2019年4月11日 (木)

契約時調達額1機140億円の空自最新鋭ステルス戦闘機F35Aがレーダーから消失後に墜落

 今回墜落の通常離着陸型A型機は契約時調達額1機140億円で、105機配備する予定らしい。計1兆4700億円。これプラス短距離離陸・垂直着陸可能なB型を42機配備する予定なので約6000億円程増えるから2兆円を超える出費。防衛予算は4年続けて5兆円を超え、7年連続増で過去最高だ。国民生活はやせ細るばかり

  

最新鋭機とパイロットに何が=「ノック・イット・オフ」、最後の通信-F35墜落事故
2019年04月11日00時31分
https://www.jiji.com/jc/article?k=2019041100020&g=soc

20190410ds41_p 青森県沖の太平洋に墜落した航空自衛隊の最新鋭ステルス戦闘機F35A=航空自衛隊提供

  

 航空自衛隊の最新鋭ステルス戦闘機F35Aが青森県沖の太平洋上に墜落した事故。世界で最初のF35Aの墜落事例となり、国内外に衝撃を与えた。行方不明になった40代の男性パイロット=3等空佐=は4機編隊の1番機で、編隊長(通称4機リーダー)を務めていた。機体の不具合なのか。それとも、操縦上のトラブルや、一時的に上下の感覚を喪失する空間識失調などが原因なのか。自衛隊はパイロットの救出と機体の発見に全力を挙げるとともに、訓練に参加していた僚機のパイロットから当時の状況を詳しく聴いている。

F35A 国内組み立て初号機 写真特集

 ◇ACM訓練で離陸、レーダーロスト
 墜落したF35は9日午後6時59分に三沢基地(青森県)を離陸。この日の訓練は「ACM」と呼ばれる対戦闘機戦訓練だった。4機で行う場合には、一般的には2対2などの組み合わせで敵機役などを決めて行う。

 三沢基地から同基地東方約135キロの現場空域までは10分ほどの距離。離陸から約30分後にレーダーから航跡が消失し、その直前にパイロットが「Knock it off(ノック・イット・オフ=訓練を中止する)」と送信したのを最後に通信は途絶えた。訓練前半か中盤に差し掛かったと頃に、何らかの異常があった可能性がある。座席ごと機外に脱出するベイルアウトしたのかも含め不明だ。

20190410ds47_p 青森県沖の太平洋に墜落した航空自衛隊の最新鋭ステルス戦闘機F35A。機体番号は「79-8705」。国内組み立ての初号機だった=[航空自衛隊提供写真を一部拡大]

  
 空自によると、飛行時間約3200時間のベテランで、F35の飛行時間は約60時間だった。

 ◇有視界外で訓練中か
 F35はレーダー反射を抑え、高度なセンサーを備える機体の特性から、敵より先に探知し、目視できない有視界外から空対空ミサイルで相手を撃退できる。ドッグファイトと呼ばれる近接空中戦は運用上、想定されていない。岩屋毅防衛相は事故当日の記者会見で「夜間の訓練なので難易度が高い訓練だと思う」と語ったが、訓練の詳細は明らかにされていない。

 ただ、岩屋防衛相は翌日の記者会見で、「かなり距離が離れたところで訓練をやっていた。つまり目視できるような距離での訓練ではなかったと承知している」と述べている。

20190410ds43_p 横須賀基地(神奈川県)配備の米海軍イージス艦「ステザム」=米海軍提供

  

 互いに有視界外のかなり離れたポジションに位置し、対戦闘機訓練を実施していた可能性がある。

 ◇機体は厳しい保全措置
 F35は米ロッキード・マーチン社を中心に国際共同開発され、米、英、イタリア、イスラエル、韓国、オーストラリアなども導入・選定。機体の管理や運用情報は厳しい保全措置がなされている。空自のF35は今年3月26日に臨時飛行隊から第302飛行隊に新編されたが、公表されている隊員の氏名は302飛行隊長だけだ。機密性の高い機体と情報を扱うために、その他の隊員は非公表になっている。

 空自によると、機体は水深約1500メートルに沈んでいる。引き揚げは難航が予想され、回収できたとしても、機体の部位によっては保全上、公表されない可能性もある。米軍は三沢基地の哨戒機P8ポセイドンと横須賀基地(神奈川県)配備のイージス艦「ステザム」を現場に派遣し、捜索に協力している。墜落現場付近にロシアや中国の軍用機や艦船が接近しないか警戒する目的もあるとみられる。

 ◇機体は日の丸初号機
 墜落した機体は、三菱重工業が組み立てた国内製造初号機。2017年9月に航空自衛隊が受領し、その後、米国で性能確認試験を実施。翌年5月28日に三沢基地に配備された。機体番号は「79-8705」。契約時の調達額は約140億円だった。(時事通信社編集委員 不動尚史)。

  

 パイロットの名前は細見彰里(ほそみ・あきのり)3等空佐(41)

F35墜落、統幕長が陳謝=パイロット氏名公表、捜索続く-防衛省
2019年04月11日16時26分
https://www.jiji.com/jc/article?k=2019041100894&g=soc

20190411at44s_p 最新鋭ステルス戦闘機F35Aの墜落事故について、定例記者会見で陳謝する山崎幸二統合幕僚長=11日午後、防衛省

  

 航空自衛隊三沢基地(青森県)の最新鋭ステルス戦闘機F35Aが墜落した事故で、制服組トップの山崎幸二統合幕僚長は11日の定例記者会見で、「地元や国民に不安を与えてしまい、深くおわびする」と陳謝した。空自は同日、墜落機のパイロットの氏名を公表した。

 自衛隊は24時間態勢で、海上保安庁や米軍と共に捜索を継続。秘匿性の高いF35の情報を中国やロシアが収集するとの懸念に対し、山崎統幕長は「常に監視している。引き続き監視態勢を取っていきたい」と話した。これまでに特異な動きは確認されていないという。
 空自によると、安否不明のパイロットは細見彰里3等空佐(41)。空自は家族の了承を得たとして、氏名を公表した。総飛行時間約3200時間のベテランで、F35Aでは約60時間だった。

  

空自最新鋭ステルス戦闘機F35Aレーダーから消失 墜落か
毎日新聞2019年4月9日 21時08分(最終更新 4月10日 00時50分)
https://mainichi.jp/articles/20190409/k00/00m/040/273000c

20190410k0000m040003000p_9 青森県沖で消息を絶ったF35Aステルス戦闘機。国内で組み立てられた初号機として三菱重工業小牧南工場での式典で関係者や報道陣に公開されていた=愛知県豊山町で2017年6月5日、兵藤公治撮影

  

 9日午後7時27分ごろ、航空自衛隊三沢基地(青森県三沢市)所属の最新鋭ステルス戦闘機F35A1機(乗員1人)が同基地の東約135キロの太平洋上を訓練飛行中にレーダーから消え、連絡を絶った。墜落した可能性があり、空自などが救難機などで周辺を捜索している。空自が現在保有する同型機12機は当面、飛行を中止する。

 【写真特集】最新鋭ステルス戦闘機「F35A」とは?
 【写真特集】航空自衛隊の主な装備
 <最新型戦闘機「F35A」は誰のものか?>
 <F35戦闘機を数十機、追加購入へ 航空自衛隊、米に購入促され>
 <ボーイング、装置の誤作動認める 2件の墜落事故で>

 F35を巡っては、昨年9月に短距離離陸・垂直着陸可能なB型が米国で墜落したが、通常離着陸型のA型は、これまで墜落したことがない。日本はA型を計105機、B型を42機取得する方針で、事故の原因次第では今後の取得計画に影響が出る恐れがある。

20190409k0000m040316000p_6 機体がレーダーから消えた地点

  

 空自によると、消息を絶ったF35は40代の男性3等空佐が操縦。午後7時ごろに計4機で三沢基地を離陸し、青森県沖上空で戦闘機同士の戦闘訓練をしていた。岩屋毅防衛相は9日夜、防衛省で報道陣に「原因は不明だが、まずは人命救助に全力を尽くしたい」と語った。

 空自のF35Aは老朽化したF4戦闘機に代わる機体として昨年1月に全国で初めて三沢基地に配備され、先月26日に12機の第302飛行隊が編成されたばかりだった。今回の機体の取得費は約140億円で、これまでに計13機が配備されている

20190409k0000m040311000p_9 航空自衛隊のF35Aステルス戦闘機のレーダー消失について説明する岩屋毅防衛相=防衛省で2019年4月9日午後10時7分、木下訓明撮影

  

 F35は米国のロッキード・マーチン社を中心に開発され、A型は全長15.7メートル、幅10.7メートル。最大速度はマッハ1.6で、レーダーに映りにくいステルス性能や高性能のセンサーなどを持ち、対地・対艦攻撃も可能だ。2016年に米空軍で初期運用能力を獲得し、実戦配備が可能になった。空母用のC型を含めて3種類あり、世界で10カ国以上が取得する方針とされる。【前谷宏】

最近の主な自衛隊機事故

2009年12月 長崎市沖で海上自衛隊の哨戒ヘリが墜落、乗員2人死亡

 12年 4月 青森県の陸奥湾で海自ヘリが護衛艦に接触し墜落、機長が死亡

 15年 2月 宮崎県えびの市の山中に海自ヘリが墜落、乗員3人死亡

 16年 4月 鹿児島県鹿屋市の山中に空自の飛行点検機が墜落、乗員6人死亡

 17年 5月 北海道北斗市の山中に陸自の連絡偵察機が墜落、乗員4人死亡

    8月 山口県岩国市の海自岩国航空基地で海自の輸送ヘリが横転、乗員4人負傷

    8月 青森県沖で海自の哨戒ヘリが墜落、乗員3人のうち2人死亡、1人行方不明

    10月 浜松市沖で空自の救難ヘリが墜落、乗員4人のうち3人死亡、1人行方不明

 18年 2月 佐賀県神埼市で陸自ヘリが墜落。墜落した民家にいた小5の女児が軽傷、乗員2人死亡

 19年 2月 山口県沖で空自のF2戦闘機が墜落、乗員2人負傷

  

青森県沖で浮遊物 不明の空自F35A一部か
毎日新聞2019年4月10日 09時00分(最終更新 4月10日 10時09分)
https://mainichi.jp/articles/20190410/k00/00m/040/024000c

20190409k0000m040276000p_9 最新鋭ステルス戦闘機F35A=空自提供

  

 航空自衛隊三沢基地(青森県三沢市)所属の最新鋭ステルス戦闘機F35Aが青森県沖の上空で消息を絶った事故で10日朝、現場周辺の海域に複数の浮遊物があるのが見つかった。防衛省関係者が明らかにした。機体の破片の一部とみられ、墜落した可能性が強まった。空自などが回収して特定を進める。

 現場周辺では消息不明となった9日から夜通しで、空自の救難機や海自の艦艇などが操縦士の40代の男性3佐や機体の行方を捜索している。

 消息を絶ったF35Aは9日午後7時ごろ、計4機で三沢基地を離陸。同基地の東約135キロの洋上で夜間の戦闘訓練を実施中にレーダーから機影が消え、無線にも応答しなくなった。異常を知らせるようなやり取りや救難信号は確認されていないという。【前谷宏】

  

F35A最新鋭機116億円 防衛省、単価を初公表
共同通信社 2019/01/08 21:01
https://www.msn.com/ja-jp/news/national/f35a最新鋭機116億円-防衛省、単価を初公表/ar-BBRXS3I#page=1

Bbrxpcjimg © KYODONEWS F35A最新鋭ステルス戦闘機=2018年1月、青森県の航空自衛隊三沢基地

  

 防衛省は8日、昨年12月に閣議決定された2019~23年度の中期防衛力整備計画(中期防)に盛り込まれた主要な防衛装備の単価を公表した。1機当たり100億円超と見込まれていた最新鋭ステルス戦闘機F35A(27機取得予定)は約116億円と明示した。同省によると、中期防の主要装備の単価を一般向けに公表するのは初めて。防衛装備取得にかかわる予算の膨張懸念に配慮した対応とみられる。

 防衛予算は4年続けて5兆円を超え、7年連続増で過去最高となったことも背景。ただ価格は中期防策定時点での同省の見積もりで、為替レートなどで今後変動する可能性がある。
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© KYODONEWS 防衛省

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2018年10月 4日 (木)

貴ノ岩、日馬富士を提訴 2400万円請求 傷害巡り

 貴ノ岩の日馬富士提訴は至極当然。司法の場で決着をつけた方がいい。片や加害者の日馬富士は9月30日に盛大に引退相撲を行い収入を得た。その一方で、被害者の貴ノ岩は、師匠の貴乃花親方が協会からの退職を余儀なくされ、所属先も千賀ノ浦部屋に替わった。貴ノ岩側弁護士の説明では元日馬富士の代理人との間で損害賠償について協議したが、示談は成立しなかった。そのため、東京簡易裁判所に民事調停の申立を行い、調停委員会の斡旋による解決を目指した。第2回の調停が予定された9月26日当日になって元日馬富士の代理人が突然欠席すると通告したため、調停委は調停を不調として終わらせたという。そのため、今回の提訴にいたったとの事だ。日馬富士の対応を見ていると、反省しているとは到底思えない。こんな男が元横綱とはあきれた話しだ。

 

貴ノ岩が提訴へ 示談金に“誠意なし”千賀ノ浦親方困惑「貴親方と話さないと…」
https://www.sponichi.co.jp/sports/news/2018/10/04/kiji/20181003s00005000498000c.html

20181004s00005000022000p_view 朝稽古を終え報道陣の取材に答える千賀ノ浦親方(撮影・郡司 修)
Photo By スポニチ

 幕内・貴ノ岩(28=千賀ノ浦部屋)が、4日にも元横綱・日馬富士を提訴することが分かった。代理人の弁護士が会見を開き説明する。貴ノ岩は昨年の秋巡業で暴行を受け頭部を負傷。昨年11月の九州場所と1月の初場所の休場に追い込まれていた。そのため代理人を立て示談交渉していたが、提示された金額に誠意がみられないとして話し合いを打ち切った。貴乃花親方の退職まで招いた事件は、新たな展開を迎える。

 暴行事件をきっかけにした被害者と加害者の対立は、ついに法廷に持ち込まれることになった。元日馬富士が昨年12月に略式起訴され、今年1月には罰金50万円の略式命令を出されたことを受け、貴ノ岩側は示談交渉をスタート。しかし関係者によれば、これまでの話し合いを通じて提示された金額は不当に低いものだったという。「50万円と聞いている。それでは(調停などの)費用も出ない」と不信感を募らせた

 貴ノ岩自身は元日馬富士からの暴行で頭部を負傷し、九州場所と初場所を休場。3月の春場所から復帰したものの、十分な稽古ができず千秋楽にようやく勝ち越し。だが、その後の春巡業はPTSD(心的外傷後ストレス障害)と左足関節症で休場している。PTSDは強度の精神的傷害が原因で起きることから、元日馬富士による暴行がその引き金になったとみられていた。そうした精神的、肉体的なダメージに加え入院、通院、休場による経済的な損失を考慮しての要求だったにもかかわらず、元日馬富士側の対応は誠意あるものとして、受け入れられるものではなかったようだ

 さらに貴ノ岩側が疑心暗鬼になったのが、示談の話し合いの情報が外部に漏れたこと。関係者は「話が表に出ると向こうが困るだろうと思って注意していたのに」と話す。一部では貴ノ岩側が3000万円を要求していると報じられたが、関係者は「額は違います」と話した

 元日馬富士は9月30日に盛大に引退相撲を行い収入を得た。その一方で、被害者の貴ノ岩は、師匠の貴乃花親方が協会からの退職を余儀なくされ、所属先も千賀ノ浦部屋に替わった。暴行事件が起きて以降、受けたダメージは計り知れない

 この日、新師匠の千賀ノ浦親方(元小結・隆三杉)は旧貴乃花部屋勢の合流後初めての稽古指導を行った。貴ノ岩は不在だったため、慰謝料問題については「今、初めて(聞いた)。全然分からない。それについては貴乃花親方と話し合わないとだめですね」と困惑した表情を浮かべていた。

 ▼横粂勝仁弁護士 一般人だと50万円が示談金の相場だが、収入や立場によっては300万円で示談した例もある。しかし示談が決裂すれば提訴という形で民事裁判を起こし争うことになる。

 今回のようなケースでは、<1>入院費や交通費など実際に費やした額

<2>休業による損害金

<3>精神的慰謝料

の3つを求めることになる。中でも<2>の休業による損害金が一番の論点で、2場所休場して幕内から十両に陥落したことがどれほどの損失なのか。一般のサラリーマンであれば規定はあるが、過去の成績を示して、出ていれば優勝していたとか、昇進していたとかを主張した場合、そこの認定を裁判官がどう判断するか。<3>の精神的慰謝料は、殴られたことによる精神的被害は高くて100万円ぐらい。私の見解だが、被害者側が1000万円を求め、最終的に500万円ぐらいで落ち着くのではないだろうか。

20181004s00005000104000p_view
3月、貴ノ岩関(左)とともに取材に応じる貴乃花親方
Photo By スポニチ

[ 2018年10月4日 05:30 ]

 

貴ノ岩、慰謝料など2413万円 日馬富士関を提訴
[2018年10月4日11時21分]
https://www.nikkansports.com/battle/sumo/news/201810040000314.html

201810040000358w500_0 貴ノ岩からの訴え提起について

元横綱日馬富士関から昨秋に暴行を受けた前頭貴ノ岩(28=千賀ノ浦)の代理人弁護士は4日、都内で会見し、同日付で東京地方裁判所に損害賠償を求め、民事訴訟を提起したと明らかにした。

説明によると、元日馬富士関の代理人との間で損害賠償について協議したが、示談は成立しなかった。そのため、東京簡易裁判所に民事調停の申立を行い、調停委員会の斡旋による解決を目指した。第2回の調停が予定された9月26日当日になって元日馬富士関の代理人が突然欠席すると通告したため、調停委は調停を不調として終わらせたという。そのため、今回の提訴にいたったと説明した

請求金額は2413万5256円で内訳は次のとおり。

●積極損害

入院治療費等…合計435万9302円

●逸失利益

<1>給与差額…148万1840円

<2>懸賞金の逸失…900万円

<3>巡業手当の逸失…38万円

<4>退職時の幕内養老金等の減…172万円

合計1258万1840円

●慰謝料…500万円

●弁護士費用…219万4114円

 

2018.10.4 10:42
貴ノ岩、元日馬富士に損害賠償求め提訴 慰謝料など約2400万円
https://www.sanspo.com/sports/news/20181004/sum18100410420004-n1.html

特集: 元日馬富士・暴行問題

Sum18100410420004p1 貴ノ岩

 元横綱日馬富士の傷害事件を巡り、被害者の貴ノ岩関は4日、慰謝料など約2400万円の損害賠償を求めて東京地裁に提訴した。代理人弁護士が記者会見して明らかにした。

 元日馬富士は昨年11月、事件の責任を取って引退。昨年12月に傷害罪で略式起訴され、罰金50万円を納付した。

 起訴内容などによると、秋巡業中の昨年10月26日未明、鳥取市内にあるラウンジの個室で、貴ノ岩関をカラオケのリモコンで殴るなどし、約12日間のけがをさせたとしている。

 代理人弁護士によると、請求の内訳は入院治療費や慰謝料のほか、事件がなければ得られた給与や懸賞金、巡業手当など。昨年暮れに元日馬富士側から示談の申し入れがあり、交渉を進めたが決裂した。今年8月、東京簡裁に民事調停を申し立て、これも不調に終わったため提訴した。

 元日馬富士側は30万円や50万円の支払いを提示したという。

 貴ノ岩関の代理人を務める佐藤歳二弁護士は「貴ノ岩関は当初、引退も考えた。相手側とは根本的に考え方が違った」と話した

 事件を巡っては、内閣府に提出した告発状(後に取り下げ)の内容が事実無根だと認めるよう日本相撲協会の役員から求められたことを理由に、貴ノ岩関の師匠だった元貴乃花親方(元横綱)が今月1日付で協会を退職している

 

貴ノ岩、日馬富士を提訴 2400万円請求 傷害巡り
北沢拓也
2018年10月4日11時43分
https://www.asahi.com/articles/ASLB42V21LB4UTIL002.html

As20181004001314_comm 貴ノ岩

 大相撲の幕内貴ノ岩(28)が4日、元横綱日馬富士(34)から受けた暴行で休場や十両陥落を余儀なくされたなどとして、日馬富士に2413万円の損害賠償を求める訴訟を東京地裁に起こした。

 請求額の内訳は、治療費435万円、けがの影響で十両に陥落した間の幕内との差額給与148万円、本来得られたであろう懸賞金900万円、慰謝料500万円など。


As20181004001193_comm 元横綱日馬富士

 貴ノ岩の代理人弁護士によると、日馬富士側から昨年末に示談の申し入れがあり、今年3月に交渉を始めたが決裂した。8月に東京簡裁に民事調停を申し立てたが、9月26日の調停を日馬富士側が欠席して不調に終わったため、提訴に踏み切ったという。

 提訴を受けて日馬富士の代理人は「訴状を見ていないのでコメントできない」としている。

 貴ノ岩は昨年10月、鳥取市内のラウンジで、日馬富士から頭をカラオケのリモコンなどで殴られて負傷。翌11月の九州場所を休場して十両に陥落し、今年1月の初場所も休場した。日馬富士は事件の責任を取って引退し、傷害罪で罰金50万円の略式命令を受けた。(北沢拓也)

関連エントリ:
貴乃花引退会見後に出た記事、ほか関連記事。相撲協会の悪評は広がるばかり。

2018年9月25日貴乃花親方が協会に「引退」を届け出 記者会見で「真実曲げられない」

白鵬はインチキ横綱。それが調べた結論。プロレス相撲はいらない、横綱の資格を剥奪すべきだ。

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2018年10月 3日 (水)

貴乃花引退会見後に出た記事、ほか関連記事。相撲協会の悪評は広がるばかり。

 最初に相撲協会の問題点を指摘、痛烈に批判している記事など。

 次に貴乃花の弟子・床山・世話人、計10人の移籍先の記事なども(相撲好きな人が行きやすいように、移籍先 千賀ノ浦部屋の地図と玄関前の写真等もアップ

 

古賀茂明「貴乃花引退で記者クラブは潰した方がいいと思う理由」
古賀茂明 2018.10.1 07:00 dot. #古賀茂明
https://dot.asahi.com/dot/2018093000021.html

2018093000021_1 古賀茂明(こが・しげあき)/1955年、長崎県生まれ。東京大学法学部卒業後、旧通産省(経済産業省)入省。国家公務員制度改革推進本部審議官、中小企業庁経営支援部長などを経て2011年退官、改革派官僚で「改革はするが戦争はしない」フォーラム4提唱者。元報道ステーションコメンテーター。最新刊『日本中枢の狂謀』(講談社)、『国家の共謀』(角川新書)。「シナプス 古賀茂明サロン」主催


2018093000021_2 引退を表明した貴乃花親方(c)朝日新聞社

 9月25日、突然の引退会見を開いた貴乃花親方。一般人はもちろん、報道関係者にとっても、それは驚きだったようだ。

【引退を決意した貴乃花親方】

 当日は火曜日。いつものように朝日放送テレビ(ABC)の情報番組「キャスト」に出演するために大阪にいた私も、番組前にテレビ局スタッフからその話を聞いて驚いた。番組中に17時からモニターに映し出された貴乃花親方の会見を冒頭から15分程度リアルタイムで視聴した。その後1時間半近く続いた会見の模様は後でネットで確認したが、この問題が、「日本相撲協会」による貴乃花親方への「パワハラ」事案であることを理解するのには、会見の冒頭15分で十分だった。そして、会見全体を見た後には、これは、協会による周到な貴乃花親方追放の謀略なのではという強い疑念も湧いてきた。

 本件には三つの大きな問題がある。

 中でも最大の問題は、全ての親方は「一門」に属さなければならないと協会が決めたことだ。「一門」とは、一言で言えば相撲の世界でのいわば「派閥」のようなもので、古い伝統はあるものの、公益法人である相撲協会が、全ての親方が、「一門」に属することを強制することを正当化する理屈を見つけるのはかなり困難であろう。

 協会側は、一門には国の補助金の一部が支給されているので、使途の透明化を図り協会全体のガバナンスを向上するために全親方が五つの一門に所属して取り組むという趣旨だと言い訳しているが、この「一門制度」で、自由な意見が言えなくなり、透明な協会運営ができなくなったり、八百長の温床になるという指摘がなされていて、そちらの方がはるかに説得的だ。補助金の使途の透明化なら、部屋ごとに監査法人による監査を義務付けたらどうだろうか。貴ノ岩傷害事件について、第三者検証委員会も設けず、反論の機会を与えないまま中間報告を公表したような協会が、こういう時だけ、とってつけたように「ガバナンス」を口実にすることにも強い違和感を覚える。そもそも、透明化とかガバナンスというなら、まず、一門ルールを決定したのに隠し続けてきたことをどう説明するのか、その一事をもってしても協会の言い分の説得力は全く失われてしまうのではないだろうか。

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https://dot.asahi.com/dot/2018093000021.html?page=2

 二つ目の問題は、貴乃花親方による内閣府の公益認定等委員会への告発状について、8月に「事実無根な理由に基づいてなされたもの」と結論付けられた文書を協会が正式に貴乃花親方に対して手交し、8月末までにこの見解に対する考えを回答しろと要請したということだ。本件は、覚えておられる方も多いと思うが、横綱(当時)日馬富士による貴乃花部屋の力士貴ノ岩に対する傷害事件に関し、貴乃花親方が、内閣府公益認定等委員会に告発状を提出したものだ。傷害事件の真相は不明な点が多いが、その後、貴乃花部屋の力士貴公俊による暴行事件があったことから、貴乃花親方は3月28日付で告発状を取り下げていた。もちろん、二つの事件は全く無関係だが、貴乃花親方が、自分の部屋から不祥事を出したので、他人のことをとやかくは言えないという理由で自主的に取り下げたものだ。事実無根だったということを認めて取り下げたものではない。

 しかし、協会は、外部弁護士の見解を踏まえたとしつつ、貴乃花親方の告発が「事実無根」だったと結論付けたのだ。もちろん、貴乃花親方はこれを認めることなど到底できない。これに対する反論書を提出したところ、9月27日に開かれる年寄総会への呼び出し状とともに、「貴殿自身は一切回答するつもりがないように思われ、協会と直接に対話しようとしない貴殿の姿勢は非常に遺憾です」という内容の回答が協会側からなされた。その後、貴乃花親方によれば、「認めないと親方を廃業せざるを得ないという有形無形の要請を受け続け」たと証言した。

 つまり、協会側は、事実無根説に固執し、貴乃花親方の主張に耳を貸すつもりなど全くなかったに違いない。27日の年寄総会に貴乃花親方が出席すれば、つるし上げ集会のような状況になるのは誰でも予想できた。貴乃花親方の心境を察すれば、これを欠席したのは、やむを得なかったと考えられる。

 第一の問題と第二の問題を同時に突き付けられた場合、貴乃花親方の立場がどうなるのかは、誰にも容易に想像できる。協会の「一門所属義務」を満たすためには、どこかの一門に「入れてください」と頭を下げる必要がある。その際、各一門は、協会の正式見解である「告発状事実無根説」を認めろというだろう。中には、貴乃花親方を救いたいという部屋もあるかもしれないが、事実無根を認めないまま貴乃花親方を受け入れようとすれば、多数派の反貴乃花の親方たちからの強力な締め付けに合うことは確実だ。現にAERAdot.報道でもそうした証言が掲載されている。

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 こうして貴乃花親方は追い詰められ、最後は、自分が路頭に迷うのは仕方ないにしても、弟子たちの居場所がなくなることは避けたいという一心で、弟子たちの所属変更を求める願いを出して、自らは引退する道を選んだ。

 こうした貴乃花親方の動きに対して、協会の芝田山広報部長(元横綱大乃国)は、会見を開いて、「告発状が事実無根だと認めるよう有形無形の圧力を受けた」という貴乃花親方の主張に対し「そのような事実は一切ない」「一門に所属して一緒にやろうと何度も説得した。告発状が事実無根だと認めなければ一門に入れないと圧力をかけた事実はない」と反論した(朝日新聞デジタル)。

 この協会側の対応が、本件に関する第三の問題だ。こうした一連の経緯を見れば、明らかなとおり、この事件は、協会と貴乃花親方の間の行き違いなどと言うものではなく、典型的な「パワハラ事件」だ。

 職場における「パワハラ」の定義としては、厚生労働省の「職場のいじめ・嫌がらせ問題に関する円卓会議ワーキング・グループ」のものがよく引用される。これによれば、「同じ職場で働く者に対して、職務上の地位や人間関係などの職場内の優位性を背景に、業務の適正な範囲を超えて、精神的・身体的苦痛を与えるまたは職場環境を悪化させる行為」とされている。

 今回の件を当てはめれば、協会は貴乃花親方に対して優位性がある。また、他の親方も、一門に所属させるかどうかについて影響力を行使できる立場にあるから、明らかに貴乃花親方に対して優位な立場にあると認定できる。

 また、これまで一門に所属しなくても特に問題など起こしていないにもかかわらず、一門に属するように命じるのは協会の正式決定であったとしても、業務の適正な範囲を超えていると考えられるし、告発状が事実無根だと認めろというのは明らかに業務の範囲を超えている。

 そして、信念に反して一門に入ることはもちろん、事実無根説を認めるのは貴乃花親方にとっては、人格を否定されるに等しいことだから、精神的な苦痛を与えるものであることも明白だ。こうしてみると、本件は典型的なパワハラ事案だということになる。

次のページ 問題を報じる大手メディアの問題点
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 もちろん、貴乃花親方の発言がすべて作り話だとすれば、パワハラではない可能性もないとは言えない。

 パワハラ被害者がそれを会見で訴えていて、本人の言うことが事実ならパワハラだと考えられる場合に、協会が真っ先に取るべき行動は何か。
当然のことだが、その主張が真実かどうかを客観的に検証するとともに、訴えた本人を保護することだ。ところが、協会が行ったのは、何の検証もしないまま、会見を開いて貴乃花親方の訴えを完全否定したのである。この一事だけでも、協会の対応には根本的な問題があったと言わなければならない。

 ところが、当初の報道を見る限り、「本件はパワハラだ」という論じ方をしているところは、少なくとも、大手紙や大手テレビ局にはなかった。これほど典型的な事案であるにもかかわらずだ。日本レスリング協会の案件などでは、あれだけ派手にパワハラ問題を報じていたのに比べると対照的ではないか。

 大手マスコミの第一報は、貴乃花親方の主張は一応伝えるものの、協会の主張もそのまま無批判に伝えている。協会が何の調査もしないで貴乃花親方の主張を完全否定したことに対して、批判する質問をした形跡さえない。

「行き違いがあった」とか、「貴乃花親方の行為には批判も多いが、これだけの実績を残した大横綱がこんな形で角界を去るのは惜しい」「もう少し話し合いはできなかったのか」などというトーンで報じるものがほとんどだった。コメンテーターの中には、相撲協会を真正面から批判する人たちもいるが、社として局として、正面から協会を批判するところはない。NHKなどの放送でも、人気があるのであまり酷い貴乃花批判はしないものの、しっかりと協会をフォローする解説を流していた。

 そこで、大きな疑問となるのが、協会が一門所属義務を決定したのが7月なのに、それが公表されず、9月場所半ば過ぎまで貴乃花親方に言い渡されていなかったのはなぜかということだ。公表しないこと自体、うしろめたかったことを如実に表している。これはどう考えてもおかしなことだし、批判されてしかるべきことだ。

次のページ 注目すべき貴乃花親方の発言
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 これに関して、私が注目したのは、一門所属ルール決定に関する貴乃花親方の次の発言だ。

――今場所(9月場所)の後半に直接役員の親方から聞いたのが初めてでありました。それ以前は相撲担当の記者さんに聞かされたといったレベルでしたので、正式な通達があるのかなと思って審判に従事していたわけで、現在に至るという状態です――

 この言葉は大変な驚きだった。なぜなら、協会が決定したことは公表されておらず、貴乃花親方も知らない段階で、「相撲担当の記者さん」はこの情報を知っていたということになるからだ。しかも、決定から2カ月近く、その情報は記事になっていない。

 もちろん、記者は知ったことすべてをすぐに記事にするわけではない。その時点で記事にする価値があるかどうかを判断するのは当然だろう。しかし、当時の状況を考えてみると、やはり、記事にならないのは非常におかしなことだ。貴乃花親方がどの一門にも所属していないことは、相撲担当記者なら誰でも知っている。協会が、一門所属義務化を決めたと聞いたら、これは協会が貴乃花親方を追い出すか屈服させるための手段だということは容易に想像できる。そんな「いじめ」の事実を知ったら、協会を問い詰めたうえで記事にするのが当然だろう。

 ところが、どこの社も記事にしなかった。これは、協会から口止めされていたのか、記者同士が協会の意図を忖度して記事にしないという暗黙の談合をしたとしか考えられない。

 ではどうして、そんなことが起きるのかといえば、相撲記者クラブの存在がある。記者クラブといえば、欧米からは、直ちに廃止しろと言われて久しい日本固有の記者による談合組織である。クラブに所属すれば、何もしなくても、自動的に取材先の官庁や団体からニュースが与えられる。それを右から左にコピペすれば、何もしなくても記事になる。取材先の建物にオフィスを置けるうえに、わからないことなどがあれば、ほぼフリーパスで誰にでも会える。一方、記者クラブに入っていないネットの記者やフリーの記者、外国プレスの記者などは、そもそもニュースが報道されて初めて何が起きているかを知り、そこから電話でアポイントを取って取材をする。なかなか会ってもらえないことも珍しくない。

次のページ 特権を与えられている記者たち
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 特権を与えられた記者クラブの記者たちは、自然と取材先に依存するようになる。取材先は、その優越的な立場を利用して、自分に都合の悪い記者には、情報を与えずいわゆる特オチ(特ダネを報道できないこと)にさせたり、取材を拒否したりして脅し、言いなりになる記者には特別に情報を与えたりして、思い通りの記事を書かせるようになる。クラブの記者たちは、そういう非常に歪んだ空間に自分たちがいることが当たり前となり、気づいたときには、取材先の意向ばかり気にする「忖度記者」になっていくのだ。

 今回の件も、相撲協会の記者クラブ(東京相撲記者クラブ)の記者たちが、協会の意向を忖度して、貴乃花親方追放が成就するまでの間、理事会決定事項を知っているにもかかわらず、記事にしなかったようだ。なぜなら、あまり早くこの問題が明るみに出ると、ネットなどで協会批判が噴出し、せっかくの策略を撤回しなければならなくなるという協会側の懸念を記者たちが慮って報道自粛をしたのだろう。

 念のため、何社かの大手新聞社やテレビ局、雑誌社の敏腕記者たちに聞いたところ、相撲記者クラブの悪評は際立っている。他のクラブの記者から見ても「彼らは異常」「協会べったり」「相撲担当記者自身が、その異常さを自慢している」などという声を聞くことができた。

 ちなみに、テレビ朝日を見ている人は気づいていると思うが、テレ朝では最近相撲の取り組みに関する映像が流れない。テレ朝関係者によれば、貴ノ岩傷害事件の際に、協会の意向を無視して、貴乃花親方単独インタビューの特番を放送したため、それ以降相撲映像使用が禁止されてしまったのだという(その代わりなのか、アベマテレビでは相撲中継を行っている)。本来は、公益法人が報道の自由に圧力をかけるようなことをしてもいいのかと内閣府に申し立てればよいと思うのだが、テレ朝は、あくまでも事を荒立てず、来年くらいからは映像使用許可を出してくれないかと待っているようにも見える。こうした事情から、明確な「パワハラ」批判は局としてはできないのだろう(ちなみに、同じ系列局の中でも、大阪の朝日放送テレビでは、貴乃花親方の会見当日の番組で、非常に強い調子で協会の「いじめ」を批判していた)。

次のページ 協会寄りの報道ばかりの貴乃花問題
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 このように考えると、実は、これまでの貴乃花関連の報道は、ずっと協会寄りの報道になっていた可能性が高い。つまり、私たち市民が抱いている貴乃花親方のイメージは協会に有利なように歪んだ形で形成されてきたのではないかという疑いがかかってくるのだ。

 改革に熱心だった貴乃花親方が、新しい挑戦をしては協会に阻まれるたびに、大手メディアは、協会の問題を指摘しつつも、常に、貴乃花親方のやり方が、「性急過ぎる」「もっと丁寧に話し合いをすべきだ」「協会内の支持が集まらない」などと批判的に報じていたが、これは、協会の声を反映したものであったのだろう。

 改革に挑戦するとき、改革者は既得権側の巨大な組織と戦わなければならない。その際、最も頼りになるのは、というよりも、唯一頼れるものといえば、実は、世論、そして、それを形成していく力を持つマスコミである。私自身、官僚時代に改革を進めようとするとき、既得権を守ろうとする省庁や族議員と戦うには、マスコミの援護に頼るしかなかった。逆に言えば、マスコミを味方に付ければ、困難な改革も可能になる。

 貴乃花親方は相撲協会と戦うだけでなく、協会べったりの相撲担当記者たちの忖度報道とも戦わなければならなかった。これでは、到底勝利することはできない。いつも寡黙だったのは、丁寧な説明をなどと言われても、協会寄りのマスコミに話すのは時間の無駄どころか、自分に不利益になると考えたのかもしれない。 

 貴乃花親方は、今回「敗北」を認めた。戦いは終わったかに見える。

 しかし、世の中そんなに甘くはない。今回の周到な貴乃花追放作戦を見れば、協会関係者の貴乃花親方に対する遺恨の強さがわかる。

 貴乃花親方は会見で、今後の弟子たちとの関係について、「迷った時は私のところに来て、土俵の上で体の使い方、足腰の使い方を伝えていければなと思います」と語っているが、協会がこうしたことを許さない可能性がある。また、小学生の指導を行うという報道もあるが、こうした活動についても表立ってではないが、様々な嫌がらせや横やりが入るのではないだろうか。

次のページ 問題の核心は協会の腐敗構造
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 そして、実際にそういうことが起きた時にも、相撲記者クラブの記者たちは、協会側についた報道をするかもしれない。それ以外の記者も取材するかもしれないが、やはり、クラブの記者たちの圧力で思ったような記事を書けない可能性も高い。

 戦いをやめた貴乃花親方だが、戦いは本人の意に反して続くのではないか。

 そう考えると、記者クラブ、とりわけ、相撲記者クラブの罪深さに憤りを感じてしまう。

 もちろん、問題の核心は、相撲協会の腐敗構造である。これまでも、八百長問題で国民の信頼を完全に失い、弟子の暴力死事件や横綱による傷害事件などの殺傷沙汰が続いたが、これらは単なる不祥事ではない、立派な犯罪行為だ。こうした問題を次々と起こしてきた角界を仕切ってきた日本相撲協会の責任は大きい。

 内閣府は、相撲協会の公益法人としての資格をはく奪すべきではないのか。外部の有識者を協会トップに据えて、根本から改革し、しかるべき成果を上げたところで再度公益法人認定を申請させる。あわせて、相撲記者クラブは解体し、フリーの記者たちにも取材を開放する。それくらいの荒療治をしないと、協会は永遠に問題を起こし続けるだろう。

 

2018.10.2
貴乃花親方をあっさり引退させていいのか、惜しまれる「後進育成力」
相沢光一:スポーツライタ
https://diamond.jp/articles/-/180997

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写真:日刊スポーツ/アフロ

貴乃花親方ついに引退 「圧力」有無の解明は今後に

 先週、誰もが驚いたのが、貴乃花親方(46)の突然の引退会見だ。

 昨年10月、弟子の貴ノ岩が日馬富士に暴行を受けたことを告発し大騒動になって以来、貴乃花親方は日本相撲協会幹部から反乱分子と見なされるようになった。その後、弟子の暴行事件があって貴乃花親方も一旦は矛を収めたが、会見での証言によれば、協会の方針に従わせるさまざまな圧力があったという。5つある一門のどこかに所属しなければ部屋は存続できないという規則ができ、一門に入る条件として、告発状は事実無根だと認めろとの要請があったそうだ。

 弟子の暴行事件で告発状を取り下げた後、協会での役職は理事から5階級降格して年寄になった。親方自身も「一兵卒としてやり直す」と語っていたが、告発の内容にまで踏み込まれることは許せず、部屋の存続を断念。引退して大相撲と縁を切ることを決断したようだ。貴乃花部屋に所属する力士は千賀ノ浦部屋に移籍させる考えを示した。

次のページ 大相撲改革者としての横顔も
https://diamond.jp/articles/-/180997?page=2

 これを受けた日本相撲協会は10月1日に臨時理事会を開き、貴乃花親方の退職と所属力士の移籍を承認した。だが、貴乃花親方が引退の決断をするきっかけになった圧力については否定している。

一時代を築いた功労者 大相撲改革者としての横顔も

 今後はこの「圧力」があったかどうかや角界の体質とともに検証されていくだろうが、貴乃花親方をそんなにあっさり辞めさせていいのだろうか。今は反乱分子かもしれないが、現役時代は一時代を築いた名横綱だ。2001年の5月場所で右ヒザ半月板を損傷する大ケガを負いながら横綱武蔵丸との優勝決定戦に勝った一番など数々の記憶に残る名勝負を見せ、人々を感動させた。また、功績顕著ということで一代年寄になった横綱は大鵬、北の湖、千代の富士、貴乃花の4人しかいない(千代の富士は辞退)。そんな功労者に対して、この対応は納得できない。

 親方としても大相撲には必要な存在だ。審判として姿を見せると、場内には力士以上の歓声が上がる。今でもオーラがあり、人気抜群なのだ。そして現役時代の相撲を見て、あるいは相撲を真摯に追究する姿勢に憧れて、力士を志す少年もいる。そんなスター性や求心力を持つ人物が大相撲からいなくなるのは、あまりにも惜しい。

 また、貴乃花親方は大相撲の将来を考えた改革者でもあった。タニマチという古い形の後援者に支えられるのではなく、Jリーグに見られるようなサポーター制、ファンクラブ制を模索。キッズクラブという少年を相撲に親しませる組織も作った。弟子の小結貴景勝はこのキッズクラブ出身だ。大相撲の伝統を重んじる親方衆には、こうした貴乃花親方の新たな取り組みや改革志向が癇に障るのだろうが、大相撲人気を継続させるためにも、貴乃花親方のような人材は欠かせないはずだ。

力士として一人前の「関取」 47すべての部屋にいるわけではない

 そして貴乃花親方は弟子の育成でも手腕を発揮しているといえる。

 大相撲には約650人の力士がいる。その最上位が幕内で定員が42人、この下が十両で定員28人。この十両以上の70人が関取で、以下幕下、三段目、序二段、序ノ口、前相撲に約580人がいる。

