頃になって明らかにされ、きょう11月28日の東京新聞や朝日新聞が書いている。

 それに対し、東京新聞などはすかさず田島康彦・上智大教授(メディア論)の、権力の介入があってはならない、とする批判的コメントを掲載している。

 それはその通りだ。

 しかし、この安倍自民党のTV局に対する介入暴露が意味する、もっと重要なことがある。

 それは、一つは、安倍自民党政権がはからずも露呈したみずからの脆弱さである。

 あれほどテレビ各局に持ち上げられてきた安倍自民党だ。

 公平中立どころか、すべてのTV局は安倍ヨイショの偏向報道を繰り返してきた。

 それにも拘わらず、少しでも安倍自民党に不利な報道がなされると、公平中立ではないと文句を言う。

 それは安倍自民党政権が今度の選挙で勝つ自信がない証拠だ。

 それほど安倍自民党政権は弱く、もろいということだ。

 ふたつめは、それでも、そんな安倍自民党を倒せない野党の体たらくだ。

 これだけ行き詰まった安倍自民党政権であるのに、国民の不満の受け皿になりえない。

 考えられれない野党の惨状だ。

 そして三つめは、やはり何といっても、メディアの不甲斐なさである。

 安倍自民党がテレビ各局に文書を配ったのは11月20日だ。

 それなのに、なぜそのことがいまごろ記事になるのか。

 それはその文書を受け取ったテレビ各局が沈黙してきたからだ。

 おそらく安倍自民党から口止めされたに違いない。

 本来ならば、このような文書を受け取ったなら、その時点で各テレビ局は結束して反発しなければウソだ。

 それどころか新聞が書き立てても、そのような文書を受け取ったかそうか答えない。

 そして、このような権力介入を、いまごろになって報道する新聞も情けない。

 しかも、それがわかったのが、独自の取材というより、自民党筋からのリークであるという。

 これを要するに、野党もメディアも、安倍自民党政権以上に不甲斐ないといういことだ。

 安倍政権が強いのではない。

 ほかが皆、弱すぎるだけである。

 どうしようもない今の日本である(了)

 

2014年11月27日
「辺野古移設反対で対米交渉しても勝算なし」と公言した田原総一朗 
http://www.amakiblog.com/archives/2014/11/27/#003011

 高倉健と総選挙のことばかりで埋め尽くされている記事の中で、うっかり見落とすところだったが、発売中の週刊朝日12月5日号で、田原総一朗氏がみずからの連載コラム「ギロン党」で見逃すことのできない事を書いている。

 沖縄知事選で辺野古移転反対派の翁長候補が勝利し、それを受けて朝日や毎日が辺野古移転を見直せと社説で書いているが、そんな対米交渉が成功するのか、という。

 私が注目したのは次のように書いているところだ。

 朝日新聞や毎日新聞の主張には私も同意したいのだが米国との再交渉などできるのか、と。

 とんでもない発言だ。

 同意するならなぜ実行に移せと言わないのか。

 辺野古移転の白紙撤回には同意するが米国を相手の交渉では無理だからあきらめろ、といわんばかりだ。

 われわれ一般国民がガード下の酒の場で言うのならまだいい。

 しかしみずから世論に影響力を与えるジャーナリストを気取っている田原総一朗氏がこんなことを公言してはお終いだ。

 この敗北主義、事なかれ主義こそ、日本をここまで対米従属にしてきたのである。

 私が注目したのは次のように書いているところだ。

 あの鳩山民主党政権でさえできなかったことをどうして自民党政権ができるのかと。

 とんでもない勘違い発言だ。

 鳩山由紀夫首相には辺野古移転撤回に向けて対米交渉を行う周到な政策も、戦略も、覚悟もなかった。

 思いつきで口走っただけだ。

 ましてや民主党には、そのような考えはまるでなかった。

 そんな事を田原総一朗が知らないはずがない。

 翁長新知事勝利に示された今回の沖縄の民意とはわけが違うのである。

 ここにきてめっきり老体を見せ始めた田原総一朗には、これ以上晩節を汚さないうちに引退をお勧めしたい(了)

