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2017年12月 1日 (金)

貴乃花部屋HP「わが弟子たちへ」、ほか関連動画と相撲関連記事を何本か採録。

 最初に、貴乃花部屋HP『貴乃花部屋 訓辞』と『わが弟子たちへ』。次に、貴乃花が育てた有望力士、貴景勝関(21歳)、貴源治関(20歳)の動画を採録

 なお、貴乃花部屋のHPは一時閉鎖し内容変更の準備中。最新の情報は貴乃花応援会で見られます。

 

 下記記事他、関連記事何本かを後ろで採録

相撲協会「情報操作」で貴乃花親方“包囲網” 元特捜部長が語る事件の特殊性「親方の行動理解できる」

八角理事長の力量に協会関係者から疑問の声 貴乃花親方、門前払いで刺し違え決意

白鵬を身内が告発「あれは横綱ではない」 後援会関係者も苦言…重ねる問題言動、八角理事長は「全くモノが言えていない」

 

 以下、↓今話題の記事。リンク先のは全文ではなかったので、資料として全文採録。

貴乃花 ブログで綴っていた“弟子への思い”が話題再燃
2017年12月4日 20時0分 女性自身
http://news.livedoor.com/article/detail/13982242/

貴乃花部屋のHP
http://takanohana.net/
Internet Archive 
↓2013年6月25日のアーカイブ。貴乃花親方の左に元幕内光法関、貴乃花親方から右へ元小結隆三杉関、貴ノ岩関、元大関貴ノ浪関(2015年6月20日急性心不全で逝去享年43歳)

(↓クリックすると拡大)スクロールして見るなら
Takanohana_beya_20130625

ホーム > 貴乃花親方からのメッセージ
http://www.takanohana.net:80/message/index.html#diary
Internet Archive ←2013年6月6日のアーカイブ。

貴乃花部屋 訓辞  貴乃花 光司

Message_takanohana

一、力士道に忠実に向き合い日々の精進努力を絶やさぬ事
二、人の道に外れないよう自身を鍛え勝負に備える事
三、弱き者を援け強き己を築き上げる事
四、先輩と後輩の秩序を守り信念を汚さない事
五、先輩は後輩を見守り後輩は先輩を敬う事
六、勇気 元気 活気 生まれ持つ気質を鍛える事
七、授けられた命ある限り生涯を懸けて進路を全うする事
八、人を妬むことなく己の心と常に闘い研磨する事
九、三六五日を鍛え三六五日以後に結果を求めない事
十、努力に勝る天才はなし!
  善の心は良き己を支配し新しい明日を開拓する
  冷静さと深さを追求し川の流れのように静けさと
  激しさを兼ね備えて自然体である事

 

貴乃花親方ダイアリー

我が弟子たちへ
2013.5.12

今日から五月場所が始まった。
一日を終えて勝ったものも負けたものもいる。
地位も違えば性格も違うから、悔しがっているものも、ホットしてるものもいるだろう。
始まったばかりで言うのもなんだけど、全力を尽くしてやるだけやってくれればいい。
数字的な勝敗も気になるとこだが、そんなことより君たちが生きてきた証を土俵の上で堂々と見せるだけでいい。
焦らず、怯まず、躊躇わずに、今まで君たち一人一人に教えてきたことを頭に浮かべて、まっすぐな気持ちで戦いに挑めばいい。
この世は一切皆空である。
人が思い描けるほどその通りにはいかない、難しい社会がそこにはある。
だから、若いのだから怖がらずに戦ってほしい。

親方はこの道の本職だ! 戦い方は知っていて、戦わせ方も心得ている。
一念通天、一つの思いは天にも通ずる。
そうやって親方は人生を掴んできた。それ以外の考えはなかった。
土俵に上がり体と心を震わせながら、臆病な自分に負けじと戦ってきただけだ。
青春も涙も味わったことはないけど、今は君たちの取り組みを見るたびに涙が止まらない。
だから他にはなにも要らない、ただただ運命を超えた涙を味わってほしい、それだけだ!
「自分がここまでやれたんだ」と感じられるだけでいい。
親方がついている。一緒に土俵にはあがってやれないが、親方は命を懸けて見ている、不惜身命で見ている!
それぞれ得意な技があるけれども、戦いに最も必要な業は『諦めない気持ちで挑むこと』だ!
相手が大きくて強いと思うほど、自分から目を離さずに、相手からも目を離さずに戦うことだ。そうすれば勝利の女神がどこかにいてくれる。
自分が怖くなった時こそ、向かい合う相手に仁義を通し、睨み付けていけばいい!
すべての君たちの取り組みを替わってやれるものなら替わってあげたい。
一騎当千であるつもりだよ!

親方は相撲のことしか知らないけど、相撲のことしか詳しくはないけど、師匠から相撲の哲学を学び、必死で身に付けた。
毎晩腹の底で泣きながら、心とからだを鍛えてきた。
門限を過ぎたら気を養うように寝ていた。自分が生きていることの実感を知りたくて。
布団に入る時だけがその時だった。
布団に横たわるまで死力を尽くして生きてみたい、と思いながら毎日を暮らした。
誰彼に良く思われようなんて考えたこともなかったよ。
喧嘩っぱやかったし、怖いもの知らずだった。
でも今は君たちの取り組みを見るのが怖い、ただただ怖い。
でも歯を食いしばって見つめているんだ。神様をも味方につけようと思って。
それでも神様が味方してくれなかったとしたら、親方が受けて立つ思いで見ている。
神様を敵に回しても親方はなにも怖くないさ。
ただ、君たちが怪我をするのだけがすごく怖い。
神様は居るようでいないものだよ。居るとしたら、君たちの守護神は親方さ。
君たちのためなら、例え世界中の神様を敵に回したとしても、なにも臆することはない。
もしも神様が君たちの命を奪いにくるのであれば、親方が奪い返す。
親方は相撲しか知らない。相撲は詳しい、負け方も勝ち方も心得ている。
しかし君たちには勝たせることしか教えない。命懸けで勝たせる。
心が倒れそうな時には立ち止まって踏ん張れ!
そこにいればいい。敗けを知れば勝ちを知る。その方法は親方が知っている。
先代から与えられた哲学と自分で培った勇気がある。
その勇気の中には綺麗なものも汚いものもすべて入っている。

来るとこまで来たらこっちのものだ!
親方が教えた五進術は全員に教えている。言い方は違うけれども一視同仁だ。
これは君たち以外には教えない!
その答えは、師資相承の中にある、絆という掟の中だけにある。

男には男の道がある。
力士には力士の道がある。

この国を今後は亡き親方に代わり伝承せよ!
先祖伝来の牙城を守り抜け。

貴乃花光司

 

 以下、貴ノ岩関以外にも、貴乃花親方が育てた力士が番付を逞しく上がってきてます。まず筆頭は貴景勝

大相撲新十両 佐藤(現 貴景勝)貴乃花部屋 特集 NHKニュース神戸発 2016年5月2日放送
高木祐希
https://www.youtube.com/watch?v=lIbT9Vx113k

2016/05/04 に公開

 

三役昇進!小学生時代の貴景勝関映像入手 貴乃花親方が育てた愛弟子!
https://www.dailymotion.com/video/x6u8tc3

6分46秒(#t=6m46s)から、兄弟子貴ノ岩との話しが微笑ましい

8分40秒(#t=8m40s)から、憧れの力士像について「勝って驕らず、負けて腐らず、そう言う感情を出さないような気持ちの強い力士になりたい」と、まさに貴乃花親方が理想

 貴景勝は2017年11月場所では横綱日馬富士、さらに稀勢の里からも金星を獲得した。この場所は11勝4敗で殊勲賞を受賞し、2018年1月場所での三役昇進を確定的なものとした。

 

貴景勝、新小結に 貴乃花部屋初の三役 騒動は「影響ない」
Breaking Entertaiment News
https://www.youtube.com/watch?v=cL2xRlNzaR0

2017/12/26 に公開

2分1秒の所から、相撲レポーターの横野レイコ「本名も貴信でしょ、貴乃花を信じるって言うのをお父さんがつけた」後半部分は横野レイコの作り話。横野レイコは口から出任せが多いので要注意。以下は良く知られている話し。

Wikiより
本名の「貴信」は当時現役の横綱だった貴乃花から1字を取ったものであり[4]、そこに織田信長の「信」の字を加えてある。父は「男に生まれたからには、天下を取らないと駄目だぞ」という思いを込めてこの名前を付けたという。[5]

新十両佐藤9勝目 父一哉さんから雷落とされ奮起
https://www.nikkansports.com/battle/sumo/news/1649251.html
魚拓 

(略)

 「男に生まれたからには、天下を取らないと駄目だぞ」と、横綱貴乃花と織田信長からそれぞれ1字を取り「貴信」と命名された佐藤。「残り4番も楽しみです」と再びエンジンを吹かす。

しこ名の貴景勝の由来は下記。

2018.1.13 18:00更新
【大相撲初場所】
貴乃花部屋の新三役・貴景勝ら20代力士に勢い、白鵬も安穏としてられない波乱含みか
https://www.sankei.com/premium/news/180113/prm1801130008-n1.html

(略)

(2/2ページ)
https://www.sankei.com/premium/news/180113/prm1801130008-n2.html
Internet Archive 

(略)

 ■貴景勝光信(たかけいしょう・みつのぶ)平成8年8月5日生まれ。兵庫県出身。本名・佐藤貴信。貴信は横綱だった貴乃花から一字を取って父が命名したという。名門・埼玉栄高を経て貴乃花部屋に入門し、平成26年秋場所で初土俵。順調に出世し、29年初場所で新入幕を果たし、三賞を3度獲得する活躍を演じた。30年初場所で新三役として小結に昇進した。本名の佐藤で土俵を務めていたが、新入幕を契機に「貴景勝」に改名。戦国武士の上杉景勝が由来で、貴乃花親方が命名。日本の心意気や誇りの精神を抱いて土俵に上がってほしいという期待が込められているという

5分21秒(#t=5m21s)から、「親方から学びたいことは」。

 

[大相撲2017九州] 2横綱1大関を破って殊勲賞の貴景勝 11勝4敗 全取組 ノーカット
33yaki
https://www.youtube.com/watch?v=qgzA8MAwJrk

2017/12/02 に公開

00:00 初日  対 豪栄道 ●押し出し
03:32 2日目 対 日馬富士 ○押し出し
06:15 3日目 対 白鵬 ●寄り倒し
11:09 4日目 対 稀勢の里 ○突き出し
14:18 5日目 対 嘉風 ○押し出し
18:50 6日目 対 高安 ○押し出し
21:58 7日目 対 千代大龍 ○突き落とし
24:17 8日目 対 御嶽海 ○押し出し
27:50 9日目 対 阿武咲 ●叩き込み
31:24 10日目 対 松鳳山 ○突き出し
33:05 11日目 対 琴奨菊 ●寄り切り
36:53 12日目 対 玉鷲 ○押し出し
40:15 13日目 対 栃煌山 ○押し出し
41:26 14日目 対 千代翔馬 ○掬い投げ
42:25 千秋楽 対 隠岐の海 ○押し出し

 

 次に貴景勝の弟弟子、貴源治

貴源治新十両インタビュー 貴乃花部屋
横綱物語
https://www.youtube.com/watch?v=zhTgvnmFFTs

2017/05/18 に公開

 

 以下記事を何本か資料として採録。

相撲協会「情報操作」で貴乃花親方“包囲網” 元特捜部長が語る事件の特殊性「親方の行動理解できる」 (1/3ページ)
2017.12.16
https://www.zakzak.co.jp/spo/news/171216/spo1712160002-n1.html