 力士として一人前といわれるのが関取になることだ。月給が支給されるようになるし、場所ごとの報奨金や引退時の退職金も増額される。本場所では大銀杏を結い、化粧廻しをして土俵入りも行う。四股名の下に「〇〇関」と関をつけて呼ばれるようになり、付け人がついて身のまわりの世話をしてもらえる。報酬面でも待遇面でも、十両以上の関取はまったく違うのだ。

 力士たちは誰もが、この関取になることを目指して厳しい稽古を積むし、親方も関取をつくろうと指導に熱をいれる。この力士たちはすべて現在47ある部屋に所属している。

 関取が70人で47部屋なら、各部屋に1人ずつくらいは関取がいそうに思えるが、実はそうではない。9月場所の番付で見ると、関取がいる部屋は30。17の部屋は関取がゼロなのだ。

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惜しまれる指導力 貴乃花部屋には3人の関取

Img_36eb0e22bba4df12469eec42a051bb2 ◆大相撲・部屋別関取所属数ランキング(九月場所)

 別表は9月場所の部屋別関取数の上位をランキングにしたものだ。1位は追手風部屋で7人の関取がいる。幕内には遠藤、大翔丸、大栄翔の3人がいて、十両が4人だ。追手風親方は元前頭大翔山だが、育成力はなかなかのものなのだ。

 2位は九重部屋と木瀬部屋が6人で並んでいる。ただし、九重部屋は幕内力士が4人(千代大龍、千代の国、千代丸、千代翔馬)いるのに対し、木瀬部屋は6人全員が十両。九重親方は元大関千代大海、木瀬親方は元前頭肥後ノ海だが、育成実績では九重親方に軍配が上がる。この上位3部屋に次ぐ同数4位が3人の関取がいる9部屋。ここには横綱白鵬が所属する宮城野部屋、大関豪栄道がいる境川部屋、大関栃ノ心がいる春日野部屋など名門が名を連ねているが、このなかに貴乃花部屋も入っているのだ。

 部屋を率いる親方にとって弟子を関取にするのは指導力がある証しだし、関取が生れれば協会から養成奨励金などが支給され、部屋の運営も安定する。だから、有望な少年力士がいれば熱心にスカウトするし、稽古でも自分の持つ技術や知識を総動員して指導する。だが、それでもなかなか関取まで育たないのが実情。部屋を受け継いでから10年以上、関取が生れないところもあるのだ。

 貴乃花親方は2004年、父の二子山親方(元大関貴ノ花)が運営していた部屋を継承し、貴乃花部屋としたが、それから十数年で3人の関取がいる部屋にしたのは優秀といえる。

 そうした力士育成力の点からみても、貴乃花親方が角界を去るのは惜しいのだ。一本気で組織の輪を乱す貴乃花親方を嫌う親方もいるようだが、そんな思惑によって失ってはならない存在。本人が去ると言っても、協会は全力で引き留めるのが筋ではないだろうか。

(スポーツライター 相沢光一)

 

貴乃花親方の"自爆テロ”の勝算と相撲協会の誤算
岸本貞司2018.9.30 16:00週刊朝日
https://dot.asahi.com/wa/2018093000014.html?page=1

2018093000014_1 角界を去る決意を固めた貴乃花親方(c)朝日新聞社

「あれはイジメだよ。相撲界は惜しい人材をなくした。取り返しがつかない」

「いやいや、大人げない行為を繰り返して周囲の反感を買って孤立し、辞めさせられる、と思い詰めた結果だから。説得しようとした親方もいたのに電話に出なかったそうだし、どうしようもない」

【写真】またもやかき乱された八角親方

2018093000014_2 またもやかき乱された八角親方(c)朝日新聞社

 空前絶後の若貴ブームを巻き起こした平成の大横綱・貴乃花親方が日本相撲協会に引退届を提出したことで、角界関係者からは様々な声が漏れ聞こえてくる。

 協会は7月、すべての親方は五つある一門のいずれかに所属するように決めていた。その締め切りは9月27日。消滅した旧貴乃花一門の親方と無所属の親方たちは所属先が決まったが、9月場所が終わっても貴乃花親方だけ所属先が決まっていなかった。

「かつて所属していた二所ノ関一門に千賀ノ浦親方(元・隆三杉)が働きかけ、『2年後には(理事長選に)立ちません』と誓約書を書くと言っても認められなかった。強硬に反対したのは高田川親方(元・安芸乃島)で貴の兄弟子ですが、2人は仲が悪いんです。全親方の一門所属を義務付けたのは公益法人としてのガバナンス強化と協会側は説明していますが、本音は“貴の乱”を再び起こさせないために囲い込もうとしたわけです。9人の親方の合流を認めた二所としては、ひさしを貸して母屋を取られることを恐れたんでしょう」(ベテラン記者A)

 意外だが、騒動の発端で、引退した日馬富士が所属していた伊勢ケ浜一門も貴乃花親方の合流を検討していたという。

「相撲ファンなら、なぜ伊勢ケ浜親方(元・旭富士)が?と思いますよね。次の理事選に向けて1票上乗せしたかったという判断だったようです(笑)。朝日山親方(元・琴錦)が『ウチに来なさい』と声をかけ、本人も同意したそうですが、横綱白鵬を抱える宮城野親方らが強硬に反対し、結論が出なかった。八角理事長(元・北勝海)預かりで高砂一門で面倒を見たら、という話もあったんですが」(ベテラン記者B)

 角界OBはこう語る。

次のページ 貴乃花は正論を口にするが…
https://dot.asahi.com/wa/2018093000014.html?page=2

「亡くなった北の湖理事長から何度も『俺の次はアイツだ』と聞かされました。あんなに早くこの世を去ると思っていなかったでしょうし、長期政権を考え、次を託すのは貴乃花だとね。それぐらい評価してたんです。たとえば相撲協会の健康保険がありますが、そこに呼び出しを入れないことを貴乃花は問題視し、裏方から慕われていましたよ」

 北の湖親方が2度目の理事長になる直前の大相撲は野球賭博と八百長問題の影響で約50億円の赤字を抱えていたという。そこから、貴乃花という希代の人気者をアイコンにして人気復活を図ったのが当時の北の湖理事長だった。

「貴乃花は正論を口にするくせに、やることが子供っぽい。だけど、あれだけの大スターですから、その知名度を生かさない手はない。彼を、うまく使いこなせる人間が今の協会幹部にはいないということですよ」(前出記者B)

(岸本貞司)

※週刊朝日2018年10月12日号

 

2018.9.27
「貴乃花親方の言い分が正しい」と感じさせる、相撲協会“過去の行状”
窪田順生:ノンフィクションライター
https://diamond.jp/articles/-/180641

電撃引退を表明した貴乃花親方vs日本相撲協会のバトルが新たな展開を迎えた。相撲協会が圧力をかけたか否か、真相はまだ明らかになっていないが、相撲協会の過去の行状を振り返ると、硬直的な組織にありがちな「ネガティブ報道や告発はすべて事実無根で押し通す」という悪しきカルチャーを持っているのは事実だ。(ノンフィクションライター 窪田順生)

もはや日本の風物詩「パワハラ論争」がまたも勃発

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3月に内閣府に提出した告発状について、「事実無根」と認めるように日本相撲協会から迫られたと明かした貴乃花親方。相撲協会側は否定しているが、過去の行状を振り返れば、いかにもやりそうな組織ではある 写真:日刊現代/アフロ

 またしても、「圧力を感じた」「いや、そんなつもりはありませんでした」の無限ラリーが繰り広げられるのだろうか。

 25日に電撃引退(退職)を発表した貴乃花親方。引退の理由は、3月に内閣府に提出した告発状について、日本相撲協会から「事実無根」と認めるように執拗に迫られたからだと会見で明かしたところ、相撲協会側が「圧力をかけた事実はない」と否定。今や日本の風物詩ともなった、やったやらないの「パワハラ論争」が、再び勃発しそうなムードなのだ。

 事実についてはこれから明らかになるのかもしれないが、個人的には貴乃花親方の言い分が正しかったとしても、特に驚くような話ではないと思っている。むしろ、相撲協会という組織の性格を考えれば、「ない」という方が不自然である。

 レスリングの伊調馨選手とコーチが内閣府に告発状を提出した時、日本レスリング協会幹部らが事実確認をせず、脊髄反射で「事実無根」と顔を真っ赤にして主張したことからもわかるように、公益財団法人にとって告発状というのは、読むだけで100日寿命が縮まる「恐怖新聞」のような存在なのだ。

 相撲協会もそれは同様で、貴乃花親方の告発状のせいで、幹部の方たちは3月から枕を高くして寝られない状況が続いている。

 貴乃花親方が告発状を取り下げたのは、あくまで弟子の暴力問題があったからであって、告発した内容が間違いだったと認めたからではない。つまり、告発状はいつ爆発するかわからない「不発弾」のような存在となっていたからだ。

「あいつは大量破壊兵器を持っているかも」という恐怖が、大国を戦争へ突っ走らせるように、恐怖は人間を攻撃的にする。貴乃花親方が世間に触れまわる「恐怖新聞」、もとい告発状の悪夢に悩まされ続けてきた相撲協会幹部が、恐怖から解放されるため、なりふり構わず、貴乃花親方に「告発状はデタラメでしたと言え」などと迫るというのは、実は極めて人間らしいアクションなのだ。

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https://diamond.jp/articles/-/180641?page=2
組織によって異なる論破の際の「パワーワード」

 なんてことを言うと、「立派な元力士ばかりの相撲協会が嘘をつくわけないし、相撲取材歴ウン十年の相撲ジャーナリストの皆さんも誤解だと言っている。すべて貴乃花親方の被害妄想だ」という怒りの声が山ほど寄せられそうなのだが、相撲協会が動いていたのではないかと思わせるような材料は他にもある。

 それは、会見で貴乃花親方が幾度となく発したこの表現である。

「告発の内容は事実無根な理由に基づいてなされたものであると認めるようにとの要請を受け続けておりました」

 これを耳にした時、いかにも相撲協会らしいと確信をした。「事実無根」というのは、彼らのパワーワードだからだ。

「はい、論破」ではないが、皆さんの職場にも、いつも同じようなフレーズで相手を説き伏せようとするおじさんがいるのではないだろうか。人間というのは誰しも、「反論」をする際の“決めゼリフ”を持っているものだ。

 実はこれが「法人」にも当てはまるということを、筆者は広報アドバイスの仕事をしているうちに気づいた。マスコミの報道に対して反論をする、抗議文を送るなんて時の表現や言葉のチョイスには、その組織のカルチャーがモロに反映されるのだ。

 例えば、一般消費者に近く、日常的にクレームの嵐に晒されているような組織は、「正確な報道ではなくて残念です」「どうも誤解されているようなので、正しい情報を伝えさせていただきます」なんてニュアンスで、やんわりと怒りや不快感を伝える。

 それに対して、利権を独占して競合もおらず、常日頃からマスコミにチヤホヤされているような組織の場合、「悪質な虚偽報道で大変遺憾である」なんて感じで、かなり頭が高くなることが多い。この後者の典型が、相撲協会である。

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相撲協会が連発してきたマスコミ宛抗議文に見るパターン

 こういう人たちの考える「広報」は、「外部とのコミュニケーション」ではなく、「自分たちの正しさを世間に知らしめる手段」なので、勢いどうしても言葉が強くなる。そのため、まるで法廷闘争のように、“100%ノー”という打ち消しになりがちなのだ。

 例えば、昨年の元横綱日馬富士の暴行を巡って、相撲協会と貴乃花親方がバトルを繰り広げていた際にもさまざまな報道がなされたが、その度に相撲協会は、マスコミ各社に抗議文を送付している。

 その中で使われていた表現をざっと以下に抜き出そう。

「明確な誤り」「完全に事実と異なる」「極めて悪質で、背信的」「全くの事実無根の内容」「報道の名に値しないもの」

 とにかくやたらと相手の非を強調し、自分たちこそ正義だという主張をする「クセ」が強いのである。

 相撲は国技であり、日本人の誇りなんだから、デタラメな放送や報道をされてヘラヘラ笑っていられるかという、相撲ファンのお叱りが飛んできそうだが、筆者は誤報であってもスルーせよなどと言いたいわけではない。

 ただ、日馬富士暴行報道に関しては、相撲協会側の対応にも大きな問題があった。貴乃花親方という希代のスターと情報戦を繰り広げている中で、確たる証拠を出すこともなく、ここまで断定的かつ独善的に物事を言い切ってしまうというのは、あまりにも杜撰である。そこにはやはり、相撲協会という組織カルチャーが大きく関係しているということを申し上げたいのである。

 実際、この傾向は昨日今日始まったものではない。例えば、2007年に「週刊現代」が八百長疑惑を報じた時にも、「事実無根」の一言をゴリゴリ押して提訴。10年に発行元の講談社から賠償金を勝ち取った際には大ハシャギで、これまた「事実無根」を世にふれまわったものの、翌年にはガチンコの八百長問題が発覚して巡業停止にまで追い込まれ、今でいうところの大ブーメラン状態にもなっている。

 いずれにせよ、ロクに事実関係を調査しないまま、「事実無根だと認めよ」とゴリゴリ迫る姿は、これまでの相撲協会という法人のプロファイリングにピタッとマッチするのは事実だ。

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https://diamond.jp/articles/-/180641?page=4
企業のクーデターでもありがちな「非公式の説得」だった可能性も

 仮に「協会」として動いた痕跡がなくとも、裏で非公式に一部役員がプレッシャーをかけていた可能性も十分にありえる。

 企業のクーデターや派閥争いでも、敗れた側の社員たちに、新体制への忠誠心があるのかを「査定」する”お目付役”がつくことは決して珍しい話ではない。彼らは時にファイティングポーズを崩さない者に対して、「意地を張らず、こっちのグループにつけ」と説得工作を行う。

 一般の日本企業でもいまだに見られる、しょうもないパワーゲームが、企業よりも硬直して流動性のない相撲協会で起きないとする理由が見当たらない。それが、厳密に貴乃花親方が言うような「圧力」だったかどうかはさておき、「相撲協会の平和と安定」のため、「告発状を貴乃花親方に嘘でしたと認めさせる」という特命を帯びて動いた人々がいても、なんら不思議ではないのだ。

 そう考えると、今回の貴乃花親方の電撃引退というのは、そんな「特命係」による「あの告発状はデタラメでしたって一言言ってくれれば、弟子のためにもなるし、一門みんな丸く収まるんだから、な、な」という説得工作の失敗かもしれないのだ。

 もちろん、一部の方が指摘するように、これが全て貴乃花親方の脳内で繰り広げられている妄想であるという可能性も、現段階では否めない。

 果たして、角界を揺るがす大一番の行方はどうなるのか。今後、どんな情報戦が繰り広げられ、事実が暴露されるのか、注目したい。

 

八角理事長、会見で「~するつもりだった」連呼 貴乃花退職決まってからの発言に疑問の声
2018年10月1日 19時56分 J-CASTニュース
http://news.livedoor.com/article/detail/15384871/

2cc3e_80_f4632169_d62d585d 9月25日に会見した貴乃花親方

日本相撲協会が2018年10月1日に会見を開き、この日の臨時理事会で決定した貴乃花親方の退職について説明した。

会見で八角理事長は、貴乃花親方への対応に関して「~するつもりだった」と考えていたことを連呼。これにインターネット上では、「つもりってことは心の中で思っていただけ」などと疑問の声が漏れた。

「決まるまで待つつもりでいました」
退職の一因となったのは5つある一門いずれかへの所属義務。貴乃花親方は9月25日の会見で、「所属一門を決めなければ部屋を持つことができない旨の決定が7月の理事会でなされた」としていたが、八角理事長は「理事会で決めることだからと(無所属の親方を)締め出すようなことは当然できません」として否定。また、

「私たち協会本部は、貴乃花親方と直接面会して話をしたいと思いました。一門所属の件も直接会って説明したいと思いました」
「(期限の)9月27日の理事会までに所属一門が決まらなくても、決まるまで待つつもりでいましたし、決まらなければ、貴乃花親方を高砂一門(編注:八角理事長が所属)で引き受けることを一門のみんなで話すつもりでした。すべての一門が引き受けることを協議しようと考えていたと思います」

と、自身にも考えがあったことを明かした。

同席した尾車事業部長も「9月27日までに決まらなくても師匠を辞めなくてはいけないなんてことは、まったくありません。理事長が言ったように待つつもりでした。私の一門でも要請があれば受け入れていました」と八角理事長の言葉を繰り返している。

八角理事長は、高砂一門で受け入れる用意があることを、協会の顧問弁護士を通じて貴乃花親方の代理人弁護士に伝えていたという。だがその後、親方本人からは結局連絡がないまま今日を迎えた。八角理事長は「色々ありましたが、いつか協会を一緒に引っ張っていくと思っていただけに残念でなりません」と心境を明かした。

「相手に伝わっていなければ意味がない」
しかし、退職決定後に「つもりだった」「したいと思った」と繰り返した八角理事長。「後出し」で腹案を明かした形となり、協会トップでありながら自己弁護のような態度をとったことに、ツイッター上では、

「つもりってことは心の中で思っていただけ。何とでも言えるよね」
「つもりだった! はじめから言えばいいのに便利な言葉だね」
「八角親方の会見。『つもり』『つもり』ばかりの発言! そう思ってたって事でしょう? 言い訳ばかりの内容でした」
「八角理事長の『つもりでした』は小学生の言い訳にしか聞こえない」
「『つもりだった』内容はこの話が各親方に伝わったつもりだった時、貴乃花親方に伝わっていたのでしょうか。きちんと相手に伝わっていなければ意味がないです」

と疑問の声が相次いでいた。

今回の問題では、貴乃花親方と協会側との認識の食い違いがいくつも浮き彫りになった。八角理事長は引退届の提出を発表した貴乃花親方の会見を見た時、「なんで辞めるんだろうと最初に思いました」という。

 

貴乃花親方追い込んだ相撲協会の裏指令「まるで追い出し部屋」
記事投稿日:2018/10/02 00:00 最終更新日:2018/10/02 00:00
https://jisin.jp/sport/1669180/

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日本相撲協会に引退届を提出したと発表した貴乃花親方(46)。9月25日に会見を開き、「真実を曲げて『告発は事実無根である』と認めることは、私にはできません」と告白。平成の大横綱とまで呼ばれた親方は、無念を押し殺すかのように何度も「真実」という言葉を繰り返していた。

「発端は、昨年10月に起きた元横綱・日馬富士関(34)の暴行事件でした。弟子の貴ノ岩関(28)を傷つけられた親方は、不祥事に対する日本相撲協会の対応を問題視。今年3月、内閣府に告発状を提出しました。いわば協会に反旗を翻したかたちです。このことがきっかけとなり、彼を角界から排除しようと考える派閥が生まれました。理事たちは『お前のせいで公益団体じゃなくなったらどうするんだ!俺たちが飯を食えなくなるだろ!』と貴乃花親方を罵っていたそうです」(相撲関係者)

日馬富士の暴行騒動で理事を解任させられた貴乃花親方は、弟子の貴公俊(21)による殴打事件が発覚したことで告発状を取り下げることに。そして、平年寄まで降格させられることとなった。この時点で、貴乃花親方は“白旗”を上げたも同然。だが、協会はそれでも手を緩めなかった。7月、相撲協会は『どの部屋も5つある一門に所属しなければいけない』という新ルールを決定。8月には貴乃花親方へ『告発状の主張は事実無根の理由に基づいてなされた』とする書面を届けた。

「貴乃花親方は『一門に入るための条件として、告発内容は事実無根であったと認めるようにとの要請を受け続けてきました』と主張。これに対して相撲協会は『要請する表現は一切ない』と反論しています。しかしこれはまるで“追い出し部屋”と同じ。やめろと直接的な表現こそしていませんが、間接的には辞めざるを得ないようになっていたのです。相撲協会は彼が認めることのできない要求をあえて送ったのでしょう。なぜなら、5つの一門は相撲協会の意に反する行動がとれないから。貴乃花親方が協会からの要求をのまない場合、5つの一門も彼を受け入れられないというわけです。つまり文書には5つの一門へ『貴乃花親方は協会に逆らった』と伝える“裏指令”も込められていたのです」(後援会関係者)

元大相撲関脇の貴闘力忠茂氏(50)は26日放送の「スッキリ」(日本テレビ系)に出演。そこでこんな爆弾発言をしていた。

「クビになるとき、理事全員いる前で『協会に不利益になること言ったら子供が相撲取りになるんだから。お前ちゃんと静かにしとけよ』と言われて……。それで今までずっと我慢していたんです」

実際、貴乃花親方も会見で「苦渋の決断ではありますが、何より弟子たちの将来を見据えて断腸の思いです」と語っている。前出の後援会関係者はこう続ける。

「残される弟子たちの未来は、相撲協会次第。いわば人質です。貴乃花親方もそう考えていたようで、悩み続けていました。弟子たちがどの一門に入るのかは、9月27日までに決めなければなりませんでした。もし決められなければ、彼らはバラバラに配置させられる可能性があったのです。貴乃花親方は、それだけは避けたかった。だから引退することで、弟子全員を千賀ノ浦部屋に受け入れてもらおうとしたのです」

すべてを失った貴乃花親方。現在は妻・景子さん(53)とともに失意のうちにあるという。

「景子さんは貴乃花親方の決断に無言で頷いたそうですが、やはり断腸の思いだったでしょう。会見後、彼女はすっかり憔悴しきっていました。そして貴乃花親方も『もう静かに暮らしたい』と……。あまりにも無念です。それでも親方は部屋の土俵を残すと言っていました。それに『ちびっこ相撲は続けていきたい』とも言っていました。相撲協会から離れ、純粋な気持ちで相撲と向き合っていきたいのではないでしょうか」(前出・相撲関係者)

 

阿武松審判部長 貴乃花親方の退職に「本心で言えば無念です」 かつて貴乃花一門に所属
https://www.sponichi.co.jp/sports/news/2018/10/01/kiji/20181001s00005000400000c.html

20181001s00005000398000p_view 阿武松審判部長 Photo By スポニチ

 かつて貴乃花一門に属した元関脇・益荒雄の阿武松審判部長は1日、両国国技館で取材に応じ、「本心で言えば無念です」と貴乃花親方の退職に視線を落とした。

 この日、日本相撲協会が配布した臨時理事会の概要によると、「一門への所属」という新規則を決めた7月26日の理事会で、阿武松親方を無所属の親方衆への伝達役に決めたという。阿武松親方は8月上旬になって貴乃花親方に説明。これに対して貴乃花親方は、一門に所属しなければ廃業になると認識。協会による「圧力」と捉えたもようだ。

 協会が設定した期限は7月の理事会から約2カ月後。阿武松親方は9月の秋場所後半になり東京都江東区の貴乃花部屋を訪れたことを明かし、「私はもう精いっぱいの説得をした。私の力不足です。残ってほしかった、本当に」と肩を落とした。

 協会が報道陣に配った資料には「無所属の親方たちの所属先は、だんだん決まっていって、最後に、貴乃花親方が残りました。しかし、9月の理事会までに決まらなくても、それで師匠をやめなくてはいけないなどということは、まったくありませんでした。決まるまで待つつもりでした」とある。

 貴乃花親方が会見した25日の後、八角理事長は貴乃花親方の顧問弁護士らに各一門が門戸を開いていると伝えたという。ただ、ある親方は「(貴乃花親方を受け入れることになった場合は)俺が出る」と断固拒否。アレルギーのある親方もおり、実際は全ての一門が受け入れられる状態ではなかった。

 最も大事なのは大相撲を支えるファンの思い。審判として館内に姿を見せると、人気のある関取と同じぐらいの大きな歓声が送られていた。阿武松親方が説得した時の言葉に「9月の理事会までに決まらなくても、それで師匠をやめなくてはいけないなどない。決まるまで待つ」とあれば、現役を引退しても絶大な人気を誇る大スターが角界から去るような異常事態にはならなかったように思う。

[ 2018年10月1日 21:18 ]

 

貴乃花親方の手元には相撲協会の暗部をえぐる爆弾がある
2018年10月2日 7時0分 NEWSポストセブン
http://news.livedoor.com/article/detail/15386387/

Ecd3f_759_5ea81f4c_052aa342 弟子の貴ノ岩は何を思う(共同通信社)

 9月25日に引退会見をおこなった貴乃花親方と、元々は“シンパ”とされてきた親方衆の間には、距離ができてしまっていた。若手親方の一人はこういう。

「阿武松グループと協会執行部側の接近を取り持ったキーマンは、今年2月の理事選を前に時津風一門を離脱し、“貴シンパ”として知られた錣山(しころやま)親方(元関脇・寺尾)だったようだ。阿武松親方(元関脇・益荒男)と錣山親方、そして八角理事長(元横綱・北勝海)は1979年初土俵の同期。相撲教習所でも一緒だった。日馬富士の事件以来の混乱を収束させようと、『同期3人で手打ちがあったのではないか』──貴乃花親方はそう不信感を抱いていたようだ」

 協会執行部との対立の末、春場所中に弟子の貴公俊が暴力問題を起こし、貴乃花親方はヒラ年寄まで降格される屈辱を味わった。

 3月に3期目の八角理事長体制がスタートして以降は、「場所中も審判部の控室で壁の方を向いたまま、誰とも話そうとしない」(講演会関係者)という状態が続いていた。盟友といわれた玉ノ井親方(元大関・栃東)や浅香山親方(元大関・魁皇)、湊親方(元前頭・湊富士)らとも必要最小限の会話しかしていなかったという。

「周りには一切、相談をしないからか、部屋の中も混乱してギクシャクしていた。8月の夏巡業中には、四股の指導をされていた弟子の一人が反抗的な態度をとったことで、かなり険悪な雰囲気になったこともあったという。引退会見にしても、妻・景子さんに何の相談もなく一人で決めたことだった」(ベテラン記者)

 協会内で孤立が進んだことが、電撃引退会見の背景にあるのは間違いない。ただ、この急展開に焦ったのは貴乃花親方だけではなく、協会執行部サイドも同じだった。

 7月の理事会での「一門への所属」を求める決定は、6月に一門を解消したばかりの貴乃花親方と阿武松グループを分断する強烈な“張り手”に見えるが、「引退は協会にとって計算違いだった」(元親方)とみられている。

「執行部としては、貴乃花親方の首に鈴を付けて、一門の枠組みに押し込めたいという意図だったと思う。しかし、追い出すつもりまではなかった。9月27日の理事会では、新たに一門に所属する親方衆の申し出を承認したうえで、無所属のままの親方の行き先を調整するつもりだったはず。“即引退”という玉砕に打って出るとは思っていなかった」(同前)

 協会側が“貴乃花追放”まで考えていなかったのは、単に世論の反発を恐れたからではない。貴乃花親方の手元には、協会の暗部をえぐる“爆弾”があるとみられているからだ。

◆陰のスポンサー

「貴乃花部屋は、協会スキャンダルの“ネタ元”になる元職員を複数、囲っている。体制が変わったときに確執が生じて協会から放逐された金庫番といわれた元幹部職員や“女帝”と恐れられた女性職員などを雇い入れてきた。それにより、協会の機密文書の内容やカネの動きなどの裏事情をほとんど把握している。

 国技館の改修工事業者の決定をはじめ、メインバンク選び、自動販売機の設置から売店の納入業者の選定まで、細かなものも含めて協会周辺には“利権”になり得るものが数多ある。新たな告発のネタには事欠かないはずだ」(同前)

 さらに貴乃花親方は、故・北の湖理事長の懐刀で、現執行部と激しく対立する元協会危機管理顧問とも関係が深いとされる。そのことにも、協会側は疑心暗鬼を深めている。

 貴乃花親方の引退会見が、「六本木の弁護士事務所」で行なわれると聞いた執行部サイドでは“泥沼の法廷闘争に持ち込むつもりでは”という観測も流れた。

 引退会見で貴乃花親方は、「協会と争うつもりはない」と強調したが、「その言葉を額面通りには受け取る関係者はいない」(前出の若手親方)というのだ。

 協会が書類上の不備を理由に貴乃花親方の引退届を受理しないことについても、「無断欠勤扱いにして、ペナルティとして退職金をカットするつもりでは」(スポーツ紙デスク)という見方がある一方、貴乃花親方を野に放つことを危惧して、混乱があるようにも見える。

※週刊ポスト2018年10月12・19日号

 

相撲協会の「パワハラ」に耐え抜く貴乃花親方の男気
小林信也(作家、スポーツライター)
https://ironna.jp/article/9305

 元日馬富士による傷害事件以降、日本相撲協会との対立が続いていた貴乃花親方の「独り相撲」が終わった。弟子の十両、貴公俊が付け人を暴行した問題が発覚したことで、これまでの姿勢を一変させ、日本相撲協会の処分後には「弟子の育成と大相撲の発展のためにゼロからスタートしてまいります」という談話まで発表した。

 その真摯(しんし)な反省ぶりは当然とも言えるが、なかなかできることではない。とはいえ、貴乃花親方にとって愛弟子の暴行問題はまさに青天の霹靂(へきれき)であり、最もあってはならない出来事だった。この件については言い訳をせず、逃げ道も探さなかった。報道陣に向かって真っすぐ謝り、責任をすべて自分に向けた姿勢を世間はどう受け止めただろうか。

 貴公俊の暴行が発覚するまで、貴乃花親方と相撲協会の確執は一層深まり、春場所中には無断欠勤や奇行ぶりなど勤務態度がたびたび問題視され、協会だけでなくメディアからも厳しく非難された。頑(かたく)なに対決姿勢を貫いていたことを思えば、貴乃花親方の「軟化」は驚くべき変化である。

 貴公俊に最悪の処分が下ることを案じた親方なりの精一杯の思いとも理解できるが、これまで日本相撲協会に「角界改革」を突きつけて戦ってきただけに、心中を察するには余りある。

 ところが、これまでの報道をみる限り、メディアは貴乃花親方へのバッシングをどんどん強め、まるで「鬼の首を取った」かのような論調を展開した。貴乃花親方の謝罪で図に乗る親方衆、相撲評論家らの傍若無人(ぼうじゃくぶじん)ぶりは見るに堪えない。3月28日付スポーツ報知は、次のように報じている。

 日本相撲協会の役員以外の親方で構成される年寄会が28日に臨時年寄総会を開き、その後、貴乃花親方(45)=元横綱=へ「降格」以上の厳罰を求める意見書を執行部に提出する動きがあることが27日、分かった。年寄会は、春場所中に無断欠勤を重ね、8日目(18日)に弟子の十両・貴公俊(たかよしとし、20)の暴行が発覚するなどした同親方を問題視。臨時総会では降格のほか、「解雇」に相当する「契約解除」など厳しい処分を求める声が上がる見込み。

 一読して、疑問符ばかりが浮かぶ。あれだけ頑なだった態度を一変させ、誠心誠意謝罪に努める貴乃花親方に対して、ここまで言うのか。メディアも、どんな意図と根拠を持って、このような報道で煽(あお)るのか。

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2018年3月、京都市内のホテルで行われた貴乃花部屋の千秋楽パーティーに出席し、報道陣の質問に耳を傾ける貴乃花親方

 このように人の心の機微が理解できない、人間関係の思いやりを持たない「イジメっ子」たちが、今の角界には溢(あふ)れている。このことが相撲界を揺るがす深刻な問題の温床だと、いみじくも露呈している。

次のページ 貴乃花親方への「パワハラ」?
https://ironna.jp/article/9305?p=2

 貴公俊の暴行問題が起こる直前、日本相撲協会と貴乃花の関係は冷え切った状態だった。例えば、3月14日付スポーツ報知は次のように伝えている。

 春場所の欠勤を初日から続けている大相撲の貴乃花親方(45)=元横綱=に、出勤要請を出したことを14日、日本相撲協会の春日野広報部長(元関脇・栃乃和歌)が明かした。
 協会によると、2日目の12日に貴乃花親方から連絡が入り、元横綱・日馬富士関の暴行事件で被害者となった弟子の貴ノ岩に関して、医師と連絡を取る必要があり、役員待遇委員として役員室に常時滞在することは極めて難しい旨が伝えられたという。だがその主張を「出勤しない理由にはならない」と協会側は同親方に連絡。3日目の13日夜に再度、協会への返答があったが「体育館(エディオンアリーナ大阪)で柔軟に対応する」という趣旨で、役員室へ常駐する意思は示されていなかったという。
 これを受けて協会側は欠勤を認められないと判断。「今後出勤するように理事長名で指示します」(春日野部長)とした。また貴乃花親方とは12日の段階から電話がつながらず、FAXでの文書のやり取りで連絡をとっているという。同親方は1月に初の理事解任処分となった際に、協会からの電話に出ることも求められていた。

 貴乃花親方が春場所直前、内閣府に「告発状」を提出したことも、協会が態度を硬化させた背景にある。3月18日付デイリースポーツによれば、

 職務放棄が問題となっている貴乃花親方(45)=元横綱=が17日、役員室に3日連続で入り、最短25秒で退室し、会場を後にした。15日は数分、16日は1分未満の役員室滞在だったが“記録”を更新。3日連続の“超速早退”に協会側はついに最後通告となる文書を突き付けた。

 女子レスリングのパワハラ騒動に関して、筆者は「両者を公平に扱ってはいけない」と指摘した。「パワハラを受けた」と感じている側の言い分をまず存分に聞くべきであって、パワハラをしていると告発された側は一方的に否定したり、被害者の気持ちを踏みにじる言動、行動があってはならない。ところが、貴乃花親方の場合、親方の訴えは全く受け入れられることなく、全否定され、むしろ断罪され続けていたのである。

F944eee4ba8260b2542c4dcde2ca7b08 2018年3月、日本相撲協会の危機管理委による事情聴取を終え、会場のホテルを出る貴公俊関(左)。右は貴乃花親方

 貴乃花親方をめぐる一連の騒動を「日本相撲協会」対「貴乃花」の正義をかけた戦い、次の理事長選も見据えた「勢力争い」のように見る向きが多かった。それだけ貴乃花親方は孤高の存在感であり、横綱としての実績も大きかった。世間もメディアも、いや筆者自身も勘違いしていたが、実は一連の騒動が「日本相撲協会による貴乃花へのパワハラだったのではないか?」と今は思っている。

 「貴乃花親方は立場ある人間だからパワハラとは言えない」「協会の人間として大相撲の発展に努めるのは当然」という声も聞こえてきそうだが、貴公俊の暴行問題が起きるまでの貴乃花親方の表情や心理状態を察すると、まさに孤立無権であり、組織の権力によってどんどん追い込まれ、自らの主張を一切封じられた状況ではなかったか。そして、ついには理事という立場まで奪われたのである。まさに日本相撲協会による「パワハラの構図」だったと言えないだろうか。

次のページ 正論を権力に踏みつぶされる現実
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 日本相撲協会という強大な組織を相手に、貴乃花親方と言えども、たった一人で戦えるはずがない。権力側が自らの権力を行使すれば、一人の情熱や正論など蹴散らされ、踏みつぶされる現実をこの数カ月で私たちは見せつけられてきた。

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2018年3月、大相撲春場所を直前に控え、朝稽古に励む十両貴ノ岩

 何より貴乃花親方は、大切な弟子を酒席とはいえ現役の横綱に凶器を持って殴打され、重傷を負わされた被害者である。その被害者がいつしか「極悪人」のように扱われ、理事を解任された。それだけを切り取っても単純におかしい。貴乃花親方は事件を知ってすぐ警察に届けたが、協会に対しては協力しなかった。その初動対応を協会側は根に持ち、貴乃花親方への反発を強め、相撲評論家たちまでも一丸となって「親方のやり方はまずかった」と口をそろえたのである。しかし、現に相撲協会は、日馬富士の暴行を知りながら公表せず、日馬富士を土俵に上げて九州場所を開催した。その責任はなぜかうやむやになり、協会批判を繰り返した貴乃花親方だけが重い処分を科せられたのである。

 本来は第三者的な組織で、理事会側と貴乃花親方の双方から話を聞いて判断すべきだったが、裁定したのは理事会の上位組織である評議員会だった。協会の意向に沿って処分を承認したことは想像に難くない。これもおかしな話である。「パワハラ」という認識があろうとなかろうと、評議員会は本来、理事会側の言い分だけを鵜呑(うの)みにするのではなく、貴乃花親方の訴えや気持ちを存分に聞くべき立場である。それもしていない。貴乃花親方は、苦しみを訴えれば訴えるほど、否定され、非難されたのである。

 パワハラの観点から見れば、相撲協会と貴乃花は「パワハラをする側とされる側の関係」が成り立っている。規則を盾にすれば権力側はいくらでも要求し、支配し、冷遇し、心身ともに追い込むことができる。前述した新聞記事を改めて読み直せば分かると思うが、パワハラにもがき苦しむ貴乃花親方の哀切を思いやる気持ちなど、そこには一切うかがえない。メディアの多くも、日本相撲協会の片棒を担ぎ、パワハラに加担したのである。

 自業自得とばかりに、相撲協会は上から目線の通告を繰り返した。パワハラの空気が充満する役員室に足を踏み入れることが、貴乃花親方にとっては苦痛そのものだったに違いない。それなのに、そうした心情や、権力者側によって作られたハラスメントの状態が容認される。こうした認識の鈍さ、配慮のなさが、日本社会に根強くはびこるパワハラの温床だと、私たちは気づき、学ぶべきではないのだろうか。

 むろん、貴乃花親方自身は「パワハラ」という言葉を一切使っていない。それは自分の尊厳でもあり、相撲協会への思いの表れかもしれない。だが、貴乃花親方が終始訴えていたのは、権力側の不当な「パワハラ」に通じる。

次のページ 問題は終わっていない
https://ironna.jp/article/9305?p=4

 貴乃花親方は貴公俊の暴力問題が発覚して、素直に謝罪し、これまでの姿勢を改めた。ある相撲リポーターは「やっとツキモノが取れた」と表現した。相撲界の改革を求め、確信を持って問いかけ続けてきた貴乃花親方に対して、あまりに失礼な言葉である。貴乃花親方の訴え方に一考の余地はあっても、一貫して主張した内容は理に適っている。むしろ、日本相撲協会が猛省し、改めるべきことが山ほどある。だが、協会は数の力でこれを退け、自分たちこそ正論、正道との態度を変えていない。そんな愚かな現実が放置され、何か発展はあるのだろうか。

 「一兵卒としてやり直す」とまで語り、先の記者会見でも「頑(かたく)なな姿勢を取ってしまった」と貴乃花親方は反省の言葉を繰り返した。貴乃花が態度を改めたことで、一連の騒動は結末を迎えた格好だが、相撲協会は「完全勝利」をアピールする一方、貴乃花の「独り相撲だった」というシナリオで幕を閉じるつもりだろう。

 だが、この問題は決して終わってなどいない。貴乃花親方一人の問題ではなく、間違いなく協会全体の問題である。貴乃花という「仮想敵」がいなくなった今こそ、相撲協会の根本的な体質が問われるべき段階に入ったと言える。

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2018年3月26日、日本相撲協会の理事長に3選され、記者会見する八角理事長

 幸い、3月28日の年寄会では、「貴乃花親方の契約解除を求める決議」までは出なかった。安堵(あんど)するというより、そんな理に合わない怒りをあらわにする次元が悲しすぎる。「大相撲を発展させたい」「角界を変えたい」と声を上げた人間を、たとえ「意見が合わない」「その改革が実施されると自分の権益が失われる」といった不利益があったにせよ、寄ってたかって攻撃する構図は、旧態依然とした相撲協会の「縄張り意識」が根底にあったと言えよう。

 一連の騒動を振り返って、貴乃花親方の信念が封殺される状況を歓迎してはならない、とつくづく思う。貴乃花自身の「完敗宣言」に乗じて、まるで「自分たちが正しかった」と図に乗るような輩がのさばる世の中に未来などない。

 

2017.12.28
貴乃花親方バッシングに見る相撲協会とマスコミの「狂気」
窪田順生:ノンフィクションライター
https://diamond.jp/articles/-/154602

マスコミが連日垂れ流す貴乃花親方バッシング。まるで集団リンチのような暴行事件そのものよりも、貴乃花親方の言動の方がはるかに問題だ、とでもいうような風潮が出来上がってしまっている。ここには、日本社会が蝕まれている重大な「病」が潜んでいる。(ノンフィクションライター 窪田順生)

何も語らぬ貴乃花親方に向けた バッシングが止まらない

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冷静に考えてみれば、横綱も同席した場で起きた、まるで「集団リンチ」のような事件よりも、貴乃花親方の言動ばかりが問題視される風潮は、狂っているとさえ言える。この狂気は、日本社会が長らく蝕まれてきた「病」で、非常に厄介なものだ 写真:日刊スポーツ/アフロ

 日本型組織の「制度疲労」から来る不正や不祥事が連発した2017年もようやく終わりを迎えようかという年末、最後の最後に日本型組織のクレイジーさを象徴するような「騒動」が起きてしまった。

 今日、日本相撲協会から重い処分が言い渡される貴乃花親方に対し、連日のように行われている「バッシング」である。

 貴乃花親方が何も語らぬのをいいことに、「協会関係者」なる人物たちが好き勝手に貴乃花親方をディスり、それをマスコミがノンフィルターで右から左へ垂れ流すという、見ていてあまり気持ちよくない「印象操作」が続いているのだ。

 わかりやすいのは、貴乃花親方の聴取が行われた翌日、マスコミが報じた「協会関係者」なる人物の主張だろう。「警察から協会に事情を伝えた方が正確だ」という趣旨のことを親方が主張していることに対して、こんな調子で一蹴した。

《「そんな話は世の中に通じないだろう」と述べ、巡業部長としての責任を果たしていないとの認識を示した。》(日テレNEWS24 12月26日)

 翌日になると、この聴取で貴乃花親方が、「自分は間違っていない」とダダッ子のように主張したという情報が相撲協会からリークされ、再び「協会関係者」が登場。誰も頼んでいないのに、ワイドショーのコメンテーターばりに「論点整理」を行っている。

「協会の執行部が事態を把握したあと理事会にすぐに報告しなかった方が問題だ」(日テレNEWS24 12月27日)

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https://diamond.jp/articles/-/154602?page=2
貴ノ岩の主張が正しいならば事件は「集団リンチ」である

 こういう報道ばかりが世に溢れると、素直でピュアな日本人は、なにやらこの騒動の元凶は、非常識で、組織人失格の貴乃花親方にあるような気がしてしまう。事実、ワイドショーに出ている相撲記者歴ウン十年みたいなロマンスグレーのおじさま方や、評論家のおじさんたちは、「こんなワガママは組織人として許されませんよ!」とか声を張り上げている。

 だが、筆者に言わせると、これは完全に相撲協会側の「印象操作」がもたらしたミスリードだ。

 今回の騒動で本当に「問題」なのは、貴乃花親方による報告がなかった云々ではない。

 白鵬という、この世界の絶対的権力者が、日馬富士が貴ノ岩をボコボコに殴っていた間も、ずっとそれを見ていたということ。さらに、現場にいた力士たちと、被害者である貴ノ岩の主張が完全に食い違っているということだ。

 もし貴ノ岩の主張が正しければ、これは日馬富士による単なる暴行事件ではなく、大横綱・白鵬の「この生意気な奴に体で分からせてやれ」という思いを「忖度」した、横綱や力士たちによる「密室の集団リンチ」である。

 このような組織内の絶対権力者が関与した犯罪を、組織内で断罪することが困難を極めるというのは、さまざまな事例が証明している。たとえば、シリコンバレー発の最先端企業Uberでも、「ハイパフォーマー」と呼ばれる超エリート社員にセクハラされた女性が人事部に訴えたところ、「キミのことを切ろうと思えばいつでも簡単に切れる」と逆に脅され、この女性はクビに追いやられた。

 もし貴ノ岩と貴乃花親方が暴行発覚後に協会にすべてを打ち明けても、彼らの主張はネグられ、日馬富士と白鵬という「ハイパフォーマー」を擁護するような対応が行われた可能性が高いのだ。

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https://diamond.jp/articles/-/154602?page=3
マスコミはなぜ相撲協会の思惑に乗るのか?