 

2014年11月26日
これが日本の議会制民主主義の現実だ。笑わせる。 
http://www.amakiblog.com/archives/2014/11/26/#003010

 何の説明責任も果たしていない小渕優子が自民党公認で群5区から出馬して当選確実であるという。

 新党すらつくれなかった渡辺喜美が栃木3区から無所属で出馬して当選確実であるという。

 安倍首相との緊密な関係を頼りに自民党に戻りたくても、足で砂をかけて自民党を出た渡辺を自民党は決してゆるさないというのに。

 古川康佐賀県知事が自民党公認で佐賀2区から出馬するという。原発やらせが発覚して知事をクビになりかけたあの古川がである。

 官僚から知事を経て国会議員になる典型である。その後は評論家だ。

 こんな安倍自民党でも勝つのだ。

 こんな安倍自民党でも野党は勝てないのだ。

 それでも国民は選挙に行かなければ、民主主義を放棄するつもりかと責められる。

 ボイコットは安倍自民党を利するだけだと野党は叫ぶ。

 政治家はすべからく税金泥棒である。

 政治家はすべからく国民の敵である(了)

 

2014年11月24日
告示前にすでに飽きられる今度の解散・総選挙 
http://www.amakiblog.com/archives/2014/11/24/#003005

 今度の解散・総選挙ほど間の抜けたものはない。

 何しろ11月9日の読売新聞の記事一つで解散・総選挙に走り出したのだ。

 首相が外遊で日本不在の時に、解散・総選挙が決まった。

 そして、はやばやと安倍首相は11月18日に解散・総選挙を宣言した。

 その日から国政ストップで皆が選挙に走りだした。

 メディアは一斉に選挙がらみの記事ばかりだ。

 しかし、よく考えればまだ選挙は始まっていないのだ。

 選挙の告示日は12月2日である。

 その前から街頭では選挙演説が始まり、テレビは毎日のように各党の討論を繰り返す。

 安倍首相はアベノミクスの成果を訴え、野党は大義なき選挙だと批判する。

 しかし、それはもう十分に行われている。

 選挙が正式に始まる12月2日までにすべて議論は尽くされる。

 われわれ国民は聞き飽きることになる。

 おまけに12月2日の告示から12月14日の投票まで、さらに12日間もある。

 同じような顔ぶれが同じようなことを繰り返す。

 もう見たくもない、聞きたくもない。

 かくして国民の関心はどんどん薄れていくだろう。

 投票率は史上最低になるだろう。

 安倍首相はドジな解散・総選挙を打ったものだ.

 いや、高等戦術かもしれない。

 誰も選挙に関心を示さない中で、熱気なく選挙に勝って居座る。

 すべてをチャラにして再び首相を続けることができる。

 国民にとってこれほど腹立たしく、つまらない解散・総選挙はないということである(了)

 

2014年11月22日
安倍首相は自滅するような気がする 
http://www.amakiblog.com/archives/2014/11/22/#003003

 つくづく安倍首相は愚かだと思う。

 大義なき解散・総選挙を断行したのだから、それで押し通す図太さが悪には必要だ。

 しかし世論の批判におびえて大義がある事を必死で説明しようとしている。

 18日に記者会見したのに、また21日に記者会見をしている。

 テレビに出まくって今度の解散・総選挙の大義を訴えている。

 アベノミクス解散などと言って大義を訴えている。

 街の声が批判的だからといってテレビ局に八つ当たりしている。

 愚の骨頂だ。

 小心者の証拠だ。

 喋れば喋るほど、テレビに出れば出るほどボロが出る。

 一旦解散・総選挙を宣言したなら、あとは堂々としていればいいのだ。

 それが小泉首相との違いだ。

 野党体たらくでどう考えても負けるはずのない選挙なのに、ひょっとしたら負けるかもしれないという気がしてきた。

 このまま安倍首相が突っ走れば、安倍首相は自滅するんじゃないか(了)

 