Spo1712160002p1 日本相撲協会の初代危機管理委員長を務めた宗像氏は、角界で問題視される貴乃花親方(写真)の行動を「理解できる」と話す


Spo1712160002p2 宗像紀夫弁護士


 元横綱日馬富士(33)の暴行事件に端を発した日本相撲協会の騒動について、元東京地検特捜部長で、相撲協会の外部理事と危機管理委員長も務めた宗像(むなかた)紀夫弁護士(75)が、夕刊フジの独占取材に応じた。被害者である平幕貴ノ岩(27)の師匠、貴乃花親方(45)が危機管理委員会の聴取を拒否し続けていることに協会サイドから批判の声が出ているが、宗像氏は貴乃花親方の行動について、事件の特殊性ゆえの対応だと推測した。

 「今回の事件は、ある特殊な場所で、特殊なグループの中で起きたものだ。しかも純粋な刑事事件だ。自分のまな弟子が暴行を加えられた貴乃花親方としては、刑事事件として公正、公平に捜査してもらって事実関係を明らかにしてもらい、処罰されるべき人がいれば処罰してもらうというスタンスだろう。それは不合理でないし、理解できる

 宗像氏はこう語った。宗像氏は、リクルート事件で主任検事として同社創業者の江副浩正氏を取り調べ、東京地検特捜部長時代にはゼネコン汚職事件などの捜査を指揮した。名古屋高検検事長を最後に退官した後は、弁護士として活躍している。2012年には、日本相撲協会の外部理事に就任。初代の危機管理委員長を務めた。現在の委員長には、宗像氏と司法修習同期で元名古屋高検検事長の高野利雄氏(74)が就き、事件の調査にあたっている。

 刑事事件に精通し、協会の外部理事を務めた経歴から角界の事情にも詳しい宗像氏が強調するのは、事件の特殊性だ。

(2/3ページ)
https://www.zakzak.co.jp/spo/news/171216/spo1712160002-n2.html

 暴行事件が起きた後、相撲協会の巡業部長である貴乃花親方がすみやかに協会に報告せずに、鳥取県警に被害届を出したことが批判の対象となっている。

 宗像氏は「(批判は)一般論としては正しい」としながら、貴乃花親方は協会に報告した際のリスクを考えたのではないかと推測する。「実際のところは分からないが、『被害届を取り下げてもらえないか』と言われるかもしれないし、『話し合いで解決してほしい』と言われるかもしれない。そうすると、これだけの事件がなかったことにされかねない

 そのうえで、「今回の事件で、貴乃花親方は(相撲界に)暴力的体質が残っていることを世に知らしめた。協会にとっては大きな打撃になるけれど、大局的に見れば、相撲界でこういった暴力事件が二度と起きないようにという警鐘となっている」と語る。

 宗像氏はかつて委員長を務めた危機管理委員会の対応に対しても、疑問を投げ掛ける。

 問題視するのは、委員会が11月に貴ノ岩が九州場所休場に際して提出した診断書について、作成した医師から事情を聴き、「病状に現状は問題はなく、相撲が取れる状態にある」との所見を発表したことだ

 宗像氏は「あれは簡単にいうと、『大したけがでもないのに重大なけがと称して、貴ノ岩を欠場させて事件を大きくしようとしている』という見方を相撲協会側がしていると表明したのと同じだ。こんな言葉は使いたくないが、『情報操作、世論操作の側面がある』と言われても仕方ないだろう」と語る。

(3/3ページ)
https://www.zakzak.co.jp/spo/news/171216/spo1712160002-n3.html

 相撲協会と貴乃花親方の対立は現在も続いている。鳥取県警が今月11日に日馬富士を書類送検した後、危機管理委員会による貴ノ岩の事情聴取時期をめぐって両者の考え方の違いが鮮明になった。

 書類送検が終了した段階で聴取に応じると認識していた協会サイドに対し、貴乃花親方は、鳥取地検の処分が確定するまで協力しないなどとする文書をファクスで送付したとされる。

 この見解の相違について、宗像氏は「書類送検で警察の捜査が終わるなんて、法律家は誰も思っていない。書類送検というのは警察が『これだけ捜査した』という区切りのようなものだ。検察はその後、『これが足りない、あれが足りない』『実況見分をやり直してほしい』といくらでも警察に指示ができる」と説明する。

 そのうえで、「『貴ノ岩が出てこないのはおかしい』といわれているが、相撲社会というのは特殊なヒエラルキーの社会だ。危機管理委員会には貴ノ岩の大先輩がいる。そういったところでしっかりとした調査、供述はできるのか。捜査が終わる前だと影響を受ける恐れがある」と話し、検察の処分終了後の聴取が望ましいとする

 協会の外部理事を務めた当時に接した貴乃花親方の印象を聞くと、「非常に純粋で、正しいものは正しい、間違っているものは間違っているとはっきりさせないとおさまらない人だ」と宗像氏は話す

 外部理事を務めていた2016年3月、宗像氏は週刊誌上で、八角理事長による「協会私物化」を批判した。このためなのか、今回の騒動で「貴乃花親方のアドバイザーをしている」との噂もあるが、宗像氏は明確に否定。現在の立場を「中立」であるとし、こう話した。

 「私は協会と貴乃花親方に仲良くしてもらいたいと思っている」

 初代危機管理委員長の直言に、相撲協会はどう応えるのか。

 

八角理事長の力量に協会関係者から疑問の声 貴乃花親方、門前払いで刺し違え決意
12/15(金) 16:56配信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171215-00000014-ykf-spo

2017121500000014ykf000view 混乱が収まらない相撲協会。八角理事長はどんな責任の取り方をするのか(写真:夕刊フジ)

 混迷を深める元横綱日馬富士(33)の暴行事件で、日本相撲協会の八角理事長(54)=元横綱北勝海=の責任を問う声が強まっている。八角理事長ら協会執行部は、20日に臨時で開く横綱審議委員会(横審)と理事会で早期幕引きのシナリオを描いていたが、貴乃花親方(45)が処分覚悟で、被害者である貴ノ岩(27)への聴取を断固拒否。相撲協会関係者は「歴代理事長だったら、ここまでの混乱を招いていない」と、その力量に疑問を投げかけている。  

 20日に行われる横審と理事会は、まさにガチンコ勝負の天王山。今後の相撲界を左右する1日になる。

 貴乃花親方以外の理事は同日までに今回の問題を決着させる意向だったが、それには被害者の貴ノ岩に対する聴取が欠かせない。しかし、師匠の貴乃花親方は「これまで何回も(八角)理事長が電話をしているが、出ない」(協会危機管理部長の鏡山親方=元関脇多賀竜)状態でいる。揚げ句、協会に対してファクスでノーを突き付けた。

 鏡山部長は13日にも貴ノ岩の病状などを問う文書を携え、通算5回目となる貴乃花部屋への訪問を行ったが、再び門前払いされた。

 このまま問題の20日を迎えた場合、まず横審で暴行現場の宴席に同席していた白鵬、鶴竜に対し「厳重注意」などの処分が科せられる公算が大きい。続く理事会では、理事の1人で巡業部長の貴乃花親方に対し、事件を把握し鳥取県警に被害届を提出しながら協会に報告せず、協会が要望する貴ノ岩への聴取を拒否し続けることなどを理由に「巡業部長」、さらには「理事」の肩書を剥奪されると協会内で予測されている。

 一方、協会トップの八角理事長は、現在144万8000円+各種手当とされる月給の減額にとどまるとの見方が強い。

 だが、一部協会関係者は「歴代理事長であれば、これほど混乱していない。貴乃花親方との連絡が取れないなら取れないで、鏡山部長に子供の使いのようなことを繰り返させるのではなく、自ら強権を発動すべきだ。九州場所で敗戦に自ら物言いをつけたり、優勝インタビューで万歳三唱を促すなど、やりたい放題の白鵬にも、横綱の先輩としてもっと断固たる姿勢を見せなくてはならない」と問題視する。

 相撲関係者の間では、貴乃花親方が協会に対し、非協力的な姿勢を貫くのは、今回の暴行事件が協会内でなあなあに処理され、もみ消される可能性を危ぶんだからとの見方が根強い。

 コーポレートガバナンス(企業統治)に詳しい久保利英明弁護士は「もみ消される危険があるというような組織は、まともな組織ではない」と話す。

 スポーツ団体の運営に詳しい関係者も、全日本柔道連盟の過去の不祥事への対応を例に挙げ、こう語る。

 「全柔連では2013年に柔道女子日本代表の監督が選手に暴力や暴言を加えていたことなどが判明し、上村春樹会長ら執行部を含む23人の理事が辞任した。同じ伝統武道の柔道でこれだけの対応がなされたことを考えれば、八角理事長が居座り続けることは考えられない」

 前出の久保利氏は「自ら清くする力がないと、その組織は信用されない。そのために、外部の理事たちが入っている」とガバナンスが見えないことを批判。その上で、「部屋の利益を代表するような力士が持ち回りで理事長を務めるのは、ガバナンス的に効きようがない。プロ野球がコミッショナーに前日本取引所グループ最高経営責任者の斉藤惇氏を招いたように、外部出身の人が理事長になってもいい。そのほうがガバナンスが効くのではないか」と指摘した。

 全柔連では上村氏の辞任後、新日鉄住金会長の宗岡正二氏が初めて外部から会長に就任した。

 振り返ってみれば、大相撲の歴代理事長は豪腕と品格を兼ね備えた人物が多かった。春日野理事長(元横綱栃錦)は1985年1月に総額150億円以上と言われた両国国技館の建設を「無借金」で成し遂げ、バトンを受けた二子山理事長(元横綱若乃花)は「立ち会いで待ったをした場合、罰金10万円」と当時の横綱千代の富士や北勝海、小錦や曙のハワイ勢、若貴兄弟など全力士を呼び出し「仕切りはこうとるんだ」「立ち会いはこうあるべき」と陣頭指揮で熱血指導した。

 出処進退も潔い。北の湖理事長(元横綱)は2008年、弟子の大麻問題が発覚すると理事長職を一度退いた(12年に復帰)。武蔵川親方(元横綱三重ノ海)は10年8月、現役力士が野球賭博に関わった責任などを取って辞任している。

 八角理事長は自身の立ち位置と責任をどこまで認識できているのか。注目の理事会まで、波乱は避けられそうにない。

 

白鵬を身内が告発「あれは横綱ではない」 後援会関係者も苦言…重ねる問題言動、八角理事長は「全くモノが言えていない」
2017.12.12 19:30
http://www.iza.ne.jp/kiji/sports/news/171212/spo17121219300054-n1.html

Spo17121219300054p1 白鵬をめぐり、後援会関係者からも「横綱の品格」を疑問視する声が上がった

 

 鳥取市内のラウンジで10月下旬、平幕貴ノ岩(27)に暴行したとして、鳥取県警は11日、傷害容疑で元横綱日馬富士(33)=本名、ダワーニャム・ビャンバドルジ=を書類送検した。起訴を求める「厳重処分」の意見を付けたとみられる。事件の根源には貴乃花親方(45)と、横綱白鵬(32)らモンゴル出身力士との“相撲道”の違いがある。暴行の発端を作るなど、“共犯”と呼ばれてもおかしくない立場の白鵬の言動には、後援会関係者も苦言を呈する。

 日馬富士は秋巡業中の10月25日夜から26日未明にかけて、ラウンジの個室で貴ノ岩を素手やカラオケのリモコンで殴り、頭部に10日程度のけがを負わせた疑いが持たれている。