 なぜ「殴られる理由がない」と主張する貴ノ岩がボコボコにされる間、白鵬はカラオケのリモコンという凶器が登場するまで止めなかったのか。「問題」の根っこはここにあるのではないか。

 今年1月、貴ノ岩は白鵬から初金星を挙げた。そのおかげで、白鵬は優勝を逃している。そのようにメキメキと頭角をあらわしてきた後輩を、説教の末、密室で「かわいがり」を行えば、かねてから囁かれる「モンゴル勢の星の回し合い」が疑われても仕方がない。

 このあたりを追及するために、マスコミが白鵬を連日追いかけ回すのなら分かるが、現実には、マスコミは貴ノ花親方を追いかけ回して、やれ「非常識だ」「態度が悪い」「ここまでくると異常だ」と大騒ぎをしている。

 要するに、大横綱がからむ「集団リンチ」の真相究明ではなく、「組織への報告がない」ことの方が「問題」だというのだ。

 完全に狂っている。では、なぜ狂ってしまうのか。

 相撲協会は興行のドル箱である白鵬や鶴竜という横綱にこれ以上、ネガティブイメージを付けたくないという思惑があるが、マスコミまでが、なぜかその思惑に丸乗りし、貴ノ花親方バッシングに加担をしている。

 バカなのか。いや、バカではない。実は相撲協会とマスコミはある一点で非常によく似ている。それは「極度に閉鎖的なムラ社会」だということだ。「ムラ社会」というのは基本的に、貴ノ花親方のようなタイプの人間は大っ嫌いである。「ムラ」の秩序を乱す者は、組織の総力を挙げて潰さなくてはいけない。

 その逆に、少しくらいの不正、少しくらいの暴行などを行っても、それが「組織のため」という大義名分があれば、「ムラの功労者」として表彰される。後輩をボコボコに殴った日馬富士が「礼儀を教えるため」だと述べたことに対して、「男らしくて立派だ!」「引退なんてしなくていい!」ということをおっしゃる方がいるのが、その証左だ。

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https://diamond.jp/articles/-/154602?page=4
ムラの論理という「病」に蝕まれている日本人

 この「ムラの正義」は日本の伝統みたいなもので、たとえば、古くはロッキード事件の時の大企業が分かりやすい。事件が摘発され、某大手商社の総務課長と、秘書課長が逮捕された。2人は事件への関与が疑われた同社の会長や専務の自動車行動表などを破り捨て、「証拠隠滅」を図ったという容疑だった。2週間近く拘置されて釈放された2人は、会社のあちこちから「ごくろうさま」と声をかけられ、「英雄」として祝福された。若い社員が当時、「朝日新聞」の取材にこう述べている。

「企業防衛のために、トップの指示に従った社員が逮捕されるなんて……。僕がその立場だったら、同じことをしていた」(朝日新聞1981年1月5日)

「ムラ社会」では、「ムラ」を守る人は常に清く正しい。その逆に「ムラ」を裏切る人間は、私利私欲にまみれて汚れているとされる。業界の不正や悪習を「内部告発」した人間が総じて激しいバッシングに遭うのは、この「ムラの論理」があるためである。

 こういう考えは閉鎖的な業界であればあるほど強い。相撲協会はその典型だが、実はマスコミも負けていない。記者クラブ制度に代表されるように、この世界では、「ムラ」に入らないと情報にアクセスすらできない。

 つまり、貴ノ花親方へのバッシングというのは、相撲協会とマスコミという2つの「ムラ社会」が、「ムラの秩序を乱す者への憎悪」をこじらせた結果なのだ。

 なんてことを言うと、マスコミや相撲協会を特殊な社会だと言っているように思うかもしれないが、そんなことはない。「ムラの論理」というのは、何もこれらの業界だけではなく、日本社会全体が長い歴史の中で侵されてしまっている「病」のようなものだからだ。

 1921年、「タイムマシン」「宇宙戦争」などで知られる作家H.G.ウェルズが、「増子」と「野口」という2人の日本人と会って、教育について議論をした。その際にこの2人の日本人は自国の教育について、このように述べたという。

「日本人が子供を育てる方法は欧米の夫れと全く正反対である。日本人はその子供を本来の性質とまったく異なった方向に向けて了ふ。日本人の中心思想は従順と奉公である。我々のあらゆる感情や詩歌、数世紀に亙る伝統は忠誠――盲目的な没批判な忠誠、妻は夫に、下僕は主人に、そしてすべての臣民は君主に対して忠誠でなければならぬと教えるのである。此の忠誠は全く宗教的である」(朝日新聞1921年11月30日)

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https://diamond.jp/articles/-/154602?page=5
大正時代から今に至るまで日本人の根本は変化していない

 マスコミや相撲協会が、目の前で放置されている白鵬が関わる「問題」よりも、貴ノ花親方の立ち居振る舞いを「問題」だと大騒ぎするのは、すべてはこの100年以上前から続く「宗教」のせいなのだ。

 働き方改革を謳っても過労死やパワハラがなくならいのも、多様性が大事だと謳ってもセクハラや差別がなくならないのも、「組織に対する盲目的な忠誠」というものが、宗教のように我々の心に刷り込まれているからではないか。

「従順と奉公」が正義とされる社会では、「上」に逆らうものにはどんな手を使ってでもこの正義を分からせなくてはいけない。では、どう分からせるかというと、罵詈雑言を浴びせたり、白鵬のような説教をしたりして精神的に追いつめて従わせるか、力づくで従わせるしかない。これが日本社会に蔓延するパワハラや「いじめ」の正体だ。

 そんなのはお前の妄想だという声が聞こえてきそうだが、先ほどご紹介した、H.G.ウェルズと議論した2人の日本人も、「従順と奉公」が我々日本人にとって、自分の力だけではなかなか克服できない「病」のようなものだと認めている。彼らは欧米では、自由思想を養い、おかしなことは目上の者であっても批判するという文化があるとして、以下のように述べている。

「恐らく此の方法は結局に於て優れたものであり、力強いものであらう。然し乍ら日本人にはそれが正常なものではない危険なものだと言う風に思われるのである」(同上)

 おかしなことを「おかしい」と指摘して行動を起こした者は「異常」であり、「危険」な存在とされる。大正時代の人々が気づいた日本人の「病」を、平成の世に生きる我々は、まだ克服できていない。

 

2017.11.27 # 週刊現代 # 不正・事件・犯罪
貴乃花はモンゴルグループのなにがそんなに許せなかったのか 覚悟を決めた可能性も
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/53604

世の中でパワハラが社会問題になっても、角界は変わらない。外国人力士は増えたが、国際化するどころか、ますます閉ざされた世界になっている。貴乃花親方はそこに一石を投じようとしているのか。

■誰も止められなかった

また繰り返された角界の暴行事件。渦中にいるのは加害者の横綱・日馬富士、被害者の平幕・貴ノ岩、そして貴ノ岩の師匠・貴乃花親方である。

「事件が発生してスポーツ紙が報じるまでの間、11月2日に元横綱の親方と現役横綱が一堂に会する親睦会『横綱会』が福岡市内で開催されました。

八角理事長(元横綱・北勝海)も参加したこの会に、貴乃花親方だけが欠席したんです。このときすでに相撲協会と事を構えるつもりだったんでしょうね」(貴乃花部屋関係者)

貴乃花親方と懇意といわれるスポーツニッポンが暴行事件をスクープしたことも偶然ではない、というのも相撲協会関係者の一致した見方だ。

事の起こりは、10月25日深夜、巡業が行われた鳥取市内での宴会。繁華街のラウンジには、日馬富士、貴ノ岩のほか、横綱・白鵬、横綱・鶴竜、関脇・照ノ富士らモンゴル人力士や付け人ら十数人が杯を重ねていた。

ここで貴ノ岩が酒の勢いもあって「これからは自分たちの時代ですかね」と軽口を叩いた。これに日馬富士が激怒して説教する。

さらに、その際中に貴ノ岩のスマホが鳴り、操作を始めた。日馬富士の怒りのタガは外れ、ビール瓶を手にとり、貴ノ岩の頭部を殴打。倒れたところを素手で20発以上殴った。

一部報道によれば灰皿、カラオケ機器、アイスピックまで振り上げたという。一歩間違えば、貴ノ岩の生命が危険にさらされていた。

「力士の喧嘩はお互いが頑丈なので、つい道具を手にしてしまうんですが、明らかにやりすぎですよね。日馬富士は、ふだんは温和で紳士的なのですが、酒グセが悪い。

かつて朝青龍が健在だったころは、日馬富士は弟分でいじられ放題だった。だから酒を飲んでも、朝青龍がいたから、暴力をふるうことはなかった。

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ところがいま、モンゴルの同胞グループ内には彼を止められる人がいないんです。先輩横綱である白鵬より日馬富士のほうが年上。若い時分は二人でよく飲んでいましたが、いまは横綱同士でお互いに気を遣って、酒席が一緒になることは珍しい。

白鵬は日本人女性と結婚したこともあり、モンゴル人グループ内でも孤高の存在で、日馬富士ともやや距離があります。後輩の鶴竜は日馬富士に逆らうことはできない」(相撲協会関係者)

モンゴル人力士の飲み会は元小結の旭鷲山が関取になった'95年ごろから開催されるようになった。最初は3人ほどの集まりだったが、徐々に人数が増えていく。いまモンゴル出身の力士は関取だけでも12人。大所帯の「派閥」になった。

徹底抗戦の姿勢を取った
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/53604?page=2

■同胞とはつるむな

「異郷で暮らす寂しさからか、モンゴル出身の力士は地方巡業のときだけでなく、都内のモンゴル料理屋などで年に何度も懇親会をします。メンバーはみな酒が強く、酔うと荒っぽくなる。

しかし、日馬富士は結婚し3人の子宝に恵まれて、横綱にもなったので、だいぶおとなしくなったとも聞いていました。ただ、後輩の挨拶や礼儀には厳しいですよ」(スポーツ紙相撲担当記者)

貴ノ岩はそういうモンゴル派閥とは距離を置いており、今回珍しく宴席に出席したのは、母校である鳥取城北高校の恩師が参加していたからだろう。ふだんはモンゴル人の飲み会にも参加しなければ、つるむこともない。

たとえば他の相撲部屋所属でも先輩力士が同じ店で食事をしているとわかれば、後輩が挨拶に出向くのが、角界のルールである。ところが、貴ノ岩はそうしたことを一切しないのだという。

「これは力士同士の馴れ合いを嫌う貴乃花部屋の方針によるところが大きい。

部屋を作ったときに、『外国人力士は入れない』と公言していた貴乃花が、貴ノ岩の才能に惚れこんで弟子にした。貴ノ岩も父親のように貴乃花親方に心酔して、師匠の方針に従っているんです。

日馬富士にしてみれば、モンゴル出身の先輩に対して挨拶ぐらいちゃんとしろよ、と以前から貴ノ岩に不満を持っていた。それがヒートアップして暴力をふるってしまった。

最終的には二人はその場で和解して、酒席は解散したそうです。周囲も大したケガはしていないと思っていたのでしょう」(前出・スポーツ紙記者)

貴ノ岩も当初は貴乃花親方に「転んだ」と報告し、翌日の巡業にも参加している。

だが、暴行から4日後の10月29日、貴乃花親方は巡業先の広島県福山市から鳥取県に舞い戻り、鳥取県警に被害届を出した。

後日体調不良を訴えた貴ノ岩から、すべてを聞いてそうした行動に出たのだろう。貴ノ岩は「脳震とう、左前頭部裂傷、右中頭蓋底骨折」など全治2週間だった。

11月3日、警察からの問い合わせでトラブルを知った相撲協会担当者から事情を聞かれた貴乃花親方は、「わからない」と回答をした。その真意もまた誰にもわからない。

だが、巡業部長という立場でありながら、事前に協会に相談することなく、被害届を出した。これは覚悟を持ってのことだろう。協会に明かせば、話し合いで示談となり、事件は公にならないと考えたに違いない。

先輩横綱にあたる伊勢ヶ濱親方(元横綱・旭富士)が、日馬富士とともに謝罪のために部屋を訪れた際、貴乃花親方はちょうど車で出かけてしまい、すれ違いとなった。

だが、車内から二人の姿は見えていたはずなのに、車を止めずに走り去った。横綱が袴を着てくることだけでも、よほどのこと。それを無視したのである。宣戦布告ともとれる。

「かわいがり」を一掃できるのか
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/53604?page=3

■貴乃花の強すぎる使命感

「モンゴル人力士の集まりについては、あまり良く思っていない親方や女将さんはいるんですよ。その一人が貴乃花親方なんです。

所属する部屋や年齢、番付が異なる力士が集まってグループを作れば、内部でトラブルが起こることもありえる。彼らはモンゴル語でよく携帯でも話していますから、そのことで、八百長が疑われるようなことにもつながりかねません。

次々とモンゴル出身の横綱が誕生し、メンバーの態度が大きくなっていったという面もありますね」(前出・相撲協会関係者)

日馬富士は今年の秋場所において、最低ラインとも言える11勝4敗で優勝を果たした。その日馬富士から愛弟子が一方的に暴行を受けたのだ。

優勝すれば後輩に暴力をふるってもいいのか。正義感あふれるガチンコ力士として横綱に上りつめ、いまは相撲協会の改革を訴える貴乃花親方が、激しい憤りを覚えるのは当然かもしれない。

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「貴乃花親方は相撲界を自分が導くという強すぎる使命感を持っています。来年1月には2年に1度の協会の理事・理事長選挙が開催されます。

前回の理事長選で貴乃花親方は八角理事長に完敗して、『もう出ない』と言っていました。ですが、今回の事件により、結果的に八角理事長の責任問題は避けられません。

しかも次は伊勢ヶ濱親方と見る向きもありましたが、その目も無くなってしまいました。そうなれば、次の理事長選では消去法で貴乃花親方となってもおかしくありません」(前出・スポーツ紙記者)

貴乃花親方は理事長となり、今回の事件を契機に、角界から「かわいがり」を一掃する覚悟を固めたのか。

'07年6月、時津風部屋の力士・時太山(斉藤俊さん・享年17)は兄弟子からビール瓶やバットで殴られるなど集団リンチを受けて亡くなった。父親の斉藤正人氏が言う。

「角界は変わっていない。いや、もっと悪い。加害者が横綱で、他の部屋の力士を殴っているんだから。隠蔽体質も変わってない。

あれから相撲協会も、時津風部屋も、兄弟子たちも、『墓前にお参りしたい』と言っていたのに、一切連絡がないですよ。今回の件も昔なら『酒の席のことだから』で済んだかもしれないですが、いまはそういう時代ではないでしょう」

鳥取県警は傷害罪で日馬富士に対する捜査を開始した。起訴される可能性も高い。貴乃花親方が理事長として、協会の襟を正す日はくるのか。

「週刊現代」2017年12月2日号より

 

 その他の記事。相撲好きな人が行きやすいように、Twitterの下で移籍先 千賀ノ浦部屋の地図もアップ。

https://twitter.com/kazumi118/status/1045928532059119616

↓貴乃花の弟子たち移転先、千賀ノ浦部屋(東京都台東区橋場1丁目16−5)

右側に正面玄関(スクロールして見るなら
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地図上の位置(スクロールして見るなら
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航空写真で千賀ノ浦部屋(スクロールして見るなら
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貴景勝「心の中では貴乃花親方の考え方を忘れず」
[2018年9月30日15時40分]
https://www.nikkansports.com/battle/sumo/news/201809300000528.html

201809300000532w500_0 貴景勝(17年12月撮影)

部屋が消滅する貴乃花部屋の部屋頭で小結の貴景勝(22)が30日、初めて公の場で師匠の退職問題について語った。元横綱日馬富士関の引退断髪披露大相撲がこの日、東京・両国国技館で行われ、幕内取組に臨む貴景勝も、両国国技館を訪れた。

師匠の決断には「自分は22年しか生きていない。その知識の中で口出しするのは軽はずみだと思う」と控えめに話したが、今後への切り替えは「いろいろ考えましたけど、自分らには相撲を頑張ることしか出来ない」と何とか踏ん切りはつけた様子。新しい師匠の千賀ノ浦親方(元小結隆三杉)は、部屋継承前は貴乃花部屋付きの親方であったこともあり「昔、指導していただいたので不安とか怖さもない。向こうの部屋の方針にも柔軟に対応したい」と話した。

とはいえ「貴乃花部屋」の消滅には、小学生の頃から師匠と親交があっただけに、惜別の念は隠せない。「小さい頃から子供ながらに親方に付いて行こうと思ってこの世界に入った。それは自分の心で思っておけばいい。心の中では貴乃花親方の根本的な考え方を忘れず、しっかり自分の幹にたたき込んで行こうと思う」と言葉を選ぶように話していた。

 

貴乃花部屋 涙の引っ越し 貴公俊が号泣…師匠と“わが家”に別れ 千賀ノ浦部屋へ
10/3(水) 6:01配信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181003-00000030-dal-fight

2018100300000030dal000view 車に乗り込み号泣する貴公俊(撮影・出月俊成)

 1日に部屋が消滅した大相撲の旧貴乃花部屋の力士らが2日、東京都江東区の同部屋から台東区にある移籍先の千賀ノ浦部屋に引っ越した。1日付で元貴乃花親方(元横綱)が日本相撲協会を退職。貴乃花部屋の力士8人、世話人、床山の各1人の計10人は千賀ノ浦部屋への移籍が決まった。移動する前には幕下貴公俊が号泣するなど涙の別れ。旧貴乃花部屋力士が加わった“新生・千賀ノ浦部屋”は3日から稽古を行い始動する。

【写真】景子夫人も思わず口を押えて…貴乃花親方が退職で弟子引っ越し

 さまざまな感情が湧き上がったのだろう、貴公俊の涙は止まらなかった。3月の春場所で付け人への暴行問題を起こし、師匠だった元貴乃花親方は平年寄に降格。それから半年、自身の行為が原因ではないものの、部屋が消滅した。入門6年、師匠と“わが家”に別れを告げることになった。

 約50人の報道陣が大挙して詰めかけた中、力士らは静かに引っ越し作業を行った。午前11時半過ぎ、ワンボックスカーに布団や衣類ケースなどが5分程度で運び込まれた。荷出しを終えると、若い衆5人と世話人の嵐望が車で出発した。

 新天地の千賀ノ浦部屋には12時13分に到着した。引っ越す前は泣き腫らした目をした貴公俊も、新たな仲間らと笑顔であいさつ。近隣住民からは「頑張れー」「負けるな」とエールも飛んだ。新たに師匠となった千賀ノ浦親方(元小結隆三杉)からは「これから一緒に頑張ってやっていこう」と歓迎された。

 再出発のこの日、協会の公式サイトも変更。旧貴乃花部屋の力士8人ら計10人が千賀ノ浦部屋所属に移され、貴乃花部屋が削除された。旧貴乃花部屋のホームページは2日までに“閉鎖”された。

 秋巡業が東京で始まる3日から、『新生・千賀ノ浦』も部屋での稽古を開始する。千賀ノ浦親方は「部屋の方針でやってもらう。和気あいあいとやっていく」と、約倍増となる17人の弟子を抱える師匠として“所信表明”した。

最終更新:10/3(水) 7:29

 

親方への思い変わらず…貴公俊 しこ名はそのまま「貴乃花の貴は外さない」
https://www.sponichi.co.jp/sports/news/2018/10/03/kiji/20181003s00005000262000c.html

20181003s00005000260000p_view <千賀ノ浦部屋朝稽古>四股を踏む貴公俊(撮影・郡司 修)
Photo By スポニチ

 「貴」はそのままに――。大相撲の元貴乃花親方が1日付で日本相撲協会を退職したことに伴い、2日に移籍先の千賀ノ浦部屋に引っ越した旧貴乃花部屋の力士が3日、新たな拠点での稽古を開始。貴乃花部屋が消滅した中、幕下・貴公俊(21)が稽古後に取材に応じ、自身のしこ名について「貴乃花の貴は外さない。自分自身、変えたくない。(千賀ノ浦)親方も分かってくれていると思う。変えたとしても貴はつけて、その下は何かにする」と力強く語った。

 この日の稽古でも元貴乃花親方の教えを守り、テーピングを使うことはない。「もし使っても補強程度。稽古する姿勢も、(貴乃花)親方の言葉を思い出しながらやっていきたい。親方の教えを土俵の上で出せればいいなと思います」。例え離れても、育ての親への気持ちはこの先も変わることはない。

 稽古が終了してしばらくすると、2日の引っ越し時は姿のなかった十両・貴源治も千賀ノ浦部屋に到着。「やるしかないです」と覚悟の言葉を残し、部屋に上がった。

[ 2018年10月3日 16:55 ]

 

貴親方の“引退”悔しい…貴公俊、貴源治は変わらぬ師弟愛吐露
https://www.sponichi.co.jp/sports/news/2018/09/29/kiji/20180929s00005000074000c.html

20180928s00005000444000p_view レポーターらに囲まれながら外出する貴乃花親方(撮影・三島 英忠)
Photo By スポニチ

 大相撲の貴乃花親方(元横綱)が28日、東京都江東区の貴乃花部屋前で取材に応じ、再提出が必要となった書類を既に用意していると明かした。同親方は会見を開いた25日、日本相撲協会に「引退届」を提出。ところが「退職届」と明記する必要があり受理されなかった。27日に再提出した「所属先変更願」も受け入れ先に決まった千賀ノ浦部屋の千賀ノ浦親方(元小結・隆三杉)がコピーに署名、押印していたため、再提出を求められている。

 貴ノ花親方は不備のあった書類を訂正して出し直すのかを聞かれ「はい、そうです」と即答。提出日の問いには「もう準備しています」といつでも提出可能な状態であると明かした。相撲協会は10月1日の臨時理事会で貴乃花部屋の力士ら10人の移籍について審議する。協会関係者によると移籍が確定すれば貴乃花部屋は消滅し、所属先を失う貴乃花親方の退職が正式に決まる情勢となっている。

 この日は幕下・貴公俊が「寂しい」「悔しい」と無念さをにじませ、十両・貴源治も「部屋が替わっても師匠は師匠」と話すなど、弟子たちが変わらぬ“師弟愛”を口にした。また、小結・貴景勝、幕内・貴ノ岩も部屋に集結し、部屋関係者で夕食をともにした。

 

貴乃花光司のスーツセンスに「相撲協会から抜けて正解」 ドン小西が太鼓判
2018.10.3 11:30 週刊朝日
https://dot.asahi.com/wa/2018100200047.html

2018100200047_1 貴乃花光司(元横綱)/1972年、東京都生まれ。90年新入幕。兄の若乃花とともに活躍し、相撲界に若貴ブームが沸き起こった。94年に横綱昇進、2003年の引退後は一代年寄貴乃花となり、貴乃花部屋の師匠に=9月25日、元横綱日馬富士の傷害事件で今春提出した告発状を巡り、日本相撲協会に退職届を提出した後、会見 (c)朝日新聞社

 9月25日、元横綱日馬富士の傷害事件で今春提出した告発状を巡り、日本相撲協会に退職届を提出した後、会見した元横綱の貴乃花光司。ファッションデザイナーのドン小西氏がファッションチェックした。

*  *  *
 このスーツ姿を見て、わかったこと。この人は相撲協会から抜けるのが正解ってことだよ。八角理事長も芝田山親方もそうだけど、元お相撲さんのスーツって、前のボタンが留まればそれでよしっていうレベルだろ。肩幅がやたら広くて、袖もズボンもダボダボ。とても見られたもんじゃないよね。

【写真】貴乃花といえば、このスリーピースの着こなしも印象的だが…
↑↓リンク先画像
貴乃花一門「無言の圧で解任決めた八角理事長は姑息」と反撃 訴訟なら泥沼化 1/2
2017122900009_1 貴乃花親方 (c)朝日新聞社

 ところがこの人はぜんぜん違う。首に吸い付くようなワイシャツの首回り、上着の袖口からチラッとのぞかせた白いカフス、そして大きな体にフィットしたシルエットと、すみずみまで気配りが利いてるもんな。まさしくスーツがわかっている人の着こなし。あのダボダボスーツのおじさんたちとは、話が合うわけないんだって。

 おまけにこの日は、言い訳しない男の美学がスーツににじみ出て、いつも以上にセクシーでクール。ハードボイルド映画のシーンかと思うほど、かっこよさに磨きがかかってたよ。ま、義理人情もすっ飛ばして、いきなり告発したりする現代っ子ぶりも、この趣味ならさもありなん。どっちが正しいかは別として、永遠に平行線だよね。はい、おつかれさまでした!

(構成/福光恵)

※週刊朝日  2018年10月12日号

 

貴乃花親方、退職金&功労金で約1000万円 芸能活動など「貴乃花」の使用は可能
10/2(火) 6:00配信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181002-00000017-dal-fight

2018100200000017dal000view 退職が決定した貴乃花親方

 日本相撲協会は1日、貴乃花親方(46)=本名花田光司、元横綱=が退職すると発表した。この日、東京・両国国技館で臨時理事会を開き、貴乃花部屋の力士ら全10人の千賀ノ浦部屋移籍を承認し、貴乃花部屋は消滅。貴乃花親方の退職届も受理された。八角理事長(55)=元横綱北勝海=は会見で、所属先の決まらぬ同親方を自身の高砂一門で引き受ける意向だったことを明かし、最後まで直接会談できなかったことを残念がった。同親方はこの日午前、自身応援会のHPを更新し相撲への愛などをつづった。

 協会を退職した貴乃花親方には約1000万円の退職金+功労金が支払われる。また今後、芸能活動などで「貴乃花」の名前の使用は可能。会見で八角理事長が「大丈夫と思う」と見解を示した。貴乃花親方は88年春場所で貴花田の名で初土俵。大関昇進で父と同じ貴ノ花、横綱昇進で貴乃花に改めた。引退後は特別な功績を残した力士に許される一代年寄として「貴乃花」を名乗っていた。

最終更新:10/2(火) 7:12

 

示談できていなかった「日馬富士」と「貴ノ岩」 親方引退「貴乃花」の次なる手は…
10/2(火) 16:59配信
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20181002-00549611-shincho-fight

2018100200549611shincho000view 貴乃花親方の次なる手は…

 9月25日に引退を表明した貴乃花親方(46)と、その5日後に断髪式を行った元横綱・日馬富士(34)。昨年10月に起きた“貴ノ岩暴行事件”の当事者がそろって節目を迎えた形だが、まだ事件は“決着”していなかった――。

 ***

 白鵬(33)から説教を受けている最中にスマートフォンを操作したことで、貴ノ岩(28)は日馬富士の怒りを買ったとされる。その前段として“ガチンコ”か否かをめぐるモンゴル力士間のトラブルがあった旨を週刊新潮では報じてきた。この事件によって、穏便に解決したい相撲協会と徹底解明を求める貴乃花親方とは、対立する構図となったのだ。

 今年3月には内閣府に告発状を提出した貴乃花親方だったが、その後取り下げている。引退会見で“告発状の内容を事実無根と認めるよう、圧力を受けていた”と貴乃花親方が明かしたのは、すでに報じられたとおりである。

 一方、こうした動きの裏で、“加害者”である日馬富士と“被害者”貴ノ岩サイドとの間で示談交渉が行われていたことは、全く報じられていない。

「貴ノ岩の代理人弁護士は慰謝料などの名目で3000万円の支払いを求めています」

 と明かすのは、相撲協会関係者だ。貴ノ岩の代理人が所属するのは、貴乃花親方が会見を開いた「TMI総合法律事務所」。今年に入って2度、話し合いの席が設けられたが、示談成立には至らなかったと代理人弁護士本人が明かす。

「マスコミの皆さんは示談がすでに成立していると勘違いしているのかもしれませんが、実際には、貴ノ岩は慰謝料どころか入院費などの実費も見舞金ももらっておらず、一銭も賠償されていない」

 今後は法廷闘争となるが、そこには貴乃花親方も出廷する見込みだ。その親方には、現在、“参院選出馬説”が囁かれている。永田町関係者は周囲で広まる噂について、

「親方は議員になったあかつきには、パワハラ問題が続発するスポーツ界全般の改革を担う、とされており、いやに具体的なのが気になるところです」

 貴乃花親方による相撲協会の“大そうじ”――。10月3日発売の週刊新潮では、政治家転身説を追うと共に、不調に終わった示談交渉の詳細について報じる。

「週刊新潮」2018年10月11日号 掲載

 

関連エントリ:
2018年9月25日貴乃花親方が協会に「引退」を届け出 記者会見で「真実曲げられない」

白鵬はインチキ横綱。それが調べた結論。プロレス相撲はいらない、横綱の資格を剥奪すべきだ。

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2018年9月30日 (日)

安倍首相、9月25日(現地時間)の国連総会一般討論演説で「背後」を「せいご」と誤読w。

 簡単な漢字もまともに読めない安倍晋三さんには早くやめて欲しいw。

 

https://twitter.com/levinassien/status/1045477909408829440

 

https://twitter.com/product1954/status/1045345833472864256

 

https://twitter.com/masaru_kaneko/status/1045419053550989312

 

 上記ツイートを紹介している↓記事。

安倍晋三首相が国連総会で「背後」を「せいご」と誤読か 星田英利や内田樹氏ら指摘
2018年09月28日 14時15分 J-CASTニュース
https://news.nifty.com/article/entame/showbizd/12144-339802/

記事まとめ
 ⇒安倍晋三首相が国連総会の一般討論演説で「背後」を「せいご」と誤読したとみられ話題
 ⇒作家の盛田隆二氏や内田樹氏、経済学者の金子勝氏、お笑い芸人の星田英利なども指摘
 ⇒安倍首相は17年に参議院で、「云云」(うんぬん)を「伝伝」(でんでん)と答弁した

安倍首相、またも誤読?「背後」を「せいご」 「云云」(でんでん)に続き
2018年09月28日 13時03分 J-CASTニュース

安倍晋三首相が2018年9月26日(日本時間)、米ニューヨークで開かれている国連総会の一般討論演説で、「背後」を「せいご」と読み違えたとみられる一幕があった。

安倍首相が公の場で誤読するのは少なくともこれで2度目。識者は「ルビを振るべきだった」と皮肉を込める。

背後には、1980年代以降...

「せいご」発言は、自由貿易の重要性を訴える場面で飛び出した。首相官邸や外務省のウェブサイトに掲載された書き起こし文を引用すると、以下の通り。
「自由貿易体制は、アジア諸国を順次離陸させ、各国に中産階級を育てました。背後には、1980年代以降、日本からこれら諸国に向かった大規模な直接投資がありました。皆、国際経済システムが、ルールに基づき、自由でオープンなものだったおかげです」

アジア諸国の経済発展における日本の貢献を述べたこの部分。だが、首相官邸と国連のサイトにアップロードされた演説動画を確認すると、手元の原稿を見ながら「背後」(はいご)の箇所を「背後」(せいご)と読みあげているように聞こえる
「せいごには、1980年代以降...」

念のため、『広辞苑第7版』で「せいご」のページを繰ると、「?」「正誤」「生後」「成語」「省悟」「勢悟」のみで、「背後」は載っていなかった

「『うんこ漢字ドリル』で漢字テストを課すことをお勧め」
読み間違いはツイッター上で注目を集め、著名人からの指摘が相次いでいる。

「揚げ足取りで申し訳ないが、冒頭から1分、安倍首相は背後を『せいご』と読んでいる。ルビを振るべきだった」(作家・盛田隆二氏)「この人の言い間違いが問題なのはただの無教養ではなく、彼が日常的に犯す言い間違いを『それ違うよ』と指摘してくれる人が周りに一人もいないということです」(思想家・内田樹氏)「自民党総裁選の前に30分『うんこ漢字ドリル』で漢字テストを課すことをお勧めします」(経済学者・金子勝氏)

お笑い芸人の星田英利さんも、「安倍内閣、"『背後』は、国外で使う場合に限り読みは『せいご』である " を閣議決定」と皮肉を飛ばしている。

安倍首相の誤読をめぐっては、17年1月の参院本会議で、「云云」(うんぬん)を「伝伝」(でんでん)と答弁し、耳目を集めた。

 

 下記動画で、「背後には」を「セイゴには」と読んでいるのが確認できます。

安倍晋三[日本語] 国連総会「一般討論演説」9/25/2018現地時間
2021 summer
https://www.youtube.com/watch?v=enoM4bvaivk

2018/09/25 に公開

1分43秒(#t=1m43s)から始まりますw。「自由貿易体制は、アジア諸国を順次離陸させ、各国に中産階級を育てました。セイゴには(“背後には”を誤読していると気付いてないw)、1980年代以降、日本からこれら諸国に向かった大規模な直接投資がありました。」

概要:
安倍晋三[日本語] 国連総会「一般討論演説」9/25/2018現地時間Japan Shinzo Abe Prime Minister:General Debate of the 73rd session: 25 Sept. 2018

 

 外務省のテキスト

国連外交
第73回国連総会における安倍総理大臣一般討論演説
平成30年9月25日

https://www.mofa.go.jp/mofaj/fp/unp_a/page3_002562.html

(略)
自由貿易体制は、アジア諸国を順次離陸させ、各国に中産階級を育てました。背後には、1980年代以降、日本からこれら諸国に向かった大規模な直接投資がありました。
(略)

 

英語版
Japan and the United Nations
Address by Prime Minister Abe at the Seventy-Third Session of the United Nations General Assembly
September 25, 2018

https://www.mofa.go.jp/fp/unp_a/page3e_000926.html

(略)
The free trade system enabled the countries of Asia, one after the other, to achieve take-off and fostered the middle class in each of these countries. In the background was the large-scale direct investment Japan has made in these countries since the 1980s.
(略)

 

番外編:ニコニコ動画w。
我らが安倍首相!国連での雄姿をごらんください!
http://www.nicovideo.jp/watch/sm33932411

安倍様が「背後」を「せご」と言うのなら、
私たちもこれから「背後=せご」といいましょうぞ!

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2018年9月29日 (土)

元モーニング娘、吉澤ひとみ(33)の酒気帯び運転、ひき逃げ事件。

 TVなんぞまったく見てないので、吉澤ひとみが誰かも、元モーニング娘が何かも知らなかったのだが、下記ツイートを見て吉澤の酒気帯び運転、ひき逃げ事件を記録しておかなければと思った。

 

https://twitter.com/YACHI0000318/status/1040305215616868352

 

 関連記事。

吉澤ひとみ被告保釈もいばらの道「死者が出る速度のひき逃げ」と専門家解析
秦正理2018.9.28 16:24週刊朝日
https://dot.asahi.com/wa/2018092800057.html?page=1

2018092800057_1 保釈され警視庁原宿署を出る吉澤ひとみ被告(撮影/秦正理)

 飲酒ひき逃げ事故を起こした元モーニング娘。の吉澤ひとみ被告が保釈された。事故当時の映像が公になったが、専門家は「当たりどころが悪ければ死者が出る速度だった」と解析。悪質な交通事故を巡っては、被害者や遺族の要望を受け、厳罰化の傾向にある。今後の法廷で、吉澤被告は何を語るのか。

【写真】かつて一日警察署長も務めた吉澤ひとみ被告 笑顔の制服姿

2018092800057_2 吉澤ひとみ被告はかつて一日警察署長も務めた (c)朝日新聞社

*  *  *
 自動車運転処罰法違反(過失運転致傷)と道路交通法違反(酒気帯び運転、ひき逃げ)の罪で起訴された吉澤ひとみ被告(33)が9月27日に保釈された。勾留されていた警視庁原宿署には100人以上の報道陣がごった返し、午後5時半過ぎに吉澤被告が姿を現すと無数のフラッシュがたかれた。

 1990年代後半に一世を風靡した国民的アイドル「モーニング娘。」の元メンバーだけに、その事件の衝撃は大きかった。

 吉澤被告は6日午前7時ごろ、東京都中野区の交差点で赤信号を無視して突入。女性をはねるなどし、そのまま現場を離れた。呼気からは基準値の約4倍にあたるアルコールが検出され、自動車運転処罰法違反や道交法違反の疑いで警視庁中野署に逮捕された

 当初、吉澤被告は現場を離れた理由として「周囲に車が多く停車できなかった」と供述していたとされる。しかし、ひき逃げの瞬間と見られるドライブレコーダーの映像が、写真週刊誌「FRIDAY」のデジタル配信により公開されたことで衝撃はより一層強まった。

 映像には身の毛がよだつ様子が映し出されていた。自転車に乗った女性と男性歩行者が横断歩道を渡り始めた矢先、吉澤被告が運転する白のミニバンがブレーキランプを点灯させながら交差点に突っ込み、女性をはねる。一度は停止したように見えたが、その後すぐ加速して走り去っていくという映像だ。

 ドライブレコーダーの映像解析によって交通事故を鑑定する「ジェネクスト」の保田亜希・映像解析部部長はこう指摘する。

衝突時には時速45~50キロのスピードが出ていると解析できます。被害に遭われた方が軽傷で済んだのはたまたまで、当たりどころが悪ければ死者が出る速度です。映像にはブレーキを踏んでからの様子しか映し出されていませんが、急ブレーキ音も聞こえます

 その後、警視庁が吉澤被告の車のドライブレコーダーを解析したところ、事故直前には法定速度を26キロも超過する時速86キロのスピードが出ていたという

https://dot.asahi.com/wa/2018092800057.html?page=2
 また、事故後に走り去ったことについて、保田氏はこう指摘した。

「これまで北海道から九州まで全国の事故映像を解析していますが、大きい事故を起こしても通常は停止する方が多いですね」

 それが義務であり、当然のことなのだが、一目散に発進する様子は理解に苦しむ。その映像の恐ろしさから、より刑の重い危険運転致傷罪が適用されるのではとの臆測もあった。石川法律事務所の江口大和弁護士が解説する。

「過失運転致傷罪は必要な注意を怠ったことによって他人にけがをさせる点が特徴です。一方、危険運転致傷罪にはいくつかの類型がありますが、今回のケースで考えると、アルコールの影響により正常な運転が困難な状態で自動車を走行させ、人を負傷させた場合に成立します」

 となると、危険運転致傷罪の適用も考えられそうではあるが……。

「たしかに吉澤被告の呼気からは相当な量のアルコール成分が検出され、また、横断歩道に高スピードで突っ込んでおり、正常な運転が困難な状態だったのではないかとの印象を持たれます。にもかかわらず、危険運転致傷罪が適用されなかった理由は、事故後の吉澤被告の行動にあります」

 吉澤被告は事故を起こして現場から発進した後、次の赤信号で停止するという正常な運転をしている。「このことから考えると、直前に起こした事故はアルコールの影響で正常な運転ができなかったためではなく、前方不注視という過失によるものだったという疑いが残るのです。そのため捜査機関は慎重な選択をせざるを得なかったのだと考えられます」(江口弁護士)

 吉澤被告の量刑はどうなるのか。

「過失の程度が重く、酒気帯び、ひき逃げの罪も加味されることを考えると、1年以上2年未満の懲役に執行猶予3~4年が見込まれます」(江口弁護士)

 被害者との間で示談が成立した場合には、刑が軽くなる可能性もあるという。しかし、仮に被害者から許されたとしても、罪を犯したことに変わりはない。

「吉澤被告は過去に一日警察署長も務めるなど、犯罪の撲滅を訴える活動もしていました。事件に対して、今後どう向き合っていくのか、公判で彼女自身が考えた言葉で語ることが期待されていると思います」(江口弁護士)

(本誌・秦正理)

※週刊朝日オリジナル限定記事

 

吉澤ひとみ被告保釈も芸能界復帰は絶望的 返り咲いた坂上忍にみる3つの境界線
秦正理,金城珠代 2018.9.27 17:39 週刊朝日
https://dot.asahi.com/wa/2018092700046.html?page=1

酒酔い運転・飲酒で不祥事を起こした芸能人
スクロールして見るなら
2018092700046_2

 酒気帯び状態で車を運転してひき逃げしたとして、道交法違反(酒気帯び運転、ひき逃げ)と自動車運転死傷処罰法違反(過失運転致傷)の罪で起訴された「モーニング娘。」の元メンバー吉澤ひとみ被告(33)が27日午後5時半ごろ、勾留されていた東京・原宿署から保釈された。300万円の保釈金を支払ったという。

【表】吉澤ひとみだけじゃない!酒酔い運転・飲酒で不祥事を起こした芸能人

 原宿署には規制線がはられ100人以上の報道陣が待機した。白いシャツと黒いタイトスカートを着た吉澤被告は事件前よりやつれた印象で、深々と一礼。

 「がんばってー!」とファンと思われる女性の声に応えるように、「誠に申し訳ありませんでした」とつぶやくように謝罪した。その後、一礼し黒いワンボックスカーに乗り込んで署を後にした。

 1994年に飲酒運転でバイク事故を起こしたビートたけしは謹慎後に復帰し、いまや映画監督としても世界に名を馳せる存在となった。また、昼のワイドショーでMCを務める坂上忍も95年に飲酒運転を起こしていることから、吉澤被告に対してどんな発言をするかもネット上では注目されている。

 飲酒運転が厳罰化され、世間の目も厳しくなっているという時代の変化はあるものの、事故後も第一線で活躍する芸能人と引退に追い込まれる人の境界線はどこにあるのか。芸能レポーターの石川敏男さんは、「所属する事務所の大きさと、起こした事件や不祥事の内容、世間の受け止め方という3つの点が関係する」と指摘する。

「吉澤被告の場合、飲酒運転したうえに、通行人にけがをさせ、しかもその場から逃げてしまった。そして彼女の供述と警察が調べあげたことが食い違っていたことから、10日間も勾留延長され、その間にマスコミにはああでもない、こうでもないと書かれてさらにイメージを悪化させました。罪を償った後も、世間は彼女がバラエティー番組などに出てものをしゃべることを許さないでしょう。復帰は非常に難しいと思います」