2014年11月21日
総選挙の空白の間に、何が起きているか見落としてはいけない 
http://www.amakiblog.com/archives/2014/11/21/#003002

 日本は総選挙一色になって国政がストップする。

 メディアは政局ばかりを追う。

 そんな空白の間にも内外の重要な出来事は進む。

 今日の新聞一つとってもたとえばこうだ。

 東電がついにこれまでやってきた汚染水凍結止水を断念したという。

 しかし、あらたに切り替えるセメント流し込みもリスクがあるという。

 これを要するに原発事故はコントロールのめどさえ立っていないということだ。

 安倍首相は選挙で汚染水タレ流し問題を問われたらどう答えるつもりか。

 金正恩第一書記の特使とロシアのラブロフ外相が会談したという。

 米国とロシアの関係が悪化の一途をたどる中で、北朝鮮とロシアの関係がさらに接近する可能性がある。

 少なくとも、ロシアも北朝鮮も、それを対米外交のカードに使う。

 これは安倍外交にとって二重の意味で失敗だ。

 対米従属の6か国協議の場を失い、おまけに対米自主外交のつもりであった、プーチン、金正恩との個人的関係が裏切られたということだ。

 こんな底の浅い安倍外交を、ほめ囃したメディアや専門家は恥じるべきだ。

 日米防衛指針の最終報告発表が選挙後に先送りされるという。

 選挙に突入したため調整ができなくなったからだという。

 そうではない。

 最終報告書の内容はすでに決まっている。中間報告と同じだ。

 それを発表できないのは、選挙で議論を呼ぶからだ。

 だから来年4月の統一地方選挙後まで後回しするだけの話だ。

 これらの問題は、本来ならば国会で厳しく追及されなければいけない。

 しかし政治家はそれどころではない。

 選挙で生き残ることしか頭にない。

 選挙で勝てば、次の選挙まで政策そっちのけで息抜きする。

 だから政治家にはまともな政策がつくれないのだ。

 官僚に頼って、官僚支配がなくならないのだ。

 そして官僚支配が続く限り日本はよくならない。

 選挙などしている場合ではないのである(了)

 

2014年11月20日
集団的自衛権などは争点にはならないと述べた菅官房長官の大嘘 
http://www.amakiblog.com/archives/2014/11/20/#003000

 驚いた。

 菅官房長官がきのう11月19日の記者会見で、今度の選挙のテーマについて次のように述べたというのだ。

 すなわち、集団的自衛権や特定秘密法案などについて、「いちいち、一つ一つについて信を問うことではない」と(11月20日東京新聞、朝日新聞)。

 とんでもない大嘘だ。

 安倍首相は18日の解散宣言の記者会見で、記者に聞かれてはっきりこう言ったのを私は聞いていた。

 原発政策、安全保障政策などについても堂々と訴えて選挙を戦う、と。

 解散・総選挙で安倍首相が国民に向かって公言したことと違うことをしゃべったのだ。

 これが大嘘でなければなんだ。

 もっとも、菅官房長官がいくら否定しても、それが嘘だということは自明だ。

 今度の選挙は安倍首相の信任選挙である。

 安倍自民党政権が勝てば、安倍首相は晴れて安倍首相の政策を何でも強行できる。

 集団的自衛権行使容認も原発再稼働も特定秘密保護法も辺野古移転も、消費税増税も、なにもかも、安倍首相は進める。

 そのつもりで解散・総選挙を仕掛けたのだ。

 安倍首相そのものが選挙公約なのである。

 それでいいのか、という選挙だ。

 私は安倍首相の器量と嘘つき菅官房長官では、日本が直面する諸問題は何ひとつ解決しないと思う。

 しかし、今の野党の体たらくでは、安倍自公政権は倒せない。

 日本の前途は暗いということだ。

 しかし絶望することはない。

 どん底になってはじめて皆が目覚める。

 そこから新しい政治と新しい日本が始まる。

 今度の総選挙の後に本物の動きが出てくる。

 今度の総選挙は、これまで繰り返された馬鹿げた総選挙の中の、最も不毛で、馬鹿げた総選挙でとなるだろう。

 そしてそんな不毛で馬鹿げた総選挙の、最後の総選挙となるだろう。

 そうしなければいけない。

 そうならなければ面白くない(了)