 暴行のきっかけとなったのが白鵬が貴ノ岩の態度について説教したことだった。日馬富士はちゃんこ店での1次会では貴ノ岩をかばったが、2次会のラウンジで白鵬が再び説教をした際、スマートフォンを操作する貴ノ岩に激高、殴打した。同席者らはすぐに止めず、リモコンで殴ったところで白鵬が日馬富士を個室から連れ出したという。

次ページ貴ノ岩はモンゴル出身だが貴乃花親方の下で…
http://www.iza.ne.jp/kiji/sports/news/171212/spo17121219300054-n2.html

Spo17121219300054p2 元横綱日馬富士

 

 貴ノ岩はモンゴル出身だが貴乃花親方の下でモンゴル出身力士とは一線を引いているとされる。また、今年の初場所では貴ノ岩が白鵬から金星を奪っていた。

 九州場所で優勝を飾った白鵬だが、最近の土俵内外での言動に眉をひそめる向きも少なくない。

 「私は双葉山の時代から相撲を見ているけれど、あれは横綱ではない」と語気を強めるのは、神奈川県で、白鵬が所属する宮城野部屋の後援会(現在は解散)会長を務めた横須賀エフエム放送会長の服部眞司氏(84)だ。

 「最近では立ち会いで張り手や、(ひじを使った)かち上げがみられるが、3~4年前から体が衰えているように見える。だからそんな手段を使うのではないか。これは横綱相撲ではない。大鵬も双葉山もこんなことはしなかった」と憤る。

 白鵬は九州場所11日目に嘉風(35)に敗れた際、審判に抗議し1分以上も土俵に戻らなかった。約80年にわたり相撲を見ているという服部氏は「あんなものはこれまで一度も目にしたことがない」と驚いたという。

 現役の後援会会長も白鵬の言動に眉をひそめる。関西宮城野部屋後援会の北田義和会長(71)は、白鵬が千秋楽の優勝インタビューで「日馬富士と貴ノ岩をもう一度土俵に上げたい」と発言した点について「話したことそのものが悪いとはいわないが、あの場で言わなくてもいいことだなと思った」との思いを口にした。

次ページ白鵬は「貴乃花親方が巡業部長なら、巡業に出たくない」…
http://www.iza.ne.jp/kiji/sports/news/171212/spo17121219300054-n3.html

Spo17121219300054p3 日馬富士関の暴行問題について謝罪した日本相撲協会の八角理事長。右は白鵬関=26日、福岡市の福岡国際センター (仲道裕司撮影)

 

 日本相撲協会の八角理事長(54)が先月28日に行った講話の席で白鵬は「貴乃花親方が巡業部長なら、巡業に出たくない」という旨の発言をした。北田氏は「個人的な考えをそういった場で口にするのはよくない」と注文をつけた。

 前出の服部氏は、約30年ほど前に当時の宮城野親方(元小結廣川)が神奈川県横須賀市出身だった縁で宮城野部屋の後援会を始め、白鵬を入門前の15歳のころから知る。「入りたてのころは日本語がまったく話せないなか、ちゃんこを作り、土俵の整備をしていた。部屋は毎年夏に横須賀で合宿をしており、一生懸命がんばっている様子を見てきた」と振り返る。日本語に慣れてきた頃には、共に老人ホームを慰問、入所者を励ましたという。

 2006年に大関に昇進した際には「伝達式の使者を大阪まで呼びに行き、口上も考えてあげた」という服部氏。「まだこの頃は今のように問題を起こすことはなかった」

 その後、横綱となって優勝記録を更新する半面、問題になる言動を重ねた白鵬だが、周囲も増長させる原因になっているのではと服部氏はみる。その1人が八角理事長で「白鵬が望んだとおりに、貴乃花親方を冬巡業に同行させなかった。横綱に全くモノが言えていない」と指摘した。

次ページ漫画家のやくみつる氏(58)は…
http://www.iza.ne.jp/kiji/sports/news/171212/spo17121219300054-n4.html

Spo17121219300054p4
理事会冒頭、八角理事長(手前)と向き合った貴乃花親方(右奥)は、鋭い視線で正面を見つめた=両国国技館 (大橋純人撮影)

 元日本相撲協会外部委員で漫画家のやくみつる氏(58)は、日馬富士と白鵬の間で、優勝をめぐって「白星の収斂(しゅうれん)」があった可能性を指摘したが、服部氏もまたモンゴル勢のなかで「同じ国の出身であれば、ときには勝たせてあげるようなこともあるんじゃないか」との見方を示した。

 白鵬がこうした恩人の厳しい言葉を正面から受け止める日はくるのだろうか。

 

わかり始めた貴乃花親方の真意と“vs白鵬”の構図
2017.12.07 07:00
https://www.news-postseven.com/archives/20171207_635475.html

1746_takanohana 【貴乃花親方の“真意”とは?】

「例年、年末年始の歌番組やバラエティー特番といえば、新年のおめでたい雰囲気もあいまって、この1年間に活躍した力士たちが引っ張りだこ。年末年始は、力士にとっても、いい“お小遣い稼ぎ”のシーズンで、1月に19年ぶりの日本人横綱になった稀勢の里(31才)は、NHK紅白歌合戦の審査委員候補でした。でも、今年は“暴行事件”の影響で力士の姿が画面から消えそうです」(テレビ局関係者)

 貴ノ岩(27才)への暴行事件を起こした元横綱・日馬富士(33才)の電撃引退から1週間も経たないうちに、九州各地を回る「冬巡業」が始まった。

 スタートは12月3日の長崎県大村市。会場の体育文化センターには満員の約4000人が来場し、土俵上の迫力のある立ち合いに大きな歓声が上がった。巡業は長崎、福岡、大分、宮崎、熊本、鹿児島各県を周り、17日の沖縄県宜野湾市で終了する。

 粛々と行われる巡業。しかし、事件はまだ終わっていないどころか、水面下ではさらなる「新展開」を迎えている。

 連日、ワイドショーを賑わせる騒動を簡単にいってしまえば、「ダンマリを決め込む貴乃花親方(45才)は一体、誰と何のために闘っているのか」ということに尽きる。スポーツ紙のベテラン相撲担当記者が言う。

「貴乃花親方は警察に被害届を出した後、相撲協会の調査協力を再三にわたって拒否し、沈黙を貫きました。当初は、息子同然の貴ノ岩にけがをさせた日馬富士や、相撲協会の理事長ポストを争う八角親方を敵視しての行動かと思われましたが、ここに来てようやく貴乃花親方の“真意”がわかり始めてきたんです」

 そのヒントになるのが、少ないながらも貴乃花親方が語り始めた言葉だ

日馬富士は引退する必要はなかった。何かの陰謀だ

 引退と聞いてそう驚いたという。つまり貴乃花親方にとって「日馬富士を引退に追い込む」ことは本意ではなかったのだ。『スポニチ』の取材にはこう話したという

現役のときに違う部屋の力士が酒席などをともにするのはどうなのか」「親睦というなら、土俵の上で力いっぱい正々堂々と相撲を取ることが親睦ではないか

 前出・担当記者が続ける。

先代の二子山親方も弟子が他の部屋の力士と酒席をともにすることを禁じていました。貴乃花親方もその意思を引き継いで、弟子の指導に当たっています。相撲の取り組みというのは、単純にいえば“部屋別対抗戦”です。部屋の垣根を超えて仲よくすることは馴れ合いを生じさせ、果ては八百長相撲につながることを危惧しているんです。今回の件で貴乃花親方から一貫してうかがえるのは、親睦名義でしょっちゅう集まって食事や酒宴を共にし、お金の貸し借りもしている『モンゴル互助会』に対する強い憤りです

◆横綱は神様に近い人でないといけない

https://www.news-postseven.com/archives/20171207_635475.html?PAGE=2
「モンゴル互助会」とは、モンゴル出身力士による親睦会の名称で、15年ほど前に旭鷲山の呼びかけで結成されたとされる。「モンゴル力士会」と呼ばれることもある。

 番付に応じて会費を集め、病気になった力士の見舞金や冠婚葬祭の費用などに充てる生活互助会である一方、部屋の垣根を超えて酒を酌み交わすこともある。

貴乃花親方は弟子の貴ノ岩が他のモンゴル人力士と交わることを厳しく禁じました。それに反感を持った白鵬や日馬富士が率先して暴行したのではないかと、貴乃花親方は疑っているふしがあります。モンゴル互助会は、八百長相撲を意味する“星の回し合い”の温床との指摘も絶えません。『週刊新潮』(12月7日号)はモンゴル出身力士の間で八百長が横行していると報じ、これに対して相撲協会は“事実無根”と抗議文書を送ることを決めました」(前出・担当記者)

 部屋を超えて強い影響力を持つモンゴル互助会のヒエラルキーの頂点に立つのが現役横綱の白鵬(32才)だ。

 近年の白鵬の土俵内外の存在感は、良い意味でも悪い意味でも増している。九州場所で自身の史上最多を更新する40回目の優勝を果たした大横綱でありながら、11日目の取り組みで関脇・嘉風に敗れた際、軍配に抗議して土俵下に1分以上立ち尽くした。横綱にあってはならない態度であることはいうまでもない。千秋楽の優勝インタビューでは暴行事件の渦中にもかかわらず、観客に万歳三唱を要請し、物議を醸した

白鵬は、悪童として知られた朝青龍が現役の頃は優等生的存在だったが、近年は取り組み時に禁じ手のエルボーを相手に食らわせたり、勝敗決定後に相手を押し倒す『ダメ押し』まで行う。すっかりやりたい放題になっています」(相撲ジャーナリスト)

 神話に起源を持ち、日本最古の「国技」とされる相撲において、横綱は「強さ」だけではなく「品格」が求められる。愚直なまでに相撲道を追求し、「横綱とは何か」を問い続ける貴乃花親方にとって、モンゴル互助会の頂点に立ち、品格に欠ける白鵬の振る舞いは、苦々しさを超えて怒りを覚えるレベルかもしれない。貴乃花親方を支える景子夫人(53才)は2日、宮崎市内の講演でこう話した。

横綱は神聖なもの。横綱は神様に近い人でないといけない。他の力士たちに力士道を生き様で見せるのが使命

 一方の白鵬も、貴乃花親方との対決姿勢を隠さない。

 11月28日、福岡市内で開かれた八角理事長による暴行問題に関する講話の席で、白鵬は「貴乃花巡業部長のもとで冬巡業には参加できない」と発言した。八角理事長は横綱の立場をわきまえない白鵬の発言を表向き戒めたが、実際、白鵬の希望通り、貴乃花親方は暴行問題への対処を口実に冬巡業から外された

 ここに来てはっきりと浮かび上がってきたのは、「貴乃花vs白鵬」という構図なのだ。

※女性セブン2017年12月21日号

 

冬巡業、貴乃花親方の代役に確執ある兄弟子親方送り込む深謀
2017.12.11 16:32
http://www.iza.ne.jp/kiji/sports/news/171211/spo17121116320070-n1.html

Spo17121116320070p1 八角理事長、白鵬と貴乃花の溝は埋め難いものに(写真:共同通信社)

 大相撲冬巡業の一行の行く先々では、報道陣の姿が目立つ一方、力士たちが街をそぞろ歩く姿は全くといっていいほど見られない。

 「12月3日から17日までの日程が組まれた冬巡業ですが、巡業部長代理を務める広報部長の春日野親方(元関脇・栃乃和歌)が開催に先立って力士たちに『責任ある行動を』と訓示。支度部屋には〈別行動を一切認めません〉と張り紙が掲示された。報道陣には『ケガ人以外は全員、同じバスで移動するということ。外出禁止にしているわけじゃない』と説明があったが、協会が力士たちを“監視下”に置こうとしているのは明らか」(担当記者)