 昨年、酒気帯び運転で逮捕、略式起訴されたお笑い芸人のガリガリガリクソンは、免許を返納し芸能界に復帰している。前出の石川さんは事故を起こさなかったことに加え、「芸能人としての知名度がそこまで高くなかったから」と分析する。そういう意味では“国民的アイドルグループ”の中心的な存在だった吉澤被告とは影響力が大きく違う。

「結果論ですが、なぜ自分で運転したのか。なぜ逃げたのか。他のタレントも今回の件を肝に銘じて、襟を正すべきだと思います」(前出・石川さん)

(本誌・秦正理、AERA dot.編集部・金城珠代)

 

吉澤ひとみが引退表明【コメント全文】「母として恥ずかしくない行動ができるよう」
9/28(金) 20:06配信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180928-00000115-dal-ent

スクロールして見るなら
2018092800000115dal0005view  吉澤ひとみ被告の直筆署名入りファクス

 酒気帯び運転でひき逃げしたとして、自動車運転処罰法違反(過失傷害)と道交法違反の罪で逮捕・起訴されたアイドルグループ「モーニング娘。」の元メンバーでタレントの吉澤ひとみ被告(33)が28日、芸能界からの引退を表明した。報道各社に宛てたファクスで「罪を償い、一社会人として母として恥ずかしくない行動ができるよう、一歩一歩進んで参ります」などのコメントを発表した。以下、吉澤被告のコメント全文。

【写真】吉澤ひとみ被告 顔やつれ表情うつろ…「なぜ逃げた?」に無言

   ◇  ◇

 私、吉澤ひとみは、この21日間独りでこれまでの人生を振り返り、自分自身と向き合う中で、自分の弱さと未熟さを自覚しました。

 今回の私の行動は、決して許されることではありません。なにより、怪我をされた方々に深くお詫びを申し上げます。

 そして、一日も早く回復され、元の生活に戻れることを心から祈っております。

 今後は自分が犯した罪を償い、一社会人として母として恥ずかしくない行動ができるよう、一歩一歩進んで参ります。

 また、今まで18年間お世話になった芸能界からは引退致します。

 今回の件で、ご迷惑をおかけした全ての関係者の皆様にも心よりお詫び申し上げます。今日まで応援し支えてくださったファンの皆様、ご支援いただいた皆様には、裏切るような結果となってしまったこと、本当に、本当に申し訳ございませんでした。

      吉澤ひとみ

 

吉澤ひとみ被告 執行猶予4年程度か 保釈金は「妥当な範囲の中で高めの金額」
https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2018/09/27/kiji/20180928s00041000085000c.html

20180928s00041000079000p_view 保釈される吉澤ひとみ被告(撮影・白鳥 佳樹) 
Photo By スポニチ

 酒気帯び状態で車を運転し、ひき逃げをしたとして自動車運転処罰法違反(過失傷害)と道交法違反の罪で起訴された元「モーニング娘。」の吉澤ひとみ被告(33)が27日、勾留先の警視庁原宿署から保釈された。深く頭を下げ、小さな声で「申し訳ありませんでした」と謝罪した。早ければきょう28日にも、所属事務所から無期限謹慎など厳しい処分が下されるとみられる。

 吉澤被告の量刑について、フラクタル法律事務所の田村勇人弁護士は「1年6月から2年の懲役、執行猶予4年程度になるのではないか」と話した。26日に吉澤被告は自動車運転処罰法違反(過失傷害)と道交法違反の罪で起訴された。田村氏は「過失運転致傷、酒気帯び運転、救護義務違反が適用される可能性が高い」と説明した。

 今月6日に逮捕され、16日が勾留期限だったものの、10日間延長。逮捕後の吉澤被告は時間がたつにつれて供述内容が変わっており「曖昧な供述をしたため、裏付け捜査に時間がかかったのだろう」と分析した。保釈金の300万円については「妥当な範囲の中で高めの金額」と指摘した。

 ≪交通事故相場は150万円≫保釈金は、被告人が出頭しない場合には没収されるため、被告人の経済状況や罪の重さなどで決められる。交通事故での相場は150万円ほどとされるが、飲酒やひき逃げなど悪質性が加わればその分、金額が上がる。過去に有名人の支払った保釈金としては、覚せい剤取締法違反の元プロ野球選手の清原和博氏は500万円。同法違反の歌手のASKAは700万円だった。また、著作権詐欺の音楽プロデューサー小室哲哉は3000万円、脱税の野村沙知代さんは5000万円だった。

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2018年9月26日 (水)

2018年9月25日貴乃花親方が協会に「引退」を届け出 記者会見で「真実曲げられない」

 最初に動画で、貴乃花が引退についての理由を読み上げる短縮版。次に記者との一問一答が続く全編版。関連記事は動画の後ろから。

 

貴乃花親方、相撲協会に退職届提出
時事通信映像センター
https://www.youtube.com/watch?v=mJwfmiGt2ec

2018/09/25 に公開

 

【会見全編】相撲協会に退職届 貴乃花親方が記者会見(2018年9月25日)
THE PAGE(ザ・ページ)
https://www.youtube.com/watch?v=OvUmQcuxYds

2018/09/25 にライブ配信

4分26秒(#t=4m26s)から、引退会見開始。
4分38秒(#t=4m38s)から、司会者自己紹介、長坂省(さとる)弁護士。
4分53秒(#t=4m53s)から、会場前方右側に座っている田中克郎(かつろう)顧問弁護士(左)、石原修(おさむ)担当弁護士(右)。
5分15秒(#t=5m15s)から、石原修弁護士からの報告。
6分50秒(#t=6m50s)から、年寄り貴乃花が引退についての理由を読み上げる。読み上げたあと記者との一問一答。

 

 以下、関連記事。

貴乃花親方が協会に退職を届け出 「真実曲げられない」
2018/9/25 23:179/26 10:38updated
https://this.kiji.is/417194635355309153?c=39546741839462401

417324535941235809_origin_1 日本相撲協会に退職の届け出を提出し、記者会見する貴乃花親方=25日夕、東京都港区

 大相撲の貴乃花親方(46)=元横綱、本名花田光司、東京都出身=が25日、東京都内で記者会見を開き、日本相撲協会に退職を届け出たと明らかにした。元横綱日馬富士による弟子の幕内貴ノ岩関への傷害事件で、協会の対応に問題があったとして内閣府に提出した告発状(後に取り下げ)の内容について、協会役員から事実無根と認めるよう言われたことを理由に挙げた。

 「真実を曲げることは私にはできない」と述べた。

 これに対し、相撲協会の芝田山広報部長(元横綱大乃国)は、貴乃花親方から提出されたのは引退届で、親方が辞める場合に必要な退職届ではなかったため、受理していないと説明した。

 

貴乃花親方 日本相撲協会に退職届を提出
2018年9月25日 15時00分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180925/k10011643201000.html
Internet Archive 

大相撲の元横綱の貴乃花親方が25日、日本相撲協会に退職届を提出しました。日本相撲協会は、退職届を受理していないということです。

大相撲の貴乃花親方は、25日、報道機関に対し日本相撲協会に年寄としての退職届を提出したことを明らかにしました。この中で、貴乃花親方は退職の理由については言及していません。また、貴乃花部屋に所属する力士、床山、世話人については所属先を変更する願いを相撲協会に提出したことも明らかにしました。

これについて、相撲協会の幹部は、代理人が届けを持参したことを認めたうえで、退職届を受理するかどうかはこれから話し合うことだとしています。

関係者によりますと、貴乃花親方の退職届とともに別紙も提出され、ここには元横綱 日馬富士の傷害事件をめぐって内閣府に提出した告発状をその後、取り下げたのは、みずからの弟子の関取の支度部屋での暴行の責任を取ったためで、告発状の内容は事実だとしているということです。

そのうえで、貴乃花親方は、こうした主張を取り下げてまで一門に所属することはできないと訴えているということです。

貴乃花親方は、みずからの名前を冠した貴乃花一門を率いてことし1月に解任されるまで相撲協会の理事を務めていましたが、元横綱・日馬富士の傷害事件やことし2月に行われた理事候補選挙の対応など一連の問題の責任を取る形でみずからの一門から離脱し無所属で活動をしていました。

貴乃花親方が離脱した貴乃花一門は名称を変更し、一門としてではなく阿武松グループとして活動を続けていました。

相撲協会がことし7月の理事会で、すべての親方は現在ある5つの一門のいずれかに所属することが義務づけたことで、貴乃花親方の去就が注目されていました。

こうした中、貴乃花親方は、24日、部屋の後援会のホームページで「皆様、長らく貴乃花を応援してくださりありがとうございました。

厚くお礼を申し上げるとともに弟子たちを今後、末永く応援賜りますよう何とぞよろしくお願い申し上げます」と掲載していました。

報道機関への文書の内容は

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貴乃花親方は25日、報道機関に向けて「私、貴乃花光司は、本日、日本相撲協会に対し、年寄を退職させていただく旨の退職届、及び貴乃花部屋に所属する弟子、床山、世話人全員について所属先を変更させていただきたい旨の変更願いを提出いたしました」との文書を送り、退職届と弟子などの所属先変更願いを、日本相撲協会に提出したことを明らかにしました。

兄の花田虎上さん「驚いています」

貴乃花親方が日本相撲協会に退職届を提出したことについて、元横綱 若乃花で兄の花田虎上さんは自身のブログの中で、「正直驚いています。私の推測となりますが、本来だったら協会に受理されてから発表するはずが、協会が受理する前に発表したのは受け取りを拒否されないよう、さらに会見までの段取りを整えたのではないかと思います。現段階ではそれほどの強い意志があるのではないかと考えております。もう少し状況を見守りたいと思います」としています。

川崎麻世さん「体調崩した事もあり心配」

貴乃花親方と親交のある俳優の川崎麻世さんは、自身のツイッターに「貴乃花親方が退職届を提出?知らなかった。貴ちゃんとは9月12日に両国国技館に向かう車の中で、携帯電話で話したきりだった。何かあったのだろうか?体調も崩した事もあったので心配してます」と書き込みました。

川崎さんは、先月、秋田市で行われた大相撲の夏巡業先で倒れ救急搬送された貴乃花親方に連絡をして、返信のメールが届いたことも自身のブログで明らかにしていました。

ネット上にさまざまな反応

大相撲の元横綱、貴乃花親方が日本相撲協会に退職届を提出したことについて、ネット上でもさまざまな反応が広がっています。

このうち、「貴乃花親方が辞職というのは、なかなかショッキングですよね。相撲界の事詳しくないのですが、とても残念な展開です」といった声や、「これからの巻き返しを期待していただけに…腐り切った相撲協会を立て直せるのは貴乃花親方しかいないと思ってたから残念」という声のほか、「貴乃花親方がいない大相撲なんて、ありえない。大相撲から心が離れそう」などと退職届を惜しむ声が相次いでいます。

一方、「いいんじゃないかな。合わないのに、合わせられないのにそんな職場にいたってしかたない。一度しかない人生なんだから思うように生きればよいと思うよ」とか、「仲間からも弟子からも孤立した貴乃花親方は弟子の暴行事件を境に緊張の糸が切れてしまったんだな…」などと貴乃花親方の決断に理解を示す声もありました。

このほか、「相撲協会も時間の問題でこのままではダメになると思う」とか「おかしい、明らかにおかしいって。日本相撲協会。これが相撲道を極めた理事長や理事、役員がやる事か?」などと日本相撲協会への不信感を表す書き込みがあったほか、「ひとり善がりなんだろうな?これから先も険しい人生なんだろう」などという貴乃花親方に対して冷めた見方もありました。

渋谷では

貴乃花親方が日本相撲協会に退職届を提出したことについて、東京 渋谷ではさまざま意見が聞かれました。

都内に住む78歳の女性は「兄弟で相撲を取っていた現役時代から応援してきたので残念です。ずるをしない、まっすぐな人柄が印象的です」と話していました。

近くに住む69歳の男性は「親方になってから相撲協会の中でいろいろあったと思うが、自分を突き通していたと思う。それが受け入れられなかったため、こういう結果になったのではないか。お疲れ様でしたと伝えたい」と話していました。

都内の大学3年生の男性は「弟子たちは貴乃花親方に憧れて入門したと思うので、目標を失うことになる。少し無責任に感じる」と話していました。

貴乃花親方とは

元横綱 貴乃花の貴乃花親方は46歳。
元大関 貴ノ花の次男で、現役時代は兄の元横綱 若乃花とともに「若貴フィーバー」と呼ばれる空前の相撲人気をつくりました。

平成6年の九州場所後に65代の横綱に昇進し、史上6位となる22回の優勝を果たしました。平成15年初場所で引退したあと、大相撲の発展に大きく貢献したとして大鵬、北の湖に続いて現役のしこ名のまま親方になれる一代年寄を贈られました。

平成16年に父の二子山部屋を貴乃花部屋として継いだあと、師匠として貴ノ岩や貴景勝などの関取を育てました。

また平成22年には、それまで一門と呼ばれるグループ内で候補者を調整するのが慣例となっていた日本相撲協会の理事選挙に、貴乃花親方を支持する親方とともに二所ノ関一門を離脱して立候補し、他の一門の一部の親方の支持も受けて37歳で当選しました。

そして理事を4期連続で務め、この間に審判部長や総合企画部長などを歴任しました。おととし3月の理事長を選ぶ互選では八角理事長に敗れ、協会のナンバー3にあたる巡業部長を務めていました。

しかし、去年10月に起きた元横綱 日馬富士の傷害事件をめぐる対応が問題視され、ことし1月に理事を解任されたほか、ことし3月には弟子の貴公俊の暴行問題の責任を問われるなどして、親方として最も下の階級である「年寄」への降格処分を受けました。

3月末からは審判部に配属され、土俵下で審判を務め、ことし7月から全国各地で行われている夏巡業にも帯同していました。

大相撲の「一門」とは

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大相撲の「一門」は親方どうしが師匠と弟子の関係にあるなど、ゆかりの深い相撲部屋でつくるグループの名称です。

現在は出羽海一門、二所ノ関一門、高砂一門、時津風一門、伊勢ヶ濱一門の5つがあります。

日本相撲協会はことし7月の理事会で、すべての親方はいずれかの一門に所属することを義務づけ、かつて貴乃花一門に所属していた阿武松親方などは二所ノ関一門に、立浪親方などは出羽海一門に所属する予定になっていましたが、貴乃花親方は今後について明らかにせず、去就が注目されていました。

 

貴乃花親方、廃業 「引退」届け出て会見
2018年9月26日 紙面から
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/sumo/news/CK2018092602000185.html

Pk2018092602100098_size0 厳しい表情で記者会見する貴乃花親方=東京都港区で(七森祐也撮影)

 大相撲の貴乃花親方(46)=元横綱=が25日、東京都内で記者会見し、日本相撲協会に引退届を提出したことを明らかにした。3月に内閣府へ提出した告発状の内容が事実無根であると認めるように、協会から圧力を受けたことが主な理由。新団体の設立を否定するなど、今後も協会と争う姿勢は見せなかった。協会は圧力を否定し、引退届は受理できないとの認識を示した。

 平年寄に降格し、一兵卒として出直しを誓ってからわずか半年。やはり、貴乃花親方は自分の思いを曲げてまで相撲協会に居続けることはできなかった。

 六本木ヒルズで開かれた会見には黒いスーツに身を包んで姿を現した。入門してから31年。なぜ協会を去らなければならなかったのか。貴乃花親方は穏やかな口調ながら、視線をそらすことなく語り始めた。

 「8月7日に日本相撲協会より、協会が依頼された外部の弁護士の見解を踏まえたとする書面が届きました。その書面では、『告発状は事実無根な理由に基づいてなされたもの』と結論付けられておりました。告発状の内容は事実無根でないことを書面で説明してきましたが、その後、告発状の内容が事実無根な理由に基づいてなされたものであることを認めないと親方を廃業せざるを得ないなど、有形無形の要請を受け続けてまいりました。事実を曲げて、告発は事実無根だと認めることは私にはできません」

 昨年10月に弟子の貴ノ岩が元横綱日馬富士から暴行を受け、その後の協会の対応に疑問を感じた。真実の追求を理由に3月9日、内閣府公益認定等委員会へ告発状を提出。協会との対決姿勢が鮮明になった。

 名古屋場所後の理事会では、協会が一丸となっていくため、無所属の親方は5つある一門のいずれかに所属することが義務付けられた。だが、協会を告発した貴乃花親方の意志が変わらないのであれば、いずれの一門も受け入れを保留せざるを得ない。

 ただ、一門に所属できなければ親方業務ができないとは決められていない。「ある役員から場所の後半戦にそのような話を聞いた」という貴乃花親方とは認識のずれもあったようだ。

 結局、この日の早朝、信念を曲げることよりも退職することを決断。弟子らに伝えた後、代理人を通じて相撲協会へ引退届を提出した。協会に最後の物言いをつけた貴乃花親方は「戦う姿勢とかはもうございません」と協会とは一線を引く考え。今後は、力士を目指す子どもたちへの普及活動をしていくという。

 2003年初場所で現役を引退したときの会見では「非常にすがすがしい気持ち」と晴れやかに語ったが、この日は「断腸の思い」「無念」「苦渋の決断」という言葉を何度もくり返した。信念を貫いた末とはいえ、一時代を築いた「平成の大横綱」が不本意な形で協会を去った。 (岸本隆)

 

貴乃花親方、引退届の理由「協会の有形無形の重圧」
[2018年9月25日22時23分]
https://www.nikkansports.com/battle/sumo/news/201809250000639.html

201809250000641w500_0 日本相撲協会に退職届を提出した貴乃花親方は経緯を説明した文書を胸に仕舞い表情を引き締める(撮影・小沢裕)

大相撲の貴乃花親方(46=元横綱)が25日夕方、日本相撲協会に引退届を提出後、都内で引退記者会見を開いた。貴乃花親方は「私貴乃花光司は、年寄を引退する旨の届けを提出いたしました」と語った。力士ら部屋の一同は、継承者である千賀ノ浦部屋に所属先を変更することも明らかにした。

貴乃花親方は年寄引退の理由として、元横綱日馬富士の貴ノ岩に対する傷害事件に関する暴行事件について、3月に内閣府公益認定等委員会に提出し、後に貴公俊が付け人を数発殴った暴力問題もあり取り下げた告発状について、日本相撲協会から「告発状は事実無根な理由に基づいてなされたもの」と結論づけられた揚げ句、認めないと親方を廃業せざるを得ないなどの有形・無形の要請を受け続けたことだと告白した。

貴乃花親方は、文書を手に状況を説明した。

「本年3月9日、私は貴ノ岩に対する傷害事件に関する日本相撲協会の対応などについて真実を隠さず追及したいという気持ちで、内閣府公益認定等委員会に告発状を提出いたしました。その後、私の弟子(貴公俊)の不行き届きもあり3月28日付で告発状を取り下げましたが、告発状の内容には何ら事実に反する点はありませんでした。その後、私は、先般受け取りました降格処分を真摯(しんし)に受け止め、一兵卒としてゼロからスタートさせていただき、部屋に所属する力士に対する指導・監督及び審判としての業務に粛々と従事してまいりました」

貴乃花親方は、告発状の内容が正しいと信念を持ちながらも、協会の一員として処分を受け入れたと明かしたが、その後、8月7日に協会から送られてきた、告発状に関する見解が記された文書に納得できなかったこと、協会側の考えを認めない限り、廃業を迫られんばかりの重圧を受けたと告白した。

「しかし、本年8月7日、日本相撲協会より、協会が依頼された外部の弁護士の見解を踏まえたとする書面が届きました。その書面では『告発状は事実無根な理由に基づいてなされたもの』と結論づけられておりました。これに対し、私は書面で、告発状の内容は事実無根ではないことをご説明してまいりましたが。その後、告発状の内容が事実無根な理由に基づいてなされたものであることを認めないと親方を廃業せざるを得ないなどの有形・無形の要請を受け続けてまいりました」

また協会が、全ての親方は一門に属さなければならないと決定したこと、一門にはいるための条件として告発状の内容を事実無根と認めるよう要請を受けたと語った。

「さらに今般日本相撲協会理事会において、全ての親方は一門のいずれかに所属しなければならず、一門に所属しない親方は部屋を持つことが出来ない旨の決定がなされたとのことですが、同時に私はいずれかの一門に入るための条件として、告発の内容は事実無根な理由に基づいてなされたものであると認めるようにとの要請を受け続けております。しかしながら、内閣府公益認定等委員会に告発状を提出した告発状は、事実無根な理由に基づくものではございません。真実を曲げて、告発は事実無根だと認めることは、私にはできません」

貴乃花親方は、自らと協会との対立によって、弟子が相撲を取れなくなると考え、自ら引退に踏み切ったと明らかにした。

「一方でこのままでは、私はどの一門にも属することができません。これでは貴乃花部屋に所属する力士たちは相撲を続けることが困難になり、安心して鍛錬、精進することができません。このような状況において、断腸の思いではございますが、貴乃花部屋に所属しております、力士、床山及び世話人は、全員、継承者である千賀ノ浦部屋に所属先を変更させていただき、私、貴乃花光司は、本日年寄を引退させていただくことが最善の道であると苦渋の決断をするに至った次第です」

会見冒頭で、石原弁護士は「午後1時、日本相撲協会に対し、年寄貴乃花の代理人として、年寄を引退する旨の引退届を出し、力士、床山、世話人の千賀ノ浦部屋への所属先の変更願いも提出しました」と明らかにした。

貴乃花親方は報道陣へのファクスに「退職の理由については、ご説明の場を設けさせていただく所存ですので、ご報告させていただきます」などど記した。前日24日には「貴乃花応援会」のホームページにコメントを投稿。「千秋楽迎え、貴乃花部屋を支えて下さる皆様へ」と題し「皆様長らく貴乃花を応援してくださりありがとうございました。厚く御礼を申し上げるとともに、弟子たちを今後、末永く応援賜りますように何卒宜しくお願い申し上げます」などと記していた。

日本相撲協会は27日の理事会までに、全ての親方が5つある一門のいずれかに所属しなければならない旨を通達。全親方のうち、貴乃花親方だけが、所属先が不透明のままだった。【村上幸将】

 

海老蔵、貴乃花親方の引退嘆く「こんな事があって良いのでしょうか」「ただただ悲しい」
https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2018/09/25/kiji/20180925s00041000226000c.html

20180925s00041000225000p_view 歌舞伎俳優の市川海老蔵
Photo By スポニチ

 歌舞伎俳優・市川海老蔵(40)が25日、自身のブログを更新。都内で年寄引退会見を行った大相撲の貴乃花親方(元横綱、46)について「こんな事があって良いのでしょうか」と嘆いた。

 「稽古中で会見見れませんでしたが、こんな事があって良いのでしょうか」と貴乃花親方の引退会見を報じたネットニュースの画像を掲載して「貴乃花親方引退。私は詳しくわかりませんが、こんな事があって良いのでしょうか」とつづった。

 「相撲を愛する一人として ただただ悲しい」と思いを打ち明けた。

 貴乃花親方は25日、都内で年寄引退会見を開き、日本相撲協会に退職届を出した理由について説明。協会側から貴ノ岩への暴行問題についての告発状は事実無根だといわれ「親方を廃業せざるを得ないという有形無形の要請を受けてきた」と圧力があったと主張した。

[ 2018年9月25日 18:56 ]

↑↓記事中言及されている市川海老蔵のブログエントリは下記

稽古中で会見見れませんでしたが、
2018-09-25 18:35:02
https://ameblo.jp/ebizo-ichikawa/entry-12407516903.html

 

貴乃花部屋が賃貸物件?顧問弁護士が一部報道を完全否定「全くそんなことはない」
https://www.sponichi.co.jp/sports/news/2018/09/26/kiji/20180926s00005000329000c.html

20180925s00005000408000p_view 日本相撲協会に退職届を提出し、会見を開いた貴乃花親方
Photo By スポニチ

 日本相撲協会に引退(退職)届を提出した大相撲の貴乃花親方(46=元横綱、本名・花田光司)の顧問弁護士が26日、貴乃花部屋が既に賃貸物件として出されているという一部報道を完全否定した。

 東京都江東区の同部屋で報道陣の取材に応じ、「仲介している不動産業者にもオーナーにも確認しました。全くそんなことはない。想像ですが、親方が借りる前のビラを意図的に悪意を持って使ったとしか考えられない。親方になんら取材もない」と説明。「親方も、この土俵とともに生きていきますとおっしゃっています」と手放していないことを強調した。

 また顧問弁護士は当該の報道機関に警告状を出し、報道各社にはその通知書をFAXで送ったことを報告。「謝罪文の掲載を要求し、その末尾には追って法的手続きを検討していただく旨のことが書いてあります」と語った。

[ 2018年9月26日 20:10 ]

 

参考:↑上記記事関連↓悪意を持って書かれたような記事

貴乃花部屋物件は「即入居可」 東京・江東区東砂
[2018年9月26日22時11分]
https://www.nikkansports.com/battle/sumo/news/201809250001024.html

201809250001010w500_0 貴乃花部屋=2018年1月4日

貴乃花親方が、東京・江東区東砂に構える貴乃花部屋をすでに手放していたことが25日、分かった。会見で貴乃花親方は、土俵と共に部屋を残す意向を示した。だが「即入居可」の貸倉庫物件として、不動産業者などが、新たな入居者を募集していた。

現在、貴乃花部屋として構えている物件は、1カ月74万円余りで新たな入居者を募集していた。「即入居可」の貸倉庫として、もちろん相撲部屋だけではなく一般企業なども対象に広く募集。不動産業者は「手続きがスムーズに進めば2週間で入居できる物件です」と説明。2週間後には、企業のオフィスなどとして、利用が開始される可能性が出ていることが判明した。

部屋ではまだ力士らが生活しており、この日の朝には、貴乃花親方が退職の届け出を提出することを弟子に説明していた。何よりも日々の稽古を通じ、師弟ともに汗と思い出の詰まった場所。会見で貴乃花親方は「土俵に鍛えられてきたので(今後も)土俵には携わっていきたい。住まいでもある部屋には土俵もあるので、土俵は存続させたい」と話していた。だが実際には、すでに手放していた。

若い力士が多く、千賀ノ浦部屋への所属先変更を知らされたばかりで、心の整理をつけるのも難しい。その中で、引っ越し作業、さらには11月の九州場所に向けて荷造りを並行して行わなければならない。現在8人在籍する力士のうち、関取衆は3人。若い衆と分け隔てなく、所属先変更の完了に向けた手続き、業務が急務となる。

この日の朝は部屋の前のガレージに、支度部屋で使う座布団などが入った明け荷が無造作に置かれていた。親方から説明を受ける前、明け荷を片付けていた春場所初土俵の貴正樹は「昨日(24日)から結えるようになりました」と、結って2日目のまげを誇らしげに触っていた。明け荷を入れるため開けたシャッターの内側には、引っ越しが迫る部屋とはほど遠い、山ほどの荷物が積まれていた。

 

関連エントリ:
貴乃花引退会見後に出た記事、ほか関連記事。相撲協会の悪評は広がるばかり。

白鵬はインチキ横綱。それが調べた結論。プロレス相撲はいらない、横綱の資格を剥奪すべきだ。

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2018年8月28日 (火)

山口2歳男児・奇跡の救出劇にマタギも驚いた 命運分けた運と力量

 示唆に富む記事を何本か採録。

 

山口2歳男児・奇跡の救出劇にマタギも驚いた 命運分けた運と力量
2018年08月16日 17時00分
https://www.tokyo-sports.co.jp/nonsec/social/1096192/

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山を知る鈴木氏

 山口県東南部の周防大島町で12日から不明になっていた藤本理稀(よしき)ちゃん(2)が15日、3日ぶりに無事に発見され、日本中をホッとさせた。13日で2歳になったばかりの男の子が山で生き延びていたことも奇跡的だが、わずか30分で発見した「神ボランティア」の男性の勘と経験も驚きを呼んだ。山で迷ったとき、遭難者はどうするべきか、また捜索者が取るべき行動は? 山のプロである秋田のマタギ(狩猟に携わる人々)が語った。

 曽祖父宅に帰省中の理稀ちゃんは12日午前、祖父と兄と散歩中に1人で家に引き返して行方不明となった。同日から捜索が開始されたが、見つからない。手詰まりと思えたが、15日にボランティアの尾畠春夫氏(78)が「子供は上に行く」習性を考えて家の北側にある山を登ると、沢の岩の上に座っている理稀ちゃんを見つけた。30分ほどで1人で見つけた尾畠さんの超人ぶりには驚くしかないが、2歳の理稀ちゃんもよく頑張った。ただ、取材に応じた母親(37)が「駄目かなと思っていた」と語るように、この生還劇は奇跡に近い。

 山で遭難したときに、生き延びるための方法と捜索する方法を山のプロに聞いた

 秋田県の北秋田市阿仁地区猟友会の会長で、打当(うっとう)マタギのシカリ(リーダー)、鈴木英雄氏(71)は、何度も遭難者のために山に入り、見つけてきた。山の厳しさを知るだけに「2歳の子が見つかるとは奇跡だ」と話す。

 人が遭難するのは単独行動を取ったときと、疲労やケガで動けなくなったときの2パターンがある。阿仁の森吉山に登った20代女性が行方不明になったケースでも、家族に「先に下りる」と言って、そのまま遭難した。翌日、捜索隊として入った鈴木氏が見つけた。

「1人で行動してはいけない。この娘さんは空腹で、渡したバター餠(秋田名物)をパクパク食べていた」。普通の人は3日間でもダウンしてしまう。

 生存確率を高める方法は「沢を下りると、滝つぼが出て危険。尾根を1本間違えると見当違いの場所に出る。焦ってると歩きたくなるが、あまり歩き回らずに寒さをしのげる場所でジッとする。遭難の翌日は明るくなったら捜索隊がヘリを飛ばすから、空から見通せる場所にいること」だ。

 また、移動する際には「手の届く木の枝をちぎらずにポキポキ折ると、葉っぱが裏返しになる。葉の表は緑で裏は白。台風の後に山を見ると、枝が折れて山が白く見えるほど。多少離れていても、自分の歩いた道の目印になる」という。

 山に入るときの最低限の持ち物リストにはまず、火をつけるライター、LEDライト、そして塩だ

「福島でバイク事故を起こした若者が山に逃げて、飢えてヘビを食べていたが、どうしても塩辛いものが食べたくて警察に自首した。自首したくなるほど人間には塩が必要だ」

 一方、捜索する側の注意は「警察や消防が指揮しても駄目だ。山は図面を広げても分からないことだらけ。地元の人の判断と、山のプロの判断を優先して」と鈴木氏。

 数年前、秋田・玉川温泉近くの山にタケノコを採りにいった75歳の男性が遭難した。残された軽トラックの周辺には「芝を払っていた(草や枝をかき分けた)」跡があった。捜索隊が探す方向は定まった。

 鈴木氏は「みんなに『勝手にワーワー、名前を言うな』と注意した」と話す。「私だけが声を出し、他は叫ばない。静かにして山の反応を待つ。みんなでワーワー言ってると、遭難した人の声を確認できない

 このとき、かすかに聞こえた返答を鈴木氏がキャッチし、男性を見つけた。遭難した男性はタケノコ欲しさに沢を渡って疲れて動けなくなっていた。「疲れてると人は3度も叫ぶ体力さえなくなる」。理稀ちゃんが尾畠氏の呼びかけに「ぼく、ここ」と言うことができたのは、大変なことだ。

「捜索中は夢中になってザワザワしてしまうもの。必要なときにだけ声を出すのは、両隣の人との距離をはかる意味もある

 遭難したとき生存確率を上げるのは、遭難者と捜索者の運と力量だ。

「見つけた尾畠さんはすごいな。うちにも2歳の孫がいるけど、同じことをできるか…。男の子もすごい」とマタギのリーダーもうなった。

 

山口2歳児はなぜ奇跡生還できたのか 入山30分で発見ボランティア“おばたのおじいちゃん”
2018年8月16日6時0分  スポーツ報知
https://www.hochi.co.jp/topics/20180816-OHT1T50050.html

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藤本理稀ちゃんが見つかった現場付近に集まった報道陣

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発見現場で状況を説明するボランティアの尾畠春夫さん

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藤本理稀ちゃん(山口県警提供)

 山口県周防(すおう)大島町家房に母親らと帰省し12日午前から行方が分からなくなっていた同県防府市の藤本理稀(よしき)ちゃん(2)が15日午前6時半ごろ、近くの山中で見つかった。病院に搬送され、軽い脱水症状がみられるものの、健康状態に問題はない。発見したのは大分県からボランティアで駆けつけた尾畠春夫さん(78)。日本中が心配した2歳児は、3日ぶりに奇跡の生還を果たした。

 理稀ちゃんは、曽祖父宅から北東約560メートルの山中の沢に、はだしを浸しながら座り込んでいた。樹木で覆われた山中の沢の近くに座り込み、「ぼく、ここー」と、捜索していた尾畠さんに話し掛けた。尾畠さんが「よしくん?」と呼ぶと、「おじちゃん」とはっきりした声で応答したという

 12日に行方不明になってから、3日ぶりの奇跡の生還となった。泥だらけでダニに刺されたような痕があったが、外傷はほとんどなし。尾畠さんからアメを手渡されると、ぼりぼりと3個ほどかみくだいて食べた。不明時は水泳用ロングTシャツに海水パンツ、サンダル姿だったが、見つかった時はシャツのみ着用していた。

 尾畠さんは、そのまま理稀ちゃんをリュックサックに入れていたバスタオルにくるみ下山。警察官と合流し、祖父・正憲さん(66)に直接引き渡した。母の美緒さん(37)は「よっちゃん、よかったね。本当に生きて会えるなんて」と大粒の涙。理稀ちゃんの意識は、しっかりしていたという。

 搬送された山口県柳井市の周東総合病院で診察した竹ノ下由昌医師は「脱水症状があったので点滴したが、健康には問題ない。生命力が強いなと思った」と話した。診察時は「ヤダヤダ」と泣くなど元気な様子で、美緒さんにだっこをせがんでいたという。

 気象庁によると、12~14日は周防大島町は晴れの日が続き、最高気温は約34度で最低気温は約24度。平年より2度ほど高かった。降雨はなかったが、15日は朝から断続的に降っていた。

 理稀ちゃんは周防大島町の曽祖父宅に12日午前に帰省。曽祖父宅から約400メートル離れた海岸に海水浴に行くため、正憲さん、兄(3)と3人で出発した。曽祖父宅を出て約100メートルの地点で一人だけ引き返し、直後に行方不明に。8月13日に2歳の誕生日を、一人きりで迎えていたとみられる。

 県警などは連日、150人規模の態勢で捜索。14日午後には、美緒さんが公共用スピーカーで「よっちゃーん、お母さんだよ。早く出てきて」と何度も呼び掛けており、放送を聞いていた近所の農業・小村忠士さん(79)は「しょうすいしきったような声だった。お母さんの願いが届いた」とほっと胸をなで下ろしていた。

  *  *  *

 理稀ちゃんが3日ぶりに発見されたことに、専門家の間でも驚きが広がった。

 医療ジャーナリストの田中皓氏は「人は水さえ飲めれば、幼児であっても何日かは頑張れるもの。なぜなのかは分かりませんが、沢の周辺にいたのが最大ポイント」と指摘した。現地は最高気温34度の猛暑。「水の近くなら温度も下がるし、木陰もあったなら直射日光を浴びずにすむ」と、偶然山中に迷い込んだことの利点を強調した。

 さらに「あまり動き回らなかったのでは。むやみに動くと体力低下を招きますから」と、理稀ちゃんの行動が命をつないだ可能性も示唆。発見された15日は朝から雨が降っていたが「雨を浴びると気化熱で低体温症になる可能性があった」とし、本格的に雨が降り出す前に救出されたことも評価した。

 一方、大阪市西成区で地域子育て支援をするNPO法人理事の保育士・西野伸一さん(44)は「2歳になったばかりの幼児が3日間も一人で過ごしていたとしたら、考えられないこと」と指摘。西野さんによると、2歳児は食べる、着替えるなどの日常の動作を自分で少しずつ意欲的に取り組み出すのが特徴。大人の手を借りないと難しい面も多いという。

 普通は一人では何もできない年ごろの子どもが、単独で3日間生き延びること自体が奇跡。西野さんは「子どもの生命力の驚異としか言いようがない」と話していた。

  *  *  *

 捜索隊が2日半にわたって発見できなかった理稀ちゃんを山中で救い出したのは、ボランティア“おばたのおじいちゃん”だった。尾畠さんは「小さな命が助かって、本当にうれしかった」と涙を流した。

 行方不明の報道を聞いて、大分県日出町(ひじちょう)から急きょ駆けつけた。町へ到着したのは14日午後。家族とも会い、自身の手で引き渡す決意を伝えた。「1分でも1秒でも早く見つけてあげたい」と、この日は午前6時に単身で裏山に入った。わずか30分後、山口県警などの捜索隊に先んじる形で理稀ちゃんを発見した

 尾畠さんは40歳で登山を始め、60歳前に由布岳登山道の整備ボランティアを始めてからボランティア歴約25年になる。60代半ばまでは、大分県内で鮮魚店を経営していた。各地で災害が起きるたびに足を運び、遺品探しや泥かきに汗を流してきた。11年の東日本大震災では発生当初から約2年、宮城で復興活動。16年の熊本地震や昨年7月の九州北部豪雨、今年の西日本豪雨が発生した際も被災地に駆けつけた。

 今回は、2016年12月に大分県佐伯市で2歳女児が行方不明になって無事保護された際、捜索に参加した経験が生きた。「子どもは上に上がるのが好き。下ることはない」と確信。経験と自身の勘で、山中の遭難現場へ一直線。発見後は約束どおり、自らの手でタオルにくるまれた理稀ちゃんを母に手渡した。報道陣には「(合流した)警察が『渡してください』と来たけど『イヤです』と言った。警察が来ようが、大臣が来ようが関係ない」と豪快に笑った

 「きょうは尊い命が助かってよかった。元気な間はボランティアを続けて恩返ししたい」と今後も人助けのために全国を走り回るつもりだ。

 柳井署の安永孝裕署長は、尾畠さんに感謝状を手渡した。

 ◆理稀ちゃん発見までの経過

 ▼12日 理稀ちゃんが母親・美緒さんらと山口県周防大島町の曽祖父宅に帰省。午前10時半ごろ、祖父らと海水浴に向かう途中で一人だけ引き返し、行方不明に。通報を受けた県警が捜索開始

 ▼13日 誕生日を迎え理稀ちゃんが2歳になる

 ▼14日 県警などが約150人態勢で捜索を続ける。母親も屋外の公共用スピーカーを通じ「早く出てきて」と連呼

 ▼15日 午前6時半ごろ、不明になった現場近くの山中で捜索ボランティアの男性に無事発見される

 

2018.8.16 05:01
不明2歳男児を“人助けのプロ”78歳ボランティアおじいちゃんが30分で発見!
https://www.sanspo.com/geino/news/20180816/tro18081605010002-n1.html

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理稀ちゃんの発見現場で、当時の状況を説明する尾畠さん=15日午後、山口県周防大島町【拡大】

Tro18081605010002p2 感謝状を受け取り笑顔の尾畠さん


Tro18081605010002p3 藤本理稀ちゃんが見つかった現場付近に集まった報道陣=山口県周防大島町


 山口県周防大島町に母親と帰省し12日午前から行方が分からなくなっていた、同県防府市の藤本理稀(よしき)ちゃん(2)が15日午前6時半ごろ、不明になった場所の近くの山中で無事に見つかった。捜索のボランティアに来ていた尾畠春夫さん(78)=大分県日出町=が発見した。

 理稀ちゃんを無事に救出した尾畠さんは「尊い命が助かってよかった」と豪快に笑った。赤色のタオルでねじり鉢巻きをした78歳は、15日午前6時から単身、裏山へ。わずか30分ほどで沢沿いにいた理稀ちゃんを発見した。

 尾畠さんは町に着いた14日、理稀ちゃんの家族と会い「見つけたら必ず抱きしめ、じかにお渡しする」と決意を伝えた。その約束通り、無事な姿で家族に引き渡した。

 「子供は上に登りたがる習性がある。ぴたりと当たった」。尾畠さんは2016年12月、大分県佐伯市で2歳女児が行方不明になった際も捜索に参加。女児は無事に保護され、このときの経験が役に立ったという。

 65歳まで大分で鮮魚店を営んできたが、引退後はボランティアにいそしんでいる。西日本豪雨や東日本大震災など、災害が起きるたびに被災地で汗を流し「まだまだ世の中のために働きたい」。そう語る尾畠さんは15日、県警柳井署から感謝状を手渡された。

 

2歳児救出の尾畠春夫さん、テレビ出演依頼殺到
2018年8月17日6時13分  スポーツ報知
https://www.hochi.co.jp/topics/20180817-OHT1T50082.html

20180817oht1i50050t 15日の男児発見後に取材に応じる尾畠春夫さん


 山口・周防大島町の山中で行方不明だった藤本理稀(よしき)ちゃん(2)を15日に救出し、大きな注目を集めたボランティアの尾畠春夫さん(78)には16日朝からテレビの情報番組出演依頼が殺到した。

 尾畠さんは15日夜、車で山口を出発し、高速を使わず6時間半かけて大分・日出町(ひじまち)の自宅に帰宅したという。

 この日は自宅からの中継で、朝と午後に5番組に出演。朝はフジ系「とくダネ!」の間に、TBS系「ビビット」を挟む異例の態勢。午後はフジ系「グッディ!」の中継が長引き、午後2時35分から尾畠さんの出演を取り付けていた日テレ系「情報ライブ ミヤネ屋」が、放送中に待機する一幕も。「ミヤネ屋」の宮根誠司キャスター(55)が「前代未聞ですよ。安藤優子さん(グッディ!の司会)に、もう締めてって言って」と必死につなぎ、同41分にようやく尾畠さんが「ミヤネ屋」に出演した。

 「グッディ!」では頭に巻いたトレードマークの赤いタオルについて問われると「趣味が登山」と答え、遭難や動物対策の目的で習慣的に身につけるようになったことを明かした。

 65歳で鮮魚店をたたみ、ボランティアに専念する理由は「社会への恩返し」。被災地などで迷惑をかけないよう、水や食料などは全て持参するなどと語った。18日には豪雨被害を受けた広島・呉市へ向かうという。

 一方、理稀ちゃんはこの日朝、入院先の病院で出された朝食のおかゆやスイカを残さず食べた。起き上がって話すなど元気な様子で、1週間程度で退院できる見込みだという。

 

2歳男児が行方不明 海水浴に向かう途中 山口
2018年8月13日11時17分
https://www.asahi.com/articles/ASL8D71V6L8DTZNB003.html

As20180813001083_comm 藤本理稀ちゃん(山口県警提供)


 山口県周防大島町家房で、同県防府市の藤本理稀(よしき)ちゃん(2)が12日午前から行方不明になり、県警などが捜索を続けている。13日午前になっても見つかっていない。