 

2014年11月19日
安倍解散・総選挙に対する最強の反撃は選挙のボイコットだ 
http://www.amakiblog.com/archives/2014/11/19/#002999

 私が予言したとおりの嘘つき記者会見と、間抜けた記者質問だった。

 おまけにおつりが来た。

 昨日の夜の各局はNHKを皮切りにこぞって安倍首相にインタビューをして、安倍首相に一方的にしゃべらせている。

 こんな腹立たしい事はない。

 それもこれも、あわてふためく野党をしり目に、安倍自公政権は選挙では負けないと、高を括っているからだ。

 過半数を取れなければ辞任する、とは笑わせる。

 今の政治状況で、自公が過半数を取れないなどという事が起こり得ることなどあり得ない。

 それを知った上で解散・総選挙に踏み切ったのだ。

 選挙は厳粛なものだ、何が起きるかわからない、そんなリスクをおかした解散・総選挙だ、などという言葉を並べて大見得を切る。

 猿芝居だ。

 逆に言えば、そこまで芝居を打たないと今度の選挙の大義を演出できない、それほど気の抜けた選挙だということだ。

 どうすれば国民はこの増長し切った安倍首相に鉄槌を下すことができるのか。

 根本的な発想転換をしなければいけない。

 してやったりとほくそ笑む安倍首相に一泡吹かせたいと思うなら、今度の選挙をボイコットすればいいのだ。

 しかも、ちょとやそっとの投票率の低下ではつまらない。

 こんな選挙など認められるか、という選挙ボイコット運動にしなければいけない。

 誰かがそれを言い出し、率先して全国的な国民運動にしていかなければいけない。

 これこそが今度の選挙で考えられる最強の国民の反撃である。

 そしてそれは選挙後の安倍政権打倒につながっていく。

 極端に低い投票率で勝っても、そんな勝利は正統性はない。

 正統性を欠いた弱体な安倍第三次政権では、とてもじゃないが日本が直面する内外の諸問題に対応できない。

 今度こそ安倍政権は行き詰まり、再び、遠からず総辞職、解散・総選挙に追い込まれる事になる。

 その時こそ、あたらな政治の動きが出てくる時だ。

 今度の選挙はその過渡期の選挙ととらえるべきである。

 安倍打倒を急ぐために、無理をして反安倍政党を結集したり、展望のない野党に消極的に投票する必要はない。

 今度の選挙は認められないと言って、積極的にボイコットすればいいのだ。

 今度の選挙に限っては、それが最善、最強の、国民にとっての反安倍の意志表示である(了)

 

2014年11月18日
今夕の安倍首相記者会見の唯一の価値はメディアの腰抜けぶりが見られることだ 
http://www.amakiblog.com/archives/2014/11/18/#002996

 いよいよ今夕に安倍首相が記者会見を開いて解散・総選挙の宣言をするらしい。

 しかし、これほど国民をバカにしたフザケタ記者会見はない。

 今回の解散・総選挙の舞台裏と、それを決断した安倍首相の卑しい根性など、すべては見え見えだ。

 安倍首相が今夕の記者会見で語る言葉すら容易に想像できる。

 一言でいえば嘘を並べて解散・総選挙を強行するのだ。

 そんな記者会見など一見の価値もない。

 しかし、そんな記者会見でも、ひとつだけ見る価値がある。

 それは記者の対応だ。

 誰が聞いても嘘だらけの安倍首相の発言に対し、一人でもまともな記者が現れて国民が聞きたい質問をして安倍首相を追及して見せるだろうか。

 それに対して安倍首相はまともに答えるだろうか。

 もちろん、そうはならない。

 記者たちは一見まともな質問をする振りをしてみせるが、安倍首相はごまかして逃げ、ハイ時間が来ました、と一方的に打ち切られて終わる。

 いつものパターンだ。

 そして明日の朝刊で、各紙は一斉に解散・総選挙の号砲を鳴らす。

 皆が走り出す。走り出せばあとは選挙一色だ。

 安倍失政のすべてがかき消される。

 今夕の安倍首相の解散・総選挙の記者会見の唯一の見どころは、安倍解散・総選挙を許すどころか、見事にお膳立てするメディアの権力迎合振りが白日の下にさらされることである。