 現場に巡業部長の貴乃花親方の姿はない。日馬富士事件への対応を理由に帯同を外され、春日野巡業部長代理の脇を巡業部副部長の玉ノ井親方(元大関・栃東)、そして審判部から派遣された高田川親方(元関脇・安芸乃島)が固めている。

 その様子を見たある若手親方は、「協会も露骨なことをやる……」と呟いた。

http://www.iza.ne.jp/kiji/sports/news/171211/spo17121116320070-n2.html
 ◆安芸乃島との遺恨

 審判部からの派遣メンバーに選ばれた高田川親方は、貴乃花親方とは二子山部屋時代の兄弟弟子。ただし、引退後は指導方針などを巡って対立して確執が生まれ、袂を分かった。

 「亡くなった二子山親方(元大関・貴ノ花=貴乃花親方の実父)は、貴乃花部屋にいられなくなった安芸乃島を、一門には所属せずに部屋を運営していた先代の高田川親方(元大関・前の山親方)に預けた。貴乃花は、安芸乃島を巡る心労が二子山親方の病状を悪化させたと思い込んでいるところもあり、対立は根深い。貴乃花が一門を割って“独立”したのを見計らうように、安芸乃島が二所ノ関一門に戻ったことからも両者の遺恨がうかがえます」(後援会関係者)

 “反・貴乃花”の親方を巡業に送り込む意味は大きい。巡業部には、一門の枠を超えて貴乃花親方に共鳴する親方が集まっているからだ。

 「同じ一門の阿武松親方(元関脇・益荒雄)をはじめ、副部長の玉ノ井親方、木瀬親方(元前頭・肥後ノ海)、尾上親方(元小結・濱ノ嶋)、立田川親方(元小結・豊真将)ら現役時代の横綱・貴乃花を尊敬する若手親方衆ばかり。今回の巡業に審判部から派遣された浅香山親方(元大関・魁皇)も人望が厚く、貴乃花親方に近いとされている。

 八角理事長(元横綱・北勝海)ら執行部は、貴乃花親方を東京に張り付け、巡業部の面々を九州への巡業に出して分断。その上で、巡業先では貴乃花親方と対立する親方の監視下に置き、執行部派に一人ずつ取り込んでいこうという思惑があるのではないか」(同前)

 ※週刊ポスト2017年12月22日号

 

貴乃花親方激怒のきっかけは白鵬疑惑の一番 やくみつる氏指摘「親方は不信感抱いている」
2017.12.6 18:06
http://www.iza.ne.jp/kiji/sports/news/171206/spo17120618060071-n1.html

Spo17120618060071p1 やく氏が「噴飯もの」と語った2012年秋場所千秋楽の結びの一番。日馬富士は白鵬を下して横綱昇進を決めた=12年9月23日、両国国技館 

 元横綱日馬富士(33)が平幕貴ノ岩(27)に暴行した問題で、貴乃花親方(45)と横綱白鵬(32)らモンゴル出身力士との対立の構図が鮮明となった。モンゴル勢の「八百長疑惑」を報じた週刊新潮に日本相撲協会が抗議文送付を決めるなか、元相撲協会外部委員で漫画家のやくみつる氏(58)は、白鵬や日馬富士らの取組に一定の傾向がある可能性を指摘。“疑惑の一番”を挙げ、「貴乃花親方も不信感を抱いていることは確かだ」と明言する。一方、鳥取県警は一両日中にも日馬富士を傷害容疑で書類送検する。

 秋巡業中の暴行から約1カ月半。日馬富士の引退と刑事事件化で一つの区切りを迎えるが、角界の構造問題はむしろ表面化している。

 貴ノ岩への聴取を拒否する貴乃花親方に対し、協会側は懲戒処分を示唆、冬巡業にも帯同させなかった。白鵬が「貴乃花巡業部長の下で冬巡業には参加できない」と批判したことを協会は結果として受け入れた形だ。

 角界関係者は「貴乃花親方は『相撲道』を極めることを理想としており、横綱はすべてを超越する存在ととらえている。いまの協会の体制やモンゴル勢は、自分の理想とは違うと感じているところに対立の原因がある」と話す。

 その相撲のあり方をめぐり、2007年の力士暴行死事件の際には再発防止検討委の外部委員を務めたやく氏は、一部のモンゴル勢の取組に疑問を呈する。

 白鵬と日馬富士、元横綱朝青龍(37)の取組について、「その場所で成績が先行した者に『白星が収斂(しゅうれん)』していく傾向が強かったのではないか」と話す。3人のうちの誰かが優勝をかけた一番を迎えると、ほかの力士が本来の力を発揮していないように見えたというのだ。

http://www.iza.ne.jp/kiji/sports/news/171206/spo17120618060071-n2.html
 なかでも「朝青龍の引退後に、日馬富士が白鵬に勝って横綱昇進を決めた一番は噴飯ものだった」とやく氏は語気を強める。

 その相撲とは、2012年秋場所千秋楽の結びの一番を指す。14日まで日馬富士は全勝で、白鵬は10日目に平幕の栃煌山に負けを喫していた。

 日馬富士は2分近くの熱戦の末に白鵬を下手投げで破り、2場所連続の全勝優勝を決めた。会場は大歓声だったが、やく氏は「最初から白鵬に攻める様子が全く見られなかった。日馬富士の最後の下手投げをたえるようにトントントンと足を運ばせて倒れるあたり、私の目には大相撲というよりは、いかにも“見せ物”という感じにしか映らなかった」と振り返る。

 ここ1、2年の優勝争いで、結果的に割を食う形となったのが日本人横綱の稀勢の里(31)だった。日馬富士と白鵬の千秋楽の取組で、どちらかが負ければ稀勢の里との優勝決定戦になるという局面では、優勝争いをしている側が勝ち、決定戦を回避するというケースがあった。

 やく氏は「それが“あうんの呼吸”によるものか、そうでないかは分からないが、白鵬と日馬富士の間でそうした『収斂』がなされることはいくらでもあったのではないか」と推察する。

 貴乃花親方は今回の暴行問題で、モンゴル人力士が集まる酒席で暴行が起きたために強硬姿勢を取っているとの観測もあるが、やく氏は「そこまで深謀遠慮があったなら、もっと別の方法を取っているはずだ。自分の大切な弟子が傷つけられたために行動を起こしたのだと思う」とみる。

 ただ、「貴乃花親方が白鵬に不信感を抱いていることは確かだ。私が見てもこれまでおかしいと思う相撲がいくつもあった。プロである親方がそれ以上のことを感じているのは間違いない」とやく氏は語る。

 白鵬は、日馬富士が休場した九州場所で40回目の優勝を飾っており、その実力を疑う者は誰もいない。だが、日馬富士が引退したことで、今後の賜杯争いの行方に変化は出てくるだろうか。

 

凶器はやはりビール瓶!? “共犯”白鵬の偽証疑惑
スポーツ週刊新潮 2017年12月14日号掲載
https://www.dailyshincho.jp/article/2017/12130557/?all=1

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横綱白鵬

 当初、今回の暴行事件の凶器はビール瓶だとされていたが、それが今ではカラオケのリモコンになっている。ビール瓶とカラオケのリモコンを見間違えるはずはなく、まことに不可解と言うしかない。しかし、今も“本当はビール瓶で殴ったのではないか”という疑惑は燻っているのだ

 ***

 そもそも、今回の件をスクープしたスポニチは11月14日付の1面にデカデカと「ビール瓶で殴打」と書いた。同日、相撲協会の聴取に応じた貴乃花親方(45)も「ビール瓶で殴られた」と証言。ところが、暴行事件発覚の2日後に、マスコミの取材に応じた白鵬(32)が、

「ビール瓶では殴っておりません」

「(日馬富士がビール瓶を)持ったのは持ちましたけど滑り落ちました」

 と語り、当の日馬富士も鳥取県警の事情聴取に対してビール瓶での殴打を否定。

「平手や拳、カラオケのリモコンで殴った」

 そう説明したのである。

 暴行現場に同席していた横綱鶴竜や関脇照ノ富士も、あたかも白鵬と日馬富士の証言に“合わせる”かのようにビール瓶での殴打を否定したのだが、

実は照ノ富士はスポニチがこの件をスクープする前、周囲に“貴ノ岩が日馬富士にビール瓶で殴られた”と話していた。しかし、警察などに対してはビール瓶での殴打を否定しており、証言内容が変遷していることになります

 と、スポーツ紙記者は首を傾げるのだ。

 11月30日に相撲協会が発表した「中間報告」では、日馬富士が一旦手に持ち、滑り落ちたのはビール瓶ではなくシャンパンのボトルだとされている。また、報道によれば、鳥取県警もビール瓶では殴っていない、と結論付けているそうだ。こうして、何とも不可解な経緯を辿り、ビール瓶は事件現場から“消えた”のだ。

 しかし、だ。モンゴル力士の事情に詳しい関係者はこう証言する。

実は、日馬富士は、やはりビール瓶で貴ノ岩を殴ったんだ、と話している人物がいる。しかも、ビール瓶を振りかざして瓶のボディの部分で殴ったのではなく、瓶上部の細い部分を手で掴み、瓶の底を貴ノ岩の頭頂部にガンガン打ちつけるような形で何度も殴った、と具体的に話しているのです

 これが事実であれば、白鵬をはじめとする同席者は皆、事情聴取に対して嘘の証言をし、鳥取県警はまんまとそれに騙されていることになるのだが……。

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https://www.dailyshincho.jp/article/2017/12130557/?all=1&page=2

“日馬富士にやらせた”

 白鵬に関しては目下、もう1つ疑惑が囁かれている。

警察などの事情聴取に対して、貴ノ岩を殴る日馬富士を制止したのは自分だ、と白鵬は話していますが、それを疑問視する声が上がり始めているのです

 と、貴乃花親方に近い相撲協会関係者が語る。

同席していた鶴竜は、暴行の最中に“俺のしつけが悪いのがいけないので、これで勘弁してやって下さい”と言って貴ノ岩を助けようとした。照ノ富士は暴行を止めようとして自分も殴られた。照ノ富士が問題発覚前に今回のことを周囲に話していたのは、それが原因だと言われています

 そして、白鵬に関しては、

貴ノ岩本人には、白鵬に助けてもらったという認識が全くない。それどころか、貴ノ岩サイドからは“白鵬は自分の代わりに日馬富士にやらせた”という声すら聞こえてきます。本当にそうなのであれば、白鵬は“共犯”と言われても仕方がない」(同)

“田舎警察”と揶揄されることもある鳥取県警だが、さすがにこうした疑惑をウヤムヤにしたまま捜査を終結させることはあり得まい。

特集「肉を切る『白鵬』骨を断つ『貴乃花』」より

 

睡眠薬常用の貴ノ岩「あとから腫れや後遺症」 貴乃花親方の有力支援者が激白「まともな顔ちゃう」
2017.12.13 19:30
http://www.iza.ne.jp/kiji/sports/news/171213/spo17121319300069-n1.html

Spo17121319300069p1 貴乃花親方(写真)が口を閉ざすなか、貴ノ岩の現状を有力支援者の辻本氏が明かした

 鳥取県警は11日、元横綱日馬富士(33)を傷害容疑で書類送検したが、被害者の幕内貴ノ岩(27)は姿を見せず、師匠の貴乃花親方(45)=元横綱=は日本相撲協会の危機管理委員会による聴取を拒否し続けている。被害者側の師弟に対する批判の声も高まる中、貴乃花部屋きっての支援者で龍神総宮社(京都府宇治市)の祭主、辻本公俊(よしとし)氏(65)が夕刊フジに激白。貴ノ岩は後遺症や精神的な不調から「眠ることができず睡眠薬を飲んでいる」と話した。同社は、毎年3月に大阪で行われる大相撲春場所中、境内に貴乃花部屋の宿舎が置かれることで知られている。(聞き手・山戸英州)