 柳井署によると、理稀ちゃんは13日が2歳の誕生日。12日から母親、兄弟3人と一緒に同町内の曽祖父宅に帰省していた。

 理稀ちゃんは12日午前10時半ごろ、祖父(66)と兄(3)と海水浴に行こうと、歩いて約400メートル離れた海岸に向かったが、家を出て100メートルほどのところで1人で引き返した。祖父は家から20メートルほどのところまで歩く理稀ちゃんを確認したが、その5分ほど後に家を出た母親と他の子ども2人は理稀ちゃんと会わなかったという。

 理稀ちゃんは白地に袖が赤色の長袖シャツ、星柄の入った緑色の海水パンツを着て、水色のサンダルを履いていたという。

 

2018.08.24 # 地震・原発・災害
スーパーボランティア・尾畠春夫さんが語った「壮絶なる我が人生」
私が被災地に行く理由【前編】

週刊現代, 齋藤 剛
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/57170

お盆休みに、一躍注目を集めたスーパーボランティア・尾畠春夫さん。山口県周防大島町で行方不明となっていた2歳男児を発見し、連日ニュースに登場していた姿は記憶に新しい。現在、広島県呉市でボランティア活動を続ける尾畠さんに、週刊現代の齋藤剛記者が「被災地に行く理由」と「家族の話」を訊いた

自然に人が集まってくる

山口県周防大島町で行方不明となった藤本理稀ちゃん(2歳)を捜索開始から30分で発見して、「時の人」となった尾畠春夫さん(78歳)。

スーパーボランティアと呼ばれるようになった尾畠さんは休む間もなく西日本豪雨の被災地である広島県呉市の天応地区でボランティア活動をしている。8月20日(月)、本誌記者も尾畠さんを追って、現地に向かった。

ボランティアが活動する被災地域に向かうと、尾畠さんの姿はすぐに見つかった。真っ赤なつなぎに「絆」「朝は必ず来る」などと書かれたヘルメットをかぶり、汗を流していた。

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赤いつなぎと「絆」ヘルメット姿でインタビューに応える

尾畠さんの姿を見つけるや、住民や他のボランティアが駆け寄って写真撮影を求める。尾畠さんは「10枚ならいいよ」と冗談を交え笑顔で応じていた。実際、接すると実にチャーミングなおじいさんであった。

取材の旨を伝えると、「遠いところからごくろうさんです、おやっさん。まぁ座ってください」と応じながらも、「でもね、ただの変わったおっちゃんですよ。自分なんて取り上げたら売り上げが落ちるよ」と笑う。尾畠さんは成人した男性のことを「おやっさん」、女性のことを「ねえさん」と呼び、「来る者は拒まず、去る者は追わず」が信条だという。

作業を終えた17時すぎ、避難所になっている小学校の校庭の端にある尾畠さんの拠点で、話を聞いた。木陰スペースにシルバーの軽ワゴン車をとめ、そこで寝泊まりしているのだ。

ちなみに、ここは撮影スポットにもなっていた。尾畠さんが活動で不在している日中は、住民やボランティアが次々と訪れ、車の中を覗き込み、記念写真を撮っていた。

尾畠さんが一人で拠点に戻ってくると、年配の女性が現れて差し入れの焼きそばを渡す。

「今日もありがとうございました。私は体が悪くて作業ができない。本当に感謝しています」

こう頭を下げる女性に対し、尾畠さんは「あれ、今日は泊まりに来たの?」とジョークを交えながら軽妙にやりとりする。尾畠さんが言う。

善意を断るわけにもいかないでしょう。金銭は一切受け取りませんが、差し入れであればありがたくいただきます。ただ、どうお返ししていいのか。これが悩みです
ボランティア仲間、住民、そしてマスコミ。自然と人を引きつける人柄はどこからきたのだろうか。尾畠さんに自らの人生を振り返ってもらった。

NEXT 小学5年ですぐに奉公に出された
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/57170?page=2

戦後の荒廃や復興、バブルも、すべて見てきた

生まれは1939年。78歳と8ヵ月です。戦前に生まれ、戦争を経験し、戦後の荒廃や復興、そしてバブルも経験した。いまとなってはあの時代に生まれたことに感謝しております。芋とカボチャばかり食う時期もありましたが、それも良き思い出です。

大分県の国東(くにさき)半島で生まれて、幼少時に現在の杵築(きつき)市に引っ越し、そこで育ちました。父は下駄職人で、主に桐の下駄を作って販売していました。商売は順調ではなかった。ちょうど履き物がゴム製品に変わる頃で、下駄の販売は下降線でした。

母は主婦です。実は母についての記憶は多くはありません。というのも、母は41歳で亡くなってしまった。私が小学5年生のときです。母の死は自分の人生にも大きく影響しました。父はもとより酒好きな人間でしたが、妻が逝き、何人もの子供を抱え、下駄は売れないという厳しい現実から逃れるためか、ヤケ酒に走ってしまった。

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取材当日もボランティア活動で汗を流す

そして、そんな父によって、自分は農家に奉公に出されることになります。自分は7人兄弟の4番目。ですが、兄弟のなかで自分だけが奉公に出されることになりました。父からの説明は「お前は大飯食らいだから」というものでしたが、納得できるわけがありません。

だから、両親に影響を受けた、なんて話がよくありますが、自分にかぎってはそんなものはありません。というのも、小学5年生で親元を離れ、それこそ毎日草刈りやら何やらで忙しかった。学校には行きたくてもまともに行けなかった状態です。

奉公に出されたのは、家が貧しくそれを助けるためでした。それはわかっていましたが、父を恨みました。なぜ兄弟のなかで俺だけが……。最初はものすごく悔しかった。

とはいえ、奉公に出された以上は腹をくくるしかない。世の中はなるようにしかなりません。「やるだけやってやろうじゃないか」と心を入れ替えたのです

以来、奉公に出された家のおやっさんとねえさんを親だと思って何でも言うことを聞きました。すべては飯を食うためです。恨みの対象だった父ですが、いつしか感謝するようになりました。奉公の経験がいまの宝になっていますからね。後ろ向きで得をすることなんてありません。だから自分はプラス思考という言葉が大好きなんです

NEXT 背中を押してくれた姉の存在
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/57170?page=3

帰るところなんてなかった

私は昭和30年に中学校を卒業すると、卒業式の翌日に別府にある魚屋の小僧になりました。自分の意志ではありません。働くことになったきっかけは姉の紹介です。

「働きに出たい」と相談すると、姉から「あんたは元気がいいから魚屋になりなさい」と言われたんです。自分にとって姉の言葉は親の次に重い。もとより姉のことを信用していたので、それに従いました。

SL汽車で別府駅に向かう際、父から青い10円札を3枚持たされました。「珍しく大盤振る舞いだな」と喜んだのも束の間、すぐに30円は片道切符代だとわかりました。特攻隊と一緒です(笑)。自分には帰るという選択肢はありませんでした。

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地元住民との交流も

ただし、それまでが極貧でしたからね。魚屋に就職し、食事にあらの煮つけが出たのを見て驚きました。それまで毎日芋とカボチャでしたからね。こんなうまいものがあるのかと衝撃を受けました。

別府の魚屋で3年間修業した後、山口県下関市の魚屋で3年間ふぐの勉強をしました。さらに兵庫県神戸市の魚屋で関西風の魚の切り方やコミュニケーション術を4年間学んだ。私は10年修業した後に魚屋を開業するつもりでした。

ところが当時、貯金はゼロに近かった。というのも、魚屋の給料は安く、開業資金をまったく準備できなかったんです。

そこで、開業資金を短期間で用意するために上京しました。お世話になったのは、大田区大森にあった鳶と土木の会社です。もちろん、コネなんてありませんから、そこの親父さんに「俺には夢があります。3年間働かせてください。その代わり、絶対に『NO』と言いません。どんな仕事でもやります」と直談判しました。

鳶や土木の仕事の経験は、いまのボランティア活動に役立っているかもしれませんね。ありがたいことに、会社から「このまま残って頭(かしら)になれ」と熱心に誘っていただきましたが、自分は決めたことは必ず実行するのが信条。これはいまも昔も変わりません。その意味では、面倒な男かもしれません。 

結局、昭和43年、大分に戻り、4月にかみさんと結婚。そして、その年の11月に自分の魚屋を持ちました。名前は『魚春』です。二文字をくっつけると鰆(さわら)。もちろん、自分が一番好きな魚です(笑)。

NEXT 所帯を持つために必死に貯金した
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/57170?page=4

かけた情けは水に流せ。受けた恩は石に刻め

振り返ると、繁盛した時期もあれば閉店危機もありました。とりわけ窮地に陥ったのは、大分でPCB(水銀)が社会問題になったときでした。それこそ客足がピタッと止まりました。仕入れの量を通常の10分の1程度に減らしましたが、それでも売れなかった。

このとき、助けになったのは妻の存在でした。かみさんは料理上手で、ポテトサラダやコロッケ、キンピラなど総菜を店で販売するようになった。これで危機を乗り切った。妻がなければいまの自分はないでしょう。

妻との出会いは別府の小僧時代にさかのぼります。修行していた魚屋の向かいの貝専門店の娘でした。うちのかみさんは3学年下。中学1年生でした。当時は混浴の共同風呂があり、自分も彼女も気兼ねなく利用していましたが、風呂に行くのが恥ずかしくなったことを覚えています。当時から「いつかあの子と結婚したい」と意識していました。

別府の小僧時代の1ヵ月の給料は200円でしたが、100円は自由に使い、残りは貯金した。それもこれも彼女の所帯を持つためでした。

女房の支えもあり、商売は順調でしたが、65歳の誕生日に店を畳みました。15歳のときから『俺は50年働く。そして、65歳になったらやりたいことをしよう』と決めていたんです。

私にはいま48歳の息子と45歳の娘がいて、孫も5人います。息子は大学に行くこともできた。それもこれもお客さんが魚を買ってくれたから。皆さんが温かく手を差し伸べてくれたからこそ、いまの生活がある。それに気づきました。

いただいた恩をお返しするのは当たり前。それが人の仁義です。どのような形で恩を返そうかと考えたとき、第二の人生をボランティア活動にささげようと決意しました。「かけた情けは水に流せ。受けた恩は石に刻め」。好きな言葉です。ですから対価は一切求めません。

 

2018.08.25 # 地震・原発・災害
酒も飲まず、貯金もゼロ…スーパーボランティア尾畠春夫さんの生き様
私が被災地に行く理由【後編】

週刊現代, 齋藤 剛
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/57178

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山口県周防大島町で行方不明となっていた2歳男児を発見し、大きな注目を集めたスーパーボランティア・尾畠春夫さん。現在、広島県呉市でボランティア活動を続ける尾畠さんに、週刊現代の齋藤剛記者が「被災地に行く理由」と「家族の話」を訊いた――

健康保険証は11年無使用

私は65歳から本格的にボランティア活動を開始して、最初は新潟の中越地震のときかな。災害があるとすぐ現地に向かいました。それこそ全国を回りましたね。

東日本大震災のときは、南三陸でがれきの中から思い出の写真などを見つけ、被災者に戻す「思い出探し隊」の一員として、約500日間ボランティア活動をしました。このとき、酒をやめました。それまで自分は浴びるほど飲むタイプでした。しかも、ストレートでしか飲まない。しかし、南三陸の光景を見て思うところがありました。

避難所のベイサイドアリーナには1800人もの避難者がいた。ぎゅうぎゅう詰めで身動きできない。にもかかわらず、誰も文句を言わない。同じ日本人でありながらこんな思いをしている人がいるんだと思った。酒なんか食らっている場合ではないと思ったんです。

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笑顔を絶やさない尾畠さん

それから7年5ヵ月一滴も飲んでいません。ただ、酒を断ったわけではありません。中断しているだけです。解禁するときは東北3県の仮設住宅がすべて取り除かれたときと決めています。そんな日が来ることを期待しています。

健康保険証は11年ほど使用していません。大きな病気は40歳の頃に腸捻転をやったことくらいかな。大分の自宅にいるときは毎日8㎞ほどジョギングしています。健康の最大の秘訣はとにかく体にいいものを食べる。これに尽きる。

具体的に言うと、野草を集め、茹でて酢醤油で食べます。桑の葉がうまいですね。あと、たんぽぽもうまい。オオバコ、ドクダミ、ヨモギ……。どれも体にいい。こうした食生活は登山を始めた40歳の頃から続けていますが、誰かにおすすめしません。実際、家族でも食べているのは自分だけです。

いまの食生活ですか? 被災地に負担をかけることがないよう、別府市内のディスカウントストアで約2週間分の食料を買い込みました。ボランティア中の主食は、持ち運びに便利なパックご飯とインスタントラーメンです。ご飯は3パックで198円。ラーメンは5パックで158円です。

パックご飯は温めるとガス代がかかるのでそのまま食べます。おかずなんていりません。梅干しがあれば十分です。寝泊まりするのは軽ワゴン車の後部座席です。被災地のどんな環境でも寝られるようにするため、普段からゴザの上で寝ています。この車は13年間乗っていますね。走行距離は約20万㎞。故障したことは一度もない。タフな相棒ですよ。

NEXT 家族はなんて言っているのか?
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/57178?page=2

ボランティア活動中はお風呂にも入りませんし、シャワーも浴びません。大分に帰って温泉に入る。これは格別です。3時間も4時間も入ってしまいます。これはボランティアを終えた後の楽しみのひとつです。

日常生活はシンプルそのものです。テレビはNHKしか見ません。しかも、情報収集のため30分見るだけ。ただ、地元紙である大分合同新聞は定期購読しています。お気に入りはラジオ深夜便。懐かしの歌が好きですね。

カミさんは旅に出て5年帰ってこない

私は被災地に行ったら「暑い」とは絶対に言わない。もし自分が被災者であったならば、どう思うのか。ボランティアさせていただいているという立場を忘れてはいけません。

当然ですが、言動すべてに気をつける必要があります。赤い服を着ているのもこだわりです。背中には名前が大きく書いてあります。これには理由があり、被災している方は身元がわかるほうが安心するんです

さらによく話すこと。黙っていると怖いでしょう。赤い服もそうですが、すべては安心感をもってもらうためです。

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背中には大きく「尾畠春夫」の文字が

現在の貯金はゼロに等しいですね。年金は月約5万5000円。ここからボランティア活動費を捻出しています。私は商売人ですからカネには執着しています。それはいまも同じです。

ただし、ないものは追っても仕方ない。私は逃げるものは追いかけない主義です。そのときの状況に応じた生活をしているだけです。ここに来るだけでも往復で約1万円かかります。残りは4万円。それに合わせて生活するだけ。ない袖は振れぬ。これを心がけています。

家族の反応なんて気にしません。ただし、ボランティアに出かけるときは、自宅の玄関に『どこどこに行く』と息子と娘への伝言を残して出発しています。

カミさんは、いまは旅に出ている……。一人旅です。「自由にしたい」って。「旅に出たい」と言うから「はい、どうぞ」と。5年前に出かけて……まだ帰ってない。愛想を尽かされたらそれはそれで仕方ない。

そもそも、夫婦なんてもともと他人じゃから。ただ惚れて結婚した。憎いとかそんな気持ちはない。いまの家は妻とゆっくり老後を過ごすために購入したものです。カミさんも鍵を持っている。いつでも帰ってこられる状態にしてあります。

息子は公務員です。市役所に勤めています。自分とは真逆の人生を歩んでいる。「魚屋を継いだほうがいいかな」と聞かれたことがあります。そのとき、「お前には継がせないよ」と怒りました。

当たり前ですが、自分の人生は自分で歩むべき。私は子供に対してどうこうしろと言ったことはありません。国民の義務さえ果たしていれば何をしてもいい。

NEXT いつかは沖縄で遺骨収集を
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/57178?page=3

小さくても長持ちする。そんな生き方をしたい

娘はいろいろと心配してくれます。携帯電話を持つように何度も言われていますが、携帯電話にしろ、パソコンにしろ、そうしたものに振り回されたくない。カーナビも一度も使ったことがありません。

孫といえば、忘れられない思い出があります。店をやめて1年後くらいかな。あるとき、一番年上の孫が突然うちに来た。当時、孫は高校生でしたが、真剣な顔で「話があるんだ。じいちゃん、タバコをやめろ」と言うんです。

65歳を過ぎると体力が急激に落ちるから絶対にやめろって。自分はヘビースモーカーで、ピースを2箱吸っていました。これはうれしかった。孫の言うことは天の声だと思い、その場ですべて燃やしました。ちなみに、この孫は登山をしています。私の影響だそうです(笑)。これ以上うれしいことはないですよ。

来る人は拒まず。もっとも、マスコミはすぐいなくなるでしょう。私なんて一過性のもの。日本は熱しやすく冷めやすい。自分のことなんてすぐ忘れるでしょう。僕は花火の中では線香花火が好きなんです。小さくても長持ちする。そんな生き方をしたい

いつかは沖縄で遺骨収集したいと思っています。ガマってわかりますか。沖縄にある自然の洞窟です。ここには相当な数の兵隊さんの骨が残っているようです。その捜索をしたい。本当は今年実行する予定で、道具など準備をしていました。ところが、災害が続発して断念しました。いまはこちらが優先です。ただ、来年の春にも実現したい。

ボランティア活動の現場では、経験豊かな尾畠さんの存在感はやはり大きい。暑さで具合を悪くしたスタッフを見つけると、すぐさま水を飲ませ、休ませる。積極的にコミュニケーションをとろうとしないメンバーがいると、笑顔で話しかける。

最後に尾畠さんと握手したが、握力は78歳のそれではなかった。そのバイタリティ、行動力には感服するしかなかった。

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原子炉時限爆弾 広瀬 隆

隠される原子力・核の真実―原子力の専門家が原発に反対するわけ 小出 裕章


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2017年12月 1日 (金)

貴乃花部屋HP「わが弟子たちへ」、ほか関連動画と相撲関連記事を何本か採録。

 最初に、貴乃花部屋HP『貴乃花部屋 訓辞』と『わが弟子たちへ』。次に、貴乃花が育てた有望力士、貴景勝関(21歳)、貴源治関(20歳)の動画を採録

 なお、貴乃花部屋のHPは一時閉鎖し内容変更の準備中。最新の情報は貴乃花応援会で見られます。

 

 下記記事他、関連記事何本かを後ろで採録

相撲協会「情報操作」で貴乃花親方“包囲網” 元特捜部長が語る事件の特殊性「親方の行動理解できる」

八角理事長の力量に協会関係者から疑問の声 貴乃花親方、門前払いで刺し違え決意

白鵬を身内が告発「あれは横綱ではない」 後援会関係者も苦言…重ねる問題言動、八角理事長は「全くモノが言えていない」

 

 以下、↓今話題の記事。リンク先のは全文ではなかったので、資料として全文採録。

貴乃花 ブログで綴っていた“弟子への思い”が話題再燃
2017年12月4日 20時0分 女性自身
http://news.livedoor.com/article/detail/13982242/

貴乃花部屋のHP
http://takanohana.net/
Internet Archive 
↓2013年6月25日のアーカイブ。貴乃花親方の左に元幕内光法関、貴乃花親方から右へ元小結隆三杉関、貴ノ岩関、元大関貴ノ浪関(2015年6月20日急性心不全で逝去享年43歳)

(↓クリックすると拡大)スクロールして見るなら
Takanohana_beya_20130625

ホーム > 貴乃花親方からのメッセージ
http://www.takanohana.net:80/message/index.html#diary
Internet Archive ←2013年6月6日のアーカイブ。

貴乃花部屋 訓辞  貴乃花 光司

Message_takanohana

一、力士道に忠実に向き合い日々の精進努力を絶やさぬ事
二、人の道に外れないよう自身を鍛え勝負に備える事
三、弱き者を援け強き己を築き上げる事
四、先輩と後輩の秩序を守り信念を汚さない事
五、先輩は後輩を見守り後輩は先輩を敬う事
六、勇気 元気 活気 生まれ持つ気質を鍛える事
七、授けられた命ある限り生涯を懸けて進路を全うする事
八、人を妬むことなく己の心と常に闘い研磨する事
九、三六五日を鍛え三六五日以後に結果を求めない事
十、努力に勝る天才はなし!
  善の心は良き己を支配し新しい明日を開拓する
  冷静さと深さを追求し川の流れのように静けさと
  激しさを兼ね備えて自然体である事

 

貴乃花親方ダイアリー

我が弟子たちへ
2013.5.12

今日から五月場所が始まった。
一日を終えて勝ったものも負けたものもいる。
地位も違えば性格も違うから、悔しがっているものも、ホットしてるものもいるだろう。
始まったばかりで言うのもなんだけど、全力を尽くしてやるだけやってくれればいい。
数字的な勝敗も気になるとこだが、そんなことより君たちが生きてきた証を土俵の上で堂々と見せるだけでいい。
焦らず、怯まず、躊躇わずに、今まで君たち一人一人に教えてきたことを頭に浮かべて、まっすぐな気持ちで戦いに挑めばいい。
この世は一切皆空である。
人が思い描けるほどその通りにはいかない、難しい社会がそこにはある。
だから、若いのだから怖がらずに戦ってほしい。

親方はこの道の本職だ! 戦い方は知っていて、戦わせ方も心得ている。
一念通天、一つの思いは天にも通ずる。
そうやって親方は人生を掴んできた。それ以外の考えはなかった。
土俵に上がり体と心を震わせながら、臆病な自分に負けじと戦ってきただけだ。
青春も涙も味わったことはないけど、今は君たちの取り組みを見るたびに涙が止まらない。
だから他にはなにも要らない、ただただ運命を超えた涙を味わってほしい、それだけだ!
「自分がここまでやれたんだ」と感じられるだけでいい。
親方がついている。一緒に土俵にはあがってやれないが、親方は命を懸けて見ている、不惜身命で見ている!
それぞれ得意な技があるけれども、戦いに最も必要な業は『諦めない気持ちで挑むこと』だ!
相手が大きくて強いと思うほど、自分から目を離さずに、相手からも目を離さずに戦うことだ。そうすれば勝利の女神がどこかにいてくれる。
自分が怖くなった時こそ、向かい合う相手に仁義を通し、睨み付けていけばいい!
すべての君たちの取り組みを替わってやれるものなら替わってあげたい。
一騎当千であるつもりだよ!

親方は相撲のことしか知らないけど、相撲のことしか詳しくはないけど、師匠から相撲の哲学を学び、必死で身に付けた。
毎晩腹の底で泣きながら、心とからだを鍛えてきた。
門限を過ぎたら気を養うように寝ていた。自分が生きていることの実感を知りたくて。
布団に入る時だけがその時だった。
布団に横たわるまで死力を尽くして生きてみたい、と思いながら毎日を暮らした。
誰彼に良く思われようなんて考えたこともなかったよ。
喧嘩っぱやかったし、怖いもの知らずだった。
でも今は君たちの取り組みを見るのが怖い、ただただ怖い。
でも歯を食いしばって見つめているんだ。神様をも味方につけようと思って。
それでも神様が味方してくれなかったとしたら、親方が受けて立つ思いで見ている。
神様を敵に回しても親方はなにも怖くないさ。
ただ、君たちが怪我をするのだけがすごく怖い。
神様は居るようでいないものだよ。居るとしたら、君たちの守護神は親方さ。
君たちのためなら、例え世界中の神様を敵に回したとしても、なにも臆することはない。
もしも神様が君たちの命を奪いにくるのであれば、親方が奪い返す。
親方は相撲しか知らない。相撲は詳しい、負け方も勝ち方も心得ている。
しかし君たちには勝たせることしか教えない。命懸けで勝たせる。
心が倒れそうな時には立ち止まって踏ん張れ!
そこにいればいい。敗けを知れば勝ちを知る。その方法は親方が知っている。
先代から与えられた哲学と自分で培った勇気がある。
その勇気の中には綺麗なものも汚いものもすべて入っている。

来るとこまで来たらこっちのものだ!
親方が教えた五進術は全員に教えている。言い方は違うけれども一視同仁だ。
これは君たち以外には教えない!
その答えは、師資相承の中にある、絆という掟の中だけにある。

男には男の道がある。
力士には力士の道がある。

この国を今後は亡き親方に代わり伝承せよ!
先祖伝来の牙城を守り抜け。

貴乃花光司

 

 以下、貴ノ岩関以外にも、貴乃花親方が育てた力士が番付を逞しく上がってきてます。まず筆頭は貴景勝

大相撲新十両 佐藤(現 貴景勝)貴乃花部屋 特集 NHKニュース神戸発 2016年5月2日放送
高木祐希
https://www.youtube.com/watch?v=lIbT9Vx113k

2016/05/04 に公開

 

三役昇進!小学生時代の貴景勝関映像入手 貴乃花親方が育てた愛弟子!
https://www.dailymotion.com/video/x6u8tc3

6分46秒(#t=6m46s)から、兄弟子貴ノ岩との話しが微笑ましい

8分40秒(#t=8m40s)から、憧れの力士像について「勝って驕らず、負けて腐らず、そう言う感情を出さないような気持ちの強い力士になりたい」と、まさに貴乃花親方が理想

 貴景勝は2017年11月場所では横綱日馬富士、さらに稀勢の里からも金星を獲得した。この場所は11勝4敗で殊勲賞を受賞し、2018年1月場所での三役昇進を確定的なものとした。

 

貴景勝、新小結に 貴乃花部屋初の三役 騒動は「影響ない」
Breaking Entertaiment News
https://www.youtube.com/watch?v=cL2xRlNzaR0

2017/12/26 に公開

2分1秒の所から、相撲レポーターの横野レイコ「本名も貴信でしょ、貴乃花を信じるって言うのをお父さんがつけた」後半部分は横野レイコの作り話。横野レイコは口から出任せが多いので要注意。以下は良く知られている話し。

Wikiより
本名の「貴信」は当時現役の横綱だった貴乃花から1字を取ったものであり[4]、そこに織田信長の「信」の字を加えてある。父は「男に生まれたからには、天下を取らないと駄目だぞ」という思いを込めてこの名前を付けたという。[5]

新十両佐藤9勝目 父一哉さんから雷落とされ奮起
https://www.nikkansports.com/battle/sumo/news/1649251.html
魚拓 

(略)

 「男に生まれたからには、天下を取らないと駄目だぞ」と、横綱貴乃花と織田信長からそれぞれ1字を取り「貴信」と命名された佐藤。「残り4番も楽しみです」と再びエンジンを吹かす。

しこ名の貴景勝の由来は下記。

2018.1.13 18:00更新
【大相撲初場所】
貴乃花部屋の新三役・貴景勝ら20代力士に勢い、白鵬も安穏としてられない波乱含みか
https://www.sankei.com/premium/news/180113/prm1801130008-n1.html

(略)

(2/2ページ)
https://www.sankei.com/premium/news/180113/prm1801130008-n2.html
Internet Archive 

(略)

 ■貴景勝光信(たかけいしょう・みつのぶ)平成8年8月5日生まれ。兵庫県出身。本名・佐藤貴信。貴信は横綱だった貴乃花から一字を取って父が命名したという。名門・埼玉栄高を経て貴乃花部屋に入門し、平成26年秋場所で初土俵。順調に出世し、29年初場所で新入幕を果たし、三賞を3度獲得する活躍を演じた。30年初場所で新三役として小結に昇進した。本名の佐藤で土俵を務めていたが、新入幕を契機に「貴景勝」に改名。戦国武士の上杉景勝が由来で、貴乃花親方が命名。日本の心意気や誇りの精神を抱いて土俵に上がってほしいという期待が込められているという

5分21秒(#t=5m21s)から、「親方から学びたいことは」。

 

[大相撲2017九州] 2横綱1大関を破って殊勲賞の貴景勝 11勝4敗 全取組 ノーカット
33yaki
https://www.youtube.com/watch?v=qgzA8MAwJrk

2017/12/02 に公開

00:00 初日  対 豪栄道 ●押し出し
03:32 2日目 対 日馬富士 ○押し出し
06:15 3日目 対 白鵬 ●寄り倒し
11:09 4日目 対 稀勢の里 ○突き出し
14:18 5日目 対 嘉風 ○押し出し
18:50 6日目 対 高安 ○押し出し
21:58 7日目 対 千代大龍 ○突き落とし
24:17 8日目 対 御嶽海 ○押し出し
27:50 9日目 対 阿武咲 ●叩き込み
31:24 10日目 対 松鳳山 ○突き出し
33:05 11日目 対 琴奨菊 ●寄り切り
36:53 12日目 対 玉鷲 ○押し出し
40:15 13日目 対 栃煌山 ○押し出し
41:26 14日目 対 千代翔馬 ○掬い投げ
42:25 千秋楽 対 隠岐の海 ○押し出し

 

 次に貴景勝の弟弟子、貴源治

貴源治新十両インタビュー 貴乃花部屋
横綱物語
https://www.youtube.com/watch?v=zhTgvnmFFTs

2017/05/18 に公開

 

 以下記事を何本か資料として採録。

相撲協会「情報操作」で貴乃花親方“包囲網” 元特捜部長が語る事件の特殊性「親方の行動理解できる」 (1/3ページ)
2017.12.16
https://www.zakzak.co.jp/spo/news/171216/spo1712160002-n1.html

Spo1712160002p1 日本相撲協会の初代危機管理委員長を務めた宗像氏は、角界で問題視される貴乃花親方(写真)の行動を「理解できる」と話す


Spo1712160002p2 宗像紀夫弁護士


 元横綱日馬富士(33)の暴行事件に端を発した日本相撲協会の騒動について、元東京地検特捜部長で、相撲協会の外部理事と危機管理委員長も務めた宗像(むなかた)紀夫弁護士(75)が、夕刊フジの独占取材に応じた。被害者である平幕貴ノ岩(27)の師匠、貴乃花親方(45)が危機管理委員会の聴取を拒否し続けていることに協会サイドから批判の声が出ているが、宗像氏は貴乃花親方の行動について、事件の特殊性ゆえの対応だと推測した。

 「今回の事件は、ある特殊な場所で、特殊なグループの中で起きたものだ。しかも純粋な刑事事件だ。自分のまな弟子が暴行を加えられた貴乃花親方としては、刑事事件として公正、公平に捜査してもらって事実関係を明らかにしてもらい、処罰されるべき人がいれば処罰してもらうというスタンスだろう。それは不合理でないし、理解できる

 宗像氏はこう語った。宗像氏は、リクルート事件で主任検事として同社創業者の江副浩正氏を取り調べ、東京地検特捜部長時代にはゼネコン汚職事件などの捜査を指揮した。名古屋高検検事長を最後に退官した後は、弁護士として活躍している。2012年には、日本相撲協会の外部理事に就任。初代の危機管理委員長を務めた。現在の委員長には、宗像氏と司法修習同期で元名古屋高検検事長の高野利雄氏(74)が就き、事件の調査にあたっている。

 刑事事件に精通し、協会の外部理事を務めた経歴から角界の事情にも詳しい宗像氏が強調するのは、事件の特殊性だ。

(2/3ページ)
https://www.zakzak.co.jp/spo/news/171216/spo1712160002-n2.html

 暴行事件が起きた後、相撲協会の巡業部長である貴乃花親方がすみやかに協会に報告せずに、鳥取県警に被害届を出したことが批判の対象となっている。

 宗像氏は「(批判は)一般論としては正しい」としながら、貴乃花親方は協会に報告した際のリスクを考えたのではないかと推測する。「実際のところは分からないが、『被害届を取り下げてもらえないか』と言われるかもしれないし、『話し合いで解決してほしい』と言われるかもしれない。そうすると、これだけの事件がなかったことにされかねない

 そのうえで、「今回の事件で、貴乃花親方は(相撲界に)暴力的体質が残っていることを世に知らしめた。協会にとっては大きな打撃になるけれど、大局的に見れば、相撲界でこういった暴力事件が二度と起きないようにという警鐘となっている」と語る。

 宗像氏はかつて委員長を務めた危機管理委員会の対応に対しても、疑問を投げ掛ける。

 問題視するのは、委員会が11月に貴ノ岩が九州場所休場に際して提出した診断書について、作成した医師から事情を聴き、「病状に現状は問題はなく、相撲が取れる状態にある」との所見を発表したことだ

 宗像氏は「あれは簡単にいうと、『大したけがでもないのに重大なけがと称して、貴ノ岩を欠場させて事件を大きくしようとしている』という見方を相撲協会側がしていると表明したのと同じだ。こんな言葉は使いたくないが、『情報操作、世論操作の側面がある』と言われても仕方ないだろう」と語る。

(3/3ページ)
https://www.zakzak.co.jp/spo/news/171216/spo1712160002-n3.html

 相撲協会と貴乃花親方の対立は現在も続いている。鳥取県警が今月11日に日馬富士を書類送検した後、危機管理委員会による貴ノ岩の事情聴取時期をめぐって両者の考え方の違いが鮮明になった。

 書類送検が終了した段階で聴取に応じると認識していた協会サイドに対し、貴乃花親方は、鳥取地検の処分が確定するまで協力しないなどとする文書をファクスで送付したとされる。

 この見解の相違について、宗像氏は「書類送検で警察の捜査が終わるなんて、法律家は誰も思っていない。書類送検というのは警察が『これだけ捜査した』という区切りのようなものだ。検察はその後、『これが足りない、あれが足りない』『実況見分をやり直してほしい』といくらでも警察に指示ができる」と説明する。

 そのうえで、「『貴ノ岩が出てこないのはおかしい』といわれているが、相撲社会というのは特殊なヒエラルキーの社会だ。危機管理委員会には貴ノ岩の大先輩がいる。そういったところでしっかりとした調査、供述はできるのか。捜査が終わる前だと影響を受ける恐れがある」と話し、検察の処分終了後の聴取が望ましいとする

 協会の外部理事を務めた当時に接した貴乃花親方の印象を聞くと、「非常に純粋で、正しいものは正しい、間違っているものは間違っているとはっきりさせないとおさまらない人だ」と宗像氏は話す

 外部理事を務めていた2016年3月、宗像氏は週刊誌上で、八角理事長による「協会私物化」を批判した。このためなのか、今回の騒動で「貴乃花親方のアドバイザーをしている」との噂もあるが、宗像氏は明確に否定。現在の立場を「中立」であるとし、こう話した。

 「私は協会と貴乃花親方に仲良くしてもらいたいと思っている」

 初代危機管理委員長の直言に、相撲協会はどう応えるのか。

 

八角理事長の力量に協会関係者から疑問の声 貴乃花親方、門前払いで刺し違え決意
12/15(金) 16:56配信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171215-00000014-ykf-spo

2017121500000014ykf000view 混乱が収まらない相撲協会。八角理事長はどんな責任の取り方をするのか(写真:夕刊フジ)

 混迷を深める元横綱日馬富士(33)の暴行事件で、日本相撲協会の八角理事長(54)=元横綱北勝海=の責任を問う声が強まっている。八角理事長ら協会執行部は、20日に臨時で開く横綱審議委員会(横審)と理事会で早期幕引きのシナリオを描いていたが、貴乃花親方(45)が処分覚悟で、被害者である貴ノ岩(27)への聴取を断固拒否。相撲協会関係者は「歴代理事長だったら、ここまでの混乱を招いていない」と、その力量に疑問を投げかけている。  

 20日に行われる横審と理事会は、まさにガチンコ勝負の天王山。今後の相撲界を左右する1日になる。

 貴乃花親方以外の理事は同日までに今回の問題を決着させる意向だったが、それには被害者の貴ノ岩に対する聴取が欠かせない。しかし、師匠の貴乃花親方は「これまで何回も(八角)理事長が電話をしているが、出ない」(協会危機管理部長の鏡山親方=元関脇多賀竜)状態でいる。揚げ句、協会に対してファクスでノーを突き付けた。

 鏡山部長は13日にも貴ノ岩の病状などを問う文書を携え、通算5回目となる貴乃花部屋への訪問を行ったが、再び門前払いされた。

 このまま問題の20日を迎えた場合、まず横審で暴行現場の宴席に同席していた白鵬、鶴竜に対し「厳重注意」などの処分が科せられる公算が大きい。続く理事会では、理事の1人で巡業部長の貴乃花親方に対し、事件を把握し鳥取県警に被害届を提出しながら協会に報告せず、協会が要望する貴ノ岩への聴取を拒否し続けることなどを理由に「巡業部長」、さらには「理事」の肩書を剥奪されると協会内で予測されている。

 一方、協会トップの八角理事長は、現在144万8000円+各種手当とされる月給の減額にとどまるとの見方が強い。

 だが、一部協会関係者は「歴代理事長であれば、これほど混乱していない。貴乃花親方との連絡が取れないなら取れないで、鏡山部長に子供の使いのようなことを繰り返させるのではなく、自ら強権を発動すべきだ。九州場所で敗戦に自ら物言いをつけたり、優勝インタビューで万歳三唱を促すなど、やりたい放題の白鵬にも、横綱の先輩としてもっと断固たる姿勢を見せなくてはならない」と問題視する。

 相撲関係者の間では、貴乃花親方が協会に対し、非協力的な姿勢を貫くのは、今回の暴行事件が協会内でなあなあに処理され、もみ消される可能性を危ぶんだからとの見方が根強い。

 コーポレートガバナンス(企業統治)に詳しい久保利英明弁護士は「もみ消される危険があるというような組織は、まともな組織ではない」と話す。

 スポーツ団体の運営に詳しい関係者も、全日本柔道連盟の過去の不祥事への対応を例に挙げ、こう語る。

 「全柔連では2013年に柔道女子日本代表の監督が選手に暴力や暴言を加えていたことなどが判明し、上村春樹会長ら執行部を含む23人の理事が辞任した。同じ伝統武道の柔道でこれだけの対応がなされたことを考えれば、八角理事長が居座り続けることは考えられない」

 前出の久保利氏は「自ら清くする力がないと、その組織は信用されない。そのために、外部の理事たちが入っている」とガバナンスが見えないことを批判。その上で、「部屋の利益を代表するような力士が持ち回りで理事長を務めるのは、ガバナンス的に効きようがない。プロ野球がコミッショナーに前日本取引所グループ最高経営責任者の斉藤惇氏を招いたように、外部出身の人が理事長になってもいい。そのほうがガバナンスが効くのではないか」と指摘した。

 全柔連では上村氏の辞任後、新日鉄住金会長の宗岡正二氏が初めて外部から会長に就任した。

 振り返ってみれば、大相撲の歴代理事長は豪腕と品格を兼ね備えた人物が多かった。春日野理事長(元横綱栃錦)は1985年1月に総額150億円以上と言われた両国国技館の建設を「無借金」で成し遂げ、バトンを受けた二子山理事長(元横綱若乃花)は「立ち会いで待ったをした場合、罰金10万円」と当時の横綱千代の富士や北勝海、小錦や曙のハワイ勢、若貴兄弟など全力士を呼び出し「仕切りはこうとるんだ」「立ち会いはこうあるべき」と陣頭指揮で熱血指導した。

 出処進退も潔い。北の湖理事長(元横綱)は2008年、弟子の大麻問題が発覚すると理事長職を一度退いた(12年に復帰)。武蔵川親方(元横綱三重ノ海)は10年8月、現役力士が野球賭博に関わった責任などを取って辞任している。

 八角理事長は自身の立ち位置と責任をどこまで認識できているのか。注目の理事会まで、波乱は避けられそうにない。

 

白鵬を身内が告発「あれは横綱ではない」 後援会関係者も苦言…重ねる問題言動、八角理事長は「全くモノが言えていない」
2017.12.12 19:30
http://www.iza.ne.jp/kiji/sports/news/171212/spo17121219300054-n1.html

Spo17121219300054p1 白鵬をめぐり、後援会関係者からも「横綱の品格」を疑問視する声が上がった

 

 鳥取市内のラウンジで10月下旬、平幕貴ノ岩(27)に暴行したとして、鳥取県警は11日、傷害容疑で元横綱日馬富士(33)=本名、ダワーニャム・ビャンバドルジ=を書類送検した。起訴を求める「厳重処分」の意見を付けたとみられる。事件の根源には貴乃花親方(45)と、横綱白鵬(32)らモンゴル出身力士との“相撲道”の違いがある。暴行の発端を作るなど、“共犯”と呼ばれてもおかしくない立場の白鵬の言動には、後援会関係者も苦言を呈する。

 日馬富士は秋巡業中の10月25日夜から26日未明にかけて、ラウンジの個室で貴ノ岩を素手やカラオケのリモコンで殴り、頭部に10日程度のけがを負わせた疑いが持たれている。

 暴行のきっかけとなったのが白鵬が貴ノ岩の態度について説教したことだった。日馬富士はちゃんこ店での1次会では貴ノ岩をかばったが、2次会のラウンジで白鵬が再び説教をした際、スマートフォンを操作する貴ノ岩に激高、殴打した。同席者らはすぐに止めず、リモコンで殴ったところで白鵬が日馬富士を個室から連れ出したという。

次ページ貴ノ岩はモンゴル出身だが貴乃花親方の下で…
http://www.iza.ne.jp/kiji/sports/news/171212/spo17121219300054-n2.html

Spo17121219300054p2 元横綱日馬富士

 

 貴ノ岩はモンゴル出身だが貴乃花親方の下でモンゴル出身力士とは一線を引いているとされる。また、今年の初場所では貴ノ岩が白鵬から金星を奪っていた。

 九州場所で優勝を飾った白鵬だが、最近の土俵内外での言動に眉をひそめる向きも少なくない。

 「私は双葉山の時代から相撲を見ているけれど、あれは横綱ではない」と語気を強めるのは、神奈川県で、白鵬が所属する宮城野部屋の後援会(現在は解散)会長を務めた横須賀エフエム放送会長の服部眞司氏(84)だ。

 「最近では立ち会いで張り手や、(ひじを使った)かち上げがみられるが、3~4年前から体が衰えているように見える。だからそんな手段を使うのではないか。これは横綱相撲ではない。大鵬も双葉山もこんなことはしなかった」と憤る。

 白鵬は九州場所11日目に嘉風(35)に敗れた際、審判に抗議し1分以上も土俵に戻らなかった。約80年にわたり相撲を見ているという服部氏は「あんなものはこれまで一度も目にしたことがない」と驚いたという。

 現役の後援会会長も白鵬の言動に眉をひそめる。関西宮城野部屋後援会の北田義和会長(71)は、白鵬が千秋楽の優勝インタビューで「日馬富士と貴ノ岩をもう一度土俵に上げたい」と発言した点について「話したことそのものが悪いとはいわないが、あの場で言わなくてもいいことだなと思った」との思いを口にした。

次ページ白鵬は「貴乃花親方が巡業部長なら、巡業に出たくない」…
http://www.iza.ne.jp/kiji/sports/news/171212/spo17121219300054-n3.html

Spo17121219300054p3 日馬富士関の暴行問題について謝罪した日本相撲協会の八角理事長。右は白鵬関=26日、福岡市の福岡国際センター (仲道裕司撮影)

 