 それを再確認するだけの意味しかない今夕の安倍首相の解散・総選挙宣言の記者会見である(了)

 

2014年11月17日
安倍いかさま解散・総選挙を吹っ飛ばした沖縄知事選の翁長大勝利 
http://www.amakiblog.com/archives/2014/11/17/#002995

 沖縄知事選で辺野古移転反対を唱えた翁長候補が圧勝した。

 優勢が伝えられていたとはいえ、辺野古移転反対を掲げた翁長候補の勝利が現実のものとなったのだ。

 このことを、私は心から喜ぶとともに、日本が変わる、いや、変えなければいけない、という思いで、身震いする思いだ。

 この翁長氏の勝利が、これからの日本に及ぼす影響は測り知れない。

 その一つ一つについて、私はこれから逐次解説していきたいと思うが、真っ先に指摘したいことは、これで安倍首相のいかさま解散・総選挙が吹っ飛ぶことになる、ということだ。

 もちろん、安倍首相は帰国して18日に解散・総選挙を宣言する。

 そして、選挙が始まる。

 おそらく安倍自公政権は勝つだろう。

 しかし、もはや安倍首相の頭は、選挙後に取り組まなければならない数々の難問の中の最大の難問である沖縄問題や辺野古移転問題で一杯に違いない。

 なぜか。

 それは日米同盟の根幹にかかわる問題であるからだ。

 そして日米同盟の将来こそが、日本が直面する諸問題のすべてであるからだ。

 見ているがいい。

 18日にも行われる安倍首相の解散・総選挙宣言の記者会見で、安倍首相は練りに練った言い回しで今度の解散・総選挙の大義について得意げに語るだろう。

 しかし、その解散・総選挙宣言の記者会見では、辺野古移転をどうするつもりかという質問が必ず投げられる。

 それに対して、もし安倍首相が、菅官房長官や茂木選対委員長のように、既に決まっていることだから関係ない、粛々と進める、などと口走ろうものなら、その時こそ、沖縄県民はもとより、まともな日本国民を敵に回すことになる。

 だからといって、消費税増税延期と同じように、ぶれるわけにはいかない。

 米国が後ろに控えているからだ。

 もはや安倍首相にとって、解散・総選挙よりも辺野古移転の方が大問題となる。

 沖縄知事選における翁長候補の勝利は、安倍いかさま解散・総選挙を見事に吹っ飛ばしたのである(了)

始めに戻る


 

雑談日記は良質な情報への中継点
と、に参戦中。

 

(↓クリックすると拡大)
自民党は自Endバナー 自民党は自Endバナー

 ココログ利用で、即行で以下のTBPライブリンクをサイドエリアへはりたければ⇒一輪のバラをクリック。

 以下、登録・スタートさせたトラックバック・ピープル、主権者国民連合主権者は私たち国民自民党政治民主党政治社民党や共産党

 

※原発関連で3冊:

知事抹殺 つくられた福島県汚職事件 佐藤 栄佐久

原子炉時限爆弾 広瀬 隆

隠される原子力・核の真実―原子力の専門家が原発に反対するわけ 小出 裕章

|

« 2014年11月の小出裕章ジャーナルなど。 | トップページ | (・コム)古賀茂明氏:この選挙で原発政策を問わないでどうする 田中三彦氏:福島第一原発は今どうなっているのか »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 白川勝彦さんの「これはもうファッショじゃないかい。(永田町徒然草)」と、天木直人の「勝負あった今度の解散・総選挙」の駄文:

« 2014年11月の小出裕章ジャーナルなど。 | トップページ | (・コム)古賀茂明氏:この選挙で原発政策を問わないでどうする 田中三彦氏:福島第一原発は今どうなっているのか »