 焦点は危機管理委による貴ノ岩への聴取が実現するかどうかに絞られている。貴乃花親方は県警の捜査終了後に聴取に協力する意向を示したとされるが、11日も危機管理部長の鏡山親方(元関脇多賀竜)が聴取への協力などを求める文書を手渡すために貴乃花部屋を訪れたところ、居留守を使って対応しなかった。現状でも、貴乃花親方には貴ノ岩の聴取に直ちに応じる意思はなく、スポーツニッポンの取材には「(書類送検は)終わりじゃない」と話し、最悪、年越し、初場所まで混乱が続く可能性がある。

http://www.iza.ne.jp/kiji/sports/news/171213/spo17121319300069-n2.html
 暴行事件が発覚した11月14日以降、公の場に一切姿を見せていない貴ノ岩の所在は依然として不明だが、夕刊フジが龍神総宮社を訪れたのは、その貴ノ岩が境内に匿われているとの噂があったからだ。

 --貴ノ岩は

 辻本氏「おらへん言うてるのに。ワシは嘘はつかへん。変な工作も一切せえへんし。ウチで預かっていれば、預かってるってちゃんと言うよ」

 --最近、貴乃花親方や貴ノ岩と連絡は

 「してません。こういうときはしません。(貴乃花親方が)黙して語らずしてんのに、わちゃわちゃ電話できますか。(貴ノ岩には)一番初め(暴行事件発覚直後)だけ、『大丈夫か』とか『頑張れよ』と。それだけですよ」

 --貴ノ岩はいまどこに

 「聞いていないけど、病院を探しとるでしょ。ひょっとしたら、病院が見つかったかもしれんけど。(11月の九州場所を休場した際)全治2週間という診断書が出たけれど、もうひとつ定かではないしね。マゲ結った上から殴って、あんだけ頭パカッと割れて、医療用ホチキスで9個って、普通やったら10針以上やろな。普通のワシらの頭やったら、もっとおかしくなってる。そやから貴乃花親方はびっくりしたんやろな。これ、傷害事件やから。世間やったら、普通は警察に捕まりますよ。当然逮捕ですわ」

 --モンゴル出身力士らが集まった宴席で事件は起きた

 「集団で容認した暴行傷害事件ですよ! 白鵬やら鶴竜やら、あれだけのケガをするまで誰も止めへんのやから。止めんとあそこまでさせた。なぜあの場にいて、もっと早く止めなかったのか。日馬富士にモノを言えるとしたら、横綱しかいませんやろ。白鵬しか。白鵬よりは、(日馬富士の方が)同じ横綱でも格下やしね。(元大関の)照ノ富士まで止めに入って、どつかれとるしね」

http://www.iza.ne.jp/kiji/sports/news/171213/spo17121319300069-n3.html
 --貴ノ岩はケガの程度でいえば、現在開催中の冬巡業はもちろん、11月の九州場所にも出場できたはずだという指摘もある

 「こう(事件直後のケガだけを)見たら全治2週間でしょうけど、あとから腫れや後遺症が出ているみたいですよ。寝られへんから睡眠薬を飲んどるという。それで顔がむくんどるんちゃう? (事件直後に参加した)巡業のときの顔を見たら、尋常じゃなかった。まともな顔ちゃうもん」

 --日本相撲協会の巡業部長でもある貴乃花親方が10月29日に鳥取県警に被害届を提出し、その段階で協会には全く報告をしていなかったことも批判を浴びている

 「親方が報告したか、してないか知りませんよ。そこまで聞いてへんから。でも普通、内で収められへんでしょ、頭割られたような事件は。だからそれはそれとして警察に届けて。起訴とか、結果を待ってからでしょ。先に協会に届けたりしたら、ひょっとしたら口裏を合わせられないかと心配しますよ。『横綱が悪い』なんて誰が言います? そもそも協会にすぐ届けるべきなのは、現場にいた人間でしょ。横綱3人もいてて。あの2人(白鵬と鶴竜)が協会に届けるべきでしょ。えらいことしてしまいました言うて」

 --協会の危機管理委員会は貴ノ岩への聴取を要望。診断書を提出せずに冬巡業を休場していることも批判されている

 「刑事事件になってるのにさ、何の聞き取りですか。意味が分からん。貴ノ岩は気も参っとるのにさ。(九州場所)休場になって余計悩みますよ。次は十両やって。そうなりますよ、一生懸命やってきたのに。何の温情もない。惻隠の情もない。普通やったら、『こういう状況の時やから、ゆっくりしてくれ。巡業もええさけに』というはずや。『おまえのせいで横綱も引退しよったんや』『親方のせいや』なんて雰囲気になったら萎えませんか? 危機管理委員長も、貴ノ岩が謝らんでにらんだからや、謝っとったらここまでしいひんとかいって、そんなバカな話がありますか」

 

「貴ノ岩は東京の病院で治療」 実兄ルブサン氏が証言
2017.12.12 15:22
http://www.iza.ne.jp/kiji/sports/news/171212/spo17121215220046-n1.html

Spo17121215220046p1 貴ノ岩

 大相撲の元横綱日馬富士(33)から暴行を受けた平幕貴ノ岩(27)の実兄、アディア・ルブサン氏(45)が12日、フジテレビ系「直撃LIVEグッディ!」(月~金曜後1・45)の電話取材に応じ、貴ノ岩が東京都内の病院に入院していることを明かした。

 ルブサン氏は貴ノ岩が「復帰してもう一度、土俵に上がるために東京の病院でよい治療をさせてもらっている」と説明。「九州場所が終わる前に(福岡から)東京に移動していた」と明かした。退院時期については「12日か13日に退院すると言っていた。親方はちゃんと貴ノ岩を守っている。警察の調査が終わったら、親方も貴ノ岩もちゃんとした説明をする」と弟の師匠、貴乃花親方(元横綱、45)に感謝した。

 また、鳥取県警が11日、傷害容疑で日馬富士を書類送検したことに、「喜んではいない。貴ノ岩は早く復帰して、よい相撲を取るように。日馬富士はモンゴルに帰ってきてほしい」と事態の沈静化を願った。問題解決が長期化していることには、「最終的に被害を受けているのは私たち家族」と訴えた。

 

貴乃花親方「巡業」外し、白鵬は処分 ケンカ両成敗で激化する両陣営
https://dot.asahi.com/dot/2017113000075.html?page=1

2017113000075_1 日本相撲協会の理事会に出席した貴乃花親方 (c)朝日新聞社


2017113000075_2 理事会から呼び出しを受けて両国国技館に入る白鵬 (c)朝日新聞社


2017113000075_3 理事会後の記者会見で頭を下げる八角理事長(写真中央) (c)朝日新聞社


 元横綱・日馬富士の暴行問題や、九州場所千秋楽での横綱・白鵬の言動を問題視した日本相撲協会は30日午後、東京・両国国技館で開いた定例理事会で一連の騒動について議論した。

 理事会後の会見では、八角理事長(元横綱北勝海)が「世間のみなさまには大変申し訳なく思っております。どうも、すいませんでした」と謝罪し、頭を下げた。

 理事会では白鵬を呼び、事情聴取。白鵬は28日にも「貴乃花巡業部長のもとでは冬巡業に参加できない」などと発言し、八角理事長からたしなめられたが、この日に厳重注意を受けた。

 同日午後1時から開かれた理事会は、3時間半という異例の長さとなった。暴行を受けた貴ノ岩の師匠である貴乃花親方も出席したが、巡業部長の貴乃花親方は、次の巡業には参加しないことで決定した。

 また、協会は貴ノ岩への事情聴取を求めたが、貴乃花親方は警察の捜査が終わった後に協力するとの意向を示したという。貴乃花親方は強硬姿勢を崩しておらず、騒動が収束する気配はない。

 なぜ、ここまでこじれてしまったのか。日馬富士による暴行事件については現在でも情報は錯綜しているが、日馬富士が貴ノ岩にケガをさせたことは事実。協会からすれば、日馬富士が引退したことで幕引きにしたかっただろう。それでも貴乃花親方が“手打ち”を拒否するのは、現在の角界にあるもう一つの“疑惑”にもメスを入れるつもりだからだ。貴乃花親方の関係者は「相撲協会の理事の座を捨ててもかまわないという思いだ」と、覚悟を決めたうえでの行動であると話す。

 そのことを示す発言もあった。貴乃花親方は29日、スポーツニッポンの取材に応じ、日馬富士の引退について「残念なことです」と語る一方、「現役のときに違う部屋の力士が酒席などをともにするのはどうなのか」とコメントした。

 貴乃花親方は、弟子たちに他部屋力士との交流を厳しく制限していることで知られている。現役時代は“ガチンコ相撲”の力士として知られ、当時は他の部屋との力士との交流は控えていた。酒席を一緒にすることなどを通じて力士同士が“馴れ合い”になれば、土俵上での取組に「私情」が入ることにつながるからだ。

https://dot.asahi.com/dot/2017113000075.html?page=2
 ところが、モンゴル出身の力士は、所属する部屋とは関係なく「モンゴル力士会」と称する集まりで親交を深めている。これが、記者の間で「馴れ合いの温床になっているのでは」と指摘されていた。

 もちろん、貴乃花親方は貴ノ岩にもモンゴル力士との交流を極力控えるよう命じていた。前出の貴乃花親方の関係者は言う。

「暴行のあった日の朝、貴ノ岩は貴乃花親方に『階段から落ちてケガをした』と説明していた。それが後になって日馬富士から暴行を受けたことがわかり、しかも貴ノ岩の出身高校のOB会だと思っていたら、白鵬や鶴竜らモンゴル人の横綱3人も来ていた。話が違うじゃないかとなり、貴ノ岩もきつく叱られたようです」

 ある親方はこう話す。

「白鵬は最初、日馬富士が1回殴った時に止めに入ったと話した。しかし日馬富士自身が『10発は殴った』『カラオケのリモコンでも殴った』と発言した。つまりは、日馬富士が貴ノ岩を“かわいがり”していたことを白鵬はなかば容認していた。警察にもそこをかなり聞かれたようで、協会内では、モンゴル力士同士の仲間割れによるリンチではないかと見られている。よほど貴ノ岩は恨まれていたのではないか」

 本場所15日間の取組では、優勝決定戦を除き、同じ部屋に属する力士が対決することはない。部屋が違っても、親戚同士であれば取組が組まれることはない。土俵外で関係の深い力士同士で取組をすると、いわゆる“星のやり取り”が生じやすくなるためだ。

https://dot.asahi.com/dot/2017113000075.html?page=3
 九州場所での幕内力士42人のうちモンゴル出身の力士は9人で、約2割を占める。所属する部屋が違う力士が、出身の国が同じだからといって必要以上に親睦を深めることは、他の力士の成績に影響が出かねない。

 ただ、協会に報告をする前に警察に被害届を出し、騒動が拡大し続けている状況に、貴乃花親方を批判する声もある。別の親方はこう話す。

「問題は、相撲協会と貴乃花親方の両方にある。しかし、被害者は貴ノ岩であり貴乃花親方。相撲協会が貴乃花親方を悪者にすると、貴乃花親方は態度を硬化させるだけだ」

 モンゴル人力士に限らず、力士同士の馴れ合いはこれまでも繰り返し問題になってきた。暴行事件に端を発して、現在の角界にメスを入れようとする貴乃花親方の“乱”の行方は、ますます見通せなくなっている。(AERA dot.編集部)

 