 日本相撲協会の八角理事長(54)が先月28日に行った講話の席で白鵬は「貴乃花親方が巡業部長なら、巡業に出たくない」という旨の発言をした。北田氏は「個人的な考えをそういった場で口にするのはよくない」と注文をつけた。

 前出の服部氏は、約30年ほど前に当時の宮城野親方(元小結廣川)が神奈川県横須賀市出身だった縁で宮城野部屋の後援会を始め、白鵬を入門前の15歳のころから知る。「入りたてのころは日本語がまったく話せないなか、ちゃんこを作り、土俵の整備をしていた。部屋は毎年夏に横須賀で合宿をしており、一生懸命がんばっている様子を見てきた」と振り返る。日本語に慣れてきた頃には、共に老人ホームを慰問、入所者を励ましたという。

 2006年に大関に昇進した際には「伝達式の使者を大阪まで呼びに行き、口上も考えてあげた」という服部氏。「まだこの頃は今のように問題を起こすことはなかった」

 その後、横綱となって優勝記録を更新する半面、問題になる言動を重ねた白鵬だが、周囲も増長させる原因になっているのではと服部氏はみる。その1人が八角理事長で「白鵬が望んだとおりに、貴乃花親方を冬巡業に同行させなかった。横綱に全くモノが言えていない」と指摘した。

次ページ漫画家のやくみつる氏(58)は…
http://www.iza.ne.jp/kiji/sports/news/171212/spo17121219300054-n4.html

Spo17121219300054p4
理事会冒頭、八角理事長(手前)と向き合った貴乃花親方(右奥)は、鋭い視線で正面を見つめた=両国国技館 (大橋純人撮影)

 元日本相撲協会外部委員で漫画家のやくみつる氏(58)は、日馬富士と白鵬の間で、優勝をめぐって「白星の収斂(しゅうれん)」があった可能性を指摘したが、服部氏もまたモンゴル勢のなかで「同じ国の出身であれば、ときには勝たせてあげるようなこともあるんじゃないか」との見方を示した。

 白鵬がこうした恩人の厳しい言葉を正面から受け止める日はくるのだろうか。

 

わかり始めた貴乃花親方の真意と“vs白鵬”の構図
2017.12.07 07:00
https://www.news-postseven.com/archives/20171207_635475.html

1746_takanohana 【貴乃花親方の“真意”とは?】

「例年、年末年始の歌番組やバラエティー特番といえば、新年のおめでたい雰囲気もあいまって、この1年間に活躍した力士たちが引っ張りだこ。年末年始は、力士にとっても、いい“お小遣い稼ぎ”のシーズンで、1月に19年ぶりの日本人横綱になった稀勢の里(31才)は、NHK紅白歌合戦の審査委員候補でした。でも、今年は“暴行事件”の影響で力士の姿が画面から消えそうです」(テレビ局関係者)

 貴ノ岩(27才)への暴行事件を起こした元横綱・日馬富士(33才)の電撃引退から1週間も経たないうちに、九州各地を回る「冬巡業」が始まった。

 スタートは12月3日の長崎県大村市。会場の体育文化センターには満員の約4000人が来場し、土俵上の迫力のある立ち合いに大きな歓声が上がった。巡業は長崎、福岡、大分、宮崎、熊本、鹿児島各県を周り、17日の沖縄県宜野湾市で終了する。

 粛々と行われる巡業。しかし、事件はまだ終わっていないどころか、水面下ではさらなる「新展開」を迎えている。

 連日、ワイドショーを賑わせる騒動を簡単にいってしまえば、「ダンマリを決め込む貴乃花親方(45才)は一体、誰と何のために闘っているのか」ということに尽きる。スポーツ紙のベテラン相撲担当記者が言う。

「貴乃花親方は警察に被害届を出した後、相撲協会の調査協力を再三にわたって拒否し、沈黙を貫きました。当初は、息子同然の貴ノ岩にけがをさせた日馬富士や、相撲協会の理事長ポストを争う八角親方を敵視しての行動かと思われましたが、ここに来てようやく貴乃花親方の“真意”がわかり始めてきたんです」

 そのヒントになるのが、少ないながらも貴乃花親方が語り始めた言葉だ

日馬富士は引退する必要はなかった。何かの陰謀だ

 引退と聞いてそう驚いたという。つまり貴乃花親方にとって「日馬富士を引退に追い込む」ことは本意ではなかったのだ。『スポニチ』の取材にはこう話したという

現役のときに違う部屋の力士が酒席などをともにするのはどうなのか」「親睦というなら、土俵の上で力いっぱい正々堂々と相撲を取ることが親睦ではないか

 前出・担当記者が続ける。

先代の二子山親方も弟子が他の部屋の力士と酒席をともにすることを禁じていました。貴乃花親方もその意思を引き継いで、弟子の指導に当たっています。相撲の取り組みというのは、単純にいえば“部屋別対抗戦”です。部屋の垣根を超えて仲よくすることは馴れ合いを生じさせ、果ては八百長相撲につながることを危惧しているんです。今回の件で貴乃花親方から一貫してうかがえるのは、親睦名義でしょっちゅう集まって食事や酒宴を共にし、お金の貸し借りもしている『モンゴル互助会』に対する強い憤りです

◆横綱は神様に近い人でないといけない

https://www.news-postseven.com/archives/20171207_635475.html?PAGE=2
「モンゴル互助会」とは、モンゴル出身力士による親睦会の名称で、15年ほど前に旭鷲山の呼びかけで結成されたとされる。「モンゴル力士会」と呼ばれることもある。

 番付に応じて会費を集め、病気になった力士の見舞金や冠婚葬祭の費用などに充てる生活互助会である一方、部屋の垣根を超えて酒を酌み交わすこともある。

貴乃花親方は弟子の貴ノ岩が他のモンゴル人力士と交わることを厳しく禁じました。それに反感を持った白鵬や日馬富士が率先して暴行したのではないかと、貴乃花親方は疑っているふしがあります。モンゴル互助会は、八百長相撲を意味する“星の回し合い”の温床との指摘も絶えません。『週刊新潮』(12月7日号)はモンゴル出身力士の間で八百長が横行していると報じ、これに対して相撲協会は“事実無根”と抗議文書を送ることを決めました」(前出・担当記者)

 部屋を超えて強い影響力を持つモンゴル互助会のヒエラルキーの頂点に立つのが現役横綱の白鵬(32才)だ。

 近年の白鵬の土俵内外の存在感は、良い意味でも悪い意味でも増している。九州場所で自身の史上最多を更新する40回目の優勝を果たした大横綱でありながら、11日目の取り組みで関脇・嘉風に敗れた際、軍配に抗議して土俵下に1分以上立ち尽くした。横綱にあってはならない態度であることはいうまでもない。千秋楽の優勝インタビューでは暴行事件の渦中にもかかわらず、観客に万歳三唱を要請し、物議を醸した

白鵬は、悪童として知られた朝青龍が現役の頃は優等生的存在だったが、近年は取り組み時に禁じ手のエルボーを相手に食らわせたり、勝敗決定後に相手を押し倒す『ダメ押し』まで行う。すっかりやりたい放題になっています」(相撲ジャーナリスト)

 神話に起源を持ち、日本最古の「国技」とされる相撲において、横綱は「強さ」だけではなく「品格」が求められる。愚直なまでに相撲道を追求し、「横綱とは何か」を問い続ける貴乃花親方にとって、モンゴル互助会の頂点に立ち、品格に欠ける白鵬の振る舞いは、苦々しさを超えて怒りを覚えるレベルかもしれない。貴乃花親方を支える景子夫人(53才)は2日、宮崎市内の講演でこう話した。

横綱は神聖なもの。横綱は神様に近い人でないといけない。他の力士たちに力士道を生き様で見せるのが使命

 一方の白鵬も、貴乃花親方との対決姿勢を隠さない。

 11月28日、福岡市内で開かれた八角理事長による暴行問題に関する講話の席で、白鵬は「貴乃花巡業部長のもとで冬巡業には参加できない」と発言した。八角理事長は横綱の立場をわきまえない白鵬の発言を表向き戒めたが、実際、白鵬の希望通り、貴乃花親方は暴行問題への対処を口実に冬巡業から外された

 ここに来てはっきりと浮かび上がってきたのは、「貴乃花vs白鵬」という構図なのだ。

※女性セブン2017年12月21日号

 

冬巡業、貴乃花親方の代役に確執ある兄弟子親方送り込む深謀
2017.12.11 16:32
http://www.iza.ne.jp/kiji/sports/news/171211/spo17121116320070-n1.html

Spo17121116320070p1 八角理事長、白鵬と貴乃花の溝は埋め難いものに(写真:共同通信社)

 大相撲冬巡業の一行の行く先々では、報道陣の姿が目立つ一方、力士たちが街をそぞろ歩く姿は全くといっていいほど見られない。

 「12月3日から17日までの日程が組まれた冬巡業ですが、巡業部長代理を務める広報部長の春日野親方(元関脇・栃乃和歌)が開催に先立って力士たちに『責任ある行動を』と訓示。支度部屋には〈別行動を一切認めません〉と張り紙が掲示された。報道陣には『ケガ人以外は全員、同じバスで移動するということ。外出禁止にしているわけじゃない』と説明があったが、協会が力士たちを“監視下”に置こうとしているのは明らか」(担当記者)

 現場に巡業部長の貴乃花親方の姿はない。日馬富士事件への対応を理由に帯同を外され、春日野巡業部長代理の脇を巡業部副部長の玉ノ井親方(元大関・栃東)、そして審判部から派遣された高田川親方(元関脇・安芸乃島)が固めている。

 その様子を見たある若手親方は、「協会も露骨なことをやる……」と呟いた。

http://www.iza.ne.jp/kiji/sports/news/171211/spo17121116320070-n2.html
 ◆安芸乃島との遺恨

 審判部からの派遣メンバーに選ばれた高田川親方は、貴乃花親方とは二子山部屋時代の兄弟弟子。ただし、引退後は指導方針などを巡って対立して確執が生まれ、袂を分かった。

 「亡くなった二子山親方(元大関・貴ノ花=貴乃花親方の実父)は、貴乃花部屋にいられなくなった安芸乃島を、一門には所属せずに部屋を運営していた先代の高田川親方(元大関・前の山親方)に預けた。貴乃花は、安芸乃島を巡る心労が二子山親方の病状を悪化させたと思い込んでいるところもあり、対立は根深い。貴乃花が一門を割って“独立”したのを見計らうように、安芸乃島が二所ノ関一門に戻ったことからも両者の遺恨がうかがえます」(後援会関係者)

 “反・貴乃花”の親方を巡業に送り込む意味は大きい。巡業部には、一門の枠を超えて貴乃花親方に共鳴する親方が集まっているからだ。

 「同じ一門の阿武松親方(元関脇・益荒雄)をはじめ、副部長の玉ノ井親方、木瀬親方(元前頭・肥後ノ海)、尾上親方(元小結・濱ノ嶋)、立田川親方(元小結・豊真将)ら現役時代の横綱・貴乃花を尊敬する若手親方衆ばかり。今回の巡業に審判部から派遣された浅香山親方(元大関・魁皇)も人望が厚く、貴乃花親方に近いとされている。

 八角理事長(元横綱・北勝海)ら執行部は、貴乃花親方を東京に張り付け、巡業部の面々を九州への巡業に出して分断。その上で、巡業先では貴乃花親方と対立する親方の監視下に置き、執行部派に一人ずつ取り込んでいこうという思惑があるのではないか」(同前)

 ※週刊ポスト2017年12月22日号

 

貴乃花親方激怒のきっかけは白鵬疑惑の一番 やくみつる氏指摘「親方は不信感抱いている」
2017.12.6 18:06
http://www.iza.ne.jp/kiji/sports/news/171206/spo17120618060071-n1.html

Spo17120618060071p1 やく氏が「噴飯もの」と語った2012年秋場所千秋楽の結びの一番。日馬富士は白鵬を下して横綱昇進を決めた=12年9月23日、両国国技館 

 元横綱日馬富士(33)が平幕貴ノ岩(27)に暴行した問題で、貴乃花親方(45)と横綱白鵬(32)らモンゴル出身力士との対立の構図が鮮明となった。モンゴル勢の「八百長疑惑」を報じた週刊新潮に日本相撲協会が抗議文送付を決めるなか、元相撲協会外部委員で漫画家のやくみつる氏(58)は、白鵬や日馬富士らの取組に一定の傾向がある可能性を指摘。“疑惑の一番”を挙げ、「貴乃花親方も不信感を抱いていることは確かだ」と明言する。一方、鳥取県警は一両日中にも日馬富士を傷害容疑で書類送検する。

 秋巡業中の暴行から約1カ月半。日馬富士の引退と刑事事件化で一つの区切りを迎えるが、角界の構造問題はむしろ表面化している。

 貴ノ岩への聴取を拒否する貴乃花親方に対し、協会側は懲戒処分を示唆、冬巡業にも帯同させなかった。白鵬が「貴乃花巡業部長の下で冬巡業には参加できない」と批判したことを協会は結果として受け入れた形だ。

 角界関係者は「貴乃花親方は『相撲道』を極めることを理想としており、横綱はすべてを超越する存在ととらえている。いまの協会の体制やモンゴル勢は、自分の理想とは違うと感じているところに対立の原因がある」と話す。

 その相撲のあり方をめぐり、2007年の力士暴行死事件の際には再発防止検討委の外部委員を務めたやく氏は、一部のモンゴル勢の取組に疑問を呈する。

 白鵬と日馬富士、元横綱朝青龍(37)の取組について、「その場所で成績が先行した者に『白星が収斂(しゅうれん)』していく傾向が強かったのではないか」と話す。3人のうちの誰かが優勝をかけた一番を迎えると、ほかの力士が本来の力を発揮していないように見えたというのだ。

http://www.iza.ne.jp/kiji/sports/news/171206/spo17120618060071-n2.html
 なかでも「朝青龍の引退後に、日馬富士が白鵬に勝って横綱昇進を決めた一番は噴飯ものだった」とやく氏は語気を強める。

 その相撲とは、2012年秋場所千秋楽の結びの一番を指す。14日まで日馬富士は全勝で、白鵬は10日目に平幕の栃煌山に負けを喫していた。

 日馬富士は2分近くの熱戦の末に白鵬を下手投げで破り、2場所連続の全勝優勝を決めた。会場は大歓声だったが、やく氏は「最初から白鵬に攻める様子が全く見られなかった。日馬富士の最後の下手投げをたえるようにトントントンと足を運ばせて倒れるあたり、私の目には大相撲というよりは、いかにも“見せ物”という感じにしか映らなかった」と振り返る。

 ここ1、2年の優勝争いで、結果的に割を食う形となったのが日本人横綱の稀勢の里(31)だった。日馬富士と白鵬の千秋楽の取組で、どちらかが負ければ稀勢の里との優勝決定戦になるという局面では、優勝争いをしている側が勝ち、決定戦を回避するというケースがあった。

 やく氏は「それが“あうんの呼吸”によるものか、そうでないかは分からないが、白鵬と日馬富士の間でそうした『収斂』がなされることはいくらでもあったのではないか」と推察する。

 貴乃花親方は今回の暴行問題で、モンゴル人力士が集まる酒席で暴行が起きたために強硬姿勢を取っているとの観測もあるが、やく氏は「そこまで深謀遠慮があったなら、もっと別の方法を取っているはずだ。自分の大切な弟子が傷つけられたために行動を起こしたのだと思う」とみる。

 ただ、「貴乃花親方が白鵬に不信感を抱いていることは確かだ。私が見てもこれまでおかしいと思う相撲がいくつもあった。プロである親方がそれ以上のことを感じているのは間違いない」とやく氏は語る。

 白鵬は、日馬富士が休場した九州場所で40回目の優勝を飾っており、その実力を疑う者は誰もいない。だが、日馬富士が引退したことで、今後の賜杯争いの行方に変化は出てくるだろうか。

 

凶器はやはりビール瓶!? “共犯”白鵬の偽証疑惑
スポーツ週刊新潮 2017年12月14日号掲載
https://www.dailyshincho.jp/article/2017/12130557/?all=1

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横綱白鵬

 当初、今回の暴行事件の凶器はビール瓶だとされていたが、それが今ではカラオケのリモコンになっている。ビール瓶とカラオケのリモコンを見間違えるはずはなく、まことに不可解と言うしかない。しかし、今も“本当はビール瓶で殴ったのではないか”という疑惑は燻っているのだ

 ***

 そもそも、今回の件をスクープしたスポニチは11月14日付の1面にデカデカと「ビール瓶で殴打」と書いた。同日、相撲協会の聴取に応じた貴乃花親方(45)も「ビール瓶で殴られた」と証言。ところが、暴行事件発覚の2日後に、マスコミの取材に応じた白鵬(32)が、

「ビール瓶では殴っておりません」

「(日馬富士がビール瓶を)持ったのは持ちましたけど滑り落ちました」

 と語り、当の日馬富士も鳥取県警の事情聴取に対してビール瓶での殴打を否定。

「平手や拳、カラオケのリモコンで殴った」

 そう説明したのである。

 暴行現場に同席していた横綱鶴竜や関脇照ノ富士も、あたかも白鵬と日馬富士の証言に“合わせる”かのようにビール瓶での殴打を否定したのだが、

実は照ノ富士はスポニチがこの件をスクープする前、周囲に“貴ノ岩が日馬富士にビール瓶で殴られた”と話していた。しかし、警察などに対してはビール瓶での殴打を否定しており、証言内容が変遷していることになります

 と、スポーツ紙記者は首を傾げるのだ。

 11月30日に相撲協会が発表した「中間報告」では、日馬富士が一旦手に持ち、滑り落ちたのはビール瓶ではなくシャンパンのボトルだとされている。また、報道によれば、鳥取県警もビール瓶では殴っていない、と結論付けているそうだ。こうして、何とも不可解な経緯を辿り、ビール瓶は事件現場から“消えた”のだ。

 しかし、だ。モンゴル力士の事情に詳しい関係者はこう証言する。

実は、日馬富士は、やはりビール瓶で貴ノ岩を殴ったんだ、と話している人物がいる。しかも、ビール瓶を振りかざして瓶のボディの部分で殴ったのではなく、瓶上部の細い部分を手で掴み、瓶の底を貴ノ岩の頭頂部にガンガン打ちつけるような形で何度も殴った、と具体的に話しているのです

 これが事実であれば、白鵬をはじめとする同席者は皆、事情聴取に対して嘘の証言をし、鳥取県警はまんまとそれに騙されていることになるのだが……。

次ページ:“日馬富士にやらせた”
https://www.dailyshincho.jp/article/2017/12130557/?all=1&page=2

“日馬富士にやらせた”

 白鵬に関しては目下、もう1つ疑惑が囁かれている。

警察などの事情聴取に対して、貴ノ岩を殴る日馬富士を制止したのは自分だ、と白鵬は話していますが、それを疑問視する声が上がり始めているのです

 と、貴乃花親方に近い相撲協会関係者が語る。

同席していた鶴竜は、暴行の最中に“俺のしつけが悪いのがいけないので、これで勘弁してやって下さい”と言って貴ノ岩を助けようとした。照ノ富士は暴行を止めようとして自分も殴られた。照ノ富士が問題発覚前に今回のことを周囲に話していたのは、それが原因だと言われています

 そして、白鵬に関しては、

貴ノ岩本人には、白鵬に助けてもらったという認識が全くない。それどころか、貴ノ岩サイドからは“白鵬は自分の代わりに日馬富士にやらせた”という声すら聞こえてきます。本当にそうなのであれば、白鵬は“共犯”と言われても仕方がない」(同)

“田舎警察”と揶揄されることもある鳥取県警だが、さすがにこうした疑惑をウヤムヤにしたまま捜査を終結させることはあり得まい。

特集「肉を切る『白鵬』骨を断つ『貴乃花』」より

 

睡眠薬常用の貴ノ岩「あとから腫れや後遺症」 貴乃花親方の有力支援者が激白「まともな顔ちゃう」
2017.12.13 19:30
http://www.iza.ne.jp/kiji/sports/news/171213/spo17121319300069-n1.html

Spo17121319300069p1 貴乃花親方(写真)が口を閉ざすなか、貴ノ岩の現状を有力支援者の辻本氏が明かした

 鳥取県警は11日、元横綱日馬富士(33)を傷害容疑で書類送検したが、被害者の幕内貴ノ岩(27)は姿を見せず、師匠の貴乃花親方(45)=元横綱=は日本相撲協会の危機管理委員会による聴取を拒否し続けている。被害者側の師弟に対する批判の声も高まる中、貴乃花部屋きっての支援者で龍神総宮社(京都府宇治市)の祭主、辻本公俊(よしとし)氏(65)が夕刊フジに激白。貴ノ岩は後遺症や精神的な不調から「眠ることができず睡眠薬を飲んでいる」と話した。同社は、毎年3月に大阪で行われる大相撲春場所中、境内に貴乃花部屋の宿舎が置かれることで知られている。(聞き手・山戸英州)

 焦点は危機管理委による貴ノ岩への聴取が実現するかどうかに絞られている。貴乃花親方は県警の捜査終了後に聴取に協力する意向を示したとされるが、11日も危機管理部長の鏡山親方(元関脇多賀竜)が聴取への協力などを求める文書を手渡すために貴乃花部屋を訪れたところ、居留守を使って対応しなかった。現状でも、貴乃花親方には貴ノ岩の聴取に直ちに応じる意思はなく、スポーツニッポンの取材には「(書類送検は)終わりじゃない」と話し、最悪、年越し、初場所まで混乱が続く可能性がある。

http://www.iza.ne.jp/kiji/sports/news/171213/spo17121319300069-n2.html
 暴行事件が発覚した11月14日以降、公の場に一切姿を見せていない貴ノ岩の所在は依然として不明だが、夕刊フジが龍神総宮社を訪れたのは、その貴ノ岩が境内に匿われているとの噂があったからだ。

 --貴ノ岩は

 辻本氏「おらへん言うてるのに。ワシは嘘はつかへん。変な工作も一切せえへんし。ウチで預かっていれば、預かってるってちゃんと言うよ」

 --最近、貴乃花親方や貴ノ岩と連絡は

 「してません。こういうときはしません。(貴乃花親方が)黙して語らずしてんのに、わちゃわちゃ電話できますか。(貴ノ岩には)一番初め(暴行事件発覚直後)だけ、『大丈夫か』とか『頑張れよ』と。それだけですよ」

 --貴ノ岩はいまどこに

 「聞いていないけど、病院を探しとるでしょ。ひょっとしたら、病院が見つかったかもしれんけど。(11月の九州場所を休場した際)全治2週間という診断書が出たけれど、もうひとつ定かではないしね。マゲ結った上から殴って、あんだけ頭パカッと割れて、医療用ホチキスで9個って、普通やったら10針以上やろな。普通のワシらの頭やったら、もっとおかしくなってる。そやから貴乃花親方はびっくりしたんやろな。これ、傷害事件やから。世間やったら、普通は警察に捕まりますよ。当然逮捕ですわ」

 --モンゴル出身力士らが集まった宴席で事件は起きた

 「集団で容認した暴行傷害事件ですよ! 白鵬やら鶴竜やら、あれだけのケガをするまで誰も止めへんのやから。止めんとあそこまでさせた。なぜあの場にいて、もっと早く止めなかったのか。日馬富士にモノを言えるとしたら、横綱しかいませんやろ。白鵬しか。白鵬よりは、(日馬富士の方が)同じ横綱でも格下やしね。(元大関の)照ノ富士まで止めに入って、どつかれとるしね」

http://www.iza.ne.jp/kiji/sports/news/171213/spo17121319300069-n3.html
 --貴ノ岩はケガの程度でいえば、現在開催中の冬巡業はもちろん、11月の九州場所にも出場できたはずだという指摘もある

 「こう(事件直後のケガだけを)見たら全治2週間でしょうけど、あとから腫れや後遺症が出ているみたいですよ。寝られへんから睡眠薬を飲んどるという。それで顔がむくんどるんちゃう? (事件直後に参加した)巡業のときの顔を見たら、尋常じゃなかった。まともな顔ちゃうもん」

 --日本相撲協会の巡業部長でもある貴乃花親方が10月29日に鳥取県警に被害届を提出し、その段階で協会には全く報告をしていなかったことも批判を浴びている

 「親方が報告したか、してないか知りませんよ。そこまで聞いてへんから。でも普通、内で収められへんでしょ、頭割られたような事件は。だからそれはそれとして警察に届けて。起訴とか、結果を待ってからでしょ。先に協会に届けたりしたら、ひょっとしたら口裏を合わせられないかと心配しますよ。『横綱が悪い』なんて誰が言います? そもそも協会にすぐ届けるべきなのは、現場にいた人間でしょ。横綱3人もいてて。あの2人(白鵬と鶴竜)が協会に届けるべきでしょ。えらいことしてしまいました言うて」

 --協会の危機管理委員会は貴ノ岩への聴取を要望。診断書を提出せずに冬巡業を休場していることも批判されている

 「刑事事件になってるのにさ、何の聞き取りですか。意味が分からん。貴ノ岩は気も参っとるのにさ。(九州場所)休場になって余計悩みますよ。次は十両やって。そうなりますよ、一生懸命やってきたのに。何の温情もない。惻隠の情もない。普通やったら、『こういう状況の時やから、ゆっくりしてくれ。巡業もええさけに』というはずや。『おまえのせいで横綱も引退しよったんや』『親方のせいや』なんて雰囲気になったら萎えませんか? 危機管理委員長も、貴ノ岩が謝らんでにらんだからや、謝っとったらここまでしいひんとかいって、そんなバカな話がありますか」

 

「貴ノ岩は東京の病院で治療」 実兄ルブサン氏が証言
2017.12.12 15:22
http://www.iza.ne.jp/kiji/sports/news/171212/spo17121215220046-n1.html

Spo17121215220046p1 貴ノ岩

 大相撲の元横綱日馬富士(33)から暴行を受けた平幕貴ノ岩(27)の実兄、アディア・ルブサン氏(45)が12日、フジテレビ系「直撃LIVEグッディ!」(月~金曜後1・45)の電話取材に応じ、貴ノ岩が東京都内の病院に入院していることを明かした。

 ルブサン氏は貴ノ岩が「復帰してもう一度、土俵に上がるために東京の病院でよい治療をさせてもらっている」と説明。「九州場所が終わる前に(福岡から)東京に移動していた」と明かした。退院時期については「12日か13日に退院すると言っていた。親方はちゃんと貴ノ岩を守っている。警察の調査が終わったら、親方も貴ノ岩もちゃんとした説明をする」と弟の師匠、貴乃花親方(元横綱、45)に感謝した。

 また、鳥取県警が11日、傷害容疑で日馬富士を書類送検したことに、「喜んではいない。貴ノ岩は早く復帰して、よい相撲を取るように。日馬富士はモンゴルに帰ってきてほしい」と事態の沈静化を願った。問題解決が長期化していることには、「最終的に被害を受けているのは私たち家族」と訴えた。

 

貴乃花親方「巡業」外し、白鵬は処分 ケンカ両成敗で激化する両陣営
https://dot.asahi.com/dot/2017113000075.html?page=1

2017113000075_1 日本相撲協会の理事会に出席した貴乃花親方 (c)朝日新聞社


2017113000075_2 理事会から呼び出しを受けて両国国技館に入る白鵬 (c)朝日新聞社


2017113000075_3 理事会後の記者会見で頭を下げる八角理事長(写真中央) (c)朝日新聞社


 元横綱・日馬富士の暴行問題や、九州場所千秋楽での横綱・白鵬の言動を問題視した日本相撲協会は30日午後、東京・両国国技館で開いた定例理事会で一連の騒動について議論した。

 理事会後の会見では、八角理事長(元横綱北勝海)が「世間のみなさまには大変申し訳なく思っております。どうも、すいませんでした」と謝罪し、頭を下げた。

 理事会では白鵬を呼び、事情聴取。白鵬は28日にも「貴乃花巡業部長のもとでは冬巡業に参加できない」などと発言し、八角理事長からたしなめられたが、この日に厳重注意を受けた。

 同日午後1時から開かれた理事会は、3時間半という異例の長さとなった。暴行を受けた貴ノ岩の師匠である貴乃花親方も出席したが、巡業部長の貴乃花親方は、次の巡業には参加しないことで決定した。

 また、協会は貴ノ岩への事情聴取を求めたが、貴乃花親方は警察の捜査が終わった後に協力するとの意向を示したという。貴乃花親方は強硬姿勢を崩しておらず、騒動が収束する気配はない。

 なぜ、ここまでこじれてしまったのか。日馬富士による暴行事件については現在でも情報は錯綜しているが、日馬富士が貴ノ岩にケガをさせたことは事実。協会からすれば、日馬富士が引退したことで幕引きにしたかっただろう。それでも貴乃花親方が“手打ち”を拒否するのは、現在の角界にあるもう一つの“疑惑”にもメスを入れるつもりだからだ。貴乃花親方の関係者は「相撲協会の理事の座を捨ててもかまわないという思いだ」と、覚悟を決めたうえでの行動であると話す。

 そのことを示す発言もあった。貴乃花親方は29日、スポーツニッポンの取材に応じ、日馬富士の引退について「残念なことです」と語る一方、「現役のときに違う部屋の力士が酒席などをともにするのはどうなのか」とコメントした。

 貴乃花親方は、弟子たちに他部屋力士との交流を厳しく制限していることで知られている。現役時代は“ガチンコ相撲”の力士として知られ、当時は他の部屋との力士との交流は控えていた。酒席を一緒にすることなどを通じて力士同士が“馴れ合い”になれば、土俵上での取組に「私情」が入ることにつながるからだ。

https://dot.asahi.com/dot/2017113000075.html?page=2
 ところが、モンゴル出身の力士は、所属する部屋とは関係なく「モンゴル力士会」と称する集まりで親交を深めている。これが、記者の間で「馴れ合いの温床になっているのでは」と指摘されていた。

 もちろん、貴乃花親方は貴ノ岩にもモンゴル力士との交流を極力控えるよう命じていた。前出の貴乃花親方の関係者は言う。

「暴行のあった日の朝、貴ノ岩は貴乃花親方に『階段から落ちてケガをした』と説明していた。それが後になって日馬富士から暴行を受けたことがわかり、しかも貴ノ岩の出身高校のOB会だと思っていたら、白鵬や鶴竜らモンゴル人の横綱3人も来ていた。話が違うじゃないかとなり、貴ノ岩もきつく叱られたようです」

 ある親方はこう話す。

「白鵬は最初、日馬富士が1回殴った時に止めに入ったと話した。しかし日馬富士自身が『10発は殴った』『カラオケのリモコンでも殴った』と発言した。つまりは、日馬富士が貴ノ岩を“かわいがり”していたことを白鵬はなかば容認していた。警察にもそこをかなり聞かれたようで、協会内では、モンゴル力士同士の仲間割れによるリンチではないかと見られている。よほど貴ノ岩は恨まれていたのではないか」

 本場所15日間の取組では、優勝決定戦を除き、同じ部屋に属する力士が対決することはない。部屋が違っても、親戚同士であれば取組が組まれることはない。土俵外で関係の深い力士同士で取組をすると、いわゆる“星のやり取り”が生じやすくなるためだ。

https://dot.asahi.com/dot/2017113000075.html?page=3
 九州場所での幕内力士42人のうちモンゴル出身の力士は9人で、約2割を占める。所属する部屋が違う力士が、出身の国が同じだからといって必要以上に親睦を深めることは、他の力士の成績に影響が出かねない。

 ただ、協会に報告をする前に警察に被害届を出し、騒動が拡大し続けている状況に、貴乃花親方を批判する声もある。別の親方はこう話す。

「問題は、相撲協会と貴乃花親方の両方にある。しかし、被害者は貴ノ岩であり貴乃花親方。相撲協会が貴乃花親方を悪者にすると、貴乃花親方は態度を硬化させるだけだ」

 モンゴル人力士に限らず、力士同士の馴れ合いはこれまでも繰り返し問題になってきた。暴行事件に端を発して、現在の角界にメスを入れようとする貴乃花親方の“乱”の行方は、ますます見通せなくなっている。(AERA dot.編集部)

 

白鵬を怒らせた貴ノ岩の一言 「俺はガチンコで勝った」
2017年12月13日 5時56分 デイリー新潮
http://news.livedoor.com/article/detail/14021051/

 11月30日に行われた相撲協会の理事会で、危機管理委員会から発表された元横綱日馬富士の暴行問題についての中間報告。被害者の貴ノ岩への聴取が叶っていない段階での「中間報告」にどれほどの意味があるのかは定かではないが、それはともかく、そこにはこんなクダリがある。一次会で横綱白鵬(32)が貴ノ岩に対し、9月の粗暴な言動を説教――。ではその粗暴な言動の“根っこ”の部分には何があるのかを探ると、今年初場所、初顔合わせとなった白鵬vs.貴ノ岩の一番に辿りつくのだ。

 ***

 中間報告は次のような内容となっている。

 一次会で白鵬が説教した際には日馬富士が貴ノ岩をかばって収まった。二次会に入ると再び白鵬が貴ノ岩と照ノ富士に対して説諭を始めたが、その際、貴ノ岩がスマートフォンをいじっていたため、日馬富士が注意。貴ノ岩が彼女からのメールだと答えると、それに怒った日馬富士が暴行を加え始めた……。

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白鵬vs.貴ノ岩

 つまり、白鵬の説教および説諭が「暴行」に繋がったという事実が読み取れるわけだが、この中間報告からは最も肝心な部分がなぜか抜け落ちている。それは、白鵬がわざわざ説教することになった貴ノ岩の「粗暴な言動」とは如何なるものなのか、という点だ。

 本誌(「週刊新潮」)12月7日号では、今回の事件の背景に「八百長」「ガチンコ」というキーワードが見え隠れすることについて触れた。モンゴル力士は八百長のことを「ナイラ」と言う。最近、貴ノ岩は東京の錦糸町にある「カラオケBARウランバートル」で友人と酒を飲むと、度々、“俺はナイラはやらない”などと大声で言っていたというエピソードも「週刊新潮」12月7日号で紹介したが、それらが「粗暴な言動」に含まれることは言うまでもない。

「ただ、白鵬は、『ウランバートル』での貴ノ岩の言動を聞き及んで初めて激怒したわけではない。その“発火点”は、初場所での貴ノ岩との一番にあるのです」(モンゴル力士の事情に詳しい関係者)

白鵬の記録更新にも疑問

 貴ノ岩が「ガチンコ力士」であると公言し、それに誇りを持っていたことは「週刊新潮」12月7日号でお伝えした通り。

「自分のことだけではなく、同じモンゴル出身の玉鷲についても“ガチンコ”だと話すこともありました。また、“俺はガチンコで小結か関脇になる”とも言っていた。ガチンコで大関や横綱になるのは難しい、と考えているのでしょう」(同)

 今年の初場所の14日目、貴ノ岩は白鵬と初めて土俵の上で相まみえた。前日までの成績は稀勢の里が1敗で単独首位。それを2敗の白鵬が追うという構図だった。そして当日、まず稀勢の里が逸ノ城を退けた。そして、もし白鵬が敗れると、稀勢の里の幕内初優勝が決まるという状況で2人は対峙したのだ。

「取組前は、同郷の大先輩である白鵬が稀勢の里と優勝争いをしているのだから、さすがに貴ノ岩も“空気を読む”のではないか、という見方が大勢を占めていた。ところが……」

 と、相撲ジャーナリスト。

「貴ノ岩は最初の踏み込みも良かったですが、その後、右、左と順におっつけて絞り上げたことで、白鵬は腰を浮かせて何ら抵抗できないままもがく形となった。どちらが横綱か分からない一番だったと言えます」

 白鵬が屈辱を味わったのは土俵の上だけではなく、

「初場所が終わると、貴ノ岩は“俺はガチンコで横綱白鵬に勝った”と周囲に言って回るようになった。それを耳にした白鵬は当然、激怒しました」(同)

 白鵬が優勝回数など複数の記録を塗り替えて賞賛されてきたことにも疑問を呈していたという貴ノ岩。“大横綱”は、目障りな存在である彼に説教する機会をうかがっていたのだろう。

「週刊新潮」2017年12月14日号 掲載

 

2017.12.01
日馬富士は「横綱の品格」を貶めた…白鵬の行動は問題、貴乃花親方に理事長選の意識ない
文=編集部
http://biz-journal.jp/2017/12/post_21553.html

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貴乃花親方(写真:日刊スポーツ/アフロ)

 大相撲の横綱・日馬富士が秋巡業中に幕内力士・貴ノ岩に暴行を加えた事件をめぐり、日馬富士は11月29日に日本相撲協会に引退届を提出。同日、日馬富士と伊勢ケ浜親方は記者会見を行った。

 その翌30日、相撲協会の定例理事会が行われ、理事会後の会見で、貴ノ岩の親方である貴乃花巡業部長を12月に行われる冬巡業(長崎県大村市)に帯同させないことが発表された。

 貴乃花親方といえば、事件後に鳥取県警へ被害届を提出したが、当初それを相撲協会に報告せず、相撲協会の聴取でも「わからない」と返答していた。こうした行動が事態を混乱させているとの批判も集めており、さらにこれまで相撲協会による聴取を拒否してきたが、この日の理事会で貴乃花親方は、日馬富士に書類送検などの警察による処分がなされた後に、理事会の聴取に応じると話したという。

 一連の経緯について専門家はどうみているのか。事件が起こった秋巡業を現地で取材していた相撲ジャーナリストの荒井太郎氏は、巡業中の貴ノ岩の様子をこう語る。

「貴ノ岩は普段と変わった様子はなかったので、第一報を聞いた時に少し不思議な感じはしました。大けがを負っているのであれば頭に包帯巻いているとか、物々しい出で立ちになっているはずですが、まったくそういうことはありませんでした」

 暴行の発端について、「貴ノ岩が横綱・白鵬に『もう、あなたたちの時代ではない』などと発言し、日馬富士が説教をした」「説教をしている最中に貴ノ岩のスマートフォンが鳴り、それを操作しようとした貴ノ岩に日馬富士が激怒した」などと、貴ノ岩の言動に批判的な論調も強いが、荒井氏はいう。

「現役横綱が暴行を加えて、場所中に警察に聴取されるということはショッキングなことですし、今まで歴代横綱が築き上げてきた“横綱の品格”を著しく貶めたということが、すごく重いことだと思います。貴乃花親方の不可解な動きなどが批判されていますが、現役横綱が警察の聴取を受けるということ自体が尋常ではないし、横綱としてお話にならない。仮に貴ノ岩の態度が悪かったとしても、そういった事実があること自体、アウトだと思います」

 さらに、事件が起こった酒席には、日馬富士と貴ノ岩のほかに、白鵬、照ノ富士、石浦など、部屋が違う力士らが出席していたが、これについても荒井氏は疑問を投げかける。

「同郷、同じ高校・大学の力士が集まって飲みに行くことがないことはありませんが、基本的に違う部屋の力士が集まって飲むというのは、大っぴらには行いません。そうした意識を酒席に参加した力士が持っていたかも気になります」

 ちなみに、貴乃花親方といえばこれまで、相撲協会の閉鎖的な体質を批判し、改革の必要性を訴えてきたことでも知られている。そのため、いまだに沈黙を守り続け強硬な姿勢を貫く貴乃花親方の一連の振る舞いについて、来年1月に行われる相撲協会理事長・理事選挙を有利に進めるために、今回の事件を利用していると批判する報道も多いが、荒井氏は「一連の動きを見ていると、理事長選に絡めようという考えはまったくないと思います」という。

 日本の国技・相撲界が今、揺れている。
(文=編集部)

 

2017.12.04
白鵬が日馬富士暴行事件の主犯だった…「驕った横綱」、貴乃花親方追放を主導という蛮行
文=山田修/ビジネス評論家、経営コンサルタント
http://biz-journal.jp/2017/12/post_21579.html

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白鵬(写真:日刊スポーツ/アフロ)

 11月30日に東京・両国国技館で開かれた日本相撲協会の定例理事会に横綱・白鵬(32)が呼び出され、厳重注意された。11月26日の九州場所千秋楽、土俵横での優勝インタビューで観客に万歳三唱を促すなどした言動についてである。

 この言動は賛否両論を呼び、たとえばマツコ・デラックスは千秋楽の翌27日に放送された情報番組『5時に夢中!』(TOKYO MX)で、「あの場で適切だったかどうかは別にして」と前置きしたうえで、「(騒動を)あの場に持ち込まれるよりは、あっけらかんと万歳三唱してくれたほうが、少なくともあの場にいるお客さんに対してはすごいサービスだった気がする」と擁護した。

 こうした擁護論は、大相撲という伝統競技の性格、本質を無視したもので首肯できない。

大相撲は野球やプロレスとは違う

 スポーツイベントの終了直後に勝者が観客に対して勝ち誇る究極の例がプロレスだろう。
勝った選手はリング4隅のコーナー・ポストに駆け上がり、チャンピオン・ベルトを掲げたり手を挙げたりするポーズをして、観衆に勝利をアピールする。加えてアメリカでは、マイク・アピールの巧拙が選手としての重要なセールス・ポイントとして評価される。アメリカのプロレス団体で日本人選手がなかなかトップとして遇されることが少ないのは、彼らの英語力の不足によるところが大きい。

 また、勝者は退場の際に観客とハイタッチをすることが多い。それはベビー・フェイスと呼ばれる「勝ち組」がすることが多く、ヒールと呼ばれる「悪役側」は逆に観客席に乱入することで顧客とコミュニケーションを図り、評価される。

 白鵬が行った万歳三唱の呼びかけは、こうしたプロレスのコミュニケーションに通じるものである。それを許容してしまうと、大相撲をプロレスのほうに近づけていってしまうことになるのだ。

 優勝した力士が自分に対しての万歳を要請するというのは、「勝ち誇り」にほかならず、その誇示を許すと個々の取り組みの勝負でいえば、勝ったほうの力士がガッツポーズをしたり、喜びの声をあげるなどの行為につながる。そうなれば、負けたほうは「さがり」を叩きつける、土俵周りの桶などの備品を蹴飛ばすなどして、その悔しい感情を発露させてしまうだろう。

 日本の大相撲というのは、それらの見苦しい感情を押し包むところに伝統美を涵養してきた。大相撲は、勝敗においても礼節を重視してきた。勝った力士も負けた力士も感情を表すことなく、土俵の両端で再び対峙して一礼して終わる。白鵬の万歳三唱の要請は、そんな伝統の流れを踏みにじるものであり、相撲協会での討議では「厳重注意」より一段重い「譴責(けんせき)」も検討されたと報じられる所以である。

次のページ 日馬富士暴行事件、白鵬はこの事件の現場で最高位の人物で、まさに当事者である。
http://biz-journal.jp/2017/12/post_21579_2.html

アメリカ発祥のスポーツはエンターテインメントの要素が強い

 アメリカ発祥で日本でも人気があるスポーツの代表が野球だろう。野球選手の挙措を観察しても、大相撲の礼儀とはおよそ大きな違いがある。

 野球ではまず「声を出せ」である。結果、草野球からプロ野球までベンチからの野次、相手チームや選手に対する罵詈雑言は聞くに堪えない。そしてそれが賞賛されるので私は嫌悪感を感じる。

 特に高校野球で見られる、一塁コーチの大げさな「セーフ・アピール」である。明らかにアウトの場面でも大きく手を広げてセーフだと主張する。誤った判断を要請するこうした行為に、どういう教育効果があるのか私には理解できない。合理主義、効率主義がはびこるアメリカ人が育てたスポーツは、勝敗至上主義、そしてプロとしての過剰なエンターテインメントが優先されている。

 大相撲は、アメリカ発祥のそんな浅薄な「スポーツ」ではない。何百年の歴史で磨かれた様式美をふくむ「伝統芸能」、あるいは「神事」でさえあるのだ。白鵬の万歳三唱を擁護したマツコ・デラックスは、そこを履き違えている。

日馬富士暴行事件で関与があったのか

 万歳三唱を要請する前に、白鵬は次のようにアピールした。

「場所後に真実を話し、膿を出し切って日馬富士関と貴ノ岩関を再び土俵に上げてあげたい」

 この呼びかけに対して観衆からは拍手もあったが、おかしな話だ。白鵬はこの事件の現場で最高位の人物で、かつ殴打が起きたのは自分が貴ノ岩に説教を垂れていたその時なので、まさに当事者である。加害者側の当事者にしてトップの人物なのだ。また、「週刊文春」(文藝春秋/12月7日号)によれば、白鵬の目配せをきっかけに日馬富士の暴行が始まったとする証言もある。

 カラオケのリモコンで日馬富士が殴り始めたところで、初めて「モノで殴るのはやめろ」と、止めに入ったとも報じられている。これは、モノを使わなければ殴ってもよい、オレのために鉄拳制裁を続けろ、ということになる。実際、止めが入るまで貴ノ岩は10数発も殴打され続けたという。人が10数発も殴られているのを止めに入らなかった、このグループは全体として加害者側というしかない。

次のページ 大相撲の横綱の構成は現在不安定な状況。日馬富士が引退し、鶴竜も稀勢の里も4場所連続の休場で引退の危機
http://biz-journal.jp/2017/12/post_21579_3.html

 それを率いていたのが白鵬だ。この構図はまるで不良グループがいて、兄貴分の合図で舎弟が新参者をボコボコにして、兄貴が「そのくらいにしておけ」となだめるように装ったのと同じだ。横綱の品格などと言う前に、街のごろつきたちの所業と比べられてしまうのではないか。

 さらに、日馬富士の引退を受けて11月28日に八角理事長が行った「講話」の際、「貴乃花巡業部長を代えてほしい」などと発言したのが白鵬だったことが判明している。事件の重要な当事者であり、責任を問われるべき人間が、それを警察沙汰にした人物を非難し追放しようとしている。こんな不当、不合理なことが許されてよいのだろうか。相撲協会は貴乃花親方と白鵬の、この暴力事件における立場を認識した上で、被害者側を擁護し加害者側を問責する動きを取ってほしい。

 競技者としての白鵬の実績、記録は比類ないものがある。記録だけを見れば平成の大横綱、あるいは不世出の大記録をたたき出すかもしれない。しかし、大相撲が体現してきた歴史と伝統を戴く最高位者としては、白鵬は近年私たちを幻滅し続けてきた。

 数年来の荒い取り組み、立ち会いの乱れ、勝負が付いた後の駄目押しなど、いやな記憶をたどれば切りがない。とどめは九州場所11日目の、勝負が付いた後の数分間にわたる審判員への抗議だった。大相撲では前代未聞の行動であり、見ていて恥ずかしさを覚えた大相撲ファンは私だけでなく、多くいた。

 大相撲の横綱の構成は現在不安定な状況になっている。日馬富士が引退し、鶴竜も稀勢の里も4場所連続の休場で引退の危機にある。競技的には一人横綱の責任を果たしているのが白鵬だ。だからこそ、驕りが増長していると言っては言い過ぎか。

 しかし、大相撲が日本の伝統と歴史を体現している以上、それにそぐわないのなら、たとえ無横綱時代がしばらく来たとしても、そのほうがましだと考え始めた好事家も多いのではないか。
(文=山田修/ビジネス評論家、経営コンサルタント)

 

「くらわす時でも頭と腹はやるな」日馬富士が破った角界の“不文律” 制御効かず、一般人なら死ぬレベル
2017.11.17 08:00
http://www.iza.ne.jp/kiji/sports/news/171117/spo17111708000001-n1.html

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日馬富士は休場を申し出た14日の早朝にも、若い力士を相手に稽古をしていた

 横綱日馬富士が東前頭8枚目の貴ノ岩をビール瓶で殴打し、「頭蓋底骨折、髄液漏などの疑いで全治2週間」と診断されたのは衝撃的だ。体罰まがいの“かわいがり”という言葉が存在する角界だが、日馬富士の行為は言語道断、“おきて破り”だと指摘する声が挙がっている。

 相撲好きで格闘技全般に詳しく、新日本プロレスのリングドクターを務める医師の富家孝氏(70)は、「角界には昔から、『くらわす時でも頭と腹はやるな』という不文律がある。『くらわす』とは若手を指導したり注意する、『やるな』とは、そこだけは絶対避けろという意味。にも関わらず、横綱が相手の頭をビール瓶で殴ったというのは本当にショックだ」と首をひねる。

 「稽古のとき、腹を殴ると腹腔内出血を起こし、頭の場合は致命傷になる恐れがある。2007年に時津風親方が弟子をビール瓶で殴って死亡させた事件で逮捕されて以来、稽古場で兄弟子が弟子を殴打することはなかっただけに、この一件は深刻だ。稽古ではなく酒の席だったことで、横綱は制御が効かなかったのだろうか」と懸念する。

次ページ医学的にみても、診断書に記載された症状は並大抵でない
http://www.iza.ne.jp/kiji/sports/news/171117/spo17111708000001-n2.html

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羽田空港に到着し、報道陣に囲まれる横綱日馬富士関=16日深夜、羽田空港(佐藤徳昭撮影)

 医学的にみても、診断書に記載された症状は並大抵でない。

 富家医師は「相当強く殴らない限り、頭蓋底骨折や髄液漏の疑いにはならない。一般の人なら死んでいたと思えるほど強打で、悪質だ」と解説する。

 「これまで日馬富士に関しては、短気だという以外、あまり悪い噂を聞かなかっただけに残念だ。実は大相撲は欧米社会から、ある意味、最も民主的なスポーツとして評価されてきた。出場枠に制限のある野球などと違い、力士を目指した人間すべてに横綱になる機会が与えられるからだ。ただ、弟子に対する暴行が悪しき慣習として残ったままなのは残念。ましてや酒の席でビール瓶を持ち出し頭を殴るのは、角界の慣習をすべて無視した行為だ。九州場所初日、2日目の日馬富士の元気のない戦いぶりと表情からみても、休場は当然。展開によっては引退せざるを得ないだろう。もちろん警察の捜査の対象になる可能性はある」と続けた。

 横綱による角界の“不文律”に対する裏切り行為はあまりに罪深い。

 

2017.11.17
【日馬富士暴行】相撲協会、「貴乃花親方が元凶」説をリークか…姑息なメディア統制
文=編集部
http://biz-journal.jp/2017/11/post_21392.html

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貴乃花親方(写真:日刊スポーツ/アフロ)

 大相撲の横綱・日馬富士の暴行事件をめぐり、貴乃花親方批判が流れ始めた――。

 14日、秋巡業中の10月25日に日馬富士が幕内力士・貴ノ岩に暴行を加えるという事件が発生していたと報じられた。さらに、10月29日に貴ノ岩の貴乃花親方が鳥取県警に被害届を提出しており、今月3日には日本相撲協会の聴取に対し貴乃花親方と日馬富士の伊勢ケ浜親方は「わからない」と返答し、その時点で貴乃花親方は被害届の件を協会に報告しなかったことなども報じられた。その後のメディア各社の報道内容は、以下のとおり。

・10月25日、酒席で日馬富士が貴ノ岩に説教をしている最中に貴ノ岩のスマートフォンが鳴り、それを操作しようとした貴ノ岩に日馬富士が激怒。ビール瓶で貴ノ岩を殴打したほか、馬乗りになって何度も平手打ちを浴びせた。暴行の発端については、貴ノ岩の「もう、あなたたちの時代ではない」などの発言を受けて日馬富士が激昂したためとも報じられている。

・貴ノ岩は、「脳振とう、左前頭部裂傷、右外耳道炎、右中頭蓋底骨折、髄液漏の疑いで全治2週間」という重症を負った。

・日馬富士と貴ノ岩は暴行事件翌日の10月26日に和解し、握手を交わしていた。

・協会側は、11月2日に鳥取県警から連絡を受け、初めてトラブルの存在を知ったと説明。

・現在行われている九州場所直前には、協会のなかで知れ渡っていた。同場所初日前日11日に協会の臨時理事会が開かれ、事件についてすでに伊勢ヶ浜親方が貴乃花親方に謝罪したことが報告された。

・臨時理事会後、協会は14日にメディアが第一報を報じるまで、事件を公表しなかった。

・事件が発生した酒席にいた横綱・白鵬は、日馬富士が貴ノ岩をビール瓶で殴打したという報道を否定。

相撲協会の閉鎖性

 すでに鳥取県警は捜査を始めており、事件の真相解明は捜査の進展を待つこととなるが、マスコミ関係者は語る。

次のページ 日本相撲協会に批判的な記事を書いたりすれば、すぐに排除されてしまいます
http://biz-journal.jp/2017/11/post_21392_2.html

「今回の事件を取材中に違和感を持ったのは、相撲に関する著作物が多いライターや名の知られた元相撲力士などに取材を申し込んでも、一様に断られてしまうという点です。『やはり、お話しづらいということでしょうか?』と聞くと、『すみませんが、今回はちょっと……』『また別の機会にお声がけいただければ』といった反応が多いのです。協会にとって都合の悪いことは話しにくいのかな、という空気を感じました」

 こうした現象の背景について、16日付当サイト記事内でスポーツ記者はこうコメントしている。

「協会は非常に閉鎖的で、基本的にフリーのジャーナリストなどを受け入れていません。支度部屋などに入って取材するためには、協会が発行する相撲取材許可証が必要で、相撲協会に批判的な記事を書いたりすれば、すぐに排除されてしまいます。実際、過去に東京相撲記者クラブ会友の杉山邦博氏が、テレビ番組でコメンテーターが協会に批判的なコメントをしたことにうなずいたとして取材許可証を没収されたことがあります。実は日本サッカー協会も、Jリーグやサッカー協会に批判的な記事を書いたりしたメディアは、その後の取材を断られたりすることもありますが、相撲協会の閉鎖性は異常です」

貴乃花親方批判の背景

 そうしたなかで気になるのは、ここにきて貴乃花親方に批判的な報道が見られるようになりつつあるという点だ。週刊誌記者は語る。

「特に協会と関係の深いスポーツ紙を中心に、『貴乃花親方の行動が混乱を呼んでいる』『事態を収拾させようとする協会の妨げになっている』というトーンの報道が目立ちつつありますが、協会のリークとみられています。協会は九州場所初日の前日に当たる11日に臨時理事会を開き、事件があった旨、そしてすでに伊勢ヶ浜親方が貴乃花親方に謝罪したことを報告していますが、九州場所が始まった後もその事実を世間に公表せず、14日にスクープ報道が流れて初めて、その事実を認めました。協会としては、伊勢ヶ浜親方の謝罪によって事態の幕引きを狙っていたのでしょう。

 そうした動きを受け、このまま事件が隠蔽されるのではないかと危機感を持った貴乃花親方が、メディアに情報を提供して今回の報道につながったという見方も強いです。実際に貴乃花親方が先手を打って警察に被害届を出し、その事実を協会に報告していなかったことからも、協会の体質をよく知る貴乃花親方が、隠蔽を警戒していたことがうかがえます。

次のページ 日本相撲協会は、時津風部屋の力士暴行死事件、取組賭博と、不祥事のたびに組織の閉鎖性が批判を浴びてきた
http://biz-journal.jp/2017/11/post_21392_3.html

 いずれにせよ、対応が後手に回ったと批判を浴びている協会としては、『貴乃花親方が余計なことをしてくれた』と苦々しい思いを持っているのは当然であり、貴乃花親方が混乱を招いているという情報を親密なメディアに報じさせることで、少しでも世間からの批判をかわしたいのではないでしょうか」

 また、別の週刊誌記者もこう語る。

「そもそも、『事態の収拾を図る協会を、貴乃花親方が邪魔している』という言い方はおかしい。『事態の収拾』とは、何を意味するのか。『穏便に収める』という意味にも聞こえますが、殺人未遂レベルの暴行事件を『穏便に収める』ことなどできるはずがありません。すでに警察の捜査が始まっている以上、今必要なのは徹底的な事態の解明と日馬富士への厳しい処分です。

 貴乃花親方としては、自分の部屋の力士が重症を負ったわけで、協会に“事態の解明”を妨げられるのを防ぐ目的で、警察に被害届を出し、その事実を協会に報告しなかったとしても、自衛のためには当然の行為でしょう。約10年前の時津風部屋の力士暴行死事件、そして取組賭博と、不祥事のたびに組織の閉鎖性が批判を浴びてきた協会ですが、貴乃花親方はそうした相撲界全体の体質に危機感を持ち、改革の急先鋒に立って各種取り組みに励んできました。そんな貴乃花親方が、批判を承知の上で“透明性のある相撲界”実現のために、“覚悟の行動”に打って出ているのです」

 日本の国技・相撲界の品格が今、問われている。
(文=編集部)

 

日馬富士騒動当事者の一人“ヒール化”白鵬にCM大幅減の危機
2017年12月02日 16時30分
https://www.tokyo-sports.co.jp/sports/sumou/846571/

037ac1a6679231688cd562914f7c283f214 白鵬

 元横綱日馬富士(33)による幕内貴ノ岩への暴行事件で“当事者”の一人でもあった横綱白鵬(32=宮城野)の評判が大きく低下している。九州場所で黒星の後に“物言い”をつけた行動だけでなく、優勝インタビューで日馬富士と貴ノ岩の復帰を希望し、観客と万歳三唱して11月30日の理事会で厳重注意。さらに八角理事長(54=元横綱北勝海)に、貴乃花親方(45=元横綱)の下では冬巡業に参加できない、といった批判をしたことも判明し、世間から猛反発を受けている。

 白鵬は九州場所で前人未到の40度目の優勝を果たした強さもさることながら、交友関係の広さからテレビのバラエティー番組やCM出演も多かった。特にCMでのアピール度は大きく、ここ数年ではサッポロビールや住友林業、さらにアサヒ緑健(緑効青汁)といった有名企業の“顔”として起用され、好感度も高値安定。だが、2015年1月の初場所後に審判批判をして多くの関係者から苦言を呈されたあたりから、取り巻く環境は変わり始めた。

 そんな中で今回の日馬富士暴行事件に端を発し、白鵬の株は急降下。スポーツ関連を手がける広告代理店関係者は「こうなってしまっては、これから白鵬を(CMに)使いたいという企業はなくなっていくだろう。もうすでに敬遠する傾向も出ている」と大横綱に対しての風当たりの強さを示した。民放関係者からも「この流れでは、横綱(白鵬)を番組で使うのはリスクがある」との声が出ている。

 本業の相撲で圧倒的な強さを見せ“タニマチ”からも支援を得ている白鵬からすれば、番組やCM出演が減ることによる金銭的ダメージはそれほどない。だが、土俵以外の部分で露出が減れば好感度にも影響が出る。世間から支持を得ている貴乃花親方を敵に回した構図も明らかになったことで、白鵬の“ヒール化”は避けられなくなった。

 引退を発表した日馬富士は2日に鳥取県警から鳥取市内で再聴取され、早ければ来週にも書類送検される。一方の白鵬は3日から長崎・大村市で始まる冬巡業に参加。ファンがどんな反応を示すのか、注目が集まる。

 

引退・日馬を待つ巨額民事訴訟 貴親方が数千万円の賠償金請求も
2017年11月30日 16時30分
https://www.tokyo-sports.co.jp/sports/sumou/843823/

534a48a172b5756708d6793d8c3c2d3f300 引退会見で頭を下げる日馬富士。師匠の伊勢ケ浜親方(左)は涙を拭う

 大相撲の横綱日馬富士(本名ダワーニャム・ビャンバドルジ=33、伊勢ヶ浜)が29日、日本相撲協会に引退届を提出した。10月の秋巡業中に鳥取県内で幕内貴ノ岩(27=貴乃花)に暴行を加え、貴ノ岩側は鳥取県警に被害届を提出。日馬富士は県警から任意での事情聴取を受け、暴行の事実を認めていた。この日の午後には九州場所宿舎の福岡・太宰府市内で会見。一連の騒動を謝罪した。突然にも見える引退劇の舞台裏には何があったのか。さらには“第2R”もささやかれる今後の展開を追った――。

 日馬富士は引退会見で「貴ノ岩関にケガをさせたことに対し、横綱としての責任を感じ、本日をもって引退させていただきます」と謝罪した。秋巡業中の10月25日深夜から26日未明に鳥取県内の酒席で、同じモンゴル出身の貴ノ岩に暴行を加えて負傷させた。鳥取県警の捜査は継続中で相撲協会も独自の調査を完了させていない。このタイミングでの引退は、突然の出来事にも見える。

 師匠の伊勢ヶ浜親方(57=元横綱旭富士)は「日馬富士が今回の問題の責任を感じて引退したいと早くから言っていた。(九州)場所中の間は控えさせていただいた」と説明。日馬富士は「(九州場所に出場する)力士たちに最後まで頑張ってほしいので、本日になった」。その言葉通りなら、すでに師弟は九州場所中に引退を決断し、その終了を待って発表に至ったことになる。

 しかし、今回の“電撃引退”は角界内では「既定路線」と受け止められている。日馬富士の暴行が明るみに出たのは今月14日。17日に都内で鳥取県警から事情聴取を受けた際には、貴ノ岩に対する暴行を認めている。この時点で「日馬富士が暴行を認めた以上は協会としては、かばえない。自分から身を引くしかない」(日本相撲協会幹部)との見方が強まっていたからだ。

 ビール瓶の使用や負傷の程度にかかわらず、横綱が暴行を加えた事実だけでも「アウト」ということ。しかも、相撲協会は九州場所中に貴乃花親方(45=元横綱)に対して貴ノ岩への調査協力を要請したものの、同親方はことごとく拒否。協会による調査は暗礁に乗り上げていた。中途半端な調査結果で日馬富士に処分を下せば、協会が世間から批判を受けかねない。

 日馬富士が自ら引退して騒動の幕を引くことは、角界内では当初から「落としどころ」の一つだった。相撲協会による処分前に、日馬富士が引退を決断すれば退職金や功労金が手に入るうえ、東京・両国国技館での引退相撲も開催できる。さらに引退し責任を取ったことで、傷害容疑で捜査を進める鳥取県警や、起訴などの処分を決める検察の判断に影響を及ぼす可能性まである。ただ、これにて一件落着…とはいきそうにない。今後注目されるのが貴ノ岩サイドの動きだ。

 日馬富士が引退を決めた現時点でも、角界内では「貴乃花親方が日馬富士に対して民事訴訟も起こすのでは」との噂が絶えない。事情に詳しい関係者は「貴乃花側が数千万円の賠償を求めるという話も聞いている」と漏らしている。すでに貴乃花親方は相撲協会に対して、貴ノ岩が来年1月の初場所も休場すると伝えており、番付は一気に幕下まで落ちることになる。

 土俵への復帰が長引くほど、貴ノ岩が被る損失も大きくなる。実際に受けたケガに加えて、精神的なダメージや休場による金銭的な損失を訴えれば「数千万円」という賠償内容も決して大げさとは言い切れない。

 事件の加害者だった日馬富士が引退し、貴ノ岩側はどのような行動に出るのか。今後の動向からまだまだ目が離せない。

 

日馬の暴行騒動の新たな波紋 ベテラン親方「だからモンゴルはダメなんだよ」
2017年11月24日 16時30分
https://www.tokyo-sports.co.jp/sports/sumou/838024/

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神妙な面持ちで審判部を後にする白鵬

 大相撲の横綱日馬富士(33=伊勢ヶ浜)が10月の秋巡業中に鳥取県内で幕内貴ノ岩(27=貴乃花)に暴行を加えた問題で、新たな波紋が広がっている。日本相撲協会の審判部は九州場所12日目(福岡国際センター)の23日、横綱白鵬(32=宮城野)を呼び出して厳重注意を与えた。白鵬は前日11日目の取組で審判に対する不服を態度であからさまに示していた。角界内では、土俵内外で騒動を連発するモンゴル出身力士に対する風当たりが強まるばかりだ。

 この日、審判部長代理の伊勢ヶ浜親方(57=元横綱旭富士)と副部長の2人が、審判部に白鵬を呼び出して口頭で厳重注意を与えた。白鵬は前日11日目(22日)に敗れた際に、土俵下で右手を挙げて“物言い”をつけて立ち合い不成立をアピール。土俵に戻った後も1分間ほど引き下がらず審判団に対して不服の態度を示し、最後は礼もせずに花道を引き揚げた。

 伊勢ヶ浜親方は「負けたら土俵に上がって礼をするのがルールだから、守ってほしい。横綱は全力士の一番の見本だから。自分の価値を下げないように、きちんと行動するように注意した」と注意の内容を明かした。さらに物言いをつけられるのは審判団と控えに入る力士だけで、取組の力士はできない規則も伝えたという。この日の土俵では関脇御嶽海(24=出羽海)に何もさせず一気に寄り切って力の差を見せつけただけに、実力と振る舞いのギャップは大きい。いずれにせよ、白鵬が取った行動は前代未聞の“愚行”だった。

 これまでにも白鵬はダメ押しでたびたび注意を受けており、2年前には審判批判を展開して大騒動を起こした“前科”もある。今回の一件に八角理事長(54=元横綱北勝海)は「39回優勝しているけど、まだ修行の身」と大横綱の未熟さを指摘。取組後の白鵬は「今後、気をつけます」と審判部に謝罪したことを明かした上で「自分も花道を下がった後に納得していたし、申し訳ない」と反省の言葉を口にした。

 折しも、相撲界は日馬富士による貴ノ岩暴行問題に揺れている真っ最中だ。日馬富士が騒動を起こしたのは、白鵬も参加していたモンゴル人力士が集まる酒席での出来事だった。そして、今回の白鵬による土俵上の問題行動…。もちろん、モンゴル出身力士の名誉のために言えば、大半の力士は何の問題も起こしていない。ただ、同じ九州場所中に土俵内外で騒動が重なったことは、あまりにもタイミングが悪すぎた。

 しかもいずれの問題行動でも、番付の頂点に立ち、力士の模範となるべき横綱としての資質が厳しく問われている。一連の騒動で「モンゴル出身力士=トラブル」の印象が強まってしまったことは確かだ。その結果、角界内での風当たりも強まっている。

 ベテラン親方の一人は「朝青龍(2010年に泥酔暴行騒動で引退)もそうだった。だから、モンゴル(出身力士)はダメなんだよ。いくら厳しく注意しても、彼らは同じことを繰り返す。それは何も変わっていない」と吐き捨てるように言った。

 これまでモンゴルという国を誰よりも身近に感じさせてくれる存在だっただけに、両横綱が起こした行動は皮肉と言うほかない。ここから負のイメージを払拭することは簡単ではなさそうだ。

 

関連:
白鵬はインチキ横綱。それが調べた結論。プロレス相撲はいらない、横綱の資格を剥奪すべきだ。

白鵬が横綱の品格を投げ捨て前代未聞の恥さらし醜態『嘉風に敗れ初黒星 「待った」認められず横綱のふくれっ面に場内騒然』

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※原発関連で3冊:

知事抹殺 つくられた福島県汚職事件 佐藤 栄佐久

原子炉時限爆弾 広瀬 隆

隠される原子力・核の真実―原子力の専門家が原発に反対するわけ 小出 裕章

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2017年11月23日 (木)

白鵬が横綱の品格を投げ捨て前代未聞の恥さらし醜態『嘉風に敗れ初黒星 「待った」認められず横綱のふくれっ面に場内騒然』

 「百聞は一見にしかず」白鵬の見っともない振る舞いを篤とご覧あれ。横綱とは烏滸がましい、図々しいにも程がある。恥知らず白鵬は横綱をサッサと返上しろ。2017年11月22日大相撲九州場所・11日目のこの動画は永久保存だ。白鵬の名前が出るたびに話題にしてやるw記事を後ろで採録。※

※追加:千秋楽の優勝インタビューの最後で白鵬が音頭をとって勧客に万歳三唱をさせたのにはあきれた。優勝後の万歳三唱は普通自分の部屋で賜杯を抱え、親方・女将(おかみ)さん・ひいき筋・家族に囲まれた場所でやるものだ。そもそも九州場所の勧客が全員白鵬のファンというわけではない。むしろ品のない白鵬の取り口や所作が嫌いで対戦相手の力士への応援コールが最近目立ってきた。それを自分で音頭をとって万歳三唱をうながすとはw、白鵬は横綱の品格がないどころか頓珍漢の馬鹿だ。立ち合い張り手と肘打ちをやるわ、勝負あった後にだめ押しをするわ、こんな奴が大横綱とは笑わせるな

 

10分21秒
これが大横綱の態度?!【嘉風 -- 白鵬】立ち合い不成立を主張する白鵬に対し、毅然とした態度の行事・審判!大相撲九州場所11日目
Hima Tubusi
https://www.youtube.com/watch?v=TO6J9trIgDU

2017/11/22 に公開

両力士とも両手をつき、しかも白鵬は立ち合いざま左手で張り手までしている。どう見たって立ち合い成立だろう。モンゴル人の相撲ど素人を惑わす事が出来ても、子どもの頃から相撲を見て育った日本人ファンの目を惑わす事はできない。白鵬はまるで子どもが駄々をこねてるようで見苦しい。恥さらし横綱は、モンゴルに帰れ

1分21秒(#t=1m21s)から、会場の地元出身嘉風(大分県佐伯市)への声援がすごい。
3分54秒(#t=3m54s)から、ここも嘉風が先に仕切って、仕切り直し。制限時間一杯
4分39秒(#t=4m39s)から6分33秒まで、見っともなくて見苦しい白鵬の自己都合物言いw。
6分45秒(#t=6m45s)から、リプレイ映像を見ながらの鳴戸親方(元琴欧洲)の解説。
9分10分(#t=9m10s)から、白鵬を破った嘉風へのインタビュー(リポートは東担当の三瓶宏志アナ)

 

【大相撲】 荒れる九州場所。白鵬の見苦しい抗議。だから貴乃花に煙たがれる
kasai seifu
https://www.youtube.com/watch?v=eaVjoBqR1nE

2017/11/22 に公開

最初から、制限時間一杯。
38秒から2分33秒まで、見っともなくて見苦しい白鵬の自己都合物言いw。
2分45秒から、リプレイ映像を見ながらの鳴戸親方(元琴欧洲)の解説。
5分8秒から、大関豪栄道を破った北勝富士のインタビュー。
6分6秒から、全勝の横綱白鵬を破った嘉風のインタビュー。

 

【#大相撲九州場所11日目】白鵬対嘉風 問題のシーンを徹底検証した結果
神パパ KAMIPAPA
https://www.youtube.com/watch?v=FjwUTPQMKAM

2017/11/22 に公開

 

追加:表題が「いい加減にしろよ。北の富士勝昭激怒」となっていたので、実際の表現に変更した。
北の富士勝昭氏が白鵬の万歳三唱に「やり過ぎたな」と苦言。2017年九州場所優勝力士インタビュー
kasai seifu
https://www.youtube.com/watch?v=JqAGM0Xh9Xg

2017/11/26 に公開

1分56秒(#t=1m56s)から優勝力士インタビュー。
8分(#t=8m0s)〜、北の富士勝昭氏のコメント。
9分35秒(#t=9m35s)〜、「最後に白鵬の万歳、彼らしいなと思うけれど、やり過ぎたなと」。

 

 Twitterでの反響。

https://twitter.com/Dgoutokuji/status/933533156656816129

 

https://twitter.com/Dgoutokuji/status/934622358131785728

 

 ネットでの反響。植草一秀の『知られざる真実』とネットゲリラのを採録。

 以下、植草一秀の『知られざる真実』より。

2017年11月30日 (木)
貴ノ岩への謝罪なく「正しい行動」と強弁する日馬富士 

2017年11月25日 (土)
刑事事件事実解明は警察に委ねるのが基本 

2017年11月21日 (火)
暴行傷害事実なら被害者攻撃するのは筋違い 

2017年11月18日 (土)
重大傷害事件を軽微にするための印象操作 

2017年11月17日 (金)
白鵬が日馬富士擁護し貴ノ岩を切り捨てる理由 

2017年11月16日 (木)
興行優先で暴行事件解明先送り日本偏向協会 

 以下、植草さんの2017年11月30日のエントリが言及している日馬富士 引退会見。

【日馬富士 引退会見】報道ステーション 2017年11月29日
http://www.dailymotion.com/video/x6avkb3

公開日: 2017/12/01
期間: 11:35

 以下は、引退会見の丸ごと全編。最初は涙ぐんで話していた伊勢ヶ浜親方だったが、途中から居直ったような感じになり好感度減少w(22分26秒あたりから)

直撃LIVE グッディ! 2017年11月29日
http://www.dailymotion.com/video/x6avn4t

公開日: 2017/12/01
期間: 34:23

直撃LIVE グッディ!
最初から、伊勢ヶ浜親方からの日馬富士引退届け提出の報告とお詫び。
2分43秒から、日馬富士からの報告とお詫び。
3分53秒から、NHKの代表質問。
18分37秒から、各社代表質問。最初に読売TV。20分12秒ゴゴスマの質問、21分18秒から伊勢ヶ浜親方。
22分26秒から、NHK。
24分21秒から、聞き取れず。
25分41秒から、福岡放送。
26分45秒から、TBS。上下関係、相撲道について。
28分31秒〜31分29秒まで、TV朝日富川悠太アナ
31分45秒から、女性が質問。
32分45秒から、‎フジテレビ めざましテレビの永島優美アナ。


↑↓「日馬富士 引退会見」についての論評。

羽鳥慎一モーニングショー 2017年11月30日
http://www.dailymotion.com/video/x6avggl

公開日: 2017/12/01
期間: 47:07

 要所要所のコメントは東京相撲記者クラブ会友・大隅潔(東京五輪選手からスポーツ記者へ 大相撲取材歴25年)と、元NHKアナ・杉山邦博。
 大隅潔氏のは適確なコメント。元NHKアナ・杉山邦博のは情緒的で聞くに堪えない。例えば、16分48秒の所から日馬富士の暴力について、杉山「ネイティブが違う。モンゴルの国籍を持った同士のトラブル。我々日本人同士が考える事と、ズーッとモンゴルで生まれ育った人達同士の間の考え方は微妙に違うと思うから、あまりこう言う事を取り上げて言うのは酷だと」。
 更に19分20秒から、玉川徹「仮にモンゴルでこれが起きたとしても、モンゴル人だって先輩だから暴力をふるっていい事にはならないと思います。モンゴル内であっても」、元NHK杉山邦博「モンゴルの場合には例えばこう言う事が起きた時には最後までやれと言うような、途中で止めに入らないと言うような話しまで聞いてますからね、そう言うこともあり得ると言う事なんですから、何たって加害者が殴ったり、もの持って怪我を負わせたって事は絶対に許し難いことですから、その事はきちっと踏まえた上での話しなんです」

 元NHKの杉山は何が言いたいのか、支離滅裂。後半部は付け足しで、前半部がこいつの言いたい事の様だが、だからこそ止めるべきなんだろうが。しかし、どうも杉山は暴行を止めなかったのを「咎めるな」と言いたいらしい。この馬鹿。同じ国籍同士なら治外法権で日本の刑法に反してもいいってか。馬鹿も休み休み言え。事件が起きたのは日本だ、モンゴルじゃない。こんなまるで痴呆症になったような爺さんにしゃべらせているTV局もどうかしてる。

 

 以下、ネットゲリラより。日本中が八百長で動いている」で指摘している、モンゴル力士の八百長サークルの話は知る人ぞ知る話しのようだw「出世して、横綱の地位を脅かす存在になって来た貴ノ岩を、嘘ついて呼び出して、八百長組織に引き込もうとして失敗、リンチを加えたというのが真相」。

 

女性 暴行 乗られた
野次馬 (2017年11月27日 22:53) | コメント(5)
http://my.shadowcity.jp/2017/11/post-12238.html

現役時代の貴乃花は、きれいな相撲を取るので有名で、いわゆる「横綱相撲」というんだが、相手をガッシリと受け止めて、そこから自分の型に持って行って勝つ。もちろん張り手なんかしない。相撲は、勝てばいいんだ、という下品な朝鮮フィギュアではない。いわゆる「横綱の品格」だな。白鵬は張り手もするし、裏で八百長持ちかけて恫喝もする。品のない横綱だ。中にキム・ヨナが入ってるんじゃないかw

日馬富士が「自転車に乗らせて」と...
11/27 11:49
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00377606.html

動画 2分33秒

横綱・日馬富士の暴行事件で、スクープ証言。
今回の事件現場となった鳥取市の飲食店を出たあと、酒に酔い、別の店に向かう日馬富士に声をかけられた女性から、話を聞くことができた。女性の自転車に乗って、悪ふざけをしていたという。
目撃した女性は「『あなたが乗っていいと言ったから、あなたのせいですからね』と言われて。お弟子さんからも『あなたのせいですよ』と言われて」、「ベロベロといっても、訳がわからないとかではなく、酔っているのは酔っているけど、ご機嫌な酔いだった」などと話した。
女性によると、暴行事件の直後にあたる10月26日午前2時半ごろ、事件現場となった飲食店近くを自転車で通行した際、突然、日馬富士や白鵬、相撲関係者らのグループに声をかけられたという。
目撃した女性は「(日馬富士から)自転車に乗らせてほしいと言われた。乗られたんだけど、ちょっとしたら横にこけた」、「草履も脱げていたから、草履を持って、近くに寄った時に、振り向きざまに、『あなたのせいですからね』みたいに言われて」と話した。
日馬富士はこの直前、酒を提供する飲食店の個室で、貴ノ岩の頭部をカラオケのリモコンや素手で殴打する事件を起こしているが、女性の見た様子では、特に反省しているようには見受けられず、酔っぱらっていたという。
また女性は、貴ノ岩がその場にいたかどうかについては、覚えていないとしながらも、白鵬など関係者がいたと証言している。
FNNの取材に対し、捜査関係者は女性の証言について「傷害の立件に関わる話ではないのでくわしくは言えないが、横綱の品格の問題ではないか」と話している。
鳥取県警は、早ければ27日にも、白鵬へ聴き取り調査を行い、12月上旬にも、日馬富士を傷害の容疑で書類送検する方針。
一方、九州場所が終わったことを受け、日本相撲協会の危機管理委員会も、宴会に同席していた横綱・白鵬や、十両・石浦について、理事会が行われる30日までに、聞き取り調査を行うことにしている。
(山陰中央テレビ)

見ず知らずの通行人相手に、何やってるんだよw フザケた連中だ。この件、背後に八百長問題が潜んでいるので、貴乃花としては慎重にも慎重を重ねて、自分からは動かなかった。身に付いた横綱相撲です。人間としての品格を感じる

  

日本中が八百長で動いている
野次馬 (2017年11月24日 12:51) | コメント(17)
http://my.shadowcity.jp/2017/11/post-12221.html

東アジア反利権非武装戦線です。大相撲に巣食ったモンゴル力士会の八百長利権が、今回のベースだよね。出世して、横綱の地位を脅かす存在になって来た貴ノ岩を、嘘ついて呼び出して、八百長組織に引き込もうとして失敗、リンチを加えたというのが真相だ。これを見逃していたんじゃ、相撲協会もその存在価値が問われる。

貴ノ岩、旭鷲山に語る「片耳聞こえなく…」
11/23(木) 23:45配信
https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn?a=20171123-00000063-nnn-soci

Nippon News 24
https://www.youtube.com/watch?v=oVSqkVnDoz8

2017/11/23 に公開 1分56秒

 日馬富士の暴行事件に関連して、来日している元小結・旭鷲山が23日夜、貴ノ岩と電話で話したとする内容を、自身のフェイスブックで公表した。

 23日午後9時半頃に更新された旭鷲山のフェイスブックによると、23日午後6時に旭鷲山のもとにかかってきた電話で、貴ノ岩は、「当時何が起きたかすべてを正直に話します」と、次のように語ったという。

 「ニュースで、横綱・日馬富士が注意しているとき、僕が携帯電話で話していたというのはウソです」

 「みんなで話しているときにちょっとだけ携帯電話をいじっていたら、急に日馬富士がやって来て殴り始めました。灰皿やカラオケのリモコンなどで手当たり次第に僕を殴りました。僕は両手で頭を抱えました。だいたい40~50回ぐらい殴ったと思います」

 「翌日、病院に行きました。医者が僕を診て、びっくりして(頭を)縫いました。僕の床山さんもうまく髪を結えませんでした」

 「その事件の後、部屋に戻った時に頭痛がひどくなり、片方の耳が何も聞こえなくなってしまいました。今でもちゃんと聞こえません」

 「11月4日にもう一度病院に行って診察を受け、5日に入院しました。その日も耳が痛くて眠れませんでした。とても痛かったので頭の写真を撮りました。医者の診察では、頭がひび割れたという結果が出ました」

 「(貴乃花)親方が怖くて、事件のことを誰にも話さず秘密にしようと思っていましたが、親方が知ってしまい、警察に被害届を出しました」

 なお、事件発覚後、貴ノ岩はまだ公の場に出ていない。

まぁ、八百長支持率のアベシンゾーの治世なので、こういう八百長デブが蔓延る。日本中が八百長で動いている。そら、世界から取り残されるわけだw 大相撲に巣食ったモンゴル利権を潰さないと、大相撲の未来はない。

 

横綱二人のクビが飛ぶ
野次馬 (2017年11月24日 04:51) | コメント(15)
http://my.shadowcity.jp/2017/11/post-12218.html

我ら東アジア反利権非武装戦線の見立てとしては、この話は「モンゴル八百長連合」による貴ノ岩へのリンチだと睨んでいる。呼び出したのは白鵬だというから、むしろ主役は白鵬です。現に、白鵬は「かわいがり」だと認めていて、28日に警察に呼ばれている。警察がマトモに働けば、白鵬、日馬富士と、二人の横綱がその地位を追われる事となる。横綱多すぎるから、ちょうどいいやw

貴ノ岩暴行騒動で闇の力 「モンゴルで貴ノ岩のことを悪く報道しろ お金はかかってもいい」と言われる

貴ノ岩に対する日馬富士の暴行事件。騒動は収拾を見せること無く新たな情報が浮上してきている。そんな騒動を『直撃LIVE グッディ!(フジテレビ系)』が扱い、その中で貴ノ岩が父と呼ぶ親しい支援者にインタビュー。その人物が今回の状況と貴ノ岩のメールのやりとりなどを公開した。メールの公開や今回の報道は貴ノ岩は了承しているもの。

その中で衝撃の証言があり、貴ノ岩の姉がモンゴルでラジオ局で働いており、「貴ノ岩(バスカ)のことを悪く報道してほしい。お金はいくらかかってもいい」と言われたという。貴ノ岩の姉は局の人間であるため、誰が指導しているのか、誰が命じたのかわからないという。

このラジオ局以外のモンゴルのメディアにも同様な命令が行っていそうである。これが切っ掛けで貴ノ岩は口を開くか?