白鵬を怒らせた貴ノ岩の一言 「俺はガチンコで勝った」
2017年12月13日 5時56分 デイリー新潮
http://news.livedoor.com/article/detail/14021051/

 11月30日に行われた相撲協会の理事会で、危機管理委員会から発表された元横綱日馬富士の暴行問題についての中間報告。被害者の貴ノ岩への聴取が叶っていない段階での「中間報告」にどれほどの意味があるのかは定かではないが、それはともかく、そこにはこんなクダリがある。一次会で横綱白鵬(32)が貴ノ岩に対し、9月の粗暴な言動を説教――。ではその粗暴な言動の“根っこ”の部分には何があるのかを探ると、今年初場所、初顔合わせとなった白鵬vs.貴ノ岩の一番に辿りつくのだ。

 ***

 中間報告は次のような内容となっている。

 一次会で白鵬が説教した際には日馬富士が貴ノ岩をかばって収まった。二次会に入ると再び白鵬が貴ノ岩と照ノ富士に対して説諭を始めたが、その際、貴ノ岩がスマートフォンをいじっていたため、日馬富士が注意。貴ノ岩が彼女からのメールだと答えると、それに怒った日馬富士が暴行を加え始めた……。

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白鵬vs.貴ノ岩

 つまり、白鵬の説教および説諭が「暴行」に繋がったという事実が読み取れるわけだが、この中間報告からは最も肝心な部分がなぜか抜け落ちている。それは、白鵬がわざわざ説教することになった貴ノ岩の「粗暴な言動」とは如何なるものなのか、という点だ。

 本誌(「週刊新潮」)12月7日号では、今回の事件の背景に「八百長」「ガチンコ」というキーワードが見え隠れすることについて触れた。モンゴル力士は八百長のことを「ナイラ」と言う。最近、貴ノ岩は東京の錦糸町にある「カラオケBARウランバートル」で友人と酒を飲むと、度々、“俺はナイラはやらない”などと大声で言っていたというエピソードも「週刊新潮」12月7日号で紹介したが、それらが「粗暴な言動」に含まれることは言うまでもない。

「ただ、白鵬は、『ウランバートル』での貴ノ岩の言動を聞き及んで初めて激怒したわけではない。その“発火点”は、初場所での貴ノ岩との一番にあるのです」(モンゴル力士の事情に詳しい関係者)

白鵬の記録更新にも疑問

 貴ノ岩が「ガチンコ力士」であると公言し、それに誇りを持っていたことは「週刊新潮」12月7日号でお伝えした通り。

「自分のことだけではなく、同じモンゴル出身の玉鷲についても“ガチンコ”だと話すこともありました。また、“俺はガチンコで小結か関脇になる”とも言っていた。ガチンコで大関や横綱になるのは難しい、と考えているのでしょう」(同)

 今年の初場所の14日目、貴ノ岩は白鵬と初めて土俵の上で相まみえた。前日までの成績は稀勢の里が1敗で単独首位。それを2敗の白鵬が追うという構図だった。そして当日、まず稀勢の里が逸ノ城を退けた。そして、もし白鵬が敗れると、稀勢の里の幕内初優勝が決まるという状況で2人は対峙したのだ。

「取組前は、同郷の大先輩である白鵬が稀勢の里と優勝争いをしているのだから、さすがに貴ノ岩も“空気を読む”のではないか、という見方が大勢を占めていた。ところが……」

 と、相撲ジャーナリスト。

「貴ノ岩は最初の踏み込みも良かったですが、その後、右、左と順におっつけて絞り上げたことで、白鵬は腰を浮かせて何ら抵抗できないままもがく形となった。どちらが横綱か分からない一番だったと言えます」

 白鵬が屈辱を味わったのは土俵の上だけではなく、

「初場所が終わると、貴ノ岩は“俺はガチンコで横綱白鵬に勝った”と周囲に言って回るようになった。それを耳にした白鵬は当然、激怒しました」(同)

 白鵬が優勝回数など複数の記録を塗り替えて賞賛されてきたことにも疑問を呈していたという貴ノ岩。“大横綱”は、目障りな存在である彼に説教する機会をうかがっていたのだろう。

「週刊新潮」2017年12月14日号 掲載

 

2017.12.01
日馬富士は「横綱の品格」を貶めた…白鵬の行動は問題、貴乃花親方に理事長選の意識ない
文=編集部
http://biz-journal.jp/2017/12/post_21553.html

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貴乃花親方(写真:日刊スポーツ/アフロ)

 大相撲の横綱・日馬富士が秋巡業中に幕内力士・貴ノ岩に暴行を加えた事件をめぐり、日馬富士は11月29日に日本相撲協会に引退届を提出。同日、日馬富士と伊勢ケ浜親方は記者会見を行った。

 その翌30日、相撲協会の定例理事会が行われ、理事会後の会見で、貴ノ岩の親方である貴乃花巡業部長を12月に行われる冬巡業(長崎県大村市)に帯同させないことが発表された。

 貴乃花親方といえば、事件後に鳥取県警へ被害届を提出したが、当初それを相撲協会に報告せず、相撲協会の聴取でも「わからない」と返答していた。こうした行動が事態を混乱させているとの批判も集めており、さらにこれまで相撲協会による聴取を拒否してきたが、この日の理事会で貴乃花親方は、日馬富士に書類送検などの警察による処分がなされた後に、理事会の聴取に応じると話したという。

 一連の経緯について専門家はどうみているのか。事件が起こった秋巡業を現地で取材していた相撲ジャーナリストの荒井太郎氏は、巡業中の貴ノ岩の様子をこう語る。

「貴ノ岩は普段と変わった様子はなかったので、第一報を聞いた時に少し不思議な感じはしました。大けがを負っているのであれば頭に包帯巻いているとか、物々しい出で立ちになっているはずですが、まったくそういうことはありませんでした」

 暴行の発端について、「貴ノ岩が横綱・白鵬に『もう、あなたたちの時代ではない』などと発言し、日馬富士が説教をした」「説教をしている最中に貴ノ岩のスマートフォンが鳴り、それを操作しようとした貴ノ岩に日馬富士が激怒した」などと、貴ノ岩の言動に批判的な論調も強いが、荒井氏はいう。

「現役横綱が暴行を加えて、場所中に警察に聴取されるということはショッキングなことですし、今まで歴代横綱が築き上げてきた“横綱の品格”を著しく貶めたということが、すごく重いことだと思います。貴乃花親方の不可解な動きなどが批判されていますが、現役横綱が警察の聴取を受けるということ自体が尋常ではないし、横綱としてお話にならない。仮に貴ノ岩の態度が悪かったとしても、そういった事実があること自体、アウトだと思います」

 さらに、事件が起こった酒席には、日馬富士と貴ノ岩のほかに、白鵬、照ノ富士、石浦など、部屋が違う力士らが出席していたが、これについても荒井氏は疑問を投げかける。

「同郷、同じ高校・大学の力士が集まって飲みに行くことがないことはありませんが、基本的に違う部屋の力士が集まって飲むというのは、大っぴらには行いません。そうした意識を酒席に参加した力士が持っていたかも気になります」

 ちなみに、貴乃花親方といえばこれまで、相撲協会の閉鎖的な体質を批判し、改革の必要性を訴えてきたことでも知られている。そのため、いまだに沈黙を守り続け強硬な姿勢を貫く貴乃花親方の一連の振る舞いについて、来年1月に行われる相撲協会理事長・理事選挙を有利に進めるために、今回の事件を利用していると批判する報道も多いが、荒井氏は「一連の動きを見ていると、理事長選に絡めようという考えはまったくないと思います」という。

 日本の国技・相撲界が今、揺れている。
(文=編集部)

 

2017.12.04
白鵬が日馬富士暴行事件の主犯だった…「驕った横綱」、貴乃花親方追放を主導という蛮行
文=山田修/ビジネス評論家、経営コンサルタント
http://biz-journal.jp/2017/12/post_21579.html

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白鵬(写真:日刊スポーツ/アフロ)

 11月30日に東京・両国国技館で開かれた日本相撲協会の定例理事会に横綱・白鵬(32)が呼び出され、厳重注意された。11月26日の九州場所千秋楽、土俵横での優勝インタビューで観客に万歳三唱を促すなどした言動についてである。

 この言動は賛否両論を呼び、たとえばマツコ・デラックスは千秋楽の翌27日に放送された情報番組『5時に夢中!』(TOKYO MX)で、「あの場で適切だったかどうかは別にして」と前置きしたうえで、「(騒動を)あの場に持ち込まれるよりは、あっけらかんと万歳三唱してくれたほうが、少なくともあの場にいるお客さんに対してはすごいサービスだった気がする」と擁護した。

 こうした擁護論は、大相撲という伝統競技の性格、本質を無視したもので首肯できない。

大相撲は野球やプロレスとは違う

 スポーツイベントの終了直後に勝者が観客に対して勝ち誇る究極の例がプロレスだろう。
勝った選手はリング4隅のコーナー・ポストに駆け上がり、チャンピオン・ベルトを掲げたり手を挙げたりするポーズをして、観衆に勝利をアピールする。加えてアメリカでは、マイク・アピールの巧拙が選手としての重要なセールス・ポイントとして評価される。アメリカのプロレス団体で日本人選手がなかなかトップとして遇されることが少ないのは、彼らの英語力の不足によるところが大きい。

 また、勝者は退場の際に観客とハイタッチをすることが多い。それはベビー・フェイスと呼ばれる「勝ち組」がすることが多く、ヒールと呼ばれる「悪役側」は逆に観客席に乱入することで顧客とコミュニケーションを図り、評価される。

 白鵬が行った万歳三唱の呼びかけは、こうしたプロレスのコミュニケーションに通じるものである。それを許容してしまうと、大相撲をプロレスのほうに近づけていってしまうことになるのだ。

 優勝した力士が自分に対しての万歳を要請するというのは、「勝ち誇り」にほかならず、その誇示を許すと個々の取り組みの勝負でいえば、勝ったほうの力士がガッツポーズをしたり、喜びの声をあげるなどの行為につながる。そうなれば、負けたほうは「さがり」を叩きつける、土俵周りの桶などの備品を蹴飛ばすなどして、その悔しい感情を発露させてしまうだろう。

 日本の大相撲というのは、それらの見苦しい感情を押し包むところに伝統美を涵養してきた。大相撲は、勝敗においても礼節を重視してきた。勝った力士も負けた力士も感情を表すことなく、土俵の両端で再び対峙して一礼して終わる。白鵬の万歳三唱の要請は、そんな伝統の流れを踏みにじるものであり、相撲協会での討議では「厳重注意」より一段重い「譴責(けんせき)」も検討されたと報じられる所以である。

次のページ 日馬富士暴行事件、白鵬はこの事件の現場で最高位の人物で、まさに当事者である。
http://biz-journal.jp/2017/12/post_21579_2.html

アメリカ発祥のスポーツはエンターテインメントの要素が強い

 アメリカ発祥で日本でも人気があるスポーツの代表が野球だろう。野球選手の挙措を観察しても、大相撲の礼儀とはおよそ大きな違いがある。

 野球ではまず「声を出せ」である。結果、草野球からプロ野球までベンチからの野次、相手チームや選手に対する罵詈雑言は聞くに堪えない。そしてそれが賞賛されるので私は嫌悪感を感じる。

 特に高校野球で見られる、一塁コーチの大げさな「セーフ・アピール」である。明らかにアウトの場面でも大きく手を広げてセーフだと主張する。誤った判断を要請するこうした行為に、どういう教育効果があるのか私には理解できない。合理主義、効率主義がはびこるアメリカ人が育てたスポーツは、勝敗至上主義、そしてプロとしての過剰なエンターテインメントが優先されている。