SOBA:↑↓ここで言っている直撃LIVE グッディは2017年11月23日(木)放送のもの。

直撃LIVE グッディ 最新 2017年11月23日 171123
stormingthunder1
https://www.youtube.com/watch?v=Bvyi2NHKdMU

2017/11/22 に公開
1:22:04

7分4秒(#t=7m4s)から、貴ノ岩が父と慕うAさんの話し。
9分33秒(#t=9m33s)から、貴ノ岩の姉さんからの連絡。←↑再生するとこの部分から再生。

相撲協会がモンゴルまで手をまわして貴ノ岩の悪口を垂れ流している、というんだが、日本のマスコミも、狂ったような報道です。「殴られた方が悪い」の一方的な決めつけばかりw アベシンゾーの治世では、何もかもがアベコベw

 

「ビール瓶」ではなく「一升瓶」
野次馬 (2017年11月21日 14:31) | コメント(12)
http://my.shadowcity.jp/2017/11/post-12202.html

こんにちわ。東アジア反利権非武装戦線です。今日はモンゴルだわw 日馬富士の暴行問題、何故か、警察に届けた貴乃花親方がマスコミ挙げて非難されまくるという異常さなんだが、アベシンゾーの補助金詐欺を指摘すると指摘した方が叩かれるのと同じw 利権屋が社会を牛耳って、道理が通らない世の中です。大相撲なんてのはそれこそ利権の最たるシロモノで、八百長でモンゴルばかりが優勝するというのも、連中が築いて来たモンゴル利権だw
 なので、ここは東アジア反利権非武装戦線の出番ですw

貴乃花親方 冬巡業から外す方向 (ホウドウキョク)
11/20(月) 13:54配信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171120-00021763-houdouk-soci

大相撲界を揺るがしている横綱・日馬富士の暴行事件。巡業部長でもある貴乃花親方について、日本相撲協会は、九州場所後に開催される冬巡業に帯同させない方向で調整していることがわかった。

貴乃花親方は、貴ノ岩の師匠として、被害届を取り下げず、強硬な姿勢を崩していない。

そんな中、ほかの親方の中から、「安心して弟子を巡業に預けられない」、「大切な力士を預かっている意識が薄い」と、冬巡業の管理を継続させることに疑問を投げかける指摘が浮上。

協会は、巡業部長の貴乃花親方、さらに玉ノ井副部長を冬巡業から外し、代理を立てる可能性を示唆している。

凶器で殴って怪我させたとなると、罰金では済まない可能性が出て来る。日馬富士は日本国籍に帰化して相撲を続けたいようだが、ここで前科が付いてしまうと帰化も出来ないし、相撲も続けられない。実際、朝青龍はヤクザを殴って引退させられた。モンゴル土人は酒飲むと暴れます。それが現実です。モンゴル土人は横綱張るような人格・見識がないので、横綱にするな。昔はそうだった。だから力道山はプロレスに転向したし、小錦も横綱になれなかったw

  

 記事をいくつか採録。

白鵬、前代未聞の物言い…勝ち名乗り拒否 土俵下に62秒間 式秀審判委員は横綱の態度を厳しく指摘
2017年11月23日6時0分  スポーツ報知
http://www.hochi.co.jp/sports/sumo/20171123-OHT1T50037.html

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嘉風(右)に寄り切りで敗れた白鵬は、納得できない表情で審判に立ち合い不成立をアピールする

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土俵下から上がろうとしない白鵬(右)に式秀審判委員が声を荒らげて注意する

 ◆大相撲九州場所11日目 ○嘉風(寄り切り)白鵬●(22日・福岡国際センター)

 横綱・白鵬が前代未聞の物言いをつけた。結びの一番で関脇・嘉風に寄り切られた後、立ち合いの不成立を主張。62秒間、土俵に上がらず勝ち名乗りを拒んだ。審判部には認められず、今場所初の黒星。一人横綱として、土俵への執念が空回りし、かえって品格を問われる結果になった。西前頭3枚目・北勝富士、東前頭12枚目・隠岐の海が2敗を守った。

 負けてない。西土俵下で白鵬は右手を開いてアピールした。背中から落ちたたまり席から立ち上がり、正面の山科審判副部長(元小結・大錦)を見つめた。「土俵に上がってください」。白房下の式秀審判委員(元幕内・北桜)に促されても「物言いです。待ったです」と連呼。約1分間、土俵に戻ることを拒否。戻った後も再度、確認を要求。勝ち名乗りが済んで打ち出しの拍子木が鳴ると今度は土俵に居座り、最後は礼もしないで引き揚げた

 白鵬が問題視したのは立ち合い。両手をついて待った嘉風に左の張り差しを見舞った。「待っただと思った。呼吸が合わなかった。1回(ビデオを)見てほしかった」。山科副部長は「完全に手をついているわけだから」と成立を指摘。立ち遅れた関脇にもろ差しを許した白鵬は、力を抜いて「待った」を主張したが、認められず土俵下に落ちた。

 前代未聞だ。審判規則では物言いをつけられるのは、5人の勝負審判と控えの力士だけ。14年夏場所。白鵬は勝ち残りの際に土俵下から物言いをつけて周囲を驚かせたが、今回はルール違反。式秀委員は「何度か(土俵に)上がってください、(花道に)下がってください、と声をかけた。横綱も序ノ口も一緒。礼で始まり、正々堂々と勝負が成立して、礼で終わる」と横綱の態度を厳しく指摘した。

 審判部への呼び出しはなかったものの、山科副部長によれば12日目に幹部で対応を相談するという。先場所は横綱・日馬富士も取組後に「待った」を主張。みっともない事例が相次ぎ、八角理事長も「白鵬の勘違いだよね。自分で決めちゃいけない」とクギを刺した。

 暴行問題や負傷欠場に揺れる九州場所で、一人横綱として復活Vへ執念を見せる白鵬。品格を欠いた上、まさかの初黒星を喫し「納得いかない、というのはないけど。まあ終わったことだし」と自身に言い聞かせるように語った。(秦 雄太郎)

 ◆主な力士の物言い

 ▽大関・貴ノ浪 1996年初場所9日目(貴闘力―土佐ノ海) 頭を下げ前に出てくる土佐ノ海を貴闘力がはたき込み。土佐ノ海は右手から落ち、貴闘力の右足も土俵を割った。軍配は土佐ノ海に上がったが、5人の審判員より先に東の控えにいた貴ノ浪が手を挙げて物言い。協議の結果、差し違えで貴闘力の勝利に。

 ▽横綱・白鵬 2014年夏場所12日目(鶴竜―豪栄道) 豪栄道が鶴竜をはたき込み、土俵下に転がした。軍配は豪栄道。勝ち残りで控えにいた白鵬は「(豪栄道の手が)まげに引っかかっているように見えた」と物言い。ビデオ確認と協議の結果、まげつかみで豪栄道の反則負けに。軍配が覆り鶴竜が勝利。

 

2017.11.23 05:00
【藤島親方のこの一番】 白鵬、まるでだだっ子のよう
http://www.sanspo.com/sports/news/20171123/sum17112305000003-n1.html

Sum17112305000003p1
土俵に上がっても抗議

 大相撲九州場所11日目(22日、福岡国際センター、観衆=6986)白鵬は潔くない。前代未聞だ。立ち合い、嘉風が当たらずにフワッと立った。作戦かどうかはわからないが、白鵬はこれで待ったと勘違いしたのかもしれない。

 しかし、両者はしっかり手をついて立ち、行司の「はっけよい」の声もかかって立ち合いは成立している。それを自分で勝手に勘違いして嘉風が寄り切り勝負がついたのに、受け入れず土俵下で手をあげてアピールしていた。まるでだだっ子のようだ。嘉風にスパッと二本入れられ、慌てて待ったしようとしたと思われても仕方ない。

 審判も黙っていないで、土俵に上がるようもっと早く指示すべきだった。後味が悪すぎる。当然、審判部に呼び出し注意する必要があるだろう。 (元大関武双山)

 

土俵外の抗議に騒然=立ち合い不満で白鵬-大相撲九州場所
https://www.jiji.com/jc/article?k=2017112201326

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嘉風(左端)が懸賞を受け取る時も、不満げに土俵に立ち続けた白鵬(右端)=22日、福岡国際センター

 嘉風に一気に寄り切られ、土俵下に転落。勝負は決したというのに、白鵬は右手を上げて立ち合いは不成立だとアピール。1分以上も抗議の意志を示した横綱の姿に、館内は騒然となった。

〔写真特集〕横綱 白鵬

 しっかり両手を下ろして待ち構えたのは嘉風の方だ。白鵬は右、左と手をついて立ったが、「上手を取られないように、踏み込まないようにした」という相手の動きに一瞬まどわされ、左で張り手を見舞って空いた懐にすっぽり飛び込まれた。
 支度部屋に戻った白鵬は「相手も力を抜いたし、こっちも抜いて…」と不満げ。嘉風は「待ったと思ったけど、(行司の声が)残ったと聞こえたのでいいんだなって」。山科審判長(元小結大錦)は「しっかり手はついている」と振り返った。
 白鵬は「(ビデオを)1回でも見てほしかった」と言う。しかし、審判から「(土俵に)上がりなさい」「下りなさい」と促された姿はおよそ横綱らしいものではない。
 式秀審判員(元幕内北桜)は「横綱も序ノ口も一緒。正々堂々としないと」と言った。騒がしい場所を引き締めてきた白鵬の突然の乱心ぶりが残念そうだった。(2017/11/22-21:03)

 

白鵬、嘉風に敗れ初黒星 「待った」認められず不服の表情…場内騒然
https://www.sponichi.co.jp/sports/news/2017/11/22/kiji/20171122s00005000200000c.html

20171122s00005000208000p_view 嘉風(左)に寄り切りで敗れる白鵬
Photo By スポニチ


20171122s00005000207000p_view 嘉風に寄り切りで敗れた白鵬は審判に向かって手を挙げ待ったをアピールする
Photo By スポニチ


 大相撲九州場所11日目が22日、福岡国際センターで行われ、前人未到の40度目の優勝を目指す横綱・白鵬が嘉風に敗れて初黒星。初日からの連勝は10でストップした。

 白鵬は立ち合いから一気に土俵際に押し込まれ、寄り切りで敗戦。懐に入られた際に右手を少し挙げて“待った”のようなしぐさを見せ、身体の力を抜いていた。

 取組後には“待った”をかけていたと土俵下で手を挙げて自ら物言いをつけようとするも、勝負は成立していたと軍配は変わらず。白鵬は納得がいかない表情で、嘉風が勝ち名乗りを受けようとするも土俵に戻らず、場内が騒然とする場面もあった。その後、白鵬は審判に促されてようやく土俵に上がったが、首をかしげて不服の表情。嘉風が土俵を下りて弓取り式が始まっても、白鵬は立ち尽くしたままだった。

[ 2017年11月22日 18:02 ]

 

2017.12.21 11:40更新
【舞の海の相撲俵論】おごる白鵬の悲劇 陰口が横行するいまの日本が作り上げた大横綱
http://www.sankei.com/sports/news/171221/spo1712210011-n1.html

Spo1712210011p1 嘉風との取組後、待ったをアピールするが、審判(下)に土俵に上がるよう促される白鵬=22日、福岡国際センター

(1/3ページ)
 長きにわたる大相撲の伝統がここまで崩れてしまうとは。

 九州場所11日目。白鵬が嘉風に敗れた一番だ。ふわっと立った相手にもろ差しを許し一方的に寄り切られた。すると、物言いや待ったをアピールするかのように右手を挙げて土俵下で立ち尽くす。審判から促され、1分以上たってからようやく土俵に上がったが、明らかに不満げな表情。今度は仁王立ちのまましばらく引き揚げようとしなかった。

 張り差しやかちあげをさけるために工夫した嘉風の術中にはまっただけのこと。例えるなら、じゃんけんをして嘉風がグーを出し、チョキを出した白鵬は「ごめんごめん、自分はパーを出すつもりだったが、チョキを出しちゃった。やり直そう」と言い訳しているかのよう。

 土俵へ上がらずに時間を稼げば「白鵬が納得していないのだから」と観客も味方して審判員の誰かが折れ、仕方なく物言いをつけてくれるとでも思ったのか。おごりを感じる

 力士は自分が納得できなくても静かに引き下がらなければいけない。そこでぐっとこらえるのが最も大切な修行である。白鵬が日本の大相撲の精神を何も理解していなかったことが証明された

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http://www.sankei.com/sports/news/171221/spo1712210011-n2.html

 あんなふるまいが許されるのであれば、いずれは軍配に納得がいかず行司の装束をつかんで「俺の勝ちだろう」と言い出しかねない。最後は行司側と力士側に分かれ観客も交えて大乱闘になるかもしれない。

 周囲から「長い間一人横綱として相撲界を支えてくれた」とたたえられることに酔いしれてしまったのか。

 布石はあった。稀勢の里戦で取り直しとなった審判の判定を批判したり、横綱審議委員会の稽古総見が終わる頃に姿を見せたり。謙虚さはどこへいってしまったのか

 ことの重大性を認識させるために、1場所出場停止の処分を下してもいいほどの愚行だ。白鵬がいなくても土俵が充実していれば興行は成り立つという毅然(きぜん)とした姿勢が相撲協会には求められる

 ちやほやされるばかりで大切なことを教えてくれる人がこれまでいなかったのは白鵬の悲劇である。おだてる人は自分に勢いがなくなれば去っていく。

 モンゴルから15歳で来日した少年を育てた側の責任は重い。なかなか直接叱ろうとしない師匠や相撲協会だけでなく、陰口が横行するいまの日本が白鵬を作り上げたことを忘れてはならない。

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http://www.sankei.com/sports/news/171221/spo1712210011-n3.html

 この国の社会全体がどこか曖昧ではっきりものを言わず、その場の空気に流されてしまう。日馬富士の暴行問題に揺れる中、現場に同席した白鵬が千秋楽の優勝インタビューで呼びかけた万歳三唱に観客のほとんどが応じてしまうのが象徴的だ

 いま白鵬にはっきり苦言を呈してくれる人はいるのだろうか。また、そうした存在をありがたいと受け止められる心が白鵬には残っているのだろうか。 (元小結 舞の海秀平)

 

張本勲氏、白鵬の物言いに苦言「行司は短刀を差して、土俵に上がるんですよ」 スポーツ報知
2017年11月26日 9時30分
http://news.livedoor.com/article/detail/13942308/

A2e9f_60_2bf7d39ee1d16b5e1306ad08a4 張本勲氏


 好角家の野球評論家・張本勲氏(77)が、26日放送のTBS系「サンデーモーニング」(日曜・前8時)に出演。22日の大相撲九州場所11日目で、横綱・白鵬が前代未聞の物言いをつけたことにコメントした。

 白鵬は関脇・嘉風に寄り切られた後、立ち合いの不成立を主張。62秒間、土俵に上がらず勝ち名乗りを拒んだ。審判部には認められず、今場所初の黒星を喫した。翌日、「勘違いだった」と謝罪をし、14日目に自身の最多記録を更新する40回目の優勝を決めた。

 張本氏は「謝罪したのは彼のいいところだけど」としつつ「行司は短刀を差して、土俵に上がるんですよ。差し違えたら腹を切る覚悟。どっちにしても白鵬の間違い」と苦言を呈した。

 司会の関口宏(74)は、横綱の物言い問題が収束した一方、横綱・日馬富士(33)=伊勢ケ浜=に暴行を受けた前頭8枚目・貴ノ岩(27)=貴乃花=の問題について「片づかないのが日馬富士の問題なんですよ」と角界の騒動を嘆いた。

 

「お手本になる人がね」白鵬の態度に勝負審判も首ひねる
2017年11月22日20時31分
http://www.asahi.com/articles/ASKCQ6QWKKCQULZU015.html

As20171122004726_comm 嘉風に寄り切りで敗れた白鵬(奥)は、途中で棒立ちとなった=金子淳撮影


As20171122004654_comm 嘉風に寄り切りで敗れた白鵬は、弓取り式が始まろうとしても土俵から下りなかった=金子淳撮影


As20171122004676_comm 嘉風に寄り切りで敗れた白鵬は、弓取り式が始まろうとしても土俵から下りなかった=金子淳撮影


 22日にあった大相撲九州場所11日目の結びの一番で、寄り切りで敗れた横綱白鵬が、土俵に戻らず軍配への不満をアピールしたことについて、土俵下で勝負審判を務めた親方たちも首をひねった。

 山科審判長(元小結大錦)は「自分からは(横綱には)何も言ってない。『待った』と言いたいんじゃないの? 多分。でも、手をしっかり付いているからね」と話した上で、白鵬がなかなか土俵に上がらなかったことについては「お手本になる人がね」と疑問を呈した。

 また、白鵬が物言いを求めるようなしぐさをしたことについて、式秀親方(元幕内北桜)は「ルールとしておかしいでしょ? 物言いは審判か控えの力士がつけるんだから。ありえないですよね。礼に始まって礼で終わらないと。そこはきちんとしないと」と苦言。陣幕親方(元幕内富士乃真)は「ダメだよ、あんな態度は」と、ぶぜんとした表情だった。

 

敗れた白鵬、土俵下で1分間アピール 立ち合いに不満
2017年11月22日18時48分
http://www.asahi.com/articles/ASKCQ61J3KCQUTQP02D.html

As20171122004472_comm 嘉風に敗れた白鵬だが、審判にアピールしなかなか土俵を下りなかった=河合真人撮影


取組後、土俵下でアピールする白鵬。右は寄り切りで勝った嘉風=河合真人撮影
As20171122004496_comm

As20171122004449_comm 白鵬(左)は嘉風に寄り切りで敗れる=河合真人撮影


As20171122004466_comm 白鵬(左)は嘉風に寄り切りで敗れる=河合真人撮影


 22日にあった大相撲九州場所11日目の結びの一番で、全勝の横綱白鵬が関脇嘉風に寄り切りで敗れた。しかし、白鵬は嘉風が勝ち名乗りを受ける土俵に上がろうとせず、首をかしげたり、腰に両手をあてたりして立ち合いが成立していないと約1分間アピールした。その後土俵に上がったが、嘉風が軍配を受けても今度は土俵を下りず、不満そうな様子を見せた。

 嘉風はテレビのインタビューに対し、「横綱は『待った』と思って力を緩めたが、行司の『残った』の声が聞こえたのでそのまま続けた」と話した。白鵬は納得のいかない表情で土俵を後にした。

 支度部屋に戻った白鵬は、報道陣から「待ったという感じですか」と聞かれ「まあ、そんな感じだね。(ビデオで)1回でも見てもらいたかった。納得いかないわけじゃないけど、やっぱり呼吸が合わなかった」と語った。

 

やくみつる氏、物言い白鵬を断罪「出場停止ですよ」
2017.11.23 12:19
http://www.iza.ne.jp/kiji/sports/news/171123/spo17112312190033-n1.html

Spo17112312190033p1 大相撲九州場所11日目、白鵬は取り組み終了後に右手を挙げ待ったをアピールした


 漫画家のやくみつる氏(58)が23日、フジテレビ系情報番組「とくダネ!」(月~金曜前8・0)にゲスト出演。大相撲九州場所11日目(22日、福岡国際センター)で、全勝を守ってきた横綱白鵬(32)が、寄り切りで関脇嘉風(35)に敗れ初黒星を喫した際、土俵下で自ら物言いをつけた行為を「出場停止ですよ」と斬り捨てた。

 白鵬は嘉風に寄り切られ、たまり席に落ちた後、土俵下で右手を高く挙げ物言いをつけ、待ったをアピールしたが立ち合いは成立。勝負審判に視線を向け、再び右手を挙げてリプレー映像での確認を要求した。勝負審判に促されて土俵に戻っても納得せず、嘉風が勝ち名乗りを受けても仁王立ち。弓取式が始まるまで抗議の居座りを続けた。

 番組では日馬富士の暴行問題について議論を展開する中で、やく氏は日馬富士の引退の可能性を問われ、「待ったなしの状況だと思っています」と発言。続けて「ただ、それが場所後の30日の理事会で話し合われるようなことが・・・30日まで待っていいのか。白鵬の出場停止の方が先だろうと思いますんで、それも合わせてですね、もっと早く緊急理事会を招集しないといけないと思いますけどね。昨日の行為は、十分にそれに値することだと思うので、30日の理事会では遅いですからね。こんなときにそんなことまで起きてるんでね」と持論を述べ、白鵬の前代未聞の失態を断罪した。

 

立川志らく、貴乃花親方の相撲協会への対応を擁護「たぶん隠蔽体質をわかっているから」
2017.11.16 14:56
http://www.iza.ne.jp/kiji/entertainments/news/171116/ent17111614560020-n1.html

Ent17111614560020p1 落語家、立川志らく


 落語家、立川志らく(54)が16日、TBS系情報番組「ひるおび!」(月~金曜10・25)に生出演。大相撲の横綱日馬富士(33)が10月の秋巡業中に、平幕貴ノ岩(27)を殴打して大けがを負わせた問題について持論を展開した。

 志らくは、この暴行事件について、貴ノ岩の師匠である貴乃花親方(45)の対応などに非難の声が上がっていることに触れ、「なぜ相撲協会とちゃんと(貴乃花)親方が話をしないのかといったら、隠蔽(いんぺい)体質をたぶんわかっているから。そんな話をしたら潰されてしまうんじゃないか」と、貴乃花親方の考えを推測した。

 また、過去に相撲界で起こった暴行事件にも触れて、「(相撲界の体質は)いまだに変わっていない。だから、相撲協会を変えるために、警察沙汰にして日馬富士にはもう(力士を)辞めてもらって。それでもなんとか(相撲協会を)変えるんだ」という気持ちでの行動だろうと持論を展開した。

 親方と力士の関係についても、師匠と弟子というより親子と考えたほうがわかりやすいと主張し、「自分の子供がビール瓶でぶん殴られて、けがしたら当然訴えますよね」「(加害者側と)話し合いで済ませようなんて思わないですよ」と、貴乃花親方の心中をおもんぱかった。

 

北の富士氏「協会自体が猛省しないといけない」 日馬富士の暴行で再発防止徹底求める
2017.11.14 16:22
http://www.iza.ne.jp/kiji/sports/news/171114/spo17111416220056-n1.html

Spo17111416220056p1 北の富士勝昭氏


 大相撲九州場所3日目(14日、福岡国際センター)NHKでテレビ解説を務めた北の富士勝昭氏(75)=元横綱=が、横綱日馬富士(33)が10月の秋巡業中に平幕貴ノ岩(27)を殴るなどの暴行を加えて大けがを負わせたことについて言及した。この日からの休場を決めた日馬富士に「残念ですね。あってはならないこと。いかなる理由があろうと許されませんよ」と苦言を呈した。

 日馬富士から暴力を振るわれたとされる貴ノ岩は、「脳振とう、左前頭部裂傷、右外耳道炎、右中頭蓋底骨折、髄液漏の疑い」と診断され、今場所は初日から休場している。2日目になって診断書の内容が公表されたことに、北の富士氏は「普通のけがならいろいろな病名はつかない。私もおかしいと思っていた」と話した。

 日馬富士には厳しい処分が予想されるが、「(処分は)当然といえば当然。どこか協会自体も空気が緩んでいた、そういう捉え方をされても仕方がない」と日本相撲協会を非難。「協会自体が猛省しないといけない。きつく真剣に真摯に取り組んでほしい」と再発防止の徹底を求めていた。

 

日馬富士日に日に憔悴、全容解明前に引退決断の理由
[2017年11月29日8時15分 紙面から]
https://www.nikkansports.com/battle/sumo/news/201711290000116.html

2017112900064507nksports0009view 21日、福岡空港に到着した横綱日馬富士

 大相撲の横綱日馬富士(33=伊勢ケ浜)が引退を決意したことが28日、分かった。平幕貴ノ岩(27=貴乃花)への暴行が発覚してから約2週間、鳥取県警や日本相撲協会の危機管理委員会による調査は継続中だが、事態が解明されるより先に日馬富士が身を引く覚悟を決めた。早ければ今日29日にも記者会見を開く。

 日馬富士が現役引退を決めた。貴ノ岩への暴行問題は全容が解明されていないが、暴行したことは認めている。その責任をとる形で、土俵を去る決意を固めた。すでに師匠の伊勢ケ浜親方(元横綱旭富士)との話し合いを終え、懇意にしてきた後援者に引退する報告を始めた。

 暴行したのは鳥取巡業前日の10月25日夜。鳥取市内のラウンジで、日馬富士が貴ノ岩を素手やカラオケのリモコンで殴ったとされている。貴ノ岩は頭部から出血し、翌日に医療用ホチキスで傷をふさぐほどのケガを負った。翌日、両者は握手して和解していたこともあり、当初はこれほどの大ごとになるとは日馬富士も想像していなかったという。

 同29日に貴ノ岩の師匠の貴乃花親方(元横綱)が鳥取県警に被害届を提出。九州場所3日目の11月14日に事態が明らかになり、大騒ぎになった。当初はビール瓶で殴ったとされたが、日馬富士は県警や危機管理委の聴取に対してこれを否定した。しかし、殴った事実に代わりはなく、横綱としての責任を痛感。日本相撲協会内から厳しい声も届いた上、横綱審議委員会の多くの委員からも「厳しい処分が必要」との見解を示された。

 近い関係者によれば、日馬富士は日に日に憔悴(しょうすい)し、土俵に戻りたいという気力も減退した。県警による結論、危機管理委による報告や協会の処罰を待ってからの決断を促す支援者も多かったが、最終的には師匠と本人が気持ちを固めた。早ければ、今日29日にも会見し、決断を発表する。

 日馬富士は16歳で来日し、伊勢ケ浜部屋へ入門。12年秋場所後に70代横綱に昇進した。幕内では軽量となる130キロ台の体重ながら、突き刺すような立ち合いとスピードを生かして、9回の優勝を果たした。ファンも多かったが、1度の暴行により晩節を汚した。不本意な形で、角界を去ることになる。

 ◆日馬富士公平(はるまふじ・こうへい)本名ダワーニャム・ビャンバドルジ。1984年4月14日、モンゴル・ウランバートル市生まれ。入門当初からのしこ名は安馬(あま)。大関昇進を機に日馬富士に改名した。01年初場所初土俵。04年春場所で新十両、同年九州場所で新入幕。三賞は、殊勲賞4、技能賞5、敢闘賞1。金星1個。優勝9回。家族はバトトール夫人と2女1男。186センチ、137キロ。

 

【横綱・日馬富士暴行】
「しっかり語るのが最後の責任」「引退は当然」…相撲ファンから厳しい声 「残念…」と落胆も
http://www.sankei.com/west/news/171129/wst1711290037-n1.html

Wst1711290037p1 横綱日馬富士関

 日馬富士関の現役引退が報じられた29日、事態の急展開に、26日まで九州場所が開かれていた福岡市でも驚きの声があがった。横綱の不祥事に、擁護は少なく、好角家からは落胆の声も漏れる。

 九州場所を例年、観戦に訪れるという同市中央区の会社員、船木悟さん(41)は「一相撲ファンとして、横綱の引退はただただ悲しい」と顔を曇らせる。さらに、「日馬富士関は九州場所の休場理由をケガと説明した。引退する以上は、そのようなごまかしではなく、自分の振る舞いについてしっかり語ってもらいたい。それが横綱として最後の責任だ」と注文した。

 福岡市南区の会社員、吉野良昭さん(39)は「子供も相撲が好きで一緒に中継を見ている。今回の騒動を、どう説明すればいいのか。子供にあこがれを抱かせる存在だけに、振る舞いには人一倍、気を付けてもらいたかった」と語った。

 「昔は寛容だったかもしれないが、今はもう暴力は許されない。あまりに軽率だ。引退は当然だし、遅すぎる」。太宰府市の無職、鬼頭徹郎さん(75)は、横綱引退の一報を伝える電光掲示板の前で、こう吐き捨てた。

 一方、大相撲春場所開催時などに、日馬富士が所属する伊勢ケ浜部屋に宿舎を提供してきた、天理教明愛分教会(大阪市東成区)の関係者は「お会いしたときの横綱は、優しい笑顔で接してくれる人だった。残念としか言いようがない」と落胆した様子で話した。

 

 以下、放送権料で相撲利権ズブズブなNHKの記事。

日馬富士 引退の意向固める
11月29日 4時22分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20171129/k10011238941000.html

https://www.youtube.com/watch?v=lOHEU0UXiek

2017/11/28 に公開

大相撲の横綱 日馬富士が平幕の貴ノ岩に暴行した問題の責任を取って現役を引退する意向を固めたことがわかりました。日馬富士は29日、日本相撲協会に引退を届け出たあと、記者会見を開くことにしています。

横綱 日馬富士は巡業中の先月25日、鳥取市内の飲食店で貴ノ岩を殴ってけがをさせたとして、鳥取県警察本部が傷害の疑いで調べています。

日本相撲協会は警察と連携しながら危機管理委員会で事実関係の調査を進めていて、結果がまとまり次第、日馬富士の処分を決める方針でしたが、関係者によりますと、日馬富士は処分を待たずに、問題の責任を取って現役を引退する意向を固めたということです。

日馬富士は29日、日本相撲協会に引退を届け出たあと記者会見を開くことにしています。

日馬富士はこれまでの危機管理委員会の調査や警察の捜査に対して、貴ノ岩の態度に腹を立て素手やカラオケのリモコンで殴ったことを認め、九州場所3日目の今月14日には「貴ノ岩のケガについては、貴乃花親方、貴乃花部屋後援会の関係者、相撲協会などに大変迷惑をかけたことを深くおわび申し上げます」と述べ、謝罪していました。

九州場所後に開かれた横綱審議委員会では、調査が継続していることを理由に委員会としての判断は示されませんでしたが、日馬富士に対し、「厳しい処分が必要」という意見が多くをしめていました。

なぜこの時期に引退

日馬富士が日本相撲協会の処分を待たずに、みずから引退を決断したのは、品格を問われる最高位の横綱としての責任のとり方を優先したためと見られます。

日馬富士は鳥取県警察本部の事情聴取や相撲協会の危機管理委員会の聞き取りに対し、一貫して暴行した事実を認めてきました。

27日開かれた横綱審議委員会では日馬富士に対して、「厳しい処分が必要」という意見が大半を占めました。今後、相撲協会の調査がまとまり、横綱審議委員会に報告が行われると「注意」や「引退勧告」が出る可能性があります。

横綱審議委員会が「引退勧告」を出したのは、67年の歴史の中で平成22年に酒に酔って知人の男性に暴行した朝青龍の1例しかなく、日馬富士はそうした判断が出る前にみずから身を引いた形です。

さらに、次の場所の番付を決める番付編成会議が29日、開かれることも決断のきっかけになったと見られます。番付編成会議は千秋楽の3日後の水曜日に開かれることになっていて、この会議のあとに引退を届け出た場合は、次の場所の番付にしこ名が残ってしまいます。

このため、今場所限りで引退する力士はこの会議に引退届を出すのが慣例で、師匠の伊勢ヶ濱親方は29日の番付編成会議で正式に相撲協会に日馬富士の引退を届け出る見通しです。

問題の経緯

横綱 日馬富士は、先月25日の夜、巡業先の鳥取市で平幕の貴ノ岩に暴行したことを認めています。

貴ノ岩の師匠の貴乃花親方が先月29日に鳥取県警察本部に被害届を提出し、警察は傷害の疑いで捜査を始めました。このとき、貴乃花親方から相撲協会への報告は行われず、相撲協会は今月2日に警察から連絡を受けたことでこの事案を把握しました。

相撲協会は、貴乃花親方や日馬富士の師匠の伊勢ヶ濱親方に事情を聞いたものの詳細な説明はなく、貴ノ岩のけがの具合は軽いと判断していたこともあって、当初は公表しませんでした。

しかし、その後、貴ノ岩が九州場所を休場し、2日目の今月13日に提出された診断書に「頭蓋底骨折、髄液漏れの疑い」と書かれていたことなどから、問題の発生から3週間近くたった今月14日に初めて事案を公表しました。

日馬富士は貴ノ岩のけがについて謝罪したうえで、けがを理由に九州場所を休場しました。

相撲協会の調査は外部理事や弁護士などで作る危機管理委員会が行い、日馬富士をはじめ、暴行現場に同席していた鶴竜や照ノ富士など力士や相撲関係者からの聞き取りを進めています。

一方で、被害者である貴ノ岩については、貴乃花親方が「警察の捜査を優先させたい」、「本人の体調が悪い」などとして相撲協会の調査を断っているため、聞き取りは行われていません。

こうした中、27日、開かれた横綱審議委員会では、協会の調査が続いていることから「引退勧告」や「注意」など委員会としての判断は示されませんでしたが、日馬富士に対し、「厳しい処分が必要」という意見が多くを占めていました。

日馬富士とは

日馬富士はモンゴル出身の33歳、平成13年初場所に安馬のしこ名で初土俵を踏みました。

軽量ながらスピードのある立ち合いと気迫あふれる取り口で番付を上げ、平成16年春場所で十両に昇進、その年の九州場所で新入幕を果たしました。

同じ頃に入門した白鵬や稀勢の里などとともに番付を上げ、平成20年の九州場所後に大関に昇進、それに合わせて、しこ名を日馬富士に改めました。

日馬富士というしこ名は安馬の時代から支えてきた神奈川県の神社の神職がつけたもので、相撲界に太陽のように日を照らす力士であってほしいという意味が込められています。

日馬富士はその年の夏場所に初優勝を果たすと、平成24年には名古屋場所から2場所連続で全勝優勝し70代横綱に昇進しました。横綱に昇進したあとは、ひじのケガなどに苦しみながらも優勝を重ねました。

ことしの秋場所は4横綱の中でただ1人休場せず、9回目の優勝を果たして横綱の責任を果たし、横綱審議委員会から「きつい思いをしながらも頑張りとおした気力には敬意を表さなければいけない」と評価されていました。

過去にもトラブルで引退

大相撲では過去にも暴力行為などのトラブルをきっかけに現役の横綱が引退する事態が起きています。

平成22年には68代横綱の朝青龍が、初場所中に都内の繁華街で酒に酔って知人の男性に暴行しけがをさせた問題が発覚しました。朝青龍は責任をとって引退し、そのあとに横綱審議委員会から初めて横綱に「引退勧告」が出されました。朝青龍はその後、傷害の疑いで書類送検されました。

また、昭和62年には60代横綱の双羽黒が師匠とトラブルになり、部屋を飛び出して居所がつかめなくなる事態になり、横綱在位わずか8場所、優勝を経験することなく廃業という形で角界を去っています。

 

日馬富士が引退 師匠が届け出
11月29日 12時19分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20171129/k10011239431000.html

NHK news
https://www.youtube.com/watch?v=ORxeAq5VTec

2017/11/28 に公開

大相撲の横綱 日馬富士が平幕の貴ノ岩に暴行した問題の責任をとって29日、日本相撲協会に引退を届け出て現役を引退しました。

横綱 日馬富士は巡業中の先月25日、鳥取市内の飲食店で貴ノ岩を殴ってけがをさせたとして鳥取県警察本部が傷害の疑いで調べています。

日本相撲協会は警察と連携しながら危機管理委員会で事実関係の調査を進めていて、結果がまとまり次第処分を決める方針ですが、日馬富士は処分を待たずに、問題の責任を取ってみずから引退の道を選びました。

日馬富士の師匠の伊勢ヶ濱親方は、午前9時前に来年初場所の番付編成会議が行われる福岡市の福岡国際センターに入り、この会議のなかで伊勢ヶ濱親方が日馬富士の引退を届け出ました。会議を終えた伊勢ヶ濱親方は無言で会場をあとにしました。

日馬富士は午後2時から伊勢ヶ濱親方とともに記者会見を開く予定で、引退を決断した理由などについてみずから話をすることになっています。

東京 新橋駅で新聞の号外

日馬富士が日本相撲協会に引退を届け出たことを受けて、東京 新橋の駅前では午前11時すぎから新聞の号外が配られました。

号外を受け取った埼玉県春日部市の72歳の女性は「横綱は横綱らしくけじめをつけたのだと思う。残された力士には力を、暴力ではなく正しい相撲につかってもらいたい」と話していました。
茨城県常総市の71歳の男性は「引退はしかたないという思いの一方で、頑張っていたのに残念という気持ちもあります」と話していました。
また千葉県木更津市の34歳の女性は「暴力は何があってもいけないと思います。引退によって問題をうやむやにせず、きちんと調査してもらいたい。角界全体が盛り上がっていたなかで残念です」と話していました。

東京 江東区の伊勢ヶ濱部屋の地元では

日馬富士が所属する東京 江東区の伊勢ヶ濱部屋の地元では引退について「残念だ」といった声と「当然だ」という声の両方が聞かれました。

このうち、花屋を営む74歳の女性は「日馬富士のことは本人が日本語もよくわからない10代のころから知っているのでずっと応援してきました。会うたびに『お母さん、お母さん』と声をかけてくれて、バラなどの花をよく買いに来てくれました。ずっと頑張って相撲をしてきたので、引退は本当に残念です」と話していました。
一方、クリーニング店を営む82歳の女性は「横綱という立場で人の上に立って見本になる行動をしないといけないのに、人に暴力をふるうことはあってはならないことで引退は当然だと思います」と話していました。
また、65歳の男性は「引退と聞いて驚きました。残念ですが、暴力をふるったことを認めているのでしかたがないとも思います。いまだに何があったのか明らかになっていないので、本人の口から事実を語ってほしいと思います」と話していました。

福岡でも「残念」「しっかりとした説明を」

九州場所が行われていた福岡市では、残念だという声や、しっかりとした説明を求める声が聞かれました。

このうち58歳の男性は「横綱には心技体すべてが求められるので暴力は絶対に許されず引退はしかたがない。過去にも『しごき』の暴力が問題になっているし、今回のことをきっかけに相撲界がよくなって行ってほしい」と話していました。
また、42歳の女性は「互いの部屋や協会内でしっかり話をしていれば、もっと違う解決方法があったと思います。慈善事業にも熱心で頑張って強くなった立派な横綱だったので、引退せざるをえないのはとても残念です」と話していました。
20代の男性は「妹が家に手形を飾っているくらい日馬富士のファンなので私もとても悲しいです。責任は取らないといけないと思いますが、何が本当のことなのか、いろいろな話が出ているので、まずはしっかり説明してほしい」と話していました。

首相「極めて遺憾」

安倍総理大臣は、参議院予算委員会で「相撲は国民の関心が極めて高いスポーツであり、このたびの相撲界での暴力問題は日本相撲協会において事実確認中だが、極めて遺憾だ。日本相撲協会は、まず迅速に事実関係を解明することが大事で、その結果を踏まえて文部科学省で適切に対応する」と述べました。

鈴木スポーツ庁長官「無念だと思う」

スポーツ庁の鈴木大地長官は29日午後、成田空港で報道陣に対し「アスリートは体力や気力の限界で引退する人が多いが、今回のような件で引退するのはアスリートとしては無念だと思う」と述べました。

そのうえで「日本相撲協会には原因の究明と暴力の根絶を進め、コンプライアンスとガバナンスを徹底して再発防止に努めてほしい」と話していました。

九州後援会 会長「決断を尊重 とても悲しい」

太宰府天満宮の宮司で伊勢ヶ濱部屋九州後援会会長を務める西高辻信良さんは「伊勢ヶ濱親方、横綱 日馬富士関の決断なので尊重を致します。きゃしゃな体で入門し、決死の覚悟で稽古に励み精進してきた姿を間近で見てきただけに、今回の問題での引退を受け、とても悲しくてなりません。今後とも日馬富士関を応援し、引き続き伊勢ヶ濱部屋をご支援申し上げます」とコメントしています。

モンゴル市民から引退惜しむ声

日馬富士の母国モンゴルの市民からは、引退を惜しむ声や驚きの声が上がっています。

このうちウランバートルに住む60代の男性は、日馬富士の現役引退について「突然の発表で驚いた」としたうえで「モンゴル人にとって残念なことです」と述べ、引退を惜しんでいました。
また30代の男性は「辞めてしまうのは残念です。日馬富士はモンゴルを代表する力士の1人なので、現役を続けてほしかったです」と話していました。

元小結 旭鷲山「あと5回優勝できる力あった 残念」

モンゴル出身の元小結 旭鷲山は「あと5回は優勝できる力があっただけに残念だ」と述べ、引退を惜しんでいました。

モンゴル出身の力士として初めて幕内力士となった元小結の旭鷲山は、モンゴルの首都ウランバートルで報道陣の取材に応じ、日馬富士が現役を引退したことについて「自分から決めて男らしくすばらしいことだ」と述べました。

そのうえで、日馬富士が力士の中では小さな体でも努力を積み重ねて歴史に残る横綱になったとして「あと5回は優勝できる力があっただけに残念だ」と述べ、引退を惜しんでいました。

ネット上にもさまざまな反応

日馬富士が暴行問題の責任をとって現役を引退したことについて、ネット上では、さまざまな反応が見られました。

「残念だ」という意見が多く見られ、「こんな形で引退するのはほんとに残念だ」、「もうあの相撲見られないのか。何度も感動をもらった。引退なんて悲しすぎる。せめて体力の限界って言ってほしい」といった横綱の突然の引退を悲しむ声が相次いだほか、脳科学者の茂木健一郎さんも、「あのキビキビとした、敏しょうな体の動きが大好きでした。本当に残念ですが、横綱の相撲、ずっと忘れません」とツイートしました。

一方で「横綱という地位は番付が下がらない代わりに、いわゆる心技体が求められる立場だから、あれだけの暴力事件を起こしてしまったら、やり直す機会が与えられず一発アウトなのは残念だけど当然」、「引退は当然だとは思いますが、時期尚早です。すべてが明るみになってからでよかったんじゃないか」と引退は当然だとする意見も相次ぎました。

このほかにも相撲界の今後を心配する声など日馬富士の引退を受けてさまざまな声が上がっていました。

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2017年6月 6日 (火)

江戸川区JR総武線・平井駅で起きた「痴漢騒ぎ」で電車停止、視聴者撮影

 最近、痴漢と騒がれホームから線路に飛び降りる事件が頻発している。本物の痴漢も当然あるだろうが、それにしても最近多すぎる。痴漢冤罪ビジネス出稼ぎグループにはめられ(チームプレーでw、痴漢やられたと叫ぶ女役、目撃者役、場合によればプラス非常ボタン押し役)狼狽したサラリーマンが発作的に飛び降り逃げようとしたケースがかなりありそうだ。ネットゲリラさんも取り上げているが、ほぼ真相をついてると思う。

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 ネットゲリラさんのエントリー。

(以下転載始め)

支那人痴漢冤罪集団
野次馬 (2017年6月 7日 04:17) | コメント(13)
http://my.shadowcity.jp/2017/06/post-11229.html

ネットで話題になり、TVでも取り上げられた総武線の痴漢騒動なんだが、「自称被害者」が中国人の女性で、「顔に肘が当たった」というので逆上し、殴る蹴るの暴行、それを止めようとしたら「痴漢だ」と騒いだというんだが、実は総武線では以前から、中国人集団による似たようなトラブルが続出していたらしいw

総武線で似たような経験があるんだが同じ女だろうか?
つり革持つ肘が女の頭に当たったというか当たってきたんだが、
その後俺のみぞおちに肘打ち何回もしてくるんで「やめてくれ!」って言ったら「さわらないでください!」って叫びだした。
脇で見てたおばさんが「この人触ってませんよ」っていってくれたんだが、今度はそのおばさんにパンチしはじめたw

以前から女子高生が痴漢冤罪ビジネスで稼いでいるという話はあったんだが、今度は中国人が痴漢冤罪ビジネスに目を付けたらしいw

(以上転載終り)

 

 TBSが配信した、6月3日午前0時すぎ、東京・江戸川区のJR総武線・平井駅で撮影された動画。

東京・江戸川区で「痴漢騒ぎ」により電車停止、視聴者撮影
http://www.dailymotion.com/video/x5pfngg

東京・江戸川区で「痴漢騒ぎ」により電車停止、視... 投稿者 osanpodeonigiri
2017年6月7日公開
1分54秒

 

↑動画の記事↓。

東京・江戸川区で「痴漢騒ぎ」により電車停止、視聴者撮影
ー 5日17時29分 ー
http://news.tbs.co.jp/sp/newseye/tbs_newseye3071364.htm

動画 1分54秒

 怒号が飛び交う、駅のホーム。この映像は、3日午前0時すぎ、東京・江戸川区のJR総武線・平井駅で撮影されたものです。この騒動の発端となったのは、ある「痴漢騒ぎ」でした。

 警視庁などによりますと、総武線・津田沼行きの車内で、中国籍の20代の女性が「30代の男性に触られた」と痴漢の被害を訴えました。居合わせた人が非常停止ボタンを押したため、電車はおよそ20分にわたり、平井駅で停車したのでした。

 「被害に遭われた方いらっしゃいますか?」(警察官)

 「全員被害者だよ!みんなだよ!みんな!」

 その後、警察官が男性から事情を聴くため任意同行を求めますが、男性は興奮している様子。それもそのはず、この騒動の直前、被害を訴えた女性が「自分の顔にこの男性の肘が当たった」と主張し、男性の腹部を蹴ろうするなどのトラブルがあったのです。そして突然、女性が「男性は痴漢です」と叫んだのでした。

 しかし、この一部始終は近くにいた複数の人が見ていました。

 「『この人やってないんだからいいじゃん、もう終わらせろよ』という怒号も聞こえた。証人と思われる人たちも1、2人ついていった感じです」(近くの車両に乗っていた人)

 目撃者たちが男性とともに任意同行に応じ、「男性の無実」を証言。彼らの証言が決め手となって痴漢の疑いは晴れ、男性は帰宅したということです。

 

関連:雑談日記2008年3月13日のエントリ。
「痴漢でっち上げ、女は泣き崩れる演技も」って、不良の恐喝アルバイト事件が起きちゃいましたね。満員電車も実は戦後自民党政治の貧困。

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