 大相撲は、アメリカ発祥のそんな浅薄な「スポーツ」ではない。何百年の歴史で磨かれた様式美をふくむ「伝統芸能」、あるいは「神事」でさえあるのだ。白鵬の万歳三唱を擁護したマツコ・デラックスは、そこを履き違えている。

日馬富士暴行事件で関与があったのか

 万歳三唱を要請する前に、白鵬は次のようにアピールした。

「場所後に真実を話し、膿を出し切って日馬富士関と貴ノ岩関を再び土俵に上げてあげたい」

 この呼びかけに対して観衆からは拍手もあったが、おかしな話だ。白鵬はこの事件の現場で最高位の人物で、かつ殴打が起きたのは自分が貴ノ岩に説教を垂れていたその時なので、まさに当事者である。加害者側の当事者にしてトップの人物なのだ。また、「週刊文春」(文藝春秋/12月7日号)によれば、白鵬の目配せをきっかけに日馬富士の暴行が始まったとする証言もある。

 カラオケのリモコンで日馬富士が殴り始めたところで、初めて「モノで殴るのはやめろ」と、止めに入ったとも報じられている。これは、モノを使わなければ殴ってもよい、オレのために鉄拳制裁を続けろ、ということになる。実際、止めが入るまで貴ノ岩は10数発も殴打され続けたという。人が10数発も殴られているのを止めに入らなかった、このグループは全体として加害者側というしかない。

次のページ 大相撲の横綱の構成は現在不安定な状況。日馬富士が引退し、鶴竜も稀勢の里も4場所連続の休場で引退の危機
http://biz-journal.jp/2017/12/post_21579_3.html

 それを率いていたのが白鵬だ。この構図はまるで不良グループがいて、兄貴分の合図で舎弟が新参者をボコボコにして、兄貴が「そのくらいにしておけ」となだめるように装ったのと同じだ。横綱の品格などと言う前に、街のごろつきたちの所業と比べられてしまうのではないか。

 さらに、日馬富士の引退を受けて11月28日に八角理事長が行った「講話」の際、「貴乃花巡業部長を代えてほしい」などと発言したのが白鵬だったことが判明している。事件の重要な当事者であり、責任を問われるべき人間が、それを警察沙汰にした人物を非難し追放しようとしている。こんな不当、不合理なことが許されてよいのだろうか。相撲協会は貴乃花親方と白鵬の、この暴力事件における立場を認識した上で、被害者側を擁護し加害者側を問責する動きを取ってほしい。

 競技者としての白鵬の実績、記録は比類ないものがある。記録だけを見れば平成の大横綱、あるいは不世出の大記録をたたき出すかもしれない。しかし、大相撲が体現してきた歴史と伝統を戴く最高位者としては、白鵬は近年私たちを幻滅し続けてきた。

 数年来の荒い取り組み、立ち会いの乱れ、勝負が付いた後の駄目押しなど、いやな記憶をたどれば切りがない。とどめは九州場所11日目の、勝負が付いた後の数分間にわたる審判員への抗議だった。大相撲では前代未聞の行動であり、見ていて恥ずかしさを覚えた大相撲ファンは私だけでなく、多くいた。

 大相撲の横綱の構成は現在不安定な状況になっている。日馬富士が引退し、鶴竜も稀勢の里も4場所連続の休場で引退の危機にある。競技的には一人横綱の責任を果たしているのが白鵬だ。だからこそ、驕りが増長していると言っては言い過ぎか。

 しかし、大相撲が日本の伝統と歴史を体現している以上、それにそぐわないのなら、たとえ無横綱時代がしばらく来たとしても、そのほうがましだと考え始めた好事家も多いのではないか。
(文=山田修/ビジネス評論家、経営コンサルタント)

 

「くらわす時でも頭と腹はやるな」日馬富士が破った角界の“不文律” 制御効かず、一般人なら死ぬレベル
2017.11.17 08:00
http://www.iza.ne.jp/kiji/sports/news/171117/spo17111708000001-n1.html

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日馬富士は休場を申し出た14日の早朝にも、若い力士を相手に稽古をしていた

 横綱日馬富士が東前頭8枚目の貴ノ岩をビール瓶で殴打し、「頭蓋底骨折、髄液漏などの疑いで全治2週間」と診断されたのは衝撃的だ。体罰まがいの“かわいがり”という言葉が存在する角界だが、日馬富士の行為は言語道断、“おきて破り”だと指摘する声が挙がっている。

 相撲好きで格闘技全般に詳しく、新日本プロレスのリングドクターを務める医師の富家孝氏(70)は、「角界には昔から、『くらわす時でも頭と腹はやるな』という不文律がある。『くらわす』とは若手を指導したり注意する、『やるな』とは、そこだけは絶対避けろという意味。にも関わらず、横綱が相手の頭をビール瓶で殴ったというのは本当にショックだ」と首をひねる。

 「稽古のとき、腹を殴ると腹腔内出血を起こし、頭の場合は致命傷になる恐れがある。2007年に時津風親方が弟子をビール瓶で殴って死亡させた事件で逮捕されて以来、稽古場で兄弟子が弟子を殴打することはなかっただけに、この一件は深刻だ。稽古ではなく酒の席だったことで、横綱は制御が効かなかったのだろうか」と懸念する。

次ページ医学的にみても、診断書に記載された症状は並大抵でない
http://www.iza.ne.jp/kiji/sports/news/171117/spo17111708000001-n2.html

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羽田空港に到着し、報道陣に囲まれる横綱日馬富士関=16日深夜、羽田空港(佐藤徳昭撮影)

 医学的にみても、診断書に記載された症状は並大抵でない。

 富家医師は「相当強く殴らない限り、頭蓋底骨折や髄液漏の疑いにはならない。一般の人なら死んでいたと思えるほど強打で、悪質だ」と解説する。

 「これまで日馬富士に関しては、短気だという以外、あまり悪い噂を聞かなかっただけに残念だ。実は大相撲は欧米社会から、ある意味、最も民主的なスポーツとして評価されてきた。出場枠に制限のある野球などと違い、力士を目指した人間すべてに横綱になる機会が与えられるからだ。ただ、弟子に対する暴行が悪しき慣習として残ったままなのは残念。ましてや酒の席でビール瓶を持ち出し頭を殴るのは、角界の慣習をすべて無視した行為だ。九州場所初日、2日目の日馬富士の元気のない戦いぶりと表情からみても、休場は当然。展開によっては引退せざるを得ないだろう。もちろん警察の捜査の対象になる可能性はある」と続けた。

 横綱による角界の“不文律”に対する裏切り行為はあまりに罪深い。

 

2017.11.17
【日馬富士暴行】相撲協会、「貴乃花親方が元凶」説をリークか…姑息なメディア統制
文=編集部
http://biz-journal.jp/2017/11/post_21392.html

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貴乃花親方(写真:日刊スポーツ/アフロ)

 大相撲の横綱・日馬富士の暴行事件をめぐり、貴乃花親方批判が流れ始めた――。

 14日、秋巡業中の10月25日に日馬富士が幕内力士・貴ノ岩に暴行を加えるという事件が発生していたと報じられた。さらに、10月29日に貴ノ岩の貴乃花親方が鳥取県警に被害届を提出しており、今月3日には日本相撲協会の聴取に対し貴乃花親方と日馬富士の伊勢ケ浜親方は「わからない」と返答し、その時点で貴乃花親方は被害届の件を協会に報告しなかったことなども報じられた。その後のメディア各社の報道内容は、以下のとおり。

・10月25日、酒席で日馬富士が貴ノ岩に説教をしている最中に貴ノ岩のスマートフォンが鳴り、それを操作しようとした貴ノ岩に日馬富士が激怒。ビール瓶で貴ノ岩を殴打したほか、馬乗りになって何度も平手打ちを浴びせた。暴行の発端については、貴ノ岩の「もう、あなたたちの時代ではない」などの発言を受けて日馬富士が激昂したためとも報じられている。

・貴ノ岩は、「脳振とう、左前頭部裂傷、右外耳道炎、右中頭蓋底骨折、髄液漏の疑いで全治2週間」という重症を負った。

・日馬富士と貴ノ岩は暴行事件翌日の10月26日に和解し、握手を交わしていた。

・協会側は、11月2日に鳥取県警から連絡を受け、初めてトラブルの存在を知ったと説明。

・現在行われている九州場所直前には、協会のなかで知れ渡っていた。同場所初日前日11日に協会の臨時理事会が開かれ、事件についてすでに伊勢ヶ浜親方が貴乃花親方に謝罪したことが報告された。

・臨時理事会後、協会は14日にメディアが第一報を報じるまで、事件を公表しなかった。

・事件が発生した酒席にいた横綱・白鵬は、日馬富士が貴ノ岩をビール瓶で殴打したという報道を否定。

相撲協会の閉鎖性

 すでに鳥取県警は捜査を始めており、事件の真相解明は捜査の進展を待つこととなるが、マスコミ関係者は語る。

次のページ 日本相撲協会に批判的な記事を書いたりすれば、すぐに排除されてしまいます
http://biz-journal.jp/2017/11/post_21392_2.html

「今回の事件を取材中に違和感を持ったのは、相撲に関する著作物が多いライターや名の知られた元相撲力士などに取材を申し込んでも、一様に断られてしまうという点です。『やはり、お話しづらいということでしょうか?』と聞くと、『すみませんが、今回はちょっと……』『また別の機会にお声がけいただければ』といった反応が多いのです。協会にとって都合の悪いことは話しにくいのかな、という空気を感じました」

 こうした現象の背景について、16日付当サイト記事内でスポーツ記者はこうコメントしている。

「協会は非常に閉鎖的で、基本的にフリーのジャーナリストなどを受け入れていません。支度部屋などに入って取材するためには、協会が発行する相撲取材許可証が必要で、相撲協会に批判的な記事を書いたりすれば、すぐに排除されてしまいます。実際、過去に東京相撲記者クラブ会友の杉山邦博氏が、テレビ番組でコメンテーターが協会に批判的なコメントをしたことにうなずいたとして取材許可証を没収されたことがあります。実は日本サッカー協会も、Jリーグやサッカー協会に批判的な記事を書いたりしたメディアは、その後の取材を断られたりすることもありますが、相撲協会の閉鎖性は異常です」

貴乃花親方批判の背景

 そうしたなかで気になるのは、ここにきて貴乃花親方に批判的な報道が見られるようになりつつあるという点だ。週刊誌記者は語る。

「特に協会と関係の深いスポーツ紙を中心に、『貴乃花親方の行動が混乱を呼んでいる』『事態を収拾させようとする協会の妨げになっている』というトーンの報道が目立ちつつありますが、協会のリークとみられています。協会は九州場所初日の前日に当たる11日に臨時理事会を開き、事件があった旨、そしてすでに伊勢ヶ浜親方が貴乃花親方に謝罪したことを報告していますが、九州場所が始まった後もその事実を世間に公表せず、14日にスクープ報道が流れて初めて、その事実を認めました。協会としては、伊勢ヶ浜親方の謝罪によって事態の幕引きを狙っていたのでしょう。

 そうした動きを受け、このまま事件が隠蔽されるのではないかと危機感を持った貴乃花親方が、メディアに情報を提供して今回の報道につながったという見方も強いです。実際に貴乃花親方が先手を打って警察に被害届を出し、その事実を協会に報告していなかったことからも、協会の体質をよく知る貴乃花親方が、隠蔽を警戒していたことがうかがえます。

次のページ 日本相撲協会は、時津風部屋の力士暴行死事件、取組賭博と、不祥事のたびに組織の閉鎖性が批判を浴びてきた
http://biz-journal.jp/2017/11/post_21392_3.html

 いずれにせよ、対応が後手に回ったと批判を浴びている協会としては、『貴乃花親方が余計なことをしてくれた』と苦々しい思いを持っているのは当然であり、貴乃花親方が混乱を招いているという情報を親密なメディアに報じさせることで、少しでも世間からの批判をかわしたいのではないでしょうか」

 また、別の週刊誌記者もこう語る。

「そもそも、『事態の収拾を図る協会を、貴乃花親方が邪魔している』という言い方はおかしい。『事態の収拾』とは、何を意味するのか。『穏便に収める』という意味にも聞こえますが、殺人未遂レベルの暴行事件を『穏便に収める』ことなどできるはずがありません。すでに警察の捜査が始まっている以上、今必要なのは徹底的な事態の解明と日馬富士への厳しい処分です。

 貴乃花親方としては、自分の部屋の力士が重症を負ったわけで、協会に“事態の解明”を妨げられるのを防ぐ目的で、警察に被害届を出し、その事実を協会に報告しなかったとしても、自衛のためには当然の行為でしょう。約10年前の時津風部屋の力士暴行死事件、そして取組賭博と、不祥事のたびに組織の閉鎖性が批判を浴びてきた協会ですが、貴乃花親方はそうした相撲界全体の体質に危機感を持ち、改革の急先鋒に立って各種取り組みに励んできました。そんな貴乃花親方が、批判を承知の上で“透明性のある相撲界”実現のために、“覚悟の行動”に打って出ているのです」

 日本の国技・相撲界の品格が今、問われている。
(文=編集部)

 

日馬富士騒動当事者の一人“ヒール化”白鵬にCM大幅減の危機
2017年12月02日 16時30分
https://www.tokyo-sports.co.jp/sports/sumou/846571/

037ac1a6679231688cd562914f7c283f214 白鵬

 元横綱日馬富士(33)による幕内貴ノ岩への暴行事件で“当事者”の一人でもあった横綱白鵬(32=宮城野)の評判が大きく低下している。九州場所で黒星の後に“物言い”をつけた行動だけでなく、優勝インタビューで日馬富士と貴ノ岩の復帰を希望し、観客と万歳三唱して11月30日の理事会で厳重注意。さらに八角理事長(54=元横綱北勝海)に、貴乃花親方(45=元横綱)の下では冬巡業に参加できない、といった批判をしたことも判明し、世間から猛反発を受けている。

 白鵬は九州場所で前人未到の40度目の優勝を果たした強さもさることながら、交友関係の広さからテレビのバラエティー番組やCM出演も多かった。特にCMでのアピール度は大きく、ここ数年ではサッポロビールや住友林業、さらにアサヒ緑健(緑効青汁)といった有名企業の“顔”として起用され、好感度も高値安定。だが、2015年1月の初場所後に審判批判をして多くの関係者から苦言を呈されたあたりから、取り巻く環境は変わり始めた。

 そんな中で今回の日馬富士暴行事件に端を発し、白鵬の株は急降下。スポーツ関連を手がける広告代理店関係者は「こうなってしまっては、これから白鵬を(CMに)使いたいという企業はなくなっていくだろう。もうすでに敬遠する傾向も出ている」と大横綱に対しての風当たりの強さを示した。民放関係者からも「この流れでは、横綱(白鵬)を番組で使うのはリスクがある」との声が出ている。

 本業の相撲で圧倒的な強さを見せ“タニマチ”からも支援を得ている白鵬からすれば、番組やCM出演が減ることによる金銭的ダメージはそれほどない。だが、土俵以外の部分で露出が減れば好感度にも影響が出る。世間から支持を得ている貴乃花親方を敵に回した構図も明らかになったことで、白鵬の“ヒール化”は避けられなくなった。

 引退を発表した日馬富士は2日に鳥取県警から鳥取市内で再聴取され、早ければ来週にも書類送検される。一方の白鵬は3日から長崎・大村市で始まる冬巡業に参加。ファンがどんな反応を示すのか、注目が集まる。

 

引退・日馬を待つ巨額民事訴訟 貴親方が数千万円の賠償金請求も
2017年11月30日 16時30分
https://www.tokyo-sports.co.jp/sports/sumou/843823/

534a48a172b5756708d6793d8c3c2d3f300 引退会見で頭を下げる日馬富士。師匠の伊勢ケ浜親方(左)は涙を拭う

 大相撲の横綱日馬富士(本名ダワーニャム・ビャンバドルジ=33、伊勢ヶ浜)が29日、日本相撲協会に引退届を提出した。10月の秋巡業中に鳥取県内で幕内貴ノ岩(27=貴乃花)に暴行を加え、貴ノ岩側は鳥取県警に被害届を提出。日馬富士は県警から任意での事情聴取を受け、暴行の事実を認めていた。この日の午後には九州場所宿舎の福岡・太宰府市内で会見。一連の騒動を謝罪した。突然にも見える引退劇の舞台裏には何があったのか。さらには“第2R”もささやかれる今後の展開を追った――。

 日馬富士は引退会見で「貴ノ岩関にケガをさせたことに対し、横綱としての責任を感じ、本日をもって引退させていただきます」と謝罪した。秋巡業中の10月25日深夜から26日未明に鳥取県内の酒席で、同じモンゴル出身の貴ノ岩に暴行を加えて負傷させた。鳥取県警の捜査は継続中で相撲協会も独自の調査を完了させていない。このタイミングでの引退は、突然の出来事にも見える。

 師匠の伊勢ヶ浜親方(57=元横綱旭富士)は「日馬富士が今回の問題の責任を感じて引退したいと早くから言っていた。(九州)場所中の間は控えさせていただいた」と説明。日馬富士は「(九州場所に出場する)力士たちに最後まで頑張ってほしいので、本日になった」。その言葉通りなら、すでに師弟は九州場所中に引退を決断し、その終了を待って発表に至ったことになる。

 しかし、今回の“電撃引退”は角界内では「既定路線」と受け止められている。日馬富士の暴行が明るみに出たのは今月14日。17日に都内で鳥取県警から事情聴取を受けた際には、貴ノ岩に対する暴行を認めている。この時点で「日馬富士が暴行を認めた以上は協会としては、かばえない。自分から身を引くしかない」(日本相撲協会幹部)との見方が強まっていたからだ。

 ビール瓶の使用や負傷の程度にかかわらず、横綱が暴行を加えた事実だけでも「アウト」ということ。しかも、相撲協会は九州場所中に貴乃花親方(45=元横綱)に対して貴ノ岩への調査協力を要請したものの、同親方はことごとく拒否。協会による調査は暗礁に乗り上げていた。中途半端な調査結果で日馬富士に処分を下せば、協会が世間から批判を受けかねない。

 日馬富士が自ら引退して騒動の幕を引くことは、角界内では当初から「落としどころ」の一つだった。相撲協会による処分前に、日馬富士が引退を決断すれば退職金や功労金が手に入るうえ、東京・両国国技館での引退相撲も開催できる。さらに引退し責任を取ったことで、傷害容疑で捜査を進める鳥取県警や、起訴などの処分を決める検察の判断に影響を及ぼす可能性まである。ただ、これにて一件落着…とはいきそうにない。今後注目されるのが貴ノ岩サイドの動きだ。

 日馬富士が引退を決めた現時点でも、角界内では「貴乃花親方が日馬富士に対して民事訴訟も起こすのでは」との噂が絶えない。事情に詳しい関係者は「貴乃花側が数千万円の賠償を求めるという話も聞いている」と漏らしている。すでに貴乃花親方は相撲協会に対して、貴ノ岩が来年1月の初場所も休場すると伝えており、番付は一気に幕下まで落ちることになる。

 土俵への復帰が長引くほど、貴ノ岩が被る損失も大きくなる。実際に受けたケガに加えて、精神的なダメージや休場による金銭的な損失を訴えれば「数千万円」という賠償内容も決して大げさとは言い切れない。

 事件の加害者だった日馬富士が引退し、貴ノ岩側はどのような行動に出るのか。今後の動向からまだまだ目が離せない。

 

日馬の暴行騒動の新たな波紋 ベテラン親方「だからモンゴルはダメなんだよ」
2017年11月24日 16時30分
https://www.tokyo-sports.co.jp/sports/sumou/838024/

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神妙な面持ちで審判部を後にする白鵬

 大相撲の横綱日馬富士(33=伊勢ヶ浜)が10月の秋巡業中に鳥取県内で幕内貴ノ岩(27=貴乃花)に暴行を加えた問題で、新たな波紋が広がっている。日本相撲協会の審判部は九州場所12日目(福岡国際センター)の23日、横綱白鵬(32=宮城野)を呼び出して厳重注意を与えた。白鵬は前日11日目の取組で審判に対する不服を態度であからさまに示していた。角界内では、土俵内外で騒動を連発するモンゴル出身力士に対する風当たりが強まるばかりだ。

 この日、審判部長代理の伊勢ヶ浜親方(57=元横綱旭富士)と副部長の2人が、審判部に白鵬を呼び出して口頭で厳重注意を与えた。白鵬は前日11日目(22日)に敗れた際に、土俵下で右手を挙げて“物言い”をつけて立ち合い不成立をアピール。土俵に戻った後も1分間ほど引き下がらず審判団に対して不服の態度を示し、最後は礼もせずに花道を引き揚げた。

 伊勢ヶ浜親方は「負けたら土俵に上がって礼をするのがルールだから、守ってほしい。横綱は全力士の一番の見本だから。自分の価値を下げないように、きちんと行動するように注意した」と注意の内容を明かした。さらに物言いをつけられるのは審判団と控えに入る力士だけで、取組の力士はできない規則も伝えたという。この日の土俵では関脇御嶽海(24=出羽海)に何もさせず一気に寄り切って力の差を見せつけただけに、実力と振る舞いのギャップは大きい。いずれにせよ、白鵬が取った行動は前代未聞の“愚行”だった。

 これまでにも白鵬はダメ押しでたびたび注意を受けており、2年前には審判批判を展開して大騒動を起こした“前科”もある。今回の一件に八角理事長(54=元横綱北勝海)は「39回優勝しているけど、まだ修行の身」と大横綱の未熟さを指摘。取組後の白鵬は「今後、気をつけます」と審判部に謝罪したことを明かした上で「自分も花道を下がった後に納得していたし、申し訳ない」と反省の言葉を口にした。

 折しも、相撲界は日馬富士による貴ノ岩暴行問題に揺れている真っ最中だ。日馬富士が騒動を起こしたのは、白鵬も参加していたモンゴル人力士が集まる酒席での出来事だった。そして、今回の白鵬による土俵上の問題行動…。もちろん、モンゴル出身力士の名誉のために言えば、大半の力士は何の問題も起こしていない。ただ、同じ九州場所中に土俵内外で騒動が重なったことは、あまりにもタイミングが悪すぎた。

 しかもいずれの問題行動でも、番付の頂点に立ち、力士の模範となるべき横綱としての資質が厳しく問われている。一連の騒動で「モンゴル出身力士=トラブル」の印象が強まってしまったことは確かだ。その結果、角界内での風当たりも強まっている。

 ベテラン親方の一人は「朝青龍(2010年に泥酔暴行騒動で引退)もそうだった。だから、モンゴル(出身力士)はダメなんだよ。いくら厳しく注意しても、彼らは同じことを繰り返す。それは何も変わっていない」と吐き捨てるように言った。

 これまでモンゴルという国を誰よりも身近に感じさせてくれる存在だっただけに、両横綱が起こした行動は皮肉と言うほかない。ここから負のイメージを払拭することは簡単ではなさそうだ。

 